本当に良いマニュアルを入手出来たと喜んでおります。マニュアルを読ませていただき、さっそくそのとおりに実践してみれば見事に儲かるじゃないですか。半年前くらい前から株や為替で300万円強の損をした私にとっては天にも昇るような気持ちでした。 マニュアルさえ絶対に守っていれば損なんか出るはずがないことも確信できました。このマニュアルには本当に感謝しております。
(滋賀県 近江商人様)
10年以上勝ち続けるFX成功法則とは?城北忠明のコンテンツ紹介
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(滋賀県 近江商人様)
読み終えて、本当に「あたり」だと思いました。いままでいくつかの有料レポートを購入しました。ほかのレポートだと、タイミングの捉え方が難しかったり、高度な技術が必要だったり、ノウハウの効果を確認するまで時間がかかったり・・。 しかし、城北さんのレポートは実行していくときに明確なルールがあり、しかもそれが分かりやすい。効果(結果)も早く分かる。本当にめぐり合えてよかったです。
(埼玉県 S.T.様)
このマニュアルは、納得のいく理論で、わかりやすく説明されていて、購入して本当に良かったです。また、儲かる理論だけでなく、心理面・投資スタンスなどについても書かれており、非常に役に立ちました。 今年下半期からはこのノウハウのおかげで経済的に豊かになれそうです。本当に有難う御座いました。
(東京都 どんどこ様)
明確にそのルールが書かれていて迷いようがないという点がとても素晴らしいです。 このマニュアルのルールを忠実に守れば、100万円を元手に3ヶ月以内に今の年収を越えるため、いやな上司にゴマをする会社勤めを辞め、自分の夢に打ち込める見込みができました。ありがとうございます。 もう他のお金儲けの情報商材は一切買う必要はありません。資金もサラリーマンのお父さんの平均的な1ヶ月の小遣いで十分始められます。好きで勤めている会社は辞めなくてもかまいませんが、今の生活を維持するためだけの会社勤めは辞めたくなります。お勧めいたします。
(長野県 宮原様)‘編集する’
城北様のマニュアルを手にする前、他の商材を元にやったのですがこれまた今ひとつで何かいいものはないかなって思って、最後のチャンスと思い購入しました。 実際シンプルでとても分かりやすく、なおかつコンスタントに利益があげられているので、嬉しくて仕方ありません。これからも忠実に実践して、少しづつ利益をあげていこうと思ってます。 今まで失敗した方などにはお勧めですよ。本当に城北様のマニュアルに出会えてよかったと思ってます。どうもありがとうございます♪
(東京都 ゆうと様)
じっとチャンスが来るのを待ち、すべてが、一致したときに、躊躇せずポジションを取ったら、おもしろい位思いどうりになりました!どうもありがとうございました!!!このマニュアルは安すぎると思います!いい人過ぎます!本当にありがとうございました!!
(神奈川県 isao kitamura様)
トレード方法に具体性があるのは優れていると思います。 方法論は紹介しているものの、具体性が欠ける書籍、商材が多い状況下ですが、この商材は具体的に記載されているので評価に値すると思います。具体的に記載するのは勇気のいることであり、著作者に敬意を表します。
(東京都 YAMA様)
今までいろんなマニュアルを購入しましたが、難しくてなかなか実践出来ませんでした。(それはそれで勉強にはなったのですが) しかし!このマニュアルはすごいですね〜?「これが私が知りたかった事!」と目から鱗でした・・! 早速、1日目は5千円、2日目は2万円勝ちました♪ 本当にありがとうございました!m(^^)m
(石川県 FX初心者 様)
率直な感想としまして、「マニュアル通りにすれば『本当に』負けない!」 また、方法がチャートの形だけを見ればいいだけという非常に簡単であるために、株式で運用していた資金をFX用に移したくらいです。お金のなる木を手に入れた気分です。
(千葉県 M・T 様)
過去に、情報商材を、少し購入しましたが、ハッキリ言って糞でした。しかし、この商材は、究極の商材です 安すぎです。もっと、早く買えば良かったです。
(愛知県 ハム太郎 様)
マニュアルを読んでみると・・・「これなら勝てる!!」と確信のようなものを感じました。この手の情報商材で、こんな事を思ったのは初めてです。このマニュアルなら、初心者でも理解出来るでしょうし、稼げると確信するでしょう。 誰でも理解出来て、即使えるという点で、このマニュアルに敵うものは無いでしょう。とても簡単に書いてるのに、凄い事を書いてる、値段以上の価値があるマニュアルです。
(香川県 M.K様)
丁寧かつ親切に書かれていると思います。またメルマガやHPに書かれてある通り、本当に利益とれる商材だと思います。と言うより、勝ちたい人の為の究極のマニュアル本ですよね。 正直初心者でもそうでない人も納得いく本だと思いました。今回の商材は当たりでした。購入してよかったです。
(長崎県 Y様)
【10/28追記】朝。書くほどのことでもないのですが、一応書いておきます。寄り前の雰囲気からは「今日は買い」と見ました。ただ、それが続くかというと続かないと考えています。(=急な上昇は危険) 寄りからいくつか買いましたが、1-2日限定のつもりです。1週間通した場合には大して動かないのではないでしょうか。今週は金利が上がりそうな気がするので、考えた結果 ドル円ロングしました。(=米国・金は下がる?)
いずれにせよ、今週は上がるとも下がるとも言えず「積極的には手が出せない相場」です。そして、週の終わりには弱くなって終わると想定します。(仮想通貨も今は上がっていますが、まだ本格上昇にはならないと思います) やはり本文で書いたように「三連休明けに買い」ということで、私の戦略に変更はありません。
【10/29追記】昼。書いた後に考えが変わることもあるので、追記を書いた方が良いのか書かない方が良いのかわかりませんが、今のところ「流れが変わるとすれば明日」だと考えています。現在は一時的に上目線で私も強気買いポジションになり順調に推移しています。(金は円建てで買っています) 明日以降に米国株が崩れれば、“そこから次の相場” ということで仮想通貨の本格上昇が始まると見ています。米国から資金が抜かれるタイミングということです。
【10/30追記】朝。今晩あたりからダウを売るつもりですが、日経買いは今週中は継続します。正確には「円売り」にフルベットということで、クロス円ロング、金は円建てで買い。(=9/9以降上昇している対象を買い) そして、ビットコインはここから大統領選にかけてさらに上昇すると見ます。(※大統領選で確定売りが入ると思います)
【10/31追記】ザラ場後。昨日「円売り」と書いていたのですが、クロス円ロングも日経買いもロスカットになりました。(下がるとは考えていないのですが仕方ありません) 昨日予告していた通り、昨晩からダウを最大ロットでショートしており、これがプラスになって他の損失をカバーしている感じです。(さらにS&P500もショート検討) 現在は「仮想通貨・円建て金買い、ダウ売り(日本株買い)」というポジション(=見立て)になっています。今は為替の動きが特殊で難しいです。
【11/1追記】寄り前。週末の更新時点では『仮想通貨買い、その他は(どちらかと言えば)売り』と書いていましたが、この見立てに戻して今週を終えることにします。つまり、日経は下目線になります。金も下がりそうなので円建て金は小ロットにします。仮想通貨関連(ビットコインやメタプラネット等)は買い継続。その他、飲食・銀行などを買いで残します。(売りは主にダウ)あとはドル円をロングしてみます。(←追記ここまで)
先週も、陽線が1日出ただけで下がり続けた一週間。今回も前回更新および追記の内容から大きな変更はなく、ほとんど書くことがありません・・・(追記の内容も含めれば)事前に想定した通りに動いていると言えます。私はここまでほぼ「金(ゴールド)次第」というポジションでしたが、追記でも書いたように、金は先週が一旦の天井想定。先に書いておきますと、「今週は株もコモディティも下がって、その資金がいよいよ仮想通貨に向かう」というシナリオを想定しています。
衆議院選挙に米大統領選挙というイベントもありますが、それに関しては私は何も考えていません。(個人が考えて思いつくレベルのことはマーケットに織り込まれますので、それならマーケットだけ見れば良いからです) 今は、それよりも大きなことが起きようとしている時期です。10月が終わって11月に入るタイミングというのは、今年の中でもっとも重要な時だと考えています。
・・・・さて、今回は特に書くことがないので、月曜の追記内容から順番に振り返ってみようと思います。(※順番に見ていくと、売り買い判断のタイミングが合っているのがわかります。後で都合良く書き換えることはしませんし、間違った部分もそのまま残しています→)
<10/21(月)> この日は “寄り前”に追記をしたのですが、寄り前というのは実際、数十分程度の短時間での確認チェックです。私も一日で一番忙しい時間であり、さらには朝起きたばかりということもあり・・・どうしてもミスも出てしまいます。(ということにさせて下さい) そのため、朝に書いた内容に一部間違いがあり、その後書き直すことにしました。(注:書き直した箇所は「その後」の見立ての部分です。この日の想定部分は書き直していません)
この朝の時点での重要なポイントは、ドル円が下がって「ドル円149円」に達していたということ。そのタイミングで書いた内容がこちら→ 『今は円高ですが、一度金利上昇でドルが上がりそうなのでドル円ロングしました。(=円建て金も買い)』。
週を終えて見れば、このタイミングは完璧だったことがわかります。実際に金利が上昇したことで、先週のドル円は「この149円が底、その後153円まで上昇」することになります。ちなみに、この日はグロースが強く陽線だったことでグロースを買った人が多そうですが、私は「グロースは買う気になりません」と書きました。その後の書き直しの際にその記述は削除してしまったのですが、実際にグロースが上昇したのはこの日だけでした。
(※文章が長くなりすぎたので削除したのですが、「全体的に下目線」とは書いていたので、グロースだけに限定して書かなくても良いという判断で削除しました)
<10/22(火)> 前日の追記では『明日全体が下げれば良い押し目になる』と書いていました。実際に、この日の寄り直後から大きく下落。一気に1000円幅下がり、これで下値目標として書いていた日経38200円に到達しました。その時点では「この38200円は買い場」ということなのですが、このように書きました→
『良いところまで調整したので「今日が買い場」という認識なのですが、日経平均は買いでも個別では売り銘柄ばかり増えます。(※昨日グロースが上がりましたが、「グロースは買う気になれない」と一時書きました) ドルはそれほど下がらないと見ているので、それなら円建てのまま「金・銀・プラチナ・オルカン等」を買う方が今は確実性が高い気がします。(=個別株は売りも買いもしづらく、ポジション縮小する一方。私はあきらめて これら↑に9割入れることにしました。為替はポンド円ロング)』
ここで重要なポイントは、「日経は買いでも、ほとんどの銘柄では売り判定だった」ということ。そして、「ドルは下がらないと見て、円建てで貴金属等を買った」ということなのですが、これが大正解。逆に「これ以外の正解はない」というくらいの判断でした。というのも、ここから始まったのは「円安株安」。だからこそ、ドル上昇で直接上がる対象にベットしたのは正解でした。(=日本株は、円安銘柄さえも売られる展開になり、“株は売りで正解” でした)
<10/23(水)> 前日に「38200円は買い場」と書いていたわけですが、『正直、上がる要素が少なく、雰囲気は良くありません』とも書いていました。この日の朝の時点では38300円。当初の想定では、ナイトでもっと反発すると見ていたのですが、売買代金も少なく、これでは上昇は無理だと判断しました。そして先に書いたのがこの内容→
『今日は転換点になりそうなので書いておきます。日経買いは今日で利確。売買代金から見て限界なので、残念ながらここから下目線に切り替えます』(※ポンド円ロングもここで利確しました)
すると、どうなったのかというと、ちょうどここが天井となり、その以降は “週の終わりまで下がり続ける” ことになります。(=38000円割れに) また、それ以外に書いた内容がこちら→
『日経に関しては、今月中は上がらずに来月から急騰で考えています』 『金価格(ドル建て)は今週が一旦の天井。今のポジションはリセットして週をまたぐ予定』
というわけで、先に書いておいた通りに、木曜・金曜で メインの金などのポジションはすべて撤退。ビットコイン買いと、個別株を少し残して、大半を日本円キャッシュに戻して週を終えました。
先週の株全体を振り返っての印象としては、大半の銘柄が売りも買いもできないような状況だったため、ポジションは縮小していく一方。あまりにも買う銘柄がないので、ベースフードを買ったりしていたくらいです。(=下落局面でも資金が入っていたため) 正直、相場を見ても仕方がないので、ほとんど相場を見なくなっていました。
・・・以上。追記していた内容を整理すると→「ドル円149円のところでドル上昇を想定」「グロースが上がった日に買わない判断」「明日下がると言って翌朝に1000円下落」「円建て貴金属等を買ってからドル急騰」「先週書いていた下値目標38200円に到達」「その反発後に下目線に切り替えてから38000円割れ」・・・というのがピンポイントで的中となりました。
ただし、だからと言って、私のトレードがすべてうまくいったとは言いません。目線が変わっても、すぐにその方向にエントリーするわけでもありませんし、正直に書いておきますと、実際には「9割が金・銀など」のポジションだったと言えます。円建て・ドル建てが混じってレバレッジをかけているので把握できませんが、おそらく金だけで数億円規模のロングポジションになっていたと思います。その金が急騰したのだから、当然大勝ち・・・だったのですが、金の天井は10/23(水)で、その後に下がりました。水曜に大勝ちした分はその後 大幅に減ることになり、下がってから再度ロングした分は損切りになってしまい、結果的には大きな利益とまで言えません。それ以外のトレードは、多少の損切りもありながらも だいたいうまくいっているはずですが、資金量が大きくはないので、想定が当たっている割には大した成績でもありません。もしも水曜で終わっていれば、かなり良い結果だったのですが…(※銀は少しドテンショートしました)
さて、先週に追記した内容の中で、最後に転換判断したポイントが、水曜朝の「日経38300円から下落」というものです。当初の下値目標が38200円だったわけですが、これを本格的に割ってしまうと、次は “サポレジ転換”となって今後は “38200円を超えにくく”なります。
(なので、先週唯一陽線が出た10/24(木)では私は日経ロングしたのですが、引けでは手仕舞いしました。38200円付近まで戻る動きがあっても、“頭を押さえられて再下落” と見ていたからです。また、その後には38200円を背にして(逆指値を置いて)ショートしていました。これは金曜ナイトでストップにかかってしまいましたが、方向自体は合っており、現在は38045円まで下がって終了しています)
ここから考えている流れは、すでに書いたように「今月中は上がらず来月から急騰」というものですが・・・ 前々から「上がっても下がって、今月末が買い場」「いずれは上に抜ける」と書いていましたので、見立てに変更はありません。ただ、少し軌道が後ろにずれたこともあり、今は「今月末ではなく来月初の買いで良い」と思っています。
それまでは暴落するようなこともなく、上下しながら少しずつ下げていくのが理想です。(=逆に、もし「週明けに急騰すると危険」です。ここで急に上がると短期買いの利確が入りやすく、また天井(抵抗)を作ってしまう可能性があるからです。来週から本格的な上昇軌道に入るためには、ここで十分に売りも買いもこなして出来高を作っていく必要があります)
来週は日本はまた連休がありますので、三連休明けに買えば良いと(今のところ)思っています。(※冒頭にも書きましたが、私は選挙関連は一切考慮していません。BRICsの動きもそうですが、すべてマーケットに反映されますので、マーケットだけが正解です)
来週には11月に入ります。10月と11月では、金融に限らず世界ががらりと変わるように考えているので、現時点で細かく書くことは控えます。ただ、相場に関する大局だけ書いておくと、以前から言い続けているように「11月から急騰」「日本株が相対強くなる」「仮想通貨上昇」などのシナリオ展開を考えています。
(=日経は、4万円を超えれば1000円2000円の上昇は早いでしょう。ナスダックも高値更新したので、日経も遅行して続くはずです。ちなみにナスダックの高値更新は狙っていて注文も入れていたのですが、間違えて直前に注文を取り消してしまっていました。気付いた時には入るタイミングを逃して取り損ねました)
仮想通貨に関してですが、前回書いたタイミングが「上昇の初動」ということで、私は先週は一旦手仕舞いした後、再度買ったことを追記で書きました。細かい上下はあっても、今の水準よりも下には下がりにくい。このあたりが仮想通貨の底値として固まって、ここからは資金の流れが大きく変わり始めると考えます。
今週は、「株だけではなく金などのコモディティも下がり始め、それによって行き場をなくしたマネーが仮想通貨市場に流入する」という展開を想定します。前回「私の自己資金が少なければ仮想通貨にフルベットしてもいいくらい」と書きましたが、ここからの仮想通貨はそれだけ大きな上昇が期待できるということです。(特にイーサリアム) ですので、今週の戦略と想定はシンプルに「仮想通貨買い、その他市場は売り」と考えることにします。(※考えが変われば また追記します)
為替に関しては、最近は曖昧な言い方しかしていません。(転換点が近づけばはっきり言えるのですが、1週間前の時点では何も言えません) その理由というのは言うまでもなく、すでにスタグフレーション相場に突入しているからです。金利は不安定なので為替も不安定で、予測が難しい動きになってきます。(=ドル円は上がる・下がるというより、“中期的な大きなレンジ” というイメージ) 1ヶ月以上前から「ドルも円も安くなる」という話をしてきましたが、直近のセッションでも “ドルも円も同時に売られる”という値動きが頻発しています。相場が不安定だからこそ、リスク資産からは資金が抜かれていき、比較的価値が安定していると思われる対象に資金が向かいます。だからずっと「金、金、金」と言ってこだわってきたのですが、金(ゴールド)は先週で目標値に達したので一旦天井ということで、今週に関しては仮想通貨に注目します。
今後の金に関しては、前回も書いたことですが「このあたりを天井とした高値圏での推移になる」と考えています。ですので、下がればすぐにでも買うタイミングがありますし、今後大きくは下がらないはずです。(※と言っても、どこまでも上がるような軌道は現時点ではまったく想定できません。そのように煽る人もいるかもしれませんが、波動分析からは可能性が低く、再度大きく上昇するには ある程度の調整期間が必要になります。上昇余地は少なくなっています)
来月になれば、「米国から抜かれた資金が日本市場に流入」という展開も考えています。ちょうど金曜ナイトでナスダックが高値更新し、タイミング的にもぴったり重なりました。米国3指数が最高値=天井に到達したことで、ここからは中長期の下落へ。しかしながら、米国市場から抜かれたマネーは巨大なので、仮想通貨市場だけでは吸収できません。(※まずは仮想通貨はそれで急騰するのでしょうが) それだけのマネーを引き受けられる市場規模を考えれば「日本市場しかない」ということで、来月から日本に大きな資金が入ってくる・・・
(=良い意味でも悪い意味でも日本買いという展開。買うべきは大型株でしょう。わからなければ指数買いで良いと思いますし、米国株よりも期待値が高くなるはずです。現在ずっと日本株が下がり続けているわけですが、米国の天井形成がトリガーとなって、その流れが逆転するというストーリーです。結局、株価を押し上げるのは “マネー”以外になく、材料さえも関係なく、資金さえ入れば上昇します。逆に、資金が入らない(自社株買いもできない)小型株は厳しいということです)
とりあえず、そのあたりまでを今後のイメージとして考えています。いずれにせよ、世界的な大変動の局面です。常識だけで考えない方が良いでしょう。
・・・最後に、ポジションのことをまとめておきます。日本株は小ロットですが、売りの方が多め。CFDで銀を小さくショート(お試し程度です)。ビットコインを大きく買い。あとはキャッシュポジション(日本円)が最近の中でも最大になっています。
今週の投資戦略は「仮想通貨買い、その他は(どちらかと言えば)売り」。現時点では、買い場は来週の三連休明けで考えています。今週は適度に売買が増えて出来高を伴いながらの調整になれば、今後のシナリオ展開につながっていきます。中期的には「日経は買い目線」に変更はありません。来月の急騰で最高値を更新すれば、その後から下落になる気がします。
【10/21追記】(※申し訳ございません。朝一の寄り前に追記した内容に間違い(分析ミス)がありました。再度書き直させて下さい→) 寄り前。日経はまずは買い判定で、週の終わりにはまた下げることになると思います。(今は短期買い) 仮想通貨は昨日の段階で買っていたのですが、急騰したので一度利確しました。改めて買い直します。(=“イーサリアムが急騰直前”と言っていましたが、その通りになりました) ダウもポンドドルも利確済み。今は円高ですが、一度金利上昇でドルが上がりそうなのでドル円ロングしました。(=円建て金も買い)・・・ですが、”これは今日一日だけの動き” で、明日以降には落ち着くと思います。本文で書いた「金・ビットコイン・米国指数・各種コモディティ」というのは、明日以降に金利が落ち着いてから改めて狙っていきます。(※朝の時点ではドル上昇が続くような書き方をしたのですが、それは一時的だと判断して書き直しています。明日全体が下げれば良い押し目になると考えています)
【10/22追記】(後場)株は儲からず、金のおかげで大きくプラスという状況が続きます。(ダウショートしていたのを先ほど利確) 日経は下値目標38200円に到達。良いところまで調整したので「今日が買い場」という認識なのですが、日経平均は買いでも個別では売り銘柄ばかり増えます。(※昨日グロースが上がりましたが、「グロースは買う気になれない」と一時書きました) ドルはそれほど下がらないと見ているので、それなら円建てのまま「金・銀・プラチナ・オルカン等」を買う方が今は確実性が高い気がします。(=個別株は売りも買いもしづらく、ポジション縮小する一方。私はあきらめて これら↑に9割入れることにしました。為替はポンド円ロング。現在の銘柄選定は「9/9から上昇の銘柄を買い・下落の銘柄を売り」と考えています) 日経もロングしていますが安値割れでカットします。正直、上がる要素が少なく、雰囲気は良くありません。仮想通貨は、もう一日様子を見てから買うつもりです。
【10/23追記】(朝=日経38400円付近)今日は転換点になりそうなので書いておきます。日経買いは今日で利確。売買代金から見て限界なので、残念ながらここから下目線に切り替えます。(→その後ドテン売り約定しました) 入れ替わりに買いたいのが、米国株・仮想通貨・中国関連です。(→買いました) 金価格(ドル建て)は今週が一旦の天井。今のポジションはリセットして週をまたぐ予定。日経に関しては、今月中は上がらずに来月から急騰で考えています。(←追記ここまで)
完全に週明け寄り天。連続陰線で下がり続けた1週間でした・・・まず最初に、前回更新後に追記を重ねていますので目を通してみて下さい。今回は、それがすべてになります。どういう意味なのかというと、おそらくここで長々と1週間の想定シナリオを書いたところで「すぐに変わってしまうだろう」ということです。(そんな相場です)
1週間何も追記せずに「上昇想定でしたが下落に意見変更しました」「買うつもりでしたが売ってました」と後で言っても何の説得力もないので、想定が変わった時はあらかじめ書いておくべきだと思って書きました。もちろん、これを見ている皆さんからすれば、それでも思うことはあるでしょうが、それはもう仕方ありません。私自身 “少しでも正直に先出しで書く”ということをコンセプトにしているとはいえ、これは有料のサービスでもありませんし限界はあります。
今回はこのような相場ということもあり・・・最初にそのような前提の話から始めたいと思います。もし仮に、私が第三者の立場で、このようなnoteの情報を見て参考にするか?というと、参考にはしないでしょう。(※私自身がそうなので、当然これを見ての取引は推奨しません)
私も有料・無料問わず様々な投資情報を見たりすることはありますが、実際にはほぼ参考にしないのです。仮にその中で一番価値が高いと思える情報があったとしても、それを自分のトレードに活用する割合で言えば、せいぜい1-2割という感覚です。私はそれだけ どんな情報もほとんど参考にせず、そもそも “信じていない”というのが適切かもしれません。それでは、何を元にトレードしているのかというと、「実際のマーケットが8割」です。誰がどんなことを言っていたとしても、ニュースで何かあったとしても、判断の8割はマーケットを見て行っています。(※例えば、オプションの手口が売り判定でも、それだけで売ることはありませんし、100%テクニカルのみで取引することもありません)
ここでいうマーケットというのは特定の市場を指すのではなく、見れる範囲内の全市場のことを言います。日経・グロース、米国3指数、金利、為替、各コモディティやセクターごとの資金の入り方、その他指数など。特にチャートだけではなく資金の入り方(買われ方)は重要なのですが、それぞれの重要度合いはその時々の相場次第で変わるので一概に言えません。(重要度が低い場合や余裕がない時には見ないこともあります。個別株は500銘柄くらいを数秒程度でチェックしていきます)
ただ、「一番参考にならない」と思っているものが1つあり、それが個人投資家の一般的見解です。(※SNSやインフルエンサーの意見も含む) このことは何度も説明していますが、むしろ「逆指標」として見ます。
(※このページでも書きましたが、ここでいう“個人投資家”というのは、最低限の投資知識を持った人のことを言います。ある程度投資を勉強して情報収集して、最低限のテクニカルも理解しているような人たち・・・このような人たちが “間違える”のがマーケットです。だからこそ、投資というのは「人が考える逆」をやり続ければ勝てます。多くの人が損切りするところが絶好のエントリーポイントで、極論を言えばそれだけを意識すれば良いくらいです。理屈の通ったもっともな意見であったり、一般のニュースや情報はほぼ全部、逆を考えるようにします)
このようなことを前提にした場合に、私が常に「逆」を考えていたとしても、その意見の方が主流になれば、「また逆」を考える必要があり、相場というのはその入れ替わりの連続です。そもそも“騙し合い”の戦場のような世界ですので、少し情報収集したくらいでは役に立ちません。(※多くの場合、無視するのが正解です) ですので、私のこのような情報も、あくまで “現時点での私の意見”であり、展開が変わればまた変わるということをご理解頂きたいと思います。
そして、そのような前提を踏まえた上で、前回の「追記」を見て頂きたいのですが・・・ ここでは何度も意見変更をしているのですが、もしこのnoteを見て参考になるとすれば、この「意見変更をした」という事実です。もしこれが意見変更することなく、事前の想定にこだわったトレードをしていると、私は勝てていません。(=先週は「週明けから買い」と言っていたのを「売りに変更」したからこそ、比較的うまく乗り越えることができました。当初の予定通りに買い戦略をしていると損したでしょう)
このように、私が書いた内容そのものではなく、「相場の考え方」や「トレードの取り組み方」を見て頂きたいと思います。おそらく それが見ている方にとって役に立つ部分だと思います。(ということで、あくまで “現時点での話”をさせて頂きます→)
先に長々と余計な話をしてしまいましたが、ここから、先週の相場を振り返りたいと思います。先週の相場の印象を一言で言えば、「上値は重く、下値は固い」と言ったところです。そもそも売買代金も少なく、海外が買ってこないので上がりようがありません。かといって、下がれば公金の買いも待っているので大きくは下がらない。となれば、結局 “それ以外の要素”で動きます。半導体・為替・金利・・・だから今は株価自体で考えるよりも、他を見なければ何の予測もできません。そして、半導体・為替・金利等が動けばシナリオ変更しなければいけないのは当然です。これらが変わりやすいので、1週間前の想定シナリオはすぐに否定となり、残念ながら何の意味もありませんでした。
ですので、1週間前に書いた内容ではなく「追記」の方を見て頂きたいので、その内容を確認しながら振り返ることにします。
まず最初に、前回の更新時点で予定していた戦略は「週明けから買い」というものでした。ですので、実際に月曜(祝日)からは日経先物を大きく買っていたのですが、正直、その時点で4万円を超えるとは思っていませんでした。想定よりも展開が早いため、ここは一旦天井だろうと判断して40200円あたりで買いは利確撤退。そして、三連休明けの朝には『今週は買いではなく売り戦略にします』と書きました。また、『今日は買いを縮小して、明日以降に徐々に売りを増やしていく』とも書きましたが、そちらも正解だったと言えるでしょう。(→その後は39000円割れ)
その中で、『今はビットコイン以外に金も大きく買っていますが、金はあくまで短期です。金は上下しながら下落に転じると思います』と書きました。この部分に関して少し説明を加えておきますと、その時点ですでに、次は「金利上昇=ドル上昇」になると考えていたからです。
その後、火曜・水曜が過ぎたのですが、なかなか相場が動きません。そのため木曜の寄り前に『下がるとすれば今日なのですが…』と書いたのですが、その直後から実際に下がり始めました。ですので、これで想定通りの下落となりました。その日には『防衛・銀行等を買い、金はドル建てから円建てに変更』とも書いたのですが、これを書いた時点ではまだドル円149.6円付近だったと思います。その後には実際に「金利上昇=ドル上昇」という展開になり、あっという間にドル円150円を突破しました。(これも正解に)
そして、翌日の金曜の寄り前=日経39300円・ドル円150.2円あたりの時には、「円高想定にまた変更」ということで「日経買いもクロス円ロングも決済(金はドル建てで買い)」と書きました。すると、ここがほぼ天井となり、その後はドル円150円割れの円高に(※現在149.5円)・・・さらに “金が急騰”ということで、これもまた正解でした。
(※もともとドル円は150円台が天井で、次は「150円台→146円」という軌道想定でした。このことはどこかで書いたつもりだったのですが、もしかすると、まだ先だと思って書かなかったかもしれません)
このように、“今回は” 直前の想定がすべて当てはまりました。(※私は間違えた場合でも必ずそのまま残しますので、きちんと事前の予測通りになっているということです。もちろん、今回は運良く当てはまっただけです)
ですが、このような展開を1週間前に予測することはできません。いや、正しく言えば、ある程度は予測しており、「上がって下がって上がる」というような軌道は考えていたのですが、それでも、その上昇と下落がいつまでで・いつ転換するのかは相場次第なので、はっきり言うことができません。1日かもしれないし、3日かもしれないし、1週間かもしれない。なので、結局はその都度確認するしかありません。今回に関しては4万円突破への展開が早かったために、早くもその次の軌道に移行してしまい、だからこそ「ここからは下がる」ということで売り戦略に変更しました。(=日本市場は海外のヘッジに使われやすいこともあり、ザラ場では厳しい連日下落相場になりました)
・・・以上。わざわざこのように詳細を振り返って説明したのは、今は “このような相場”だということを理解して頂きたかったからです。そして、だからこそ「今回細かくシナリオ分析したところで、おそらく意味がないだろう」ということも同時にお伝えしたかったのです。
さて、ここまでの話も前置きのようなものです。先週の振り返りをさらに続けることにします。
今の相場は「上値は重く下値は固い」「海外が買わないから上がりようがない」ということですが・・・このような見立てをした場合に、どんな戦略を取るべきか?あなたならどうしますか? 私は、この週末の現時点では「ポジション縮小(=日本円増)」という選択になりました。ただ、これは別に縮小しようと思ってそうしたのではなく、結果的にそうなりました。というのも、最終の金曜というのはちょうど「円安→円高」に戦略を変更した日でした。そうなると、“円安銘柄は手仕舞いして円高銘柄を増やす” ということになるのですが、手仕舞いする銘柄が多いのに対して、入れ替わりで買える銘柄が少なかったために、“ポジション全体では縮小して終わった”ということです。(※今回は円高想定なので、“日本円増でも間違いではない” ので別に良いのですが)
ただ、売り買い比率では、買いの方が多くなりました。直前までは “売りの方が多いか、売り買い同程度” で推移していたので、これは意外でした。銀行やディフェンシブ銘柄が買いで残り、鉄鋼などが売りで残りました。(買7売3くらい) それでもポジション全体は縮小しているので、ある意味 “日本円ポジションが大きい”ということになるのですが、それとは別に、現在メインとなる最大のポジションになっているのが「金(ゴールド)」です。今は(円高想定なので)ドル建てのみですが、最大限のロットで買っています。
(※ビットコインに関しては一旦手仕舞い済みです。手仕舞いした理由は、68000ドルでは抵抗が入ると考えたため)
実際のところ、先週の利益は「ほぼ金とビットコインによるもの」です。株は、大きな損切りはなかったので悪いトレードはしていないはずですが、それでも、大して動かない上に下落相場だったこともあり、ほとんど利益になりませんでした。決算をまたいで20%以上上昇したものや途中ストップ高もあったのですが、トータルではほぼ変化なし。というより、やはり “金とビットコインの強さ” の方が際立ちました。(※先物は、このような相場なのでロットを抑えていて利益は小さいです。また、頻繁に入れ替えたことによる細かい損切りもあります)
今思えば、夏頃から私は金、金、金と言い続けています。正直なところ、この数ヶ月は「儲かっても損しても金次第」と言えるくらい、金に振り回されるパフォーマンス推移でした。ですが、ここまでの相場を振り返って確認すれば理由がわかります。日本株は、7月に最高値達成して以来 “大きく下げたのを戻しただけ” です。その一方で “金やダウは上がり続けており”、どちらの市場が利益を出しやすいのかは明白です。イージーな市場とハードな市場があったとして、わざわざハードを選択する理由はありません。つまり、今は無理に株で稼ごうとしなくても良い気がします。日本株から資金が抜けるのも仕方がないのかもしれません・・・(日本市場から資金が抜けているのは、今後の金利上昇を織り込んでいるからだと考えています)
(※それ以外に細かいことを補足で書いておきますと、今回は「買いと売りを間違える」という痛恨のミスがありました。1日持ち越してから気づいたのですが、想定は合っているのに真逆のポジションなのでマイナスとなってしまい、これはもったいない損失でした。
あと、金曜ナイトに入ってからは「ダウをロング」しました。(→その後に最高値更新) 普段のCFD口座は金を最大限に買っていて余力がなかったため、急遽、別のCFD口座にも資金を移しての追加ロングでした。通常であればそこまでしないのですが、前述の通り 今は日本円キャッシュが増えていたので実行しました)
さて、振り返りはここまでで、ここからは今後の展開についてですが・・・
何度も繰り返しになりますが、「上値は重く下値は固い」「買われないけれど下がらない」そんな日本市場において、何をするのが正解なのか?今無理に取引しなくても良いのでは?というのが、前提となる私の見解です。もしそれでも参加するのであれば、今見るべきは金利と為替で、それに合わせたトレードをするのが適切だと考えます。
そして、今週の展開をどのように見ているのかというと、基本的には上げ下げを繰り返すだけになりそうで、その中であえて言うとすれば「コモディティ上昇」でしょうか。ビットコインは改めて買いたいですし、そろそろ多少は原油が上がっても良い気がします。その他のコモディティもいろいろ見てみようと思います。
(※「ドルも円も下がる」というシナリオ展開については1ヶ月前から言ってきましたが、今はそれが明確になっています。そして、現時点ではこの流れに乗るのが正解になります。この状況を私は「インフレではなくスタグフレーション」と表現してきましたが、だからこそ “金買い”なのです。この違いは理解しておいて下さい。(=不動産は最近は空売りしています) なお、金利は上下しやすいために、円高・円安は入れ替わりやすく予測が難しいです。ドル円は、ドルと円のどちらが「より下がるか」の相対で決まることになります。
また、この場できちんと説明しておきたいのですが、「それなら最初から金やビットコインをずっと買っておけば良かったのでは?」と言い出す人がいるかもしれません。しかし、それを言う人はおそらく投資家ではない人だと思います。なぜ私が夏以降のタイミングで金買いにこだわってきたのかというと、「株から金に資金が向かうから」です。つまり、投資家であれば「株が上がる時期には普通に株を買うのが正解」であり、今はそうではない時期なので金やビットコインと言っているだけです。この点を誤解のないようにお願いします。私はその時々でもっともベストな選択判断を書いているだけで、そうすることで効率の良い資産運用が可能になるのです。(そして、最終的には買いっぱなしの投資ではうまくいきません。どんな状況下でもプラス推移できてこそ、勝ち続けられる投資家だと言えます))
・・・というわけで、今週ははっきりした展開にはならないと考え、金・ビットコインや各種コモディティを中心に狙いたいです。日本株に関しては、その時々の相場に合わせてという感じです。(=買い目線ですが、上がってもまた下がる想定です。日本株よりは米国株の方が良いと思います。特にダウ)
金(ゴールド)は、為替を見て円建て・ドル建てを入れ替えたりするつもりです。ドル建ての金はそろそろ天井が近づいており、来週には下げる(=ドルは上がる)と見ているのですが、もしそうなれば(ドル上昇なので)円建ての金は上がるのでしょう。このように、為替に合わせて円建て・ドル建ての調整はします。(※金が天井をつけても下落軌道に入るのではなく、高値圏では推移すると思います。そのため、その状態で円安になれば “円建て金価格は上昇”という考えです)
さらに、今週以降の話もしておきますと、「今週は比較的堅調であっても、来週に一度崩れて、来月から急騰する」というようなイメージで考えています。要するに、「本格的な上昇は11月から」というのが以前から変わらずに継続している見立てで、だからこそ中長期の戦略であれば「10月末あたりに買えば良い」と考えています。
(=今週に関しては「買っても後で下がりそう」なので、買うとしても短期目線になります。現在の下値目標としては日経38200円まで下がる可能性があると考えているのですが、逆に言えば、その水準なら買いでしょう。どちらにせよ、今週は買い優勢・来週は売り優勢と考えています)
とは言え、すべて現時点での考えです。「上がってから下がる」というのが数日後になるかもしれず、そもそも冒頭で説明したような相場なので、はっきりしたことは言えません。
ただ、それでも「中長期的に今から一番期待できるのは何か?」と聞かれれば、今なら「仮想通貨」と答えます。仮想通貨は、前々から言っているように「本格上昇は11月で、今はその初動」という考えです。まだ初動ということは、資金効率だけで言えば「今は株よりも仮想通貨を買った方が正解」になりそうです。(※もし私の自己資金が少ないなら、ここでフルベットで狙うかもしれません) まずはイーサリアムが急騰直前で、非常に期待値が高いです。ビットコインでも株よりは資金が向かいやすいはずで、私も今週から また大きく買っていきます。
それでは、最後にまとめていきます。
私の現在のポジションですが、株は大幅縮小して「買7売3」のような比率。(銀行やディフェンシブなど円高銘柄を買い) CFDは金を最大限に買い、ダウ買い。為替は大きなロットで「ポンドドルロング」(※今はドル下落想定のため。すぐ変更するかもしれません)。日経平均は難しいのでノーポジションで、今週も日経は上がっても下がる想定です。今週は「金・ビットコイン・米国株指数(特にダウ)」その他、それに連動する銘柄を狙うつもりで、ドイツ株にも注目しています。
中長期的には「11月が本格上昇なので10月末が買い場」という想定。しばらく上げ下げが続いたとしても、最終的に抜けるのは「上」になるはずです。もしかすると東京メトロ上場で売買代金も変わってくるかもしれませんし、今、金などに向かっている資金の流れが変われば、「日経4万円を抜けて1000円-2000円幅の上昇は早い」と見ていますので、もう少しの我慢です。(注:何度も言いますが、あくまで現時点の見立てです)
今はわざわざ難しい市場に参加するよりも、簡単でわかりやすい市場を選ぶのがポイントだと思います。以前も書いたことがありますが、トレードが上手い人は、最初から「簡単な市場(=勝ちやすい投資)を選んでいる」のです。個人投資家には何の縛りもありませんので、株だけにこだわる理由はありません。自由に市場を選択(※参加しないという選択も)できるのが個人投資家の強みだと言えます。
現在の私がそろそろ考え始めて悩んでいるのは、今は長期運用の方でも「株ではなく金」にしているのを「どのタイミングで株に戻すか?」です。今は金買いで良くても、年末には株価上昇すると見ているので、どこかで「金から株」に入れ替えなければいけないのですが・・・その前段階では「日本↑米国↓」の展開も想定しているため、日本と米国では状況が異なって難しいです。まだしばらく時間があるので、その時まで軌道を確認しながらゆっくり考えることにします。
【★現在、アンケートをご用意しています。2年前のアンケートと同じ内容なので、以前回答して頂いた方は無理に回答して頂く必要はありません。(もちろん再度回答して頂いても構いません) もしよろしければお願いします。
ちなみに、将来の悲観シナリオを気にする人が多いのですが、それは適切なトレードをしていれば何も問題ないでしょうし、万が一それでも問題が生じるような事態になれば (お金の面では)何をしたところで意味がないと思います。そうなればお金以外を考えるべきだということです】
【10/15追記】(前場)想定よりも展開が早いので予定変更します。昨日から日経もビットコインも大きく買っていますが、早くも日経4万円を超えたので「今週は買いではなく売り戦略」にします。日経が下がるというよりも米国が天井をつけそうで、ここからは利益確定が入りやすく難しい展開になると思います。(=選挙相場でも下げそう) 現時点では新規で空売りするような銘柄はないのですが、不動産・鉄鋼などは売り目線。今日は買いを縮小して、明日以降に徐々に売りを増やしていくと思います。(日経も本日中に利確します→ 利確してドテン売りしました)
(ナイト)ビットコインが上がり、NY時間で株価が下落開始しました。先に書いていた通りの展開になったということは、「ここが株の天井になる(上昇波の終了)」と考えています。今月は基本的に下落相場を想定していますのでご注意下さい。(=昨日エヌビディアが危険な位置で止まったと感じており、アドバンテスト等を空売りしています。予定通り明日以降も売りを増やしていきます) 今はビットコイン以外に金も大きく買っていますが、金はあくまで短期です。金は上下しながら下落に転じると思います。
【10/17追記】(寄り前)その後、ほとんど動いていません・・・下がるとすれば今日なのですが、今日下がらない場合は下目線は解除して、買いを増やしていきます。(今日買うなら防衛でしょうか)
(ザラ場後)寄り前に「下がるとすれば今日」と言いましたが、寄り後から下がりました。二転三転しているように思われるかもしれませんが、一応これで事前に書いた通りの動きになりました。今週は寄り天で連続陰線なので「今週売り戦略で正解」となります。これ以上書くとキリがないのでここまでにしますが、今日はビットコインを一旦利確し、株は防衛・銀行等を買い、金はドル建てから円建てに変更しました。(=金利上昇で円安想定のため) 小型株の空売りはまだ残していますが、ここから日経は上目線に変更。買いで週をまたぐ予定です。(※夕方にオプション出来高を見たところ、プットの利確が入ったように思います)
【10/18追記】(寄り前=日経39300円・ドル円150.2円付近)もう書かないつもりでしたが、予定変更なので書いておきます。「買いで週をまたぐ」のは取り消して一時的に下目線。日経買いもクロス円ロングも寄り前に手仕舞いしました。また円高想定になるので、金はドル建てでも大きく買いました。(※あくまで上目線の中での短期下目線ということです。週末に解説します)(←追記ここまで)
今回は木・金に時間が取れず、あまり相場を見れませんでした。この文章も、いつものように金曜から準備することができなかったため、時間をかけて書くことができません。それでも、相場の方は「当初の予定から大きく変わる展開」になりそうで、書かなければいけないことが多いです。
先週の相場を一言で言えば「日経平均=ユニクロ」・・これに尽きます。前回このようなことを書きました→ 『ここではグロースも普段以上に買いましたが、額で言えば一番大きいのがユニクロ(ファストリ)です。相場を見ている人なら気づいていると思いますが、今何が起こっているのかというと「選挙相場の上昇」です。日経平均を押し上げるにあたって、寄与度の高い銘柄が中心に上がることになるので、それならユニクロを買うのが直接的で有効というのが判断理由です』
そして、その後の追記では『“ユニクロ買い”をしていたのは大正解でした』と書きましたが、ここまで言うほど「日経平均=ユニクロ」なのです。ユニクロ1つで日経平均を押し上げ、目標SQ値に到達しました。そのため、日経平均だけを見れば確かに上昇していますが、“その中身は実質ユニクロ”なので、大半の銘柄は大して上昇せず。特に小型株はまったく恩恵なく下がり続けた1週間だと言えます。(=TOPIXはグロースよりはましですが、それでもNT倍率の大きな乖離を見ると、どれだけ先物(ユニクロ)が突出しているかわかります)
相場操縦と言えるくらい極端で “いびつ”な選挙相場・・・週明けは寄り天で大幅下落していましたが、その後でも「100%買い」ということを繰り返し追記しました。(※後になって「買ってました」と言いたくなかったので書いておきました) 日経先物も大きく買い。前回からずっと積極買いを続けてきましたが、この相場観は正解に。さらに先週は「米国株高値更新」も言いましたが、こちらも正解となりました。(米国株指数でも大きく買いで取れました)
さて、このような上昇相場は想定通りだったのですが、問題はここからです。先に言いますと、本来であれば “SQ特有のイレギュラー”だと思っていた流れが、本流にも影響してシナリオが変わることになりそうなのです。というのも、当初は「SQの後は下落」と考えていたのですが、今後の大きな資金の流れが変化しました。ユニクロだけで日経を押し上げ、日経を押し上げたことによってマーケット全体を変えるシナリオが生じたのです。(=具体的には 「日経39550円を終値で超えること」に非常に大きな意味がありました)
まずは、当初考えていたシナリオをまとめると、次のような流れになります。(※今のところ、この数字は ほぼ的中だと言えます)
「①SQに向けて日経は目標値39800円まで上昇・ドル円149円台が目標→ ②ドル円上昇が止まれば米国株が高値更新→ ③米国株(S&P500)の高値目標5880達成後に暴落開始」
この週末時点では①と②が終了し、週明けからは ③で本格的な下落と考えていたのですが・・・当然のことながら、この③というのは(米国市場終了という意味のため)マーケット全体に影響すると考えていました。そのため、今週からは「市場全体がリスクオフで売り戦略」と考えていたのですが、これが変更となりそうです。これを変えたのが、日経平均の “不自然な強さ”なのです。
先週までは「日経4万円を目指しても4万円到達は無理」というのが私の一貫した見立てでした。(だから目標値は4万円手前の39800円) これは海外の手口からも明らかで自信がありました。(=日経4万円と言い出す人が増えれば増えるほど、それはないと思えました) ところが、SQ後から金曜ナイトの動きを見て、今現在は「ここから4万円を超える」という想定に変わっています。
当初は「SQ前の木曜が日経の高値で、あとは下落」と考えていたので、私も金曜には売り転換のつもりで売りポジションを建てました。ただ、本来であれば、ここから完全に売り目線で「売り100%」にするくらいの感覚だったのが、思ったよりも強いために遠慮して「買5売5」のニュートラル判断で終わることにしました。三連休で雰囲気が変わって “週明けには大幅下落スタート” のようなイメージだったのに、ニュートラルにしたというのは、それだけ “上向きに変わりつつある”ということです。だからこそ、今のメインシナリオは「週明けからは強気買い」ということに変わりました。説明が長くなりましたが、これが大きな変更点です。(ただし、注意があり “大型株中心”という条件付きになります。後ほど説明します)
ここまで、大まかな流れと今後のシナリオ変更について先に書きました。ここからは先週のトレードの振り返りですが、まず最初に触れなければいけないのが、追記で書いた “金買いのロスカット”です。月曜に最初の追記をした際、ちょうどこの日が “金の買い場”という判断だったので、そのことを書きました。ところが、そのタイミングで金が上がらなかったため、ロスカットしたことを改めて追記しました。本来であれば “月曜から上がれば上昇トレンド”だったのですが、想定通りにならなかったので「シナリオを否定」という意味での追記でした。その直後に金は下落したので その時点でのロスカットは正解だったのですが、この週末時点ではまた上がっているので間違いになるのかもしれません。しかし、今の上昇はすでに想定外の動きになっているので、どちらにせよ入る気はありません。ここからの金は、上がったとしても下がりやすく、なかなか触りにくいです。短期限定であれば買ってもいいのですが、中長期で買うのは上下波動が落ち着いた後にしたいので、今のところ今月下旬あたりで考えています。
それよりも、今から買うのであれば「仮想通貨」です。仮想通貨は「11月からが本格上昇。10月の下がったところが買い場」という考えでしたが、前回更新時から若干流れが変わって、早くも「今週が上昇の始まり(起点)」になりそうです。ビットコインよりもイーサリアムの方が値幅が取れそうですが、どちらでも “今週押したところが買い場”と見ています。(=今の上昇が下がってから買い)
株の方は、先週は基本的にリスクオン判定で、下がっても買って「100%買い」を継続していることを書きました。「SQに向けて上昇し、実際のSQ値では下がる」と見ていたので、木曜に買いポジションの大部分は手仕舞いしてプットオプションを少し買っておいたのですが、SQでは逆に上がる結果になったためプットは権利放棄で終わりました。このSQ値は “ユニクロによるもの”だということは最初に書きましたが、予想外だったのは、「このSQ値が “幻”で終わらずに、その値に追随するように現物も上昇したこと」です。この展開は非常に大きな意味があり、これによって今後の大きなシナリオ変更に影響することになります。
前提として、今の相場は難しいです。先物やオプション手口だけを見れば “下目線”で考える方が正しいのですが、それを「選挙相場」というイレギュラー要因が加わることで難度を上げています。極端な言い方をすれば、当初は “ユニクロだけの不自然な上げ” だったものが、今後 “大型株全体に波及する展開” になりつつあります。なぜそのように言えるのかというと、売買代金が少なくて値が飛びやすくなっているためです。本来であれば、先ほど書いたように「日経4万円を目指しても4万円到達は無理」のはずが、“もしも”4万円を超えることになれば・・・一気に1000円 2000円の上昇に繋がる可能性が出ているのです。(※ファーコールも入ってきています) そうなると、どちらに期待値が発生するかというと「上方向」ということになり、この連休の下落リスクさえこなせば、次は “急騰するシナリオ”が想定できます。ちょうどタイミング的にも、“米国株が高値更新して天井をつけた後に資金が向かう先は?” と考えれば、「次が日本になる」というのはストーリーとしても適切です。「今後、日本株が相対強くなる」という話は前回・前々回でも書きましたが、その強さが大きくなったと考えられます。(※当初は「米国よりはまし」というような意味合いでしたが、今は「日本株が強い」という意味になろうとしています。となると、「日本株も最高値を目指す」と考えるのが妥当なのですが、そこまでをユニクロだけで引き上げるのは無理があります。だとすれば、このゴールから逆算して想定できるシナリオは「半導体の再上昇」なのかもしれません)
これでまた暴落シナリオが遠のく可能性があるのですが・・・これも相場なので仕方ありません。この三連休さえ何もなければ、「選挙相場で暴落回避」というのが今のメインシナリオになります。
先週の個別株トレードに関しては、木曜までが全力買いで、金曜から売りを増やしながらも(大きな売りはリスクを感じたので)「買5売5」の売り買い同程度に留めておきました。ポジション規模は大幅縮小して、基本的にはニュートラル判断ということです。(※その時は円高で考えていたので、銀行などの大型株買い・グロース売りという感じのポートフォリオ) 為替はリスクオン時にはポンド円ロングをしていて、現在はドル円ショート保有。週明け、リスクオンに転じたタイミングではドテンロングする気がします。(※ドル円以外かもしれませんが)
米国株は、最初は半導体銘柄を買って利確した後、次はバークシャーやゴールドマン等の買いを考えたのですが、とりあえず一旦様子見ということでノーポジション(ドル資金)にしています。CFDの方は、金のロスカットの後に「日経・S&P500・ナスダックをロング」して大きく利確した後はノーポジション。その後、日経ショートを少し狙っていましたが約定せずに終わりました。
今回は時間がなくて書き方が良くないかもしれませんが、ご容赦下さい。ここから、今週の戦略についてまとめていきますが・・・
現時点ではまだ売り買い判断はニュートラルです。(どちらかと言えば、週明けに下げた方がシナリオ通りです) そして、この週明けからは「日本↑米国↓」という展開をメインに考えていきます。さらに細かく言えば、「大型株↑小型株↓」とも言えます。実際に買うか売るかは各銘柄ごとの判断になりますが、ちょうど今月に入ってからの相場が大型↑小型↓ですので、“今月の相場をイメージして銘柄選定” すれば良いかもしれません。(=今月上がっている銘柄が買い候補、下がっている銘柄が売り候補。日経買い・グロース売り、金融買い・不動産や防衛売りなど)
為替は、これまで “ドル円149円台が天井”という想定だったのですが、地合いが上記のようになれば「円高ではなく円安」になってしまうので予測が難しいです。現在のドル円ショートは早めに撤退することにして、どうするか考えます。(※今は金利が上昇しやすく、“イレギュラーが主流” になりやすいので難解です。軌道から見れば、ドル円は短期で下がっても その後は上昇しそうで、そうなれば「日本↑米国↓」のシナリオ展開とも合致することになります)
そして、それ以外では仮想通貨です。これは11月の本格上昇に向けた “上昇の初動(起点)” になるイメージで、今週安くなったところを拾うつもりです。(※その他、原油も同様に買っても良いかもしれません)
・・・今回は以上となります。この先の大統領選に向けた大きな流れも、上記のシナリオの延長で考えることにします。「暴落確率よりも急騰確率の方が高まっている」というのが、前回からの大きな変更点です。ただし、それは一部の銘柄セクターに限定した話で、“金利上昇の株高” や “インフレ進行(正しくはスタグフレーション)”を考えて銘柄選定しなければいけません。直近の相場で下げている銘柄は早めにカットして、上昇銘柄に乗り換えるのが大事ではないでしょうか。
【10/7追記】月曜。追記するほどのことではないのですが、メモとして書いておきます。目標高値39800円達成の後、寄り天で下げて始まりましたが、まだ「100%買い」を継続しています。ディスコなどがマイ転しており、やはり “ユニクロ買い”をしていたのは大正解でした。(寄与度の高い一部の銘柄だけで引き上げています) ここからの見立てですが、ドル円は天井をつけたとしても、日経平均はセクターを入れ替えてまだ上がると見ています。とりあえず本日強かった銀行等を手仕舞いして、金をドテン買いしました。(※見落としていたのですが、雇用統計後でも金ショートが一部残っていました。そのためドテン買いとなります) また、香港株を打診買い。ここから再びスタグフレーション傾向に上がる想定で、“9月中に上昇している銘柄(=金と連動)”に入れ替え。(※飲食が増えました) 日経先物は一旦利確後に再度買い。円建て金・銀も買い。為替は豪ドルロング狙い。今週中盤までは堅調で、崩れるのはその後になると考えています。SQには下がるでしょう。ただ、米国株に関しては今週中は堅調で、崩れるのは週明けになるかもしれません。(※為替(金利)やSQの関係でズレがあります。そのため、現時点ではまだ売りポジションは持っていません)
【10/8追記】(ザラ場後)きちんと書いておきます。結局、金はロスカットしました。上がるべきタイミングで上がらず、ここで上がらなければ厳しいので、しばらく金を狙うのはやめます。(=今月は“どちらかと言うと” 金は下がりそうです) 本日は全面下落となりましたが、下がったところで株を積極買いしました。100%買いは継続、日経先物も強気買い。中国株が下がったので、そろそろ米国株が高値を目指して上がると思います。それでも日経はSQ後に下がると見ているので、木曜が天井想定(目標39800円)。その後は下目線で、来週から本格的に下落相場が始まると考えます。つまり、ここからの米国高値更新が最後の上昇局面になるのではないでしょうか。(注:木曜を天井想定に変更しました)(←追記ここまで)
総裁選から1週間・・・戦争リスクが生じるなど、連日ニュースのヘッドラインで乱高下する週となりました。(そして金曜ナイトで想定通りの急騰!) 非常に内容の濃い1週間なので何から書いていくか悩むのですが、思いつく流れで書いていきます。
まず、前回更新時点では不透明な部分が多く、基本的に「わからない」ということを前提としていました。ナイトで先物が暴落していた中、私は売りポジションは持っていなかったのでそれなりの損失は覚悟していたのですが、実際にはそこまで大したことはなく、平時の損失の範囲内という感じでした。そして、その時点で「当初のシナリオは継続」という判断をしたこともあり、追記で書いておくことにしました。
ただ、その後にイランのミサイル攻撃があったり、とにかくヘッドラインで動かされる相場です。後になって「買ってました」「売ってました」は誰でも言えます。複雑なトレード履歴を後で書いても “後出し”にしかならないので、できる限り先にメモとして書いておこうと追記を重ねていたのですが、やはり難しさを感じました。後出ししないように追記をしても、途中で考えが変わればその追記を書き換える必要があり、何度か更新を繰り返してしまいました。私は、確定した後にごまかすような変更は絶対にしませんが、確定する前の時点では 考えそのものが変わることもあり、もしかすると途中で意見変更に思われることをしてしまったかもしれません。ただ、「大局の相場観は当初から何も変わっていません」ので、まずはそのことを説明したいと思います。(※実際にシナリオ通りの展開になっています)
前回から書いていたシナリオ(相場観)というのは、「先週は上下しながら上昇→ 今週の週明けに急騰して日経4万円を目指す(目標値39800円)→ その後に米国株が天井をつければ暴落(日経36000円へ)」というものです。(※イメージできるように目標値を追加しました。金曜ナイトですでに急騰していますが、この値はその“急騰前から” 用意していた数字です)
確認して頂きたいのは、先週の相場というのは元々「上下しながら上昇」という想定だったということです。(=ニュース材料に関係なく、最初からジグザグ軌道の局面だったのですが、実際に連日ギャップアップとギャップダウンを繰り返すことになりました) ですので、そのような局面では、何が正解になるのかは時間軸によって異なります。短期戦略であれば「上がったら売り・下がったら買い」になりますし、中期であれば「下がったところで買い」、長期であれば「何もせず天井を待って売る」ということになります。ですので、買いか売りかの判断は、採用している戦略によって異なります。大事なのは、それぞれの時間軸で正しい選択をすることです。(※そのためには、事前に軌道を想定しておく必要があります。ちなみに、このような相場では「上がると思った・下がると思った」と後で言う人が続出します。時間軸を無視すれば どちらでも当たるからです。私自身は、すべて前もって言っています。今回急騰してから上がると言い出す人は、果たして当たるでしょうか?)
一応、この数日の流れを先に書いておこうと思ったので、木曜日の追記でこのように書いておきました→
『今日円安、明日円高、週明け円安のようなイメージで上下しながら来週高値(急騰)→ その後暴落を想定。来週がクライマックスの展開になりそうです』
大事なことですが、木曜日は大きく円安に動き、翌日も円安続きで上がるような雰囲気だったからこそ、“明日は下がる”という意味で「明日円高」と言いました。その日は実際にザラ場中は円高方向に下がり、ナイトになってから再上昇しましたので、事前に想定していた通りです。(→さらに週明け急騰するのも正解でしょう)
ただ、今後このように「円安で上昇」「円高で下落」という表現が、適切ではなくなってくると考えています。そして、このことに関して、前回書いた内容で訂正しなければいけない部分があります。今後のシナリオに関して、私は「急な円安に備える」と書いていたのですが、これは間違いでした。細かい解説に入る前に(忘れないうちに)先にこの部分を訂正しておきたいと思います→
なぜ「急な円安」という書き方をしてしまったのかというと・・・それは前々から言っている「ドルも円も下がる」という状況に起因します。これまで「ドルも円も下がるから市場全体は上がる」という話をしてきたのですが、その中で “ドル円だけを見て” 円高・円安と言うのがあまり正確ではなくなりそうなのです。もちろん、日経平均に対しては意味があり、実際に「日経は結局ドル円次第」という状況が続いています。日本株自体に主体性が見られず “単にドル円に連動して上下しているだけ”という局面が夏以降見られており、このnoteでも頻繁にその説明をしていました。ただ、直近の為替との連動性を見ていると、そろそろこの傾向が変わりつつあると考えています。この点を見落としていたために、今後の長期予測(の為替部分)で間違ったことを書いてしまいました。
長期予測として、前回このように書いていました→ 『その後(10月中旬以降)のシナリオのことも以前書きましたが、その次は「ドルに資金が向かう」展開になり、そうなると「円安で相対的に日経が強くなる」と考えていました』
この部分に関しては、実は逆から考えて導いた考察であり 「今後 相対的に日経が強くなる→ つまり円安」と考えていたのですが、これが正しくありませんでした。それに気づいたのは、金(ゴールド)との相関も組み合わせた時に生じる矛盾でした。これ以上細かい理由を説明しても長くなるだけなので結論を書くことにしますが、今後(10月中旬以降)は「日経↑金↑米国株↓」という展開を想定します。そして、単純にこの「日経↑米国↓」という点だけを見て “円安”と書いてしまったのですが、「金↑」の条件を組み合わせるとそうではなくなります。そこで、ドル円以外の通貨も考察に加えることでわかったのですが、「日経↑金↑米国株↓」の局面では「ドル円↓ドル円以外の通貨↑」だと考えます。つまり、端的に言えば「米国(ドル)から資金が抜ける」ことによって、それ以外のマーケットが上昇するという流れになります。(=日本にも資金が向かうので「ドル円で見れば円高でも日経が上昇」することになります。ドル円では円高でも、他の通貨に対しては円安・・・ですので、“ドルに資金が向かう”と言った表現も正しくありません)
長らく米国主導だった株式市場がこれで崩壊に向かうのでしょうが、マネーは消えてなくなるものではありませんので、必ずどこかに向かいます。日本、ゴールド、ドル円以外の通貨・・・(中国・香港も候補に) ただ、この局面は現時点からすれば「次の次の次の展開」の話になるので、今回はここまでにします。今週以降、実際に「急騰→急落」が起こってから書いた方がより精度が高まりますので、今は前回の間違いの訂正だけさせて下さい。(※月初のメルマガでも「急な円安を想定」と書いてしまったのですが、ドル円で見れば “円高”でしょう。この場で訂正させて頂きます)
さて、冒頭から長々と書いてしまいましたが、最初にこれを訂正しておくと、ここからの説明が楽になります。おそらく今週あたりからドル円と日経平均が連動しなくなってくると考えています。とりあえず「ドル円149円・日経平均39800円」あたりを目標高値として、週明けの急騰を想定します。(・・・と金曜の日中に書いていたのですが、ナイトの動きでほぼ目前まで来ました。思ったより強いので、そのまま4万円も届きそうな勢いです)
今週の投資戦略は簡単で、「急騰すれば全部売り」となります。まずは週明けの最初に日経とドル円が天井をつけて、その後に米国株も天井をつけると想定しています。(=S&P500の上昇余地(高値5880?)がもう少しあるので、天井到達タイミングは日米にズレがあると考えています) そして、そこから上がるのが、以前から引き続き「金(ゴールド)」ということになります。ただ、この週末の現時点に関しては、“雇用統計で金利上昇(円安)” を想定していたので、前回の追記で『木・金でポジションの大部分を入れ替えます(金など一旦手仕舞い)』と書いておきました。実際に、私は金ロングを手仕舞いして一時的にドテンショートをしていましたが、週明けからは再度買っていきます。
まとめると、ここからは大まかには「株→金」という資金移動を考えています。同時に、株では売りポジション中心にして、プットオプションでも買うことにします。(注:円建ての金は買いません。それなら日本円のままで良い気がします) 当面はこれを維持継続することにして、次の展開になるのは今月中盤以降でしょう。(※そこからは大統領選相場について考えていくことになります)
・・・さて、説明の流れから、先に今後の戦略まで書いてしまいました。いつもの話の流れとは異なりますが、ここから先週の相場の振り返りをしていきます。
先週の相場は石破総理の発言やミサイル報道等で乱高下となりましたが、最初にも書いたように、先週は「上下する」という想定でした。前回このnoteを書いた週末時点では、ナイトで急落した後だったこともあり確証を持てなかったのですが、今振り返って確認すればわかります。実際のところ、「高市期待で上昇→石破ショック」という流れは、“元々の軌道シナリオ通り”だと言えます。さらに、ミサイル報道も同様です。“相場の想定軌道に合わせてヘッドラインが用意された”ような感覚に思えます。(※いつでもチャートが先で材料が後です。それでも、トレードが難しいことには変わりありませんが)
私の先週のトレード履歴を書きますと、想定通りの展開であっても 実際のトレードでは失敗して損しています。まずは最初に為替で判断ミスをして数回の損切りをしました。株の方は特に問題なく取引できたのですが、一番大きな損失がCFDで金(ゴールド)に大きく張ったことです。結局、それがロスカットという結果だったためにトータルではマイナスとなりました。(※追記で「円建て金」も買ったことを書きましたが、そちらはドル円上昇によってプラスでした) そして、その後は一時調整するという想定で「金をドテンショート」し、実際に下がっていたのですが、雇用統計後の激しい動きでストップにかかってしまいました。こちらもロットが大きかったので手痛い損失に・・・雇用統計の金利上昇と方向は合っていて、日経ロングでは大きな利益になりましたが、それでも先週のトータルで言えば「金で負けた」という週でした。(=ロットが大きすぎたのが敗因です。ロットを抑えていれば他の利益の方が十分に上回りましたが、最近CFDが好調だったので強気になりすぎました)
その他、何週間か前から続けていた「ビットコインショート」については無事に利確できましたが、良いところで利確できたとは言えず、それほど利益にはなっていません。(※長く持っていたので、少しでも早く利確したい気持ちが優先しました) 前回も書きましたが、ビットコインに関しては市場全体が下落に転じて落ち着くまで手が出せません。(=今が底値水準ですが、上がってもまた下がる想定のため。短期なら買ってもいいのですが) ただ、大統領選後の11月には本格的に上がると見ているので、その前の「10月後半あたりが最適な買いタイミング」と考えることにします。
あと、原油について最近書いていませんでしたが、基本的には “横ばい”としか考えていないからです。一応「先週で底打ち」という判断で、一時ロング→利確しましたが、長く持つ気にはなりません。別に買い判断が間違いだと言うつもりはありませんが、個人的には金の方が良いと思います。(=原油は戦争リスクでの上昇があったとしても、景気後退の影響を受けるためです)
個別株に関しては、上下激しい相場なので日によって変わりますが、基本的には月・火・水は積極買い。イランミサイル翌朝の水曜には追記しましたが、その時点では「防衛関連」が保有の大半になっていました。そのため、相場が下落しても保有株はそこまで下がらず、逆に上がるものも多かった気がします。ただ、この水曜が一旦の天井だと判断したので、それまで持ち越していた銘柄の大半を手仕舞い。一部の防衛株などはドテン売りもしました。ですので、木曜の時点では久しぶりに一時的に「下目線」となり、売りポジションも増えていました。(日経ショートもしました) その売りポジションを金曜朝に手仕舞いして、再度積極的にドテン買い。この週末現時点では「100%買いのみ」というポジションで持ち越しています。(=「週明けに急騰」という展開を想定していたからですが、実際にすでにナイトで上昇しました。週明けは確実にプラススタートでしょう) ちなみに、ここではグロースも普段以上に買いましたが、額で言えば一番大きいのがユニクロ(ファストリ)です。相場を見ている人なら気づいていると思いますが、今何が起こっているのかというと「選挙相場の上昇」です。日経平均を押し上げるにあたって、寄与度の高い銘柄が中心に上がることになるので、それならユニクロを買うのが直接的で有効というのが判断理由です。(ただ、今回は全体が上がる結果になりそうなので、半導体でも何でも良かったかもしれません)
さて、表向きのニュースだけ見ても相場のことは何もわかりません。考えなければいけないのは、なぜこのように相場を上下させていたのか?仕掛けている側の思惑は何なのか?です。(注:この文章は金曜のザラ場後に用意していました。すでにナイトで急騰したので答えが出たかもしれませんが、続けます→)
指標もヘッドラインも、大口にとっては相場操縦の材料です。(本気にしてはいけません) 今、海外の大口がどんな状況なのかというと、9月以降は日本株を売り続けています。ところが、実際の9月後半の相場はというと、上昇しています。これが意味するのは「海外の大口が売りで損している」ということです。売り崩したいのに売り崩せないのだとすれば、どうにかして「この売りポジションを逃がしたい」というのが意図としてあるはずです。だからこそ、何かリスク材料を用意して下落を演出したいのです。このようにして何らかのリスク演出で下げたとしても、「大きな売りポジションの解消」と「選挙相場の公金買い」によって下値は固いです。下向きの手口なのに強い相場というのは、本質的に強い。だからこそ、先週どれだけ悪材料のヘッドラインで下げても「買い」なのです。(=ヘッドラインに対しては逆張りが基本です) なお、このような展開の相場ではテクニカルを見ていてもわかりません。個人のポジションを投げさせて軽くなるまで、テクニカル上の売り買いが拮抗するポイントでは上下を繰り返します。実際、これだけ不安材料が続く報道を見て、週を持ち越したくない投資家が金曜引けには手仕舞いしたのではないでしょうか。知識のある人から見ても普通に「下向き」を考える手口なので、理屈としては正しいでしょう。しかし、相当大きな売りが溜まっていることもあり、ここからの展開で売りが解消すれば、一気にショートカバーで日経4万円に向けて噴き上げる・・・ というのが週明けのシナリオ予想だったのですが、何度も言うように、すでにナイトの段階で急騰しました。こうして実際に上昇したのであれば、ここからは「次の展開」を考えなければいけません。これで目標高値を達成するのであれば、ようやく大口も売り崩せる展開になるので、売り戦略に移行するのはそこからです。
(※ここで、メモ代わりの追記です。個別株で1つ書いておきたいのが「霞ヶ関キャピタル」です。決算で上がることを想定して買い注文を入れていたのですが、約定しないまま終わってしまいました。決算では実際に20%以上も上昇。仕方ないので決算後の高値で買いました。この銘柄は資金を入れやすいこともあって狙っていたのですが、引成注文にして確実に約定させるべきでした。次からはそうします)
・・・というわけで、最後にまとめます。この週末時点では「リスクオンで買い判定」となり、日経先物ロング、個別株はグロースも含めて100%買いのみ。為替は「ポンドドルロング」(※金曜の底値で入りました)。米国株はあまり見ていなかったこともあり、ゴールドで保有のままです。
今回、金曜ナイトで急な円安が進んだので、また円安になると言い出す人が増えそうですが、私自身はドル円は「149円付近が天井→今後140円を目指す」という想定。いずれ日本も金利上昇することになります。日米ともに今週が「年内の株価の天井」ということで、ここからは「株から金に移す」というのが私の戦略になります。(※このnoteでは書いていない長期ポジションもそうします。“次の長期の買い場”は、年明けになると考えています)
もし実際に今週が天井となれば、あとはリスクシナリオが継続するので売りポジションを持ち続ける以外にすることがなく、トレードは楽になると思います。地合いが良くて上昇相場の方が良いのは当然ですが、その時は買い銘柄を積極的に探すことになるのでトレード作業は増えます。しかし、今回ここで「リスクオフで下方向」に定まれば何もすることがないので、トレード自体はしばらく楽になります。不謹慎な話かもしれませんが残りの10月相場は「暴落を待つだけ」で、プットオプションも有効でしょう。
(※以上。あくまで現時点での私個人の予測と見解です。外れることも変更することもありますが、常にごまかさずに書くことはお約束します)
【9/30追記】メモ代わりに書きます。(寄り前)金ロング・ダウロングが約定。これでシナリオ継続(=ここが買い場)になりそうなので、買えそうなものは買っていきます。最初は売られると考えて、寄りでは日経先物ショート(→すぐに手仕舞い→再度売り→引けで手仕舞い)
(前場)金ロングはロスカット。ビットコインショート追加。8割方ストップにかかると思ったのですが、逆に8割方残りました。重工・海運・内需株などを買い。買った分はレーザーテックの空売りでヘッジ。
(後場)前週から持ち越しのポジションを縮小。スタグフレーションを意識したポートフォリオに。ここから今週は上下しながらの上昇を考えています。(その後は一時的に金ショートなどしましたが、きりがないのでこれ以上は書きません。金は明日にはドテン買いすると思います)
【10/2追記】誰にも読まれないと思いますが、あくまでメモとして。イランミサイルの翌朝です。9/30のことは上記で書きましたが、その後 結果的に大半が防衛関連になりました。そして、予定通りに金をドテン買いしています。(※ダウロングは手仕舞い、円建て金も買いました。その後、銀・銅も買いました)ビットコインは下がっています。細かい損失はありますが、全体としては問題なく推移中。今最大のメインは「金」です。戦争リスク以前に(総裁選も関係なく)ずっと書いてきたのが「ドルも円も下がる」という話で、だからスタグフレーションと言っています。なので、リスクがあっても上がるものは上がります。金と連動している銘柄を選ぶのが良いと思います。指数は半導体が影響するので触っていません。空売りもほぼしていません。今週はそれほど動かず「来週が株の天井」になる想定。中国株が上がり始めた時点で今の展開は想定していたのですが、中国株は条件に合わないので手を出していません。原油も同様です。今の最適解は「金」だと考えています。
今後米国(ドル)から資金が抜けていくことを想定し、その過程で日本が「円高なのに株高」になるフェーズもあると考えます。急な円安と言っていたのは間違いでした。詳しくは次回更新で訂正します。
【10/3追記】木・金でポジションの大部分を入れ替えます。(金など一旦手仕舞い) 今日円安、明日円高、週明け円安のようなイメージで上下しながら来週高値(急騰)→ その後暴落を想定。来週がクライマックスの展開になりそうです。(←追記ここまで)
新総裁が石破氏に決まったことで、少々面倒なことになっています・・・実を言いますと、今回のこの文章は時間の余裕があったので金曜のザラ場中に書き始めました。その時には高市氏が優勢だったこともあり相場は上昇中。私のポジションももちろんその状況下で組んでいたのですが、ザラ場後にあのような結果となり、どう書き直せば良いのか難しくなりました。
これを読んでいる皆さんに約束したいのは、私はごまかして嘘を書く気はありません。(嘘を書くくらいなら、わざわざこんなnoteは書きません) なるべく後出しにならないように意識しながら、勝っても負けても正直に書きます。ただ、正直に書くからこそ、途中で意見変更することもありますし間違えることもありますし、また、わからない時には「わからない」と言います。
そして、今回に関しては、この総裁選の結果によって “わからなく”なっている部分があります。当初想定していたシナリオが破綻した可能性があるためです。(※本来であれば、下がるのは来週だと考えていました) ただ、もしかすると一時的なイレギュラーが発生しただけかもしれません。この週末に何か変化があれば、週明けから元のシナリオが継続するのかもしれません。実際どうなるかわかりませんが、現時点で書ける範囲のことを書いていきます。
最初 私は、新総裁が石破氏になったことによる急落は “日本市場だけの問題”だと考えました。そのため、金曜ナイトからは日本市場(日本円)を介さない取引をメインにすれば良いと考えました。(=その時点でのシナリオでは「売り」は考えられなかったので「ダウ買い」をメインにしました。その後、ダウは最高値更新しています。それ以外には金も買うつもりでした) しかし、週を終えた現時点ではそれも崩れ始めているので、そうなると今の材料では判断ができず、何もわかりません。(※今の市場は金も売られて「円買い」という状況です)
ということで、今は「わからない」というのを大前提にさせて下さい。ただ、それでも追証ノイズの後に強い買いが入って再び元のシナリオに戻る可能性は十分にありますので、その場合の想定は書きます。また、総裁選の結果が出る前までに私が行ったこと・考えたことは過去の“事実” ですので、こちらは履歴として書き残します。
どのように書けば良いのか難しいので、先にある程度の結果を言いますと、新総裁が決まるまでの先週の私のトレードは 前週に続いて大勝ちでした。それでも、すべてのトレードが満足したわけではないので、その細かい部分だけ書き残すつもりでした。しかし、総裁選後の急落を見ると、また歴史的な下落幅になっています。私自身も(日本株はほぼ全力買いで持ち越したので)週明けは大きくマイナススタートになるでしょう。
ただ、実際には「先週上がった分が下がるだけ」という感じもあり、概算で考えても先週の勝ちの方が大きいはずです。先週の利益の大部分は減るけれども「またここから次の相場」と考えてやり直せば良いと思います。
・・・ということで、話の流れがわかりにくいと思いますが、「総裁選前」と「総裁選後」に切り分けて振り返ることにします。(※総裁選前に書き始めた文章から始めます→)
まずは「総裁選前」・・・大まかな流れは想定通りになりました。金や指数買いをメインとして前週以上に大勝ちなのですが、すべてが満足のいくトレードとは言えず、細かい失敗と反省があります。とりあえず、総裁選に関しては私は一切何も考えていませんでした。ニュースは気にせず予測も期待もせず、マーケットがどう反応するかがすべてなので、ただマーケットを見て、買われるなら買うだけでした。というのも、今の世界的な大きなシナリオは変わらないと見ているからです。(=今は後で暴落を仕掛けるためにも、金融緩和を推し進めて大きく上昇させるタイミング)
前回の戦略として書いていたのは、「ドルも円も下がることで、金も株も上がる=とにかく買うべき」ということでした。ただ、更新時点では “週明けすぐに” その展開になると想定していたのですが、週明け寄りで “すぐにはそうならない” と判断したので、念のため三連休明けに追記の修正をしました。
(=前回『週明けからは上昇再開』と書いていたのですが、寄りの雰囲気からまだ下げると見たので『前週引け時点での相場が続く』『まだ何でも買えるとは言えず指数は下目線』と書きました。そして、そこから下落後にドテン買いするタイミングも書いておきましたが、それが37000円台ということです)
実際に、私が前週から持ち越した日経ショートを手仕舞いして “ドテン買い”したのがその水準です。ここでは『強く買われる』とも書きましたが、それだけ重要な買い場となるポイントでした。ここで私は最大ロットで「金ロング→ 日経ロング(と為替ロング)」に切り替えることで、十分に大勝ちと言える利益になりました。
(※この「日経ロング」は、総裁選のある金曜の寄りで手仕舞いして1500円幅近く取れました。「金ロング」の方の利益は言うまでもありません。為替に関しては、ポンド円とポンドドルロングをその時々で切り替えて利益になりました)
さて、ここまで非常にうまくいったトレードで、先週の利益の大半はここまでの話だけで終わります。つまり、他はそこまでうまくいっていません。まず、ビットコインショートに関しては踏み上げられた状態ですが、これは実際は大した問題ではありません。まだ本格的に下抜けしていないので小さいロットでしかなく、含み損でも気にならないのでそのままにしています。(=他のポジションが買いのみということもあります。→その後 プラ転しました)
先にビットコインのことを書いておきます。現在は “下がるはずの局面で上がっている”ので、それだけ強いということになるのかもしれませんが、引き続き「今週までは下落を狙いたい」と思います。そこまでに下がらなければあきらめて切りますが、次にビットコインを買うのはもう少し先で考えます。「10月は基本的に株を上げていく月になる」と考えているので、“ビットコインよりは株”だと思っています。ただ、その後の11月にはビットコインが上昇軌道に入りそうなので、買うとすれば “10月中の下がったところ”でしょうか。まだ焦って買う必要はないと思います。
問題は個別株の方です。こちらは損したわけではなく収支はプラス(※金曜引け時点)なのですが、実際のところ大して儲かっていません。上昇相場で売りではなく買いのみ(※権利日の優待クロスを除く)なのに、思ったほど利益になっていないので反省しています。
ただ、もともと前回から考えていた「とにかく買うべき」という局面は、指数を中心としたものになると想定はしていました。それはつまり “半導体が起点になるだろう”ということです。(※為替も影響するので半導体だけと言うつもりはありませんが、それでも、これまでの相場からの変化で考えるとすれば半導体になるということです) ただ、このことをわかっていながらも半導体は買いませんでした。買うタイミングを逃したというのもありますが、先物とCFDで日経買いすることで ほぼカバーできると考えたからです。(また、指数が上がる時というのは、純粋な株買いを考えるよりも、先物やCFDでレバレッジをかけて買う方が資金効率は良いです)
個別では10%以上の利益になったものがいくつもある一方で、途中ストップにかかって損切りしたものもそれなりにありました。特に残念だったのが「日本オラクル」で、一時期一番大きいロットを入れていたこともあります。これが10%急騰した日があったのですが、その直前に手放してしまった後でした。(持ってるはずだと思ったのに、いつの間にかストップにかかっていました) このように損切りで終わった銘柄の特徴を見ていくと、ヨコヨコで続いている状態から長く持ち続けてストップにかかっているケースが多くありました。「もう少しはっきり上昇傾向が出てから買った方が確度が高い」と思いましたので、今後の取引で改善したいと思います。
あと、今回初めての経験だったことで、取引メモとして書いておきたいことがあります。「メルコ」なのですが、1000株だけ持っていたところ権利落ち日に半値近くまで下げていました。当初、二分割なのかと思ったのですが、そうではなく実際に損失になっていたので意味がわからず、とりあえず手放してしまいました。しかし、その後に少し持ち戻して買われる雰囲気はありました。調べてみたところ、どうやら「スピンオフ」ということで、“子会社を上場させることで その株(今回はシマダヤ)も同株数もらえる” とのこと。今回が日本国内では2例目のようで、私は知りませんでした。後日(10/1)シマダヤの株が入るので、1000株なら150万円くらいになるのでしょうか。今回のメルコの下落というのは、それに近い額がマイナスだったことになります。(それが 後日シマダヤで補填される形になります)
先週の相場は、基本的に連日プラス推移もできたと思うので、トレード自体は理想的です。今回、金と日経ロングが特に大きな利益になったことで「CFDの口座残高は年始から3倍」になろうとしています。先ほども書いたように、レバレッジをかけることで資金効率が全然違うためです。(※夏以降、CFD口座ばかり順調にハイペースで増えています)
ここまでは金曜引け時点、総裁選が終わる前の話。ここから「総裁選後」なのですが・・・
あの結果を知って、通常であればすぐに先物ショートかプット買いしていたところですが、「今は買うべき」と判断していた局面ということもあり、ここで売りを入れることはしませんでした。そして、冒頭でも書いたように「日本市場(日本円)以外で取引すれば良い」と考えたので、ナイトで新規で建てたのは「ダウロング」「ポンドドルロング」でした。あとは「金ロング」も発注はしていたのですが、それは約定せず終わりました。そして、これらのポジションは日本市場に関係なく上がると思っていたのですが・・・それもマイナスに転じたので、それが今一番 “わからなく”なっている要因です。(これがプラスであれば、まだ崩れていないということでシナリオ継続なのですが)
今のポジションをまとめますと、「ダウロング」「ポンドドルロング」以外では「ビットコインショート」が前週から継続。あとは個別株は ほぼすべて買いのみで、内需株が多い感じです。円安銘柄は持っておらず、基本的には“円高想定”だったのですが、それでもPTSを見る限り5%程度の下落銘柄がたくさんあります。週明けに大きなマイナスで始まるのは確実です。
米国株の方は、先週はあまり買いたい銘柄がなかったので基本は “ゴールド”にしておいたのですが、それもストップにかかったことで ほぼノーポジションになりました。最初にも書いたように、今の市場はリスクオフで「円買い」に傾いているようです。
・・・ここまでが振り返りとなります。ここまでは過去の事実であり結果になります。そして、ここからは何度も言うように、現時点では考察が不可能なのでわかりません。週明けには ほとんどのポジションが手仕舞いとなって一旦キャッシュに戻す形になるのでしょう。ただ、正直なところ、ここからすぐに日本株を買おうという気持ちにはなりません。ここまでは市場全体が強く、売りたくても売りに適した銘柄がなかったので必然的に買いのみになっていた感じです。今回崩れたことで 今後は売りも入れやすくなるので、多少は売りポジションを入れても良いのかもしれません。ですが、現時点では日本市場には不透明な部分が多すぎて、売りも買いも無理に取引したくはないのが本音です。(オプションを見て上がるのが明確になれば、指数買いくらいはすると思いますが。海外市場との連動を見る限り、落ち着けば強い買いが入り39000円は早めに目指すようにも思えます)
今のところ、以上のような見解となります。今は明確な判断ができないのですが、それでも当初の見立てとしては “上目線”。もし新総裁の影響がなければ「今週も先週のシナリオが継続」という想定でした。
(=前回の最後に、今後のシナリオ(日経4万円が目標)を書いた上で、『大まかには10月上旬までがこの想定です』と言いました。“10月上旬まで” ということは、今週までが「ドルも円も下がることで金も株も上がる=とにかく買うべき」という展開が続く考えでした)
・・・一応、当初の想定シナリオについて書いておきますと、一言で言えば「日経4万円到達まで買っていく」「金も買い」というのがメインシナリオでした。そして、その次の展開として考えていたのが「円高」でした。
つまり、今週までが「ドルも円も下がる」という想定で、来週からが「円高」のつもりだったのですが・・・もしかすると、目標の4万円はほぼ到達(39829円)したということで、すでに次の段階に進んでしまったのかもしれません。(それを週明けに確認する必要があります)
今週は「先週同様の上昇相場」 来週から「円高となり 日経↓ 米国・金↑」ということは、予定では「日経買いは今週まで」のつもりだったのです。その部分が現時点ではどうなるのか判断ができないのですが、いずれにしても「金・ダウ」は買い継続する予定だったこともあり、それらを中心に狙いたいというのが今週~来週にかけての戦略です。
(※さらにその後(10月中旬以降)のシナリオのことも以前書きましたが、その次は「ドルに資金が向かう」展開になり、そうなると「円安で相対的に日経が強くなる」と考えていました。ただ、それも今回の変動で変わってしまったかもしれないので、今は確認すべきことが多く “何もわからない”ということを前提にさせて下さい。もう少し考えがまとまれば追記するかもしれません)
これからの日本株はどうなるのでしょうか? 1つ注意すべきは、「石破総裁になればこうなる」という類の情報は参考にしないようにしましょう。それくらいのことは誰でも考えつくので、そこに優位性はありません。あくまでマーケットを見て判断すべきです。私は、はっきりとした方向性がわかるまでは、日本円の動きに影響しない取引(金・ダウ)をメインで考えることにします。残念ながら、金利が上がる国への投資は厳しいです。
(※この話で思い出しましたが、このnoteには書いていない私の長期ポジションは今は “為替ヘッジあり”を中心にしています。夏以降は円高を想定したので、ヘッジありで金や外国株を保有しているということです。ですが、上に書いたように、10月の途中からは「急激な円安(ドル高)への転換」に備えるつもりです。ただ、その時には株ではなくドルや債券にするかもしれません。(金も下がります) 米国株が天井をつけるまであと少し。金融市場の崩壊が近づいています…)
【9/24追記】三連休明けの朝。今週の相場が始まり1時間経ったところです。一通り地合いを確認して、変更点があるので追記しておきます。まだ「前週引け時点での相場が続く」と見て、ポジションは変更していません。つまり、まだ何でも買えるとは言えず、指数は下目線。「金ロング」をメインとして、個別で買うとすれば内需系ディフェンシブやREITでしょうか。第一三共だけ空売り継続中なのですが、大きく下げて始まりました。日経先物・ビットコインショートは保有継続。指数はここ(38000円付近)から500-1000円ほど下げれば強く買われると見て、そこでドテン買いすると思います。(←追記ここまで)
前回「9/11CPI」で相場が変わったのと同様に、今回は「9/18FOMC」で次の相場になったと言えるでしょう。「円安」と「ビットコイン上昇」のシナリオが大当たり。個別株もほぼ全力買いで、久しぶりに満足のいく結果で大勝ちできた週でした。うまくいった時は書くことも少なく、あまり参考にならないと思いますので読み飛ばして頂ければと思います。単なる私のトレード履歴として書いておきます。
先週は大部分のトレードがうまくいき連日プラス推移もできていたのですが、若干失敗したこともあるので先に書きます。1つが、最初にイギリス株を大きくロングしており、それなりの額のロスカットで終わったということ。(=これは確度が低いのに入っていたのでエントリー時のミスです) もう1つが、円安想定だったので「金ショート」をメインで狙っていたのですが、途中までは順調にプラス推移していたにも関わらず、最終的にはFOMCでストップにかかり微損で終わったということ。(=「円安」は合っていたのに金があまり下がりませんでした) この2つが失敗した時点では、CFD口座が前週比マイナスになっていました。ただ、その後から最大ロットで「金ロング」して、今は大きく取り戻しています。
(※前回『今週は金を売って、来週は再度金を買う予定』と書いていたように、この金ロングは予定していたトレードです。ここが中期的にも“金の買い場”となり、今後ショック相場になるまで 円建てでも金は強くなると考えています。(ドル建てでは下がるタイミングがあります) 詳しくは後述します)
最初に書いたように、「円安」と「ビットコイン」が先週のメインの利益です。ドル円は触らないつもりでしたが、ポンド円は期待値が高いと考えて「ポンド円ロング」していました。これを185円→189円までの4円幅で利確。その後さらに上昇しましたが、25日線までが目標だったので予定通りに利確しました。(※これだけ取れれば十分です。FXの一回のトレードでは今年一番の利益かもしれません) その利確後には「ユーロドルロング」して、こちらは現在も保有中。ここからは “ドルも円も下がる”という想定のため、このポジションにしました。
そして、ビットコインに関しては「一度急騰局面がやってくる」と言い続けてきましたが、これが待ちに待った急騰となります。目標としていた900万円も超えて大きな利益に。(※正確に言えば、前週からの持ち越しそのままではなくポジションを減らしたり増やしたりしていたのですが、細かいことなので割愛します) そして、“一度” 急騰局面がやってくると言ってきたように、“一度”上がった時点でビットコインの役目は終了です。この週末をピークとして、ここからの急落を想定します。(=昨日利確済み。下抜けすればショートします)
あとは個別株についてですが、最近はずっと内需系の中小型株ばかりが中心です。(※先週空売りしていたのは第一三共くらいで、あとは買いのみでした) FOMC明けの木曜にはグロースが上昇したわけですが、その日に “上場来高値更新”した銘柄がたくさんあります。日経平均が最高値に達した時よりも、この日の方が中小型株にとっては恩恵があったのではないでしょうか。先週一番大きな利益になったのは「クオリプス」で、20数%の利確。それ以外の保有でも (小ロットも含みますが)「ZOZO、住友林業、三和、コナミ、サンリオ、タカラトミー、ボードルア、IHI」が上場来高値になりました。このように個別株でもうまくいった一週間でしたが、金曜の引けではポートフォリオの一部を入れ替えて終えました。
ここでどのように入れ替えたのかということですが・・・今週も三連休ということと、木・金でこれだけ上げたこともあり、“日経平均の一旦の下げ”を想定することにしました。ですが、「指数は下目線でもポートフォリオはほぼすべて買いのみ」です。これはどういうことかというと、「指数に対して逆行高の銘柄ばかり」買いのポートフォリオを組んだということです。そうなると必然的に大型株ではなく中小型株が中心になり、この週末時点では「大型株は下でもグロースは中立」という感じで考えました。(=そのような局面でも上昇する銘柄を買っているということ。内需株ばかりです)
ただ、あまりにも買いに偏っていることもあり、日経先物でヘッジのショートを入れています。1回目入ったのが、価格帯別出来高が大きくて抵抗すると見ていた37600円付近。2回目は高値目標だった38000円でも追加。これは現状では含み損になっているのですが、どちらにせよ “この週末限定”のヘッジのつもりなので、週明けからはドテン買いします。
・・・ここまでの説明で、先週のポジション推移と現時点のポジションも書いたことになります。あと書いていないのは米国株ですが、前回に引き続き「米不動産REIT」は保有継続で、新規ではバークシャーを買ったりしました。ここまでの説明でわかるように、この週末時点で私が買える条件に当てはまるのは “ディフェンシブ株ばかり”ということになり、最大のメインポジションは「金ロング」になります。(=そうなると、“金と同じように上がる銘柄なら買える”という条件になるので、最近は不動産関連が多くなっています。前にも書きましたが、建設・鉄道なども実質 不動産に関連した銘柄だと言えます)
ある程度書くべきことは書いたので、ここで先週の大まかな流れを解説することにします。日経平均のシナリオとして、前回以下のように書いていました→
『9月中は今のような上げ下げが続いても、来月になれば上昇相場になると見ています。具体的なシナリオのイメージですが、今の日経平均が37000円超えを維持するためには少し下落が必要なので、早い段階で一度押すと思います。そうすれば、その後に38000円達成はほぼ確実。そこまでの軌道は現時点で見えているのですが、その後はまたレンジ下限まで下がった後、その次の上昇で4万円を目指すと見ています。(=目指すというのは、到達するかどうかはわかりません。10月下旬の高値目標は今のところ39500円で考えています。それまでは最大下がっても34000円で、以前までと同様に35000円付近では買いです)』
上記の内容を元に再確認すると、「今の日経平均が37000円超えを維持するためには少し下落が必要なので、早い段階で一度押す」という部分に関しては、火曜に35000円台まで下がったので完了したことになります。そうなると “37000円超えを維持できる” ようになったので、次は「その後に38000円達成はほぼ確実」と書いていたように、実際に38000円に到達。ということで、ここまでシナリオ通りの展開になりました。
ここから先は今週以降の話になるのですが、前回の時点とは諸条件が変わったので、今後それほど下がることはないはずです。この週末に限定して言えば、“急に上がり過ぎた分の戻し” という意味で一時的に下がると見ていたのですが、思ったよりも強いです。(=金曜引け時点で (引け後に)日銀の影響で下がると考えたのですが、この予測は外したかもしれません) どちらにせよ「週明けからは上昇再開」というのが今後の見立てになります。10月の高値目標は39500円と書いていましたが、今のところ「39500円到達後に少し戻してから40000円到達」というのがメインシナリオになりました。来月に向けて、この流れを考えることにします。
そして、前回説明したことですが、ここからの相場上昇は、決して良い意味での上昇とは思えません。「大統領選後に暴落を引き起こすために10月は上げる」という軌道シナリオになるからです。(※日経とダウの天井時期は、為替の影響で異なると思います)
まずは10月上旬あたりまでは「金ロングをメイン」にするつもりなのですが、その期間の為替の動きが若干難しいです。(=先週は円安想定で金が下がると考えたのに、そこまで下がりませんでした。このように、今はドル円との相関だけで考えるとわかりにくいです) おそらく、ここからは円高とか円安というより「ドルも円も下がる」という展開となって、結局それによって「金も株も上がる」ことになるのだと思います。基本的には “何でも上がりやすくなる”ということで、今週からは積極的にグロース買いも狙いたいです。(=ここまでディフェンシブ株中心でしたが、今週からスクリーニング条件を変えます)
「ドルも円も下がる」のが前提であれば、ドル円の円高円安を考えても意味がありませんし、今後は「円建てでも金が上がる」という局面にもなると思います。(そうなると、円建てでも金を買うつもりです) さすがに今年になって下がり続けている銘柄には手が出せませんが、そうでなければ比較的何でも上がりやすく、稼ぎやすい局面だと思います。ドルも円も価値が下がるわけなので、「とにかく買うべき」と言えます。
(※ただし、ビットコインは一旦急落を想定。以前より少し状況が変わったので、直近大きく上げた分を戻した後であれば、再度買っても良いとは思います。私は今はショート狙いですが、実際に急落した後はドテンするかもしれません)
・・・以上の見解を踏まえて、私の現在のポジションと今週の戦略をまとめますと、最大のロットを張っているのが「金ロング」。日経先物は現在一時的にショート保有ですが、週明けからは上目線でドテン買い。個別株は売りは考えず、買いのみ。為替はユーロドルロング、ビットコインはショート狙い。(←日曜夜にショート約定しました。となると、為替もユーロドルではなく普通に “クロス円ロング”にするかもしれません) 日経平均は「10月に40000円」が目標(そこに至るまで為替で強弱あり)。当面はこの戦略で進めることにして、あとは実際の軌道を見ながら調整することにします。
(=大まかには 10月上旬までがこの想定です。その後はドルが強くなることで「日経上昇・ダウ下落・金下落」の展開を考えています。(注:ここでの金下落はドル建ての話なので、円建ての金は上がるかもしれません) このようなシナリオから逆算して考えると、今後 通貨価値が変わるようなイベントが起こるのかもしれません)
(※今回も、金曜引け後に用意していた文章から書き始めます。その後、ナイトを終えて変わった内容もあります)
想定していたとはいえ、相変わらずひどい値動きです。前回、こんなことを書きました→ 『先週の相場は基本的に「円高」でした。ですので、ここで損していなければ “実質勝ち”だと思って良いと思います。(円の価値が上がったという意味で)』
今回も “損していなければ実質勝ち”と言って良いのかもしれませんが、私は残念ながら普通にマイナスで終わってしまいました。(※金曜引け時点) 週の前半(月火水)では売り買い比率6:4~4:6くらいでうまく噛み合ってプラス推移できていたのですが、後半(木金)2日間がリスクオン判断で全力買いして失敗でした。何が良くて何が悪かったのか書いていこうと思うのですが、まず最初の大前提として、相場観には変更はないので、前回書いた全体の相場観をそのまま引用します→
『投資経験の少ない人は無理しない方が良い相場でしょう。まだすぐに上がるとは言えず、何度も下への仕掛けが続くと思います。(=いつものSQ週ならではの値動き) そして、そのままメジャーSQを迎えることになるのでしょうが、基本的には前回も書いたように「ここが買い場」となる想定です。ただ、これは8月の暴落後に書いたことですが、「次に下落があった場合には、ピンポイントで底打ちして急騰ではなく、上昇するのに時間がかかるだろう」と言いました。ですので、“今週の週明けから買い転換” で考えたとしても、すぐに簡単に上がるとは考えていないので、「このあたりが買い場」(=下がれば買い)という認識で良いと思います。数時間目を離すと別の相場になってるくらいの激しい値動きなので、兼業の人には厳しいと思います。軌道分析からも、ここからはレンジで推移することになりそうです。しばらくは上げ下げを繰り返すことを想定して、ストップを深めに時間軸を延ばして考えた方が良いかもしれません。数日よりは数週間くらいの時間軸で考えて、その想定値幅でもすぐにカットされないところにストップを置いて余裕を持ったトレードをするということです。(=浅いストップ位置だと上にも下にもすぐに狩られる展開になりそうです。もちろん、その分の資金管理も重要です)』
早い話が「このあたりが買い場」(=下がれば買い)ということで、具体的に『日経は35000円付近では追加買いしたいです』と書いていました。先週の先物安値は35115円でしたので、下値想定は合っていたと言えます。
(=実際にその値をつけたのは先々週最終日のナイトでしたが、それ以外では水曜に35255円など、いずれにせよ大きく上下するというのは想定していた通りです。歴代何番目・今年何番目の値動きという記事も見た気がしますが、前回も書いたように『今の日経平均の指数は相場の参考にならなくなっています』)
前回は、一部変更があったのであらかじめ追記もしておきました。月曜の寄り直後の雰囲気を見ての追記だったのですが、その時点では完全に“寄り底”で36000円超えまで急騰していた時だったので、この流れは続かないと見て『全体的にまだ弱い』『日経先物買いは一旦手仕舞い』『SQにかけて大きく上がるほど大きく下がるという目線が必要』と書きました。
その後は、基本的に毎日・・というより、ザラ場とナイトだけでも相場が変わるくらい乱高下するだろうと考えていました。今回ほど、最後までSQ値が読めない相場はなかったかもしれません。上がっても下がっても大きな値動きになりそうで、まさにギャンブル状態でした。ただ、仮にギャンブルであっても、“どちらの方が期待値が高いか?”と考えることはできます。(=動いた時に利幅が取れるか) SQを迎える直前では上への期待値の方が高かったので、最終的には上方向に張ることになり、そのため木曜引けのポジションも完全に全力買いでした。(※正確には太陽誘電だけ売り保有でしたが、それ以外は買いのみ) 結果として、SQは確かに上だったのですが・・・これが実際には “幻のSQ値”となり、その日の相場には反映されることなく下落して終わりました。(これで損しました)
まだまだ書くことがあるので続けます。冒頭で、“先週前半は売り買い織り交ぜたトレードでも、後半はリスクオン判断” だと書きました。私の中で、先週は「前半と後半で相場が変わった」という認識だったのですが、その転換点となったのが水曜夜のエヌビディアの上昇です。ですので、前回更新の投資戦略では「金・原油ショート狙い」と書いていたわけですが、それは“前半までの戦略”ということになり、後半では「その逆」を考えることになりました。
まずは前半(月火水)に関してですが、原油はさらに一段階大きく下がったのでショートはうまくいきました。(これが先週一番の利益でした) また、前週から持ち越していた中国株ショートもここで利確。その時に持っていたポンド円ロングも利確。金ショートに関してはなかなか下抜けしませんでしたが、一度だけエントリーしました。が、その後に逆に動くと見たのでドテン買いすることになり、結果的にはショートでは微益、ロングの方が大きな利益になりました。
(※この金ロングは手仕舞いするつもりはなかったのですが、ミスで途中で利確してしまいました。その後入り直そうにも大きく上昇してしまい、かなり上に上がってから遅れて再度の買い保有しています。高値掴みになったのでロットを小さくしたこともあり、現在の含み益は少ないです。最初のロングは最高値更新前で非常に良いタイミングだったのですが…)
この週前半→後半のポジション入れ替えで、一番大きくベットすることになったのが「ビットコイン」です。ビットコインに関しては、“一度急騰局面がやってくる”と言い続けています。そのタイミングに関して、前回の追記でこのように書きました→『ビットコインの上昇は今週ではなく来週になりそうなので、まだ買っていません。今週のどこかで買います』
ということで、その買い判定できるタイミングとなったのが水曜(9/11)夜の上昇でした。と同時に、ここでビットコインが上がるということは “金利低下”という見立てになります。ニュース等は一切関係なく、「今後金利が下がるからビットコイン」と言っていたわけですが、実際に金利が下がり→ドル円下落にはなったのですが、どういうわけかビットコインが上がりません・・・ 話が長くなりましたが、実は先週後半の一番の失敗要因は、ここで「ビットコインが上がらないこと」によるものです。
というのも、もともと前回の投資戦略で『ビットコインにフルベット』と言っていたくらいなので、乱高下を繰り返す株よりもビットコインに集中させた方が良いと考えて、普段の何倍ものロットで張ったのです。それが上がらないので損したのと、さらに、株の方でも(通常であれば買わないのですが)メタプラネットも大きく買ってしまい、これも損失・・・それ以外にも、基本的には「金利が下がる」という想定なのでグロースばかり買っていたのに、思ったように上がらない。「GNI」「IHI」「神戸物産」のような急騰銘柄も持っていたのですが、下がる銘柄の方が多くてトータルでは損失になりました。
以上のように、「先週寄り直後の急騰(36000円超え)からは下がる」「35000円付近では買い」「金利が下がる」「SQ値は上」と、うまく先読みできていた部分が多かったにも関わらず、最後になぜか噛み合わずに終わりました。この週末でビットコインが上がってくれれば良いのですが・・・
(と書いていたのが、金曜引け時点です。そして、金曜ナイトが明けた今、やはり想定していた通りにビットコインが急騰してくれました。通常の何倍ものロットにしていることもあり、ここで上がらないと非常にまずい(逆に言えばそれだけ自信あり)ので、これで一安心です。昨日の上昇を確認して、さらに追加買いもしました。今はこれが一番メインのポジションなので、ビットコインさえ上がれば先週の負けは十分に取り返すことができます)
ちなみに、日経平均はボラティリティが激しかったので、先週は先物よりはコール・プットオプションを多用していました。その結果、確かにオプションではプラス利益だったのですが、先物の方はほとんどロスカットにかかって(方向感が合っていても)損失の方が大きかったと思います。本当に過去最高レベルに難しいSQでした・・・
というわけで、「前半(月火水)は売り買い混ぜたポジション→後半(木金)はほぼ買いのみ」でしたが、金曜引けで買いポジションの半分くらい手仕舞いして、売りを少し増やして終了。現在は「買7売3」くらいで、買いで残した銘柄は、やはり以前からと同様に “ディフェンシブな内需系”が多い感じです。(グロースは引けで手仕舞い)
前回の追記で、『今は“この2週間の相場で強い銘柄”をピックアップしています』とも書きましたが、これはつまり、指数や為替に関係なく堅調な銘柄ということになります。指数も為替も、今は上げ下げ繰り返すのが前提です。上がれば下がるし下がれば上がるので、ちょうど「◯◯が上がる」と言い出す人が増えれば下がり、「◯◯が下がる」と言い出せば上がるタイミングになります。(=これがわかれば全体の雰囲気から読みやすいです) 指数も為替も、上がり(下がり)続けるなら簡単なのですが、今はそうではなく大きな値幅でのレンジが続くので、このnoteでも一週間の相場予測として正確に書くことが難しいです。
(※例えば「先週はどちらかと言えば“円安”→ 今週が“円高”」で考えていたのですが、その切り替わりのタイミングが予定よりも早く来てしまったために「すでに“円高”」になってしまいました。このように「上→下」という展開がわかっていても、切り替わるタイミングが早まったり遅れたりすれば想定が変わることはご理解下さい。ちなみに、先週で早くも円高になったということは「今週は円安」を考えます)
・・・ここまで、振り返りが大変長くなりました。私のトレード履歴として書き残しておきたい目的もありますのでご了承下さい。
まとめますと、この週末の現時点では「金利低下でビットコイン」というのがメインの見立てです。個別株以外では、日経先物を少しロング、ダウロングしていたのですが、ダウは金曜ナイトで利確撤退しました。また、日経先物を一部ロスカット。あとは金ロング保有中。(※金は先ほど書いたように、ミスで途中から再インしているので含み益は小さいです) 米国個別株では、再び「米不動産REIT」を買い直しており、あとはディフェンシブ銘柄を中心に買っています。
それでは、ここからが今週の戦略です。今の相場は “上がれば下がり、下がれば上がる”ということなので、週明けからは逆の展開を考えて、再び「金利上昇(円安)」を想定します。ですので、週明け最初にやることはビットコインの手仕舞いになります。(※この時点で大幅上昇していれば良いですが、していなくても撤退します。さらに、次は “金利上昇で下目線”になるため、もし900万円くらいまで上がることがあればドテンショートするかもしれません)
そして、同様の理由で “金もドテン“することになるのですが、今週一番狙いたいのがこの「金ショート」です。最高値更新した金は、移動平均の乖離を埋めるためにも、次は大きく売るタイミングになります。(※先に言いますと、今週が「金利上昇=ドル上昇=金下落」であれば、来週は「金利低下=ドル下落=金上昇」という考えです。つまり、今週は金を売って、来週は再度金を買う予定です)
金・ビットコインと同様に「原油」も下目線になるので、このあたりから売りエントリーするかもしれません。(ただ、期待値からは金の方が狙いやすいです。また、前々から言っているように、ドル円は円との相関もあるので、ドル円を触るよりは金ショートをメインで考えます)
株の方は、ずっと書いているような展開が続くと思います。冒頭の引用部分を読み直して下さい。「このあたりが買い場」(=下がれば買い)ということで「目線は上」なのですが、今週上げてもまた下がることにはなると思います。そして、今週は「金・原油が下目線」ということは、再びディフェンシブな銘柄を選定することになります。「金利下落→金利上昇」となれば、先週の木・金の展開とは “逆”になります。そのため、今週月曜は祝日ということもあり、私は先回りする形で(金曜引けで)金曜に上がった銘柄を空売りしたり、グロース株の買いを手仕舞いしたりしています。(※8月末~9月初あたりの相場をイメージして考えます。ダウは比較的堅調だと考えて買っていきたいです。7月から予測していたように、“指数の中でダウが強い”のは明らかです)
・・・以上。結局のところ、まだ大きな範囲でのレンジが続くという想定で「週ごとに相場が入れ替わる」ような感じで考えれば良いと思います。なので、指数でも為替でも “上がったから上がり続ける(下がったから下がり続ける)” と考えてしまう人は予測が外れることになります。(=そのような発言をする人は「逆指標」にすると良いでしょう) そして、前回このように書いていました→『上昇が先延ばしになっただけで、来月になれば上がると考えています。(=日経平均も、来月には4万円を目指すと思います) 当初の想定からは変わってしまい、9月中ははっきりしない展開になりそうですが、ここで損失を重ねることだけは避けたいところです』
というように、9月中は今のような上げ下げが続いても、来月になれば上昇相場になると見ています。具体的なシナリオのイメージですが、今の日経平均が37000円超えを維持するためには少し下落が必要なので、早い段階で一度押すと思います。そうすれば、その後に38000円達成はほぼ確実。そこまでの軌道は現時点で見えているのですが、その後はまたレンジ下限まで下がった後、その次の上昇で4万円を目指すと見ています。(=目指すというのは、到達するかどうかはわかりません。10月下旬の高値目標は今のところ39500円で考えています。それまでは最大下がっても34000円で、以前までと同様に35000円付近では買いです)
そして、大事な話になりますが、大統領選前に高値を達成した後には「大きな下落波動」に入る想定です。(=軌道だけ見ればそうなります。材料は後からついてくるでしょう) もし今後数年に及ぶ金融危機や恐慌というものが始まるとすれば、ここが起点になるタイミングだと考えています。(そして大統領選後から本格化) 大きな下落を引き起こすためには大きく上げる必要があるので、その意味でも “10月相場は強い”のではないでしょうか。(※ただし、これは円安も加味した日経平均の話をしています。おそらく米国株の天井は10月上旬で、そのあたりから金利上昇=円安になって日経の方が相対強くなると考えています)
とりあえず、それはまだ少し先のことなので、今は目先の9月相場を乗り切ることの方が大事です。9月を過ぎれば方向感も定まり予測精度も上がってくると思いますので、今は無駄な損失だけは極力避けるようにしましょう。私の具体的な投資戦略については、その都度このnoteを参考にして下さい。
ちなみに・・・米国のリセッション入りが確定すると、その後は「不景気の株高」で株価上昇に繋がるということは先に言っておきます。実体経済と市場は連動しませんので間違えないようにして下さい。ドルは短期的には上がり、長期的には下がることになると思います。リセッションになれば「○○が上がる・下がる」と様々な人が言い出すと思いますが、すべてはタイミング次第です。相場を見ていない人の極端な意見は無視して、適切なタイミングで金や国債をポートフォリオに入れたり外したりするのが有効になるでしょう。(わからなければキャッシュポジションが無難で確実です)
この話で思い出しましたが、今回最高値更新している金価格は、あくまでドル建てです。「金を買うならドル建てでなければ大した意味がない」ということは以前コラムでも書きました。円建ての金価格は円下落で相殺されるので魅力がなく、今も円高で下がり続けています。「暴落で金が上がる」というような話は日本円では当てはまらないケースもあるので、基本はキャッシュポジションを主軸として考えるようにしましょう。
【9/9追記】週明けの寄り直後です。今は寄り底で反発しているような雰囲気ですが、少し変更点を書いておきます。ビットコインの上昇は今週ではなく来週になりそうなので、まだ買っていません。今週のどこかで買います。そして、今週の見立ては「全体的にまだ弱い」と考えています。積極的には買えず、空売りも半分以上は残しています。(ちなみに買い保有銘柄はプラスでした)
朝から500銘柄くらい見ていきましたが、新規で買えるものも売れるものもなかなかなく、買い・売りでグロースの数銘柄を追加した程度です。今は「この2週間の相場で強い銘柄」をピックアップしています。(メルカリの動きには注目しています) どちらかと言えば売り候補の銘柄が多いのですが、スタート位置からすでに下げているのでここから売ることもできず、戻り売りを狙いたいと思います。原油ショートは一部利確。金・原油ショートは引き続き狙っていきます。日経先物買いは一旦手仕舞いするかもしれません。日経は上目線でそこまで下がるとは考えていませんが、上がったところでは売られそうなので、再度買い直します。SQにかけて「大きく上がるほど大きく下がる」という目線が必要です。(←追記ここまで)
(※この文章は金曜のザラ場後に書き始めることが多いです。今回もそうなのですが、今回は金曜ナイトでさらに大きな動きがありました。まずは、ナイトを迎える前の時点での書き出しから始めます→)
もうこんな相場は懲り懲りで心が折れている投資家も多そうですが・・・とりあえず私の見立ては(直前のものも含めて)8割方は合っていたという感じで、うまく乗り越えられたと思います。
(=大部分は当初のシナリオ通りなのですが、ダウは堅調に推移すると思っていたのにダウまで下がったことは想定外。これによって、前回更新時よりも「市場全体が弱くなった」というのが大事な変更点になります)
繰り返しになりますが、ここまでは大まかには想定通りに推移しています。お盆明けの時点で「日経39000円が目標」と言っており、8/25の時点でも「十分に目指せます」と再確認のために言いました。そして、実際に8/30ナイトで39000円超え。これで目標値に達したわけなので “ここから下落”となるタイミングが先週の週明けになります。(=39000円を天井として「急騰→急落」というのがお伝えしていた流れで、だからこそ前回更新時点で売り転換していました。そして、週明けはやはり “寄り天”でした)
一点、前回更新時には円安軌道に入っていたので、その部分だけがシナリオ変更の可能性として残っていたのですが、円高に転じたことで当初の予定通りのシナリオに戻ることになりました。『38000円を明確に割れば下落局面へ』と書いていたように、狙い通りにショートポジションを持っていたので、9/4の下落では大きく利益が取れました。
(=日経先物・ドル円ショート以外に、レーザーテック・SCREENなどの半導体を主にショートしていました。ただ、最初に書いたように、ダウも下がると思っておらず、ダウは大きく買い保有していたので損失になりました)
この9/4の日経平均の下落幅1638円は「歴代5番目」とのことなので “暴落”と言っても良いのかもしれませんが、8月以降の値幅が大きすぎて、数百円くらいなら一瞬で動きますし1000円動いても何も思わなくなりました。ですので、引けてから “歴史的な下落”と知って驚いたくらいです。(※もはやこれくらいは普通だと思わないとトレードできないと思います。金融市場がおかしくなっているのでしょう。常にストップを入れておくのは必須です)
念のため引用しておきますが、以下の内容も書いていました→
『月曜はレイバーデーで米国休場。それが明ければ海外投資家が戻ってきます。この “主要プレーヤーが戻ってくる”というのは、必ずしも “相場が上がる”というわけではなく、私の感覚としては “相場が変わる”という認識でいます。少々雑な解釈になりますが、「それまで上がっていたのなら下がる・下がっていたのなら上がる」というようなイメージです。だとすれば、ここまでの相場は基本的に上昇相場でしたので、“ここからは下落相場を考える”ことになるでしょう』
だから下落した・・というより、“相場の難易度が高くなった” と感じます。投資経験の少ない人は無理しない方が良い相場でしょう。まだすぐに上がるとは言えず、何度も下への仕掛けが続くと思います。(=いつものSQ週ならではの値動き) そして、そのままメジャーSQを迎えることになるのでしょうが、基本的には前回も書いたように「ここが買い場」となる想定です。ただ、これは8月の暴落後に書いたことですが、「次に下落があった場合には、ピンポイントで底打ちして急騰ではなく、上昇するのに時間がかかるだろう」と言いました。ですので、“今週の週明けから買い転換” で考えたとしても、すぐに簡単に上がるとは考えていないので、「このあたりが買い場」(=下がれば買い)という認識で良いと思います。数時間 目を離すと別の相場になってるくらいの激しい値動きなので、兼業の人には厳しいと思います。軌道分析からも、ここからはレンジで推移することになりそうです。しばらくは上げ下げを繰り返すことを想定して、ストップを深めに時間軸を延ばして考えた方が良いかもしれません。数日よりは数週間くらいの時間軸で考えて、その想定値幅でもすぐにカットされないところにストップを置いて余裕を持ったトレードをするということです。(=浅いストップ位置だと上にも下にもすぐに狩られる展開になりそうです。もちろん、その分の資金管理も重要です)
それでは、まずは私のトレード振り返りから書いていきます。
9/4の下落を取れたのは前述の通りですが、その後にはすぐに積極的に買いポジションを取っていきました。そのため、9/4は大きな利益でも (その後は下落したので)損失になっています。ダウ・ナスダック・原油・金を(安値割れにストップを置いて)大きくロングしたのですが、金以外は全部安値を割ったのでロスカットになりました。
ただ、金は上昇したので、それは利益に。あとは先週の最初の方で中国株(上海A50)をショートするタイミングがあったので入りました。これは現在もホールド中で含み益になっています。(=本当は追加売りもしたかったのですが、追加できないまま下がっていきました)
9/4の暴落時点では半導体・ドル円・日経先物ショート、さらにはプットオプションも買っていて、それらは利益に。そして、『日経平均(指数)は下がったとしても、ダウや円高に強い内需株は上がる』という見立てを書いていましたが、個別株の方はそのような円高に強い銘柄がメイン保有で、そちらはそこまで損失になりませんでした。9/4でも前日比プラスの銘柄もありましたし、あれだけ指数が下がっても、ほとんどストップにかかるほどではなかったです。私がずっと「暴落で下がらなかった銘柄」にこだわってきた理由が、これでわかって頂けると思います。そのような銘柄であれば (再び暴落局面が来ても)ずっと買い保有できるのです。
先週は、以上のような流れで推移していました。週明けから売って→9/4の下落を取って→その後、買い転換。金曜の寄りでは買いメインでしたが、金曜のザラ場中に売りを増やし、引けで買いの大半を手仕舞い。現在の個別株は、少し売りが多いくらいで終えています。
あと、ビットコインに関しては、前回減らしたので少ししか残っていませんでしたが、一度レンジを切り下げそうに見えたので、残りもすべて一旦手仕舞いしました。その後の雇用統計で あれほど下げるとは思いませんでしたが、撤退しておいて正解でした。(※先週のビットコインはどちらかと言えば下目線でしたが、それでも今週の上昇想定までは持ち続けるつもりでした。予定にないトレードで後出しになり申し訳ございませんが、現在ビットコインはノーポジションです)
・・・というのが、金曜ザラ場後での振り返りになります。その時点ではポジションは軽くなっており、ナイトの雇用統計でどう動いても そこまで影響がない感じでした。雇用統計があってもなくても、今後の展開で考えていたのは上記の通り「週明けから買い転換」なのですが・・・まさかナイトだけで、さらに大きく深堀りする展開になるとは思いませんでした。
雇用統計の動き次第では、もし新規で入るとすれば「原油ショート」を考えていました。(=今週は原油下目線で考えていたため) 雇用統計後に下抜けしたことで、実際に大きなロットでショートしました。そして、当初の予定では、週を持ち越す新規ポジションはこれしか考えていなかったのですが、各市場が思った以上に総崩れとなる展開に・・・そのため、本来であれば「週明けから買い転換」のつもりだったのですが、ナイトですでに目標下値に到達したため、先物ロング少しとコールオプションだけ買いました。
(=ちなみに雇用統計前の段階では、ちょうど分水嶺のポイントで止まっていて売りも買いもできませんでした。下値目標を35000円前後で考えていたので、35500円を割ったあたりから買いました)
このように、ナイトだけでまた大きく下がったわけですが、雇用統計の直後には一度大きく上昇もしていたので、その上下の差で言えば「1700円以上の値幅」になります。(=またもやナイトだけで歴史的な暴落となり、一週間では4000円の下落です)
はっきり言いますが、今の日経平均の指数は相場の参考にならなくなっています。大口に遊ばれているだけという感じで、慣れない人が手を出せば失敗すると思います。(=例えば、板が薄すぎて値が飛びやすいのですが、逆にそのロスカットを狙うために仕掛けられます。テクニカルのエントリー位置がむしろ危険だということで、知識のある人が負けやすくなっています。今参考にするのであれば、騰落レシオや出来高を見る方が有効だと思います)
ただ、徐々にポジション全体の保有時間が延びている感覚はあります。最初はデイの投機的な値動き中心だったのが、スイング中心になりつつある感じ。下げても年金買いが入ってくることもわかって、大口も少しずつ本腰を入れた買いに変えてきているのでしょう。(そんな仕掛け方です) ですので、そのような流れから「今週は日本株に資金が向かう」という展開を考えています。(※ただし、すぐに上がるわけではないというのは前述の通りで、上がっても売られる(上を叩かれる)という展開はしばらく続くでしょう。あくまで “下がらないから買われ始める”というだけですが、それでも “このあたりが買い場”となります)
振り返りは以上となりますが、私自身は予定していた通りに売ったり買ったりして乗り切った1週間となります。現時点のポジションをまとめると、「日経先物少しロング、コールオプション買い、CFDでは原油ショート・中国株ショート」。個別株の方は、ポジションを縮小して売りの方がやや多め。買いで残しているのは、以前からと同様に “8月暴落でも影響がなかった銘柄”です。
(※買い銘柄が数銘柄だけに対して、売り銘柄の方が数が多くてバランスが悪いので、買いの方はロットを引き上げて保有しています。それでも、トータルではやや売りが多くなったということです。ちなみに、買いも売りも中小型株ばかりです) 米国株に関しては、ずっと堅調だった米不動産REITを中心に持っていたのですが、金曜ナイトでストップにかかりました。
さて、これをお読みの皆さんはいかがでしょうか?先週の相場は基本的に「円高」でした。ですので、ここで損していなければ “実質勝ち”だと思って良いと思います。(円の価値が上がったという意味で) そして、8月以降の相場で大きな損さえしていなければ、“勝負はここから” だと言えるでしょう。
ということで、今週の戦略なのですが・・・最初に書いたように、今回はダウが下がったことが想定外で、これによって前回の想定よりもマーケット全体が弱くなりました。そのため、「このあたりが買い場」であっても、すぐに上昇するほどの力はないという感じです。(上昇想定だったのが、レンジ推移する軌道に変わったと思います)
今の相場はかなり難しいのですが、今週はおそらく「円安」だと考えています。(そして、来週以降また円高) 円安であれば日経平均は相対で強くなるという想定です。ここまでは「円高に強い銘柄」という選定をしていましたが、場合によっては入れ替える必要が出てくるかもしれません。(そして、米国株指数は “売り”になるかもしれません)
正直、マーケットを見る限り、実体経済の雰囲気が良くない気がします。ショートを保有しながら言う話でもないのですが、原油が下がっているのはかなりの不安材料です。そして、ここからは「金も下がる」という想定をしているのですが、こうなると本格的にまずいです。(※ちょうど中国株をショートしたタイミングで “中国リスク”が生じているのでしょう。理由は後付けなので何でもいいのですが、今空売りしている個別銘柄でも、その影響で下げているものが多いです。何度も言っていますが、これからはインフレよりもデフレなのです)
ただ、マネーは消えてなくなるのではなく、必ずどこかに向かいます。私たち投資家は、その動きを先に予測してそちらにベットしていくだけです。(ドライな言い方になりますが、それが仕事です)
ここから日本株は買い転換で考えますが、それでもすぐに上がるわけではない・・・となると、今週の相場で一番期待値が高い市場はどこか?と考えた場合に、ここに来てようやく「ビットコイン(仮想通貨)」というのが私の答えです。先月からずっと “ビットコイン急騰局面が来る”という話をしており、当初はそれが8月末だったのが、軌道がずれて9月上旬になっていました。株だけでなく金・原油などのコモディティからも資金が抜けることによって、その準備が整うと思います。「抜けた資金が向かうとすれば、これまで見向きされず下げ続けた市場になる」ということで、タイミング的にもシナリオと合致してきます。
というわけで、今週の私の一番メインとなる戦略は、週明けの早い段階で「ビットコインにフルベット」となります。8月安値にも接近しており、“絶好のタイミング”だと言えるでしょう。ここで最大限に買いを入れて、今週終わりまでに急騰局面が来れば利確撤退します。(=前々から言っていることですが、一度急騰すれば終わりで、また下目線になります。あくまで株から資金が抜かれた場合の一時的な動きでしょう) あとは「金・原油ショート」もメインの戦略です。原油はすでに大きく入ったので、あとは金が安値を割るタイミングがあればショートしたいです。
それ以外では為替なのですが、先ほどわかりやすく説明するために「円安」と言いましたが、実際にはドル円の動きはよくわかりません。(=ドルと円の相関で考えなければいけないため精度が低い) 今はドル円に手を出すくらいなら「金ショート」で対応したいですし、もし為替を考えるのであれば、各通貨の相関から見て「ポンド円ロング」を検討します。特に186.5円付近は買い場になりやすいと思います。
まとめると、何でも上がるような相場ではなく、不安定な相場が続くと思います。このような局面では “意外な銘柄セクター”に資金が向かう可能性があり、ここまでの相場とは違ってくると思いますので注意が必要です。(=注目されなかった市場に資金流入の可能性)
株式市場は「何度も下に仕掛けながらも徐々に買われていく」というような展開を想定しているので、時間軸を長めに考えるのが良い。わかりやすく言えば「下がったら買い」ということです。(※ただし、米国からは資金が抜かれる可能性があるので、どこに資金が向かうのかは十分に精査する必要があります。原油が下がり続ける以上は、指数が上がっても下落する銘柄の方が多くなりそうなので、明確な上昇トレンドに入ったのものだけを狙うべきでしょう)
以前からの想定シナリオでは “9月はダウの高値更新で全体を押し上げていく”と言っていましたが、そのダウが下がったためにそのシナリオ自体が弱くなったというのが今回の変更点になります。(※仮にダウが下がるとしても、先週ではなく今週だと思っていました。もし今週 本格的に下がるのであれば「ダウ売り」も検討します) ただ、これは上昇が先延ばしになっただけで、来月になれば上がると考えています。(=日経平均も、来月には4万円を目指すと思います) 当初の想定からは変わってしまい、9月中は はっきりしない展開になりそうですが、ここで損失を重ねることだけは避けたいところです。
(※アノマリー的には “9月相場は難しい” とよく言われるのですが、私は売りからも入るので、9月の成績はどちらかと言えば良かったりします。いつものことですが、株価でも為替でも、上がれば上がる・下がれば下がると後出しで言い出す人が増えます。このような意見を見かけるようになれば、“逆に考えるべきタイミング” だと言えます)
とりあえず、私が週明けすぐにやることは空売りの手仕舞いです。金曜引け後からは大きく下げているので、十分な利益で利確できるはずです。そしてビットコインを大きく買って、今週はそちらに期待したいと思います。(原油ショートも、できれば一週間引っ張りたいと思っています。日経は35000円付近では追加買いしたいです)
長かった8月相場が終わりました・・・メルマガの方でも書くつもりですが、本来なら「夏枯れ」で夏休みでいい時期なのに、歴史的な値動きとなり “やっと終わった”というのが感想です。しかし、振り返ってみれば、結局8/5付近がイレギュラーだっただけで、それ以外は当初の見立て通りだったと言えます。月初(8/1)にこのように書いていました→
『大型株・半導体が主導した大相場が終わったことで、ようやくセクターローテーション』 『ここからは特に“中小型株”に資金が向かうと見ています』 『9月にかけて米国株の高値更新で雰囲気が変わるのではないでしょうか』
8月の月足は長い下ヒゲをつけたわけですが、グロースの方は陽線で終わることができました。「日経・TOPIXが陰線↓でも、グロースは陽線↑」というのは、ここからの展開において大事な意味があります。
さて、まずは先週の相場の振り返りですが、前回の相場予測として書いていたのは「急騰→急落」という展開でした。ただ、この天井をつける日が少しずれそうだったので、念のため月曜に追記しておきました。ですので、先週の見立てとしては、「金曜まで上昇→その後急落」というシナリオになります。また、リスクオンで「円安」とも書いていましたが、実際にドル円は上昇したので、こちらも正解だったと言えます。
(※前回更新時点ではドル円が急落した直後だったこともあり、円高予想する人の方が多かったと思います。円安のイメージはなかなかできなかったはずですが、週明け直後から円安軌道が始まりました)
先週はエヌビディアの決算があったため、その前後の動きに関しては “ノイズ”として除外して考えていました。私自身は決算前の上昇で利確して、決算後に下げたところで再度買い直しましたが、基本的に先週は “全力買い”の週でした。
前回の振り返り(=先々週)でも『日経38000円割れを待って買い』と書いていましたが、今回も同様です。今の相場の傾向としては「海外・個人売りである一方で、年金・自社株買いで上げている」という状況です。だからこそ、売られても底堅い。また、売り主体の動向を見てみていても、38000円以下では売ってこない様子でしたので、38000円というのは強気で買っていける水準でした。(なのでエヌビディア決算後も、その水準で大きく買いました)
最終的には、金曜ナイトも含めると39000円を超える上昇になりましたので、相場観としては合っていたと言えます。ただ、私自身は (エヌビディアが下がったことで)39000円はまだ超えないと考えて、その手前で先物ロングを利確撤退してしまいました。どちらにせよ、これで目標高値圏には到達したこともあり、上昇局面は一旦終わるという想定になります。(=今週は再び4万円を超えるための日柄調整)
私自身のトレードに関して もう少し細かく振り返りますと、『前半は何でも上がりやすいと思うので、週明け直後から大きく追加買いしていきます』と言っていた通り、積極的に買っていきました。途中で権利日の優待クロスはしましたが、それ以外では買いのみです。ここで追加買いした銘柄の半分くらいは、不動産・REITだったと思います。建設・鉄道・テレビ局なども買いましたが、こちらも実質不動産絡みだと言えるでしょう。
CFDでは、月曜に原油買いしたことを追記しましたが、“その上昇は続かないと見ている”ということも あらかじめ書いておきました。(ドテン売りはしませんでしたが、実際に早めに利確撤退しました) 先週のCFDで一番うまくいったのが、「ドイツ買い」です。先週は基本的に何でも買える好地合いだと考えていたわけですが、日米よりも欧州の方が先に高値を抜けていく雰囲気だったので、相対的に強いと考えてドイツ株に大きくベットしました。この判断は成功で大きな利益になったのですが、その一方で、ゴールドも大きくロングしており、そちらが残念ながらロスカットとなりました。このロットが大きかったこともあり、せっかくのドイツロングの利益はゴールドの損失で相殺された感じです。それ以外では、ダウもロング・日経先物もロングなど、トータルでは非常にうまくいった週です。(※これで無事に8月プラス収支で終われました。下手なトレードもしていて最初はどうなることかと思いましたが…)
そして、金曜には、買いポジションの大半を引けで手仕舞い。逆にここでショートを増やすことになり、今は売り買い同程度で終了しています。(売り銘柄は銀行が多いです) 買いで残したのは、以前から繰り返しているように、8/5の暴落時でも下がらなかった銘柄です。(代表的なものを挙げると「ケンウッド」) 暴落後からは買いばかりだったので、売りポジションを持つのは久しぶりです。ここまで、前回先出ししていた戦略通りのトレードだと言えます。
さて、それでは今週の戦略についてですが、重要なのは「ここから9月相場になる」ということです。月曜はレイバーデーで米国休場。それが明ければ海外投資家が戻ってきます。この “主要プレーヤーが戻ってくる”というのは、必ずしも “相場が上がる”というわけではなく、私の感覚としては “相場が変わる”という認識でいます。少々雑な解釈になりますが、「それまで上がっていたのなら下がる・下がっていたのなら上がる」というようなイメージです。だとすれば、ここまでの相場は基本的に上昇相場でしたので、“ここからは下落相場を考える”ことになるでしょう。
ただ、それはあくまで指数の話です。9月の具体的な想定シナリオとしては、以前から言ってきたように「日経平均(指数)は下がったとしても、ダウや円高に強い内需株は上がる」と考えています。ですので、ここからはあまり指数で考えても仕方ありません。指数は下がっても「円高株高」という展開を期待しています。
私自身はおそらく売りも買いも織り交ぜていくと思いますが、「強い銘柄はほぼ買いっぱなしで問題ない展開」になる気がします。となると、「グロース上昇でバブルのような雰囲気」になる可能性もあります。(一方で、日経平均の指数に関しては 38000円を明確に割れば下落局面へ。プット34000円が大きく、こちらは一時的にショートを狙うかもしれません)
CFDでは、何度も言ってきたように「ダウ買い」をメインで考えたいです。(インドも良いです) 金・原油などのコモディティは、今はどちらかと言えば下目線で手が出しにくいです。
(=この「ダウ買い」のシナリオは暴落前の頃から言ってきました。理由は不明ですが、相関だけ見ればそうなっていたからです。そして最初の段階では違いましたが、今では実際に「ダウ↑ナスダック↓」が明白になりました。日経平均もナスダック(とドル円)連動なので↓ と考えます。
ただ、現時点でのドル円は「152円までの円安」を目指す軌道に入っています。これが円高軌道に変わったと判断できればドル円ショートしたいのですが、そのまま円安軌道が続く可能性もそれなりにあるので、この点だけシナリオが変わる可能性として考えておく必要があります)
・・・以上。先週は “何でも買える”と言っていましたが、今週はまた前々から言ってきたシナリオが再開ということになります。「中小型株にセクターローテーション」ということで、上がる銘柄と下がる銘柄が明確に分かれるでしょう。上がるものを買って・下がるものを売るという戦略で、全体としては “わかりやすい相場”になる気がします。「ダウ」も改めて週明けから大きく買うつもりです。
あと、ビットコインのことを書いていないのでここで書いておきます。ビットコインは少し軌道が変わり、想定よりも伸び悩んでいます。私自身は先週のトレードで一部利確・一部ロスカットしてポジションを減らしたのですが、「上昇局面は(今週ではなく)来週」と考えているので、今週中のどこかでまた大きく買い直します。一度は急騰するはずで、その後また今の水準に戻ると思います。
(=先に書いておきますと、「来週」はビットコインに限らず日経も含めて何でも上がりやすい相場になると見ています。ですので、もし今週中に下げ局面があれば、週の終わりまでにまた “円安想定の買いポジション”にするかもしれません。「ここが買い場」となって、来週以降にリスクオンで円安とともに上値を目指すというシナリオ想定です。
銘柄の入れ替わりはあるでしょうが、ドル建て日経平均はすでに7月高値を超えています。8/5の暴落で需給は大幅改善。『9月にかけて米国株の高値更新で雰囲気が変わる』と言ってきたように、世界の株価が高値抜けすることで9月相場全体は好地合いになると考えています)
毎週更新の内容はここまでで、最後に少し書いておきたいことがあります。
相場において一番確度が高いのは「個人の考えの逆」だと言い続けています。(※参考:本当の投資) 最近の相場でも “主体性がない動き”と言ってきましたが、そのような相場では「個人の買いが増えれば売られ、売りが増えれば買われるだけ」になりがちです。方向感がない場合の大口(AI)は、“個人に損させること” をメインに考えているからです。ですので、多くの人が上がると考えるタイミングになれば売って、下がると考えれば買うのが正解になります。(=個人が儲かっている雰囲気になれば要注意です)
そのためには「ニュースを逆にとらえる」のは基本ですが、それ以外でも “影響力がありそうな投資系の人” の意見を見るのも有効かもしれません。もちろん「その人の逆のポジションを取る」という意味でです。というのも、そのような人の方向感が個人投資家全体の総意になることが多いので、それを逆にとらえることで期待値を取れるからです。(=多くの人にとっての想定外こそが最大のトレードチャンスです)
このように、理屈で考えるよりも その逆を考えた方がうまくいくのが投資です。通常の仕事やビジネスとはまったく違います。優秀な経営者ほど投資で失敗することが多いのは、これが理由でしょう。
【8/26追記】追記するほどでもないのですが、天井をつける日(転換点)が少しずれそうなので書いておきます。日経平均は「今週上昇で来週から下落」と見ます。ですので、今週は (日本は)好地合いだと考えて積極買い。金曜にある程度手仕舞い、または円高ポートフォリオへの入れ替えとします。(※リスク資産が買われる動きが先週から継続しており、日経39200円は十分に目指せます) 本日は原油を大きくロングしたところ、その後 急騰しているのですが、この原油上昇は続かない(78ドル台が天井)と見ているので明日以降ドテン売りするかもしれません。(←追記ここまで)
前回はお盆もあり、十分な相場予測はできない状況でした。週明けの相場を見なければわからないことが多かったのですが、月曜の地合いを見た時点で追記しておきました。
一番大きな変更点は、「急騰→急落局面」が翌週(つまり今週)にずれたという判断。そのため、先週の相場は “横ばい”を想定していました。(※前回更新時には「急騰する」と書いていたわけで、それが先送りになったのであれば予測が外れることになるので、念のため追記しておきました。また、細かいことですが、追記したのは大きく上昇していた時なので『ポジションを縮小した』と書きました)
実際に、先週の動きはというと「↓↑↓↑↓↑↓」という感じでイメージ通りの展開(=週足でほぼ動かず)。ただ、『空売りするほどではなく、(円高に強い銘柄等は)買いで良い』とも書きました。何らかのリスク要因が出てきたとしても、今は決して“売り局面ではない”からです。後でも書きますが、“リスク資産に資金が向かう動き” が確実に存在しているので、「下がったら買い」で考えていました。
私自身は、横ばいを想定した上で『日々のデイトレで小さく取っていく』と言っていたこともあり、先週の振り返りで書くような内容は特にありません。レンジだとわかって積極買いはできないので、株にはあまり手が出せず。それでも、レンジ下限で買って上限で売ることでプラス推移はできました。(※その中でも、ディフェンシブ銘柄は比較的長く保有できた気がします)
株よりも大きく張っていたのは、月-火曜の「金ロング」、木-金曜の「原油ロング」でした。最大限のロットを入れて完璧に取れたので、これが大きな利益になりました。(※8月は、このように株よりもCFDでの利益が大きく、CFDの口座残高ばかりがハイペースで増えています)
株の方は、実際にはグロースが強く、地合いが悪いわけではなかったので早く買いたかったのですが、大きく買うのは我慢してタイミングを待ちました。一番大きく買ったのは、金曜の植田総裁の答弁で下がった時です。“日経38000円割れ” を待って買いました。(※そのタイミングでは、金・ビットコインも買いました)
これまで買っていた株は “円高に強い銘柄”ということで、主に内需系のディフェンシブ銘柄ばかりでした。(=通信・日用品・医薬品・食品など、消費者として馴染みのある企業銘柄) ロットは大きくないので大した利益ではないですが、どの持ち株も好調で、損切りもほぼなかったと思います。そして、金曜ナイトでは、ジャクソンホールでのパウエル氏発言で「利下げ期待による円高」に動きました。ただ、私がここからの直近、週明けの展開で考えるのは、一旦の「円安株高」となる急騰です。そのため、この時点では少しドル円ショートを持っていたのですが、ナイトで手仕舞いしました。
ちなみに、前回 『「米不動産REIT」が良い感じで見ています』と書いたのですが、やはりこのタイミングで上昇しました。「利下げなら不動産」ということでわかりやすい動きです。同様に、ビットコインに関しても ようやくレンジを上抜けしましたが、これも “遅かれ早かれ確実”だと考えていました。現在、取引所のビットコイン準備金がこの数年で最低水準になっているようで、今が底値だとすれば、本格的な上昇はここからでしょう。
相場全体としては、先週で何か変わったわけでもないので、基本的には「前回書いたシナリオがそのまま先延ばしで継続」となります。(ですので、詳しくは前回内容を参照して下さい)
日経平均は「理由なく上がる」「雰囲気だけで上がる」という解説をしていましたが、先週もまたそれが続いていました。ファンダは関係なく、ニュースやドル円・半導体で上下するだけの主体性のない値動き。この動きの理由を考えたところで意味がありません。考えなければいけないのは、目の前の動きではなく “実際には何が起こっているのか?” です。今のはっきりしない相場を眺めていて感じるのは、それでも “徐々に底固めしている”ということでした。そして、明らかにリスク資産に資金が向かっている気配・・・これは、完全に想定シナリオと一致します。一週間ずれることになりましたが、今の雰囲気は “急騰前夜”と考えて、週明けにはリスクオンで「円安株高」という想定をします。
さて、ここからが重要です。今週は、“大きな変動の週になる”と見ています。というのも、今想定しているのは急騰だけではなく「急騰→急落」という展開なのです。イメージとしては、「今週前半に急騰したとすれば、後半に急落」というように、週の前半と後半では “相場が逆転する”と考えています。そして、今のマーケット相関から推察する限り、そのきっかけとなるのがドル円だと考えています。
もし今週前半の急騰が「円安株高」だとすれば、後半は「円高株安」・・・と言いたいところですが、実際には、円高局面であっても以前より繰り返し言い続けてきた「ダウやディフェンシブ銘柄は上がる」と見ています。ですので、このタイミングで「ポートフォリオを完全に入れ替える」という予定で考えています。もし週明けに急騰したとすれば、その後は しばらく「円高」が継続・・となると、日経平均(指数)は厳しくてもダウは上がる?という想定です。(=大型株よりは中小型株になるので、グロースは比較的堅調かもしれません。当初の想定通りにラッセルが急騰していますし、ナスダックよりもダウの方が強い展開です)
これは結局のところ、「先月から言ってきた長期シナリオが続いている」ということなのです。8月に入って歴史的暴落があったので(相場全体が下がり)一時的にわかりづらくなりましたが、“大局では何も変わっていない” ということです。そして、これで「大型→中小型」へのセクターローテーションが完成することになります。
このあたりの説明は何度も書いてきたので割愛しますが、今後は指数の動きは参考になりません。ドル円や半導体が下がれば指数は下がるでしょうが、「7-8月の下落相場でも堅調な銘柄」を買っておけば問題ないでしょう。円高でも強い銘柄は上がることになります。
ちなみに、「ドル円140円を目指す軌道になる」と書いたのは1ヶ月前のことで、その時はまだドル円155円あたりでした。本当は “いずれ時間をかけて目指す” と言ったつもりが、その直後から想定以上に早いスピードで円高が進みました。(=いつでも材料は後からついてきます。もしかすると 8月の暴落も必然だったのかもしれません) そして、今現在の予測では、140円も割って「138円あたりを目標値」として見ています。ですので、今後はそのような円高を想定したポートフォリオを組んでいくことになります。
「円高に強いディフェンシブ銘柄を買う。逆に、景気敏感株は下がる」・・・ということで、これが何を意味するのかも、以前から言ってきた通りです。半導体も自動車も鉄鋼も、数ヶ月前から私にとっては “空売り候補”になっていました。表向きの数字に関係なく、今後は景気悪化を考えるべきなのでしょう。(※一部セクターでは円高株高のバブル可能性) そして、投資する上で大事なのは、以前も説明したように「“今後” 利上げする国から→ “今後” 利下げする国へ」というマネーの動きです。“今” の金利が高いか低いかではなく、“今後” どうなるかです。株価は半年先・1年先を織り込んでいきますので、今のニュースで知ったタイミング(事実)で動いても遅いです。普通に知ることができる情報は、すでに織り込まれていると考えるべきでしょう。どれくらい先を読むべきかは、自分の投資の時間軸によって変わってきますが、常に “今ではなく先” を読んでいくのが投資です。
それでは、話を戻して、今週の戦略について書きます。
今後は「円高で内需系の中小型株」と言いましたが、今週はその前に「最後の(?)急騰」があると見ています。“利下げはすでに織り込まれていた”ということで、一旦円安への反発を想定。そして、そのタイミングで日経平均が一度上抜けすると見ています。(金曜に出た手口で厳しくなりましたが、考えていた目標値は39200円)
もしこのような急騰があれば、そこでリスク資産は全部手仕舞いします。株もビットコインも、金・原油等のコモディティも一旦手仕舞い。そして、その後の急落に備えて「円高ディフェンシブ銘柄」にポートフォリオを完全に入れ替えるという戦略です。(状況によっては空売りも検討) 指数で選ぶとすれば、このタイミングで大きく「ダウ買い」を考えます。(=ダウは9月中に上昇想定)
注意すべきなのは、このタイミングでも長期線を超えられない銘柄に関しては、あきらめた方が良いということです。ここで上がらないなら、今後はさらに厳しそうだからです。(※材料株は除く) 私は、7-8月の暴落時に強かった銘柄をリストにまとめていますが、このような銘柄が今後も上がり続ける銘柄になるでしょう。高配当であっても、業績が厳しくなる企業が出てくる気がします。単に配当だけで選ぶのではなく “上昇を維持している銘柄のみ”を残すべきだと思いますし、利回りが同じであれば、少しでも安定推移している銘柄に入れ替えた方が良いと思います。(※私個人の見解ですが)
現時点の私のポジションは、それなりには買っていますが、まだ十分に余力があります。(※空売りはありません) 株以外には金・ビットコイン買い。今週の相場を「前半急騰→後半急落」だと仮定すれば、前半は何でも上がりやすいと思うので、週明け直後から大きく追加買いしていきます。そして、急騰した後は、“相場逆転” を考慮してポートフォリオを完全に入れ替えるというのは、上記で記載の通りです。
その後は「ドル円ショート、ダウロング、ディフェンシブ銘柄買い」を検討。ビットコインに関しては上目線なのでそのまま持っておいてもいいのですが、急落時には一度下がると思うので、もし実際に急騰すれば一部利確すると思います。それでも「9月月初には大きく上がる」と見ているので、それまでには再度しっかり買い直します。
(=ビットコインは以前「8月末まで上昇」と書いていたのですが、こちらも他の市場と同様に1週間ずれたので「9月上旬まで上昇」に変更となりました。ちなみに、それ以降はまた下落して今の水準に戻ると思います)
今は、相場全体で言えば “大きなレンジ”のような状態なので、積極的に買いも売りもするような相場ではありません。(そもそも 本来なら9月に入るまで夏枯れ相場です) それでも、時間軸によっては上昇・下落があるので、それに合わせて売り買いをしています。また、その中でも “時間軸が長めで優位性が続く市場” に関しては中期的に保有できるので、それがここからは「円高トレンド(米国利下げ)」と考えています。(※数年単位で見れば、また円安になるとは思いますが)
というわけで、相場観はこれまでと何も変わりません。細かいタイミングがずれることがあっても、大局で外れることはあまりないと思います。(もし変更があっても、事前に戦略を変えて間に合うことが多いです) 短期目線も中長期目線も すでに書いてきた通りですので、このままの考えで続けていきます。
(※今週は「急騰→急落」を想定していますので、相場急変にはご注意下さい。とは言え、もちろん そうならない可能性もありますので、ご自身の判断でお願いします。あくまで “現時点での私はこのように考えている” というだけです。私も臨機応変に対応しますし、後で結果を「答え合わせ」するために先出しで書いています)
【8/19追記】寄り後です。想定とは違う形になりそうなので一応追記しておきます。空売りするほどではなく、(円高に強い銘柄等は)買いで良いのでしょうが、それでも先週よりは弱くなりそうなのでポジションを縮小しました。何が変わったのかというと、急騰→急落局面(円安→円高)が今週ではなく来週になりそうで、そうなると今週は大して動かないかもしれません。ダウやビットコインも一度撤退して、改めて入り直すつもりです。今週は基本的には日々のデイトレで小さく取っていくことにして、再度大きく買うのは今週終わりか来週始めにします。(←追記ここまで)
前回は “はっきりしない相場”と言っていたのですが、実際に週が明けてみると、悲観視している人が多い雰囲気だったので需給は読みやすかったかもしれません。前回このように書いていましたが、この見立てがそのまま継続となりました→
『現時点の需給を見れば 空売り比率が高すぎるので、これでは下がるものも下がらない気がします(=個人が警戒しすぎているので逆を考えなければいけません)。なので、この週末時点では完全なリスクオフとは言い切れず、週明けに一旦の上昇も考えており、「下目線だけれど一旦上昇」のような感じで見ています』
というわけで、買いを継続したままの状態で、当初予定していた買い場(=8月中旬)を迎えたこともあり、先週は完全に買いのみのポートフォリオになっていました。そして、結果的には(ベストな選択ではなかったですが)久しぶりに十分な利益になった週でした。
前回・前々回と『35500円を割ったことには非常に大きな意味があり』ということで悲観シナリオの解説をしていましたが、この35500円付近を明確に超えたことが一番の買い判断です。(=そのタイミングから追加買い) この先 「日経37000円前後→29000円」「ドル円150円→140円」というシナリオがあると言っていたのですが、ここで軌道が変わったのであれば、かなりリスクは後退したと言えます。(=急落はあっても二番底になるかは疑問)
(※念のため書いておきますが・・・これは “今だから”言えることです。前回の時点ではリスク要因が多すぎて、再下落する可能性の方が圧倒的に高かったことは間違いありません。(=下落しないと言う方が間違いです) しかし、そのリスクの大半が1週間で解消してしまうという “前例のない展開”になりました。おそらく、このような相場は過去なかったのではないでしょうか? ですので、「あの暴落で買ったのが正解」「二番底なんてない」というのは結果論でしかなく、もし仮に同じような局面があったとしても、私は今回と同様の対応をします。(もちろん、二番底シナリオが存在しないのであれば普通に暴落で買いますが))
今回のリスクシナリオ後退の最大の理由は、「個人が警戒しすぎていたこと」だと思っています。当初は円キャリーの巻き戻しによる影響くらいしかなかったのに、その後、地震や戦争リスクまで重なり、さらに夏の閑散時期というのもあって、かなりの空売り率でした。だから『下がるものも下がらない』のは当然ですし、大口がこのタイミングを見逃すはずがありません。結果的に、夏枯れであるはずなのに十分な出来高も伴ったことで、私も自信持って買い判断することができました。「株は結局、需給」ということで、その需給を判断するための一番の材料は「個人の判断の逆」です。ですので、最終的には “二番底を警戒する雰囲気が高まれば高まるほど” 安心して買えました。
(※前回言うのは避けましたが、先週の南海トラフの注意は、どうしても不自然に感じます。もちろんリスクは理解するのですが、それは別に今始まったものでもありませんし、ましてや1週間で終わることでもありません。事前に予知もできないと思います)
ただ、冒頭でも書きましたが、決して「ベストな選択」をしていたわけではないので、上手いトレードにはなっていません。単に “買い判断だったから儲かっただけ”です。しかし、これに関しても、何か改善すべきなのか?というと、そうとも思いません。というのも、これは “時間軸によって答えが変わる” からです。確かに先週1週間だけで言えばベストな選択ではなかった(他に良い手段があった)としても、今回の私の株トレードは、“来月に向けた相場”を意識するくらいの時間軸ですので、先週大きな利益を出さなくても、損していなければ十分でした。
(※・・・ただ、先週は考える時間があったので考えていたのですが、少しトレードのやり方を変えようとは思いました。これは、トレード手法自体を変えるという意味ではなく、“また別で追加する”という形です。具体的には、今後「デイトレ」も採用することにします。今回のようにボラが大きく手を出しにくい地合いであっても、“地合いに影響しない短期”で 小さい利益を積み重ねるようにして、日当のように最小限の利益は確保しておこうと思います。このやり方であれば、ボラが大きい乱高下相場でも有効ですし、むしろプラスになります。何もできない相場だから何もしないのも、もったいないと思いました。
なお、このデイトレに関しては、毎週更新のこのnoteに書いても仕方ないので今後書きません。同様に、長期投資(S&P500等)に関しても 完全放置しているだけなので書いていませんが、以前予告していたタイミングで買っています。(=7月中旬に手仕舞い→8月上旬に買い直し。9月末までは継続予定))
それでは、細かく振り返ることにしますが・・・今回「ベストな選択ではなかった」というのは、基本的な考え方が “ディフェンシブ”だったからです。前回書いていたように、まずはダウ買い。そして、個別株では「7月の下落相場でも堅調だったもの」を選んでいました。それらも、結果的には上昇(ダウは4万ドル回復)したわけですが、もっとパフォーマンスの良い選択肢は他にあったので、ベストな選択ではなかったということです。
ただ、その “もっとパフォーマンスの良い選択肢”というのも、実際にはドル円や半導体に連動しており、今はそのような乱高下を避けたい気持ちの方が強いので、最初から手を出しませんでした。(※あと、先週はお盆休みと重なって、判断するための情報が足りなかったのもあります)
もし “来月に向けた相場” を意識するのであれば、為替等の上下に関係なく堅調に推移している銘柄を選択する必要があります。(=7月の下落相場でも堅調だったもの) ドル円や半導体の短期的な値動きに付き合うのは “日経先物だけで良い”と考えており、日経をロングすることで短期の動きには対応しました。(あとはポンド円ロングもしていました)
「ベストな選択ではなかった」という話を続けますが、ダウに関しても、最初なかなか上がらずレンジが続いたので、下限で買って上限で売るということを2回繰り返し、その後、指標後に上抜けしたことで再度ロングし、今現在も保有。「押し目で買う」と言っていたビットコインに関しても、狙い通りに下げたので買ったのですが、すぐには上昇しなさそうだったので一度利確し、再度下がってから買い直しています。(※以上のようにして、結果的には利益になっています)
日本株の個別株に関しては、堅調な銘柄のみを選定して買っていき、最終的に現在の保有で目立つのは「建設セクター」でしょうか。そして、米国株の個別でも中長期目線で本格的に買いました。「米不動産REIT」が良い感じで見ています。それ以外には、CFDで「ゴールド買い」と「日経先物ロング」を保有となります。
まとめますと、“はっきりしない相場”の中でも、需給を見ながら “今後に向けたポートフォリオを組んでいった” のが先週の取り組みでした。「ダウ、ビットコイン、ディフェンシブ銘柄」というのは、(先週というよりも)これからの8月後半の上昇を期待しているものです。
それでは、今週の展開をどのように考えているのか?ということですが・・・ 現時点では判断材料が不十分なので、細かい分析は週が明けないとできません。そのため、意見変更する可能性はあるのですが、とりあえずは「今の強い上昇が一度終わる」と見ています。
この週末時点でのチャートを確認すると、ちょうど「戻り売りを狙いたくなる位置」で終わっています。しかし、こんなわかりやすい位置からは簡単に下がらない気がしています。ですので、週が明けてから まず最初に想定するのは、「このタイミングで売ろうとした人が踏み上げられる展開」です。そして、下がるように見えたタイミングで下がらないとなると、二番底を警戒して買わなかった人も遅れて買いに転じる ⇒ そうすることで急騰に繋がれば、売り手は完全にあきらめる ⇒ もし下がるとすれば、そこからのタイミングだと考えます。目標値としては「日経39000円・ドル円150円超えあたり
」を考えることにします。(=“これで上昇に転じた” と思えるくらいの位置です)
このように、今週は「急騰すればそこから急落」という想定なのですが、実際には、それでも「ダウ、ビットコイン、ディフェンシブ銘柄は堅調に推移する」というシナリオを考えています。(それ以外にゴールドも。だから、他に良い選択肢がありながらも、このような銘柄を買っていたということです)
つまり、日経平均のような指数(半導体も)に関しては「急騰→急落」を想定しているのですが、上記のようなディフェンシブ銘柄等はその変動による影響が少ないと考えているので、実際には、“何が上がって下がるのかは銘柄による” と思います。(=円高でも下がらない銘柄なら強い)
とりあえず私は、ここから一段上の上昇をするまでは「日経ロング」を継続。目標値付近からはドテンショートするかもしれませんが、それでも上記銘柄に関しては基本的には買いのまま(一部縮小するかもしれませんが)保有継続するつもりです。
(=かなり需給が改善(信用減)していることもあり、ここで急落しても二番底までは下がらないと思います。今と同水準か 少し下で止まるのではないでしょうか。ですので、そこが「再度の買い場」なのですが、その先はゆっくり上昇することになりそうなので、今回は “ピンポイントで底打ち” という形にはならないと思います)
今月後半の相場は「株よりもビットコイン」に期待しているのですが、今改めて確認すると、イーサリアムの方が期待値が高いかもしれません。それ以外には「金は上目線、原油は下目線」と言ったところでしょうか。ただ、細かい分析は明日でなければわかりませんので、あくまで大まかな見立てになります。
今の相場全体をまとめると、「大きなリスクがありながらも、そのリスクを短期で解消して上がる」という “まったく前例のない相場” です。悲観視する人の売りが “燃料”となり、「売りが入れば入るほど上がりやすくなる」ということで、実際には「ほとんど理由なく“需給だけ”で上がっている」という部分が大きかったりします。(=本当に “雰囲気で上がっている”と感じる場面が多々ありました)
となると、気をつけなければいけないのは、今は堅調で強く見えても「ニュースのヘッドライン1つで簡単に急変する」ということ。それだけ材料への反応が過敏で極端なので、この特性を理解しておかないと今の相場にはついていけないと思います。指標の数字なども関係なく、ただ “変動のきっかけ”になるだけ。どんな理屈を並べたところで、これが “AIで動かす相場”なのでしょう。「理由なく上がる」「雰囲気だけで上がる」ということで、真面目な投資知識で考えていると勝てなくなる人も多そうです。正直、細かい企業分析よりも、各マーケットの相関や資金の出入りを見ることの方が何倍も重要だと思えます。(=わからなければ「個人の雰囲気の逆」を考えるのが一番確実。私も、先週はそれを特に意識していました)
今回は以上です。そして、最後に少し書いておきたいことがあるのですが・・・「信用取引はすべきではない」というような意見を目にしたので、信用取引についての私の意見を書いておきたいと思います。
結論としては「使い方による」ということなのですが、できればうまく使って頂きたいので、“信用取引だから悪いわけではない” という例をいくつかご紹介しようと思います。
1つ目は、「ヘッジで使う」ということです。私はよく “売り買い比率”について書いているように、空売りは日常的に使っています。例えば、「買1000万」だけと「買1000万・売500万」なら、後者の方がリスクは小さくなるというのはイメージとして伝わりますでしょうか? もちろん 選ぶ銘柄によるので、「買500万」と「買1000万・売500万」が同じリスクだと言うつもりはありません。それでも、少なくとも「買1000万のみ」よりはリスクは下がるのでは?ということです。(これがリスクヘッジです)
2つ目は、「銘柄によって活用する」ということです。例えば、少し前に “大型半導体しか上がらない(それ以外は下落)”という相場がありました。そのような時に、東京エレクトロンやレーザーテックを買いたいと思っても、最低でも何百万円が必要になるので、資金100万円とかでは買えないのです。それでは、そのような相場状況でも、特定の銘柄が買えないからといって現物にこだわり、上がらない株を持ち続ける方が良いのでしょうか?・・と考えてみると、それだと「期待値の低い選択」になってしまうと思うのです。“信用を使ってでも買った方が良い銘柄”がある場面(他に選択肢がない場面)では、使っても良いと思うのです。
また、そもそも「大型株と小型株ではリスクそのものが違います」。大型株なら数%上がれば大きいという一方で、小型株であれば数十%上がってストップ高もあったりします。これは逆に、下落すればリスクも大きくなることになるので、「大型株と小型株では (同じ資金量でも)リスクが同じではありません」。そのため、例えば「現物で小型株100万円」と「信用で大型株300万円」なら、後者の方がリスクが小さいというケースも多かったりするのです。特に、今年前半などは “大型株上昇・小型株下落”という場面が多かったわけですが、そのような時には「現物で小型株100万円」よりも「信用で大型株300万円」にする方が、リスク面でも期待値の面でも正解になるのではないでしょうか?(=小型株というのは、それだけリスクが大きいことを理解して買わなければいけません)
・・・以上のように、必ずしも現物だから良いということでもありません。結局は選択によって変わりますので、「信用は危険」と否定してしまうのではなく、うまく活用することで有利なトレードをするのが良いと思います。
なお、実際には、信用取引を使うかどうかよりも「あらかじめリスクリワードを考えて、損切りラインを決めてからエントリーする」とか「必ずストップを入れておく」ということの方が、大損を避けるために重要なことだと思います。今後の相場というのは、必ずしも買いだけで勝てるとは限らず、明らかに売りの方が有効な場面もやってくると思います。投資の考え方は人それぞれ違いますので、これだけが正解というのはありませんが、選択の幅を広げることで、より効率的な資産運用をして頂きたいと思います。基本的な考え方は、こちらにまとめている通りです→ “本当の投資”
歴史的暴落と急騰。日経が1000円以上乱高下する激しい1週間・・・何千円下げて何千円上げたり「1日が1ヶ月」に匹敵して通常の5倍動くような感覚です。先物ミニ1枚でも何十万円と動くので、ロットを下げないと危険だったのではないでしょうか。
私自身は追記で書いておいた通り、積極的なトレードはせずに終わりました。(これは後出ししたくなかったので書いたのですが)「月曜のサーキットブレーカーで買い。乱高下しながらも上昇」という見立てでしたので、だいたい想定通りだったかもしれません。大きなトレードをしていないので振り返りで書く内容はほとんどない一方で、解説や今後のシナリオに関して書くことがたくさんあります。何から書いていくか迷うのですが、振り返り部分から先に書いていきます。
まず、「サーキットブレーカーで買い」というのは、コロナショック時の経験によるものです。コロナショックの時、私は原油ショートだけで1000万以上の利益になっていたのを覚えているのですが、それと同時に、サーキットブレーカーで止まってから上がり始めたのも覚えています。それを思い出したので、とりあえずサーキットブレーカーになれば買うつもりでいて、日経先物の2回のサーキットブレーカーで2回とも買いました。結果的に その分は利益になったのですが、もちろんその前に損失があったり、個別の方では売りポジションばかり残っていて、それは翌日急騰したので、トータルでは利益になっていません。火曜日以降は、打診程度の小さいトレードだけしていましたが、基本的には買いメイン。そして、『買いを来週に持ち越したくない』と言っていた通り、金曜で売り転換して終えました。(※その戦略を書いた時点(火曜)では地震リスクは存在していませんでしたが)
最終の金曜日には、「この数週間の相場で下がらなかった銘柄のみ」を買い候補としてピックアップしたのですが、結局 その中の数銘柄しか買えず、逆に半導体などの空売りが増えてしまいました。そうなると、やや売りに偏りすぎなので、ヘッジのつもりでダウだけ大きく買いました。(※前回から書いているように、ダウはそこまで下がらないと見ているため。詳しくは後述します。あと、小さく決算をまたいだものが1つあります)
先週の日本株はあのような異常な相場で ほぼ手が出せなかったので、上昇局面では (株ではなく)ダウ・原油などをロングしていました。(一時的に金ロングも) ビットコインに関しては一度ショートで入ったのですが、微損で撤退。この週末からは 買い目線に切り替えます。(=この後の押し目で買います。以前より繰り返しているように、8月中は上昇想定です)
月曜の急落後の立ち回りでは さまざまな意見があり、現時点では「あの急落で買った人が正解」「二番底なんてない」という風潮が優勢なのかもしれません。しかし、私の見立ては (暴落する前から一貫して)『8月中旬が買い場』というものです。
週を終えた今の段階では、上か下か?どちらの判断もできない位置で終わっています。このような分水嶺になるポイントでは上にも下にも乱高下しやすく、上抜け判断で買ったら下がり、下抜けで売ったら上がるのを繰り返してしまいます。そのため、今は短期で手を出すよりも、ある程度時間軸を伸ばして考えなければいけません。(=保ち合いをどちらに抜けるか)
まず、歴史的な大暴落となったのは月曜です。サーキットブレーカーが発生し、多くの銘柄がストップ安となりました。この時点で考えなければいけないことについては、前回更新時と追記でも書きました→『35500円を割ったことには非常に大きな意味があり、これによって先週までのシナリオはすべて破綻。将来的な下落相場に転換した可能性があります』
ついでに、追記を読んでいない人のために、この文章も引用しておきます→
『“メガバンクまで下がる=暴落相場で全部売り”ということも2週連続で書きました。本日は、そのメガバンクがストップ安です。その意味がわかりますでしょうか?これは、日本市場の未来を先に織り込んでいるのです。今は確かに、大企業が潰れたわけでもなく大したことは何も起こってない・・・しかし、これから起こることを先に織り込んだのです。「割安」「高配当」の株がたくさん出てくると思いますが、今後は業績の方が株価に追いついてくるでしょう。すると、いずれは高配当でも割安でもなくなるということです。(端的に言えば、“割高になる”から売られた。今後は買える株が少なくなります)』
月曜の状況を見ると、大半の銘柄が長期線を大きく割っていました。移動平均線は急な角度で下向きです。その場合、「移動平均の乖離を埋めるまでの反発」は当然起こります。それが火曜日の急騰。年金(PKO)の下支えも入ることで、日経何千円下がった分が何千円と戻したわけです。ここまでの動きはわかるとして、それでは、そのまま買い継続なのか?というと、その判断は私はできません。ここまでは、あくまで “下げた分のリバウンド”でしかありません。この乖離を埋めた後でも買い継続するためには、“上昇が続く”という判定をする必要があります。しかし、その時点ではまだ長期線を大きく割った状態にあり、各ラインも完全に下向きです。このようなラインが、まずはラウンドして横向きから上向きになろうとする展開が見えなければ、買い続けることはできないのです。となると、この大きな値動きとチャートが落ち着くまで、数日の時間は必要です。だからこそ、先週は ほぼ様子見・・・例外的に買えたのは、「長期線(例えば200日線)を割ることなく止まって、そこから明確な反発が確認できるような銘柄のみ」です。それでも、ボラが大きすぎるので、あくまで小さいロットでです。大型株が10数%上がるような状態(その後また急落)なので、チャートが整った銘柄以外は手が出せませんでした。(=崩れた銘柄は除外)
それでも、冒頭にも書いたように、どちらかと言えば先週は買い目線。そして、(地震は想定外でしたが) 週明け3連休の警戒もあって今週からは下目線・・・のつもりなのですが、現時点の需給を見れば 空売り比率が高すぎるので、これでは下がるものも下がらない気がします(=個人が警戒しすぎているので逆を考えなければいけません)。なので、この週末時点では完全なリスクオフとは言い切れず、週明けに一旦の上昇も考えており、「下目線だけれど一旦上昇」のような感じで見ています。(どちらにせよ、今は明確な判断ができない位置です)
(※ちなみに・・・木曜に大きな地震があったことで、ナイトから震災銘柄が大きく買われました。特に代表的なのが「地盤ネット」ですが、私自身はもともと地盤ネットはリストに入れているので普段から動きは見ています。そして、実はちょうど木曜の朝に “買っても良い”と思えるタイミングだったのですが、今はポジションを増やしたくない時期だったために買いませんでした。(平常時なら保険として買ったかもしれません) もし買っていれば数十%の上昇だったのですが・・・トレーダーというのは、このように不謹慎な存在だと自覚しています)
当初から考えていた展開をまとめると、「(先週)月曜に急落→その後上昇→今週下落→来週上昇」というものでした。つまり、「買い場となるのは、(今週下落想定なので)今週の終わり(=8月中旬)」ということです。ただ、実際には、先週の上昇幅が、想定よりも足りないとも感じています。地震発生で南海トラフが懸念されることになり、当初よりリスクが増したことも影響しているでしょう。(=空売り率の上昇)
ここから考えられるシナリオは複数あり、もちろんこのまま上昇するシナリオもあるのですが、私は現状では「二番底を目指す可能性の方が高い」と見ています。それは日経平均だけでなく、ドル円やコモディティなどすべてのマーケットを総合的に見ての判断なのですが、どれもが共通して、そろそろ下落に転じるポイントに差し掛かっているからです。(=本当の暴落では金も下がります。現時点では金はそこまで下がっていませんが、今週からは金も原油も下目線になるので、“全部下がる相場” になる可能性があります)
例えば、現時点で一番可能性が高いのが、日経平均「37000円前後→29000円」ドル円「150円→140円」というような軌道をイメージしています。数値自体は曖昧なものですが、このように “もう少し上がれば戻り売りするタイミング” だということです。もし先週の段階でこの水準まで上がっていれば、完全に売り中心のポートフォリオにしていたところですが、中途半端な位置だったので、ダウなどの買いポジションも多く残したということです。現時点ではリスク警戒されすぎているので、一旦上がらないと大きくは下がらなさそうですが、いずれにしても「今週は下目線」で考えることにします。もし目標値まで上がればそこからショートしますが、このまま崩れて下がるような場合は、無理に追いかけてショートを狙うよりも止まるのを待とうと思います。そして、二番底が来るかどうかはわかりませんが、来ても来なくても「私の買い場は8月中旬」ということにします。そこまで何事もなくこなすことができれば、あとは9月末までは堅調に推移すると考えます。
とはいえ、問題なのは日本株の未来です。何度も引用しますが、『35500円を割ったことには非常に大きな意味があり、これによって先週までのシナリオはすべて破綻。将来的な下落相場に転換した可能性があります』・・・
多少は上下するので「35500円前後」としますが、この水準を再び上回らない限り、日本市場はこれまでの元通りには戻りません。そして、それがメガバンクが売られた意味だと考えています。(=チャートを見ても、明らかにその値付近の抵抗が強く、何度も上ヒゲで跳ね返されています) 実際のところ、“利上げは銀行にはプラス材料なのだから、銀行が下がるのはおかしい” と解説されていたりします。しかし、そもそも日本経済が不況になれば、それよりもマイナス要素の方が上回ってしまうのです。数百銘柄を順番に見ていけばわかるのですが、今回の暴落で “ほとんどの銘柄が長期線を完全に割って” しまいました。一方で、長期線を割らずに留まった銘柄がどんなものか見ていくと、「不況に強い銘柄(ディフェンシブ)」になります。このような市場の反応から、日本の未来が見えてくるのです・・・
さて、ここから大事な考察をしていきます。ここからが重要な話です。今、何が起こっているのか? 今回の暴落の原因は「円キャリートレードの巻き戻し」だと言われています。「円キャリートレードの巻き戻し」という言葉は、私は 6月2日の時点でここに書きました。ただ、その時点でどのように言ったのかというと、「金利差からの円キャリートレードの巻き戻しによって日本株に資金が向かい、日経平均を1000円2000円押し上げることになる」というシナリオです。その後、実際にどうなったのかというと、「その時点で日経38500円だったのが42000円を超えた」のですから、その需給読みは正しかったということです。(=3500円もの上昇。さらにポイントなのは、その直前には「37600円まで急落していて悲観ムード一色だった」ということです。そのような時期に これから1000円2000円上げると言っても、なかなか理解されないことだと思います)
この「円キャリートレードの巻き戻し」という表現について、その時の上昇要因と今回の暴落要因が、“同じ資金”という意味では同じです。どの時点で “巻き戻し”と呼ぶのかの定義の違いだけだと思います。私からすれば、言葉そのままの意味での金利差からの円キャリーの巻き戻しというのは、すでに6月時点で始まっていたということで、ただ、それがすぐに海外に戻るのではなく、その前に “日本株に向かう” ということを需給面から考えていたということです。そして、実際に日本株を押し上げた後、資金が引き上げられて海外に戻る・・・だから「今年になって上げた分が押し戻される (暴落する)」という展開になったのも、つじつまが合うと思います。
(=巻き戻しが始まったのが6月で、完全に巻き戻しが終わるのが今だと言えば良いでしょうか。「円キャリーの巻き戻し資金→日本株上昇→それが抜けて日本株暴落」ということで、現在は “日本市場からの巻き戻し”と言った方が意味が伝わりやすい気がしますし、この展開が見えたからこそ私は「超大暴落の可能性がある」と言ったのです)
・・・わかりやすく言えば、これがバブルの正体だということです。歴史上、バブルはこの繰り返しなのです。過去にバブルの説明は何度もしてきたので割愛しますが、かつての日本バブルも中国バブルもITバブルも同じ資金源です。金利を操作することで資金を大移動させ、バブルとバブル崩壊を繰り返します。だから私はいつでも「どこに資金が向かうか?」だけを考えます。投資というのは、極論を言えば「資金が向かう方向にベットするだけ」だからです。
(※ちなみに、このような資金移動が発生しやすくするために、世界の金融政策は一律同じようにはなりません。(=金利が上がるところから下がるところへ) そして、日本はいつの時代も「他国とは逆の金融政策」を取ることによって、犠牲となって世界の金融を支えてきた立場(役割)です。さらに言えば、これは金融だけではなく国の政策や思想でも同様で、このような構造にすることで世界が動かされます。有史以来、歴史はこの繰り返し。今後もしかすると日本が犠牲になることで、世界の景気後退を回避するシナリオもあるのかもしれません。(=リーマンショック時は、そのようにして回避しました))
それでは、大事なのは、今回巻き戻された資金がどこに向かうのか?ということです。残念ながら “日本から資金が抜けてしまった” ということは、ここまでの話で想定できると思います。後でまた戻るタイミングもあるとは考えているのですが (おそらく秋以降)、それはまたその時にお話しします。
今の相場を考える上で、先日から私がずっと言い続けていることがあるのですが、それが「ダウが相対的に強くなる」というシナリオです。もしそうだとすれば、勘の良い方なら気づくと思うのですが・・・私が考えているストーリーというのは、これから「米大統領選相場で押し上げていくのでは?」ということです。そして、さらに言えば、最初から「その資金を作るために日本市場を利用した」ということ。円キャリーの円安、新NISA等で日本市場を急騰させて資金源を作り、それを本国に戻す・・・(※米国3指数の中でダウに注目しているのは、半導体の影響が小さいからです)
そして、もう1つ。ダウ以外にこれから上昇すると言ってきたのがビットコインです。米国株とビットコイン、そしてドル。暴落の後は、このあたりが資金が向かう先になると考えています。(=とりあえず9月末まで)
いかがでしょうか?あくまで “下がった後の展開” の話ですので、まだどうなるかわかりません。(=米国株急落のシナリオも確かに存在しています) ただ、今のところ私が最有力で考えているのは、以上のようなストーリーだということです。そして、その先はまた “日本市場に資金が戻る”とは考えているのですが、当面は「大きな資金が抜けたことで日本株は弱くなる」と思います。為替などの前提条件が変われば、年始から続いたような上昇圧力はなくなるので、今後はしっかりと業績が伴った企業の銘柄選定することが必要になるでしょう。単に円安によって好業績・好決算だった企業は除外になるので、買える銘柄は絞られてきます。(=上がらないわけではないですが上がりにくい) もしわからなければ、“米国株指数を買っておくだけ” の方が無難な選択になるかもしれません。(※だから前回、「ここが長期の買い場」で「新NISAの人は特に困らないかもしれない」と言ったのです。ただ、S&P500は半導体の影響が多少気になります)
今回は、私の “憶測”の部分が大きいので理解されるかどうかわかりませんが、とりあえず話を戻して・・・ 今週の戦略についてまとめると、「基本的には下目線」(金・原油などのコモディティも下目線)です。もし強くなるとすれば、先ほどの理由でダウとビットコイン。日経「37000前後→29000円」ドル円「150円→140円」というような急落シナリオも想定して、買い場は8月中旬とします。(=早ければ今週の終わり)
ですので、私はまずは この後の押し目でビットコインをロング。(=これまでのレジスタンスがレジサポ転換して 強い上昇軌道になる想定) あとは相場の雰囲気に合わせて、上がるのであればダウ等を買い、下がるならそれ以外をショートしていく予定です。(=この下落でそこまで下がっていない銘柄は買い候補)
現時点での私のポジションは、日本株は数銘柄だけ買い。半導体等を空売り。それだと売りが多いため(まだリスクオンの雰囲気もあるので)ダウをロングして調整という感じです。あとは細かいですが、「ポンド/豪ドル買い」のFXポジションをそれなりのロットで持っています。(※日経先物ショートも持っていたのですが、金曜ナイトの引けで手仕舞いしました。明日は祝日取引ができないので、何かあればCFDの方で対応しようと思います)
基本的に現時点では「方向感がなく はっきりしない相場」なので、何もしようがありません。大半がキャッシュで次の展開を待っているという感じです。もしこれから本格的に下落が始まれば、売りが増えていくことにはなると思います。(※ダウ買いも、リスクオフで下がらないわけではないので、地合いに合わせてポジションを減らします)
『もう夏休みで良い』と言い続けて、これで1ヶ月が過ぎたことになります。(私自身も含め) 本当に言葉通りに「休んでいた方が良かった相場だった」と言えるでしょう。そして、“お盆明け=夏休みの終わり”と考えれば、それがちょうど良い再開タイミングになるのではないでしょうか。私も、その時に買いたい銘柄を、今のうちにピックアップしておきたいと思います。
(=以前よりも条件が厳しくなるので、少なくとも “年初来安値を割った銘柄” は買い候補から外すつもりです。下げすぎたのを戻しただけでは勢いが続かず、資金が継続して入らないので期待値が低いです。(※時間が経てば変わるのですが、現時点では) 基本的には「7月の下落でも比較的堅調だった銘柄」が候補。せめて指数に対してアウトパフォームしていなければ買いたくありません。その中でも「下げた分を急激に戻した」という銘柄が見つかれば、それは “それだけ強い”ということで優先したい買い候補になります。探しても良い銘柄が見つからない場合は、米国株の比率を引き上げることも検討します。なお、“高配当で割安” であっても、減配すれば株価は下がるのでご注意下さい。(例:ジャックス)
・・・どんな相場でも常に上下変動するわけですが、その中で「相対的に強いものを買って、弱いものを売れば」資産は増えていくことになります。だからこそ、相場全体が下がった時というのは、“下がりきらずに止まっている銘柄” を探すチャンスです(=目立つので見つけやすい)。底抜けしてしまった銘柄は売りでも、「長期で見た場合の押し目」と思える水準で止まっている銘柄が見つかれば、それは買いになります。マーケット全体で言えば、今回、日本株は年初来安値を割ったのに対し、米国株はせいぜい今年の安値圏で止まっているのだから、相対的に「日本売り・米国買い」なのがわかります。また、半導体の弱さもわかりやすいかもしれません。
最後に・・・実を言いますと、今回のような大暴落というのは、私が昨年秋に想定していた展開でした。「秋頃に米国が景気後退入りする」ということで下落シナリオを言っていたのですが、実際には、そこから「半導体だけ」で押し上げる半導体バブル相場が始まり、それによって日経平均も含めた世界中の株価を押し上げる結果になりました。その時点で “景気後退シナリオ”が存在していたことは間違いないのですが、半導体によってシナリオは先送りされ、今年に入ってからの急騰にもつながりました。このすべてが “同じ資金”が作り出したバブルだと考えると、今回の暴落までの流れも理解し納得できると思います。“銅”などの資源相場を見ても、本来の景気が良くないことは明らかです。(=インフレではなくデフレ。自動車や鉄鋼も弱い) いつの時代も、こうして金融で翻弄されるのが大衆ですので、常にマーケットの動きは注視しておく必要があるでしょう。お金の総量はすぐには変わりません。大局では「金利が上がるところから下がるところへ」移動するだけなので、大きな資金が移る先にベットしていけば、どんな時代でも乗り切れると思います。
(※場合によっては、買いだけにこだわらず売り戦略も取り入れたり、他の優位性の高い市場に目を向けても良いと思います。最終的には それでも無理な時がやってくると思いますが、その時にはもう お金のことは考えなくても良いのではないでしょうか)
【8/6(火)追記】朝に追記です。以下の文章で「反発は1日で終わる」と書いたのですが、また変わりそうです。(今週は上昇で来週下落かもしれません。3連休もあるので買いを来週に持ち越したくありません) 今の相場はこのようにすぐ変わるので、細かいことは書かないことにします。いずれにせよ、上がっても下がることを念頭に置いて、今週は積極的にはトレードしないつもりです。相場が通常に戻らないと無理です。35500円を回復するかどうかで今後の戦略が変わります。(現時点では8月中旬が大底想定。ドル円149円から5波でショート予定)
【8/5(月)追記】取り急ぎ、ザラ場後に追記しておきます。本日サーキットブレーカーが2回発動しましたが、私はそのタイミングで先物を買いました。(※個別では売りの方が多いですが) 引け後からは急騰しており、ここからどうなるかわかりませんが、今のところ「明日上がれば、そこから再度下落」と考えています。(=実需の売りが発生しているので反発は1日で終わる想定。明日以降の戦略は、買うとすればダウ、それ以外はコモディティも含めて“全部売り”で考えています。ダウが上がると考えているというより、もし下げ幅が小さければ、来週以降 “相対強くなる”と考えて中長期目線で買いたいです。そして、それ以外のリスク資産は、明日以降すべて下目線。ただし、ラッセルは比較的堅調になる可能性があり、中小型株では買えるものもあるかもしれません。戦争シナリオも考慮し、完全に底打ちするのは やはり8月中旬で考えます)
今何が起こっているか、意味がわからない人も多いかもしれません。今回の本文中に書いていますので、よく読んでみて下さい。『35500円を割ったことには非常に大きな意味があり、これによって先週までのシナリオはすべて破綻。将来的な下落相場に転換した可能性があります』と書きました。これまでと同じ相場ではなく、あらゆる前提条件が変わったと考えなければいけません。また、「メガバンクまで下がる=暴落相場で全部売り」ということも2週連続で書きました。本日は、そのメガバンクがストップ安です。その意味がわかりますでしょうか?これは、日本市場の未来を先に織り込んでいるのです。今は確かに、大企業が潰れたわけでもなく大したことは何も起こってない・・・しかし、これから起こることを先に織り込んだのです。「割安」「高配当」の株がたくさん出てくると思いますが、今後は業績が株価に追いついてくるでしょう。すると、いずれは高配当でも割安でもなくなるということです。(端的に言えば、“割高になる”から売られた。今後は買える株が少なくなります) 現状だけを分析した解説が多く、専門家も含めてマーケットを理解していない人が多いので、取り急ぎ書いておくことにしました。【←追記ここまで】
『経験したことのない相場』『かなり危険な局面』『過去にないレベルの異常な状況』『超大暴落の可能性も』というように、ずっと感じていた違和感について繰り返してきましたが、これは予兆として間違っていなかったようです。(=各市場の相関性から、すでに崩れていたということ) 金曜でその答えが出ましたが、これは“市場崩壊”です。誤った日本の金融政策に対する反応がこの結果だということです。(※自分でトレードしていない専門家の意見は的外れで何の参考にもなりません)
『週明けから下落再開』で『下値目標を設定するとすれば日経36500円』と書いていましたが、本当にそうなってしまいました。1週間の上下幅は3300円。金曜は一日で2200円の暴落。グロース市場はサーキットブレーカー発動。これはショック相場のレベルです。前回の時点では「数日で1ヶ月分動く感じ」「数百円の値幅で乱高下する」と書いていたのですが、その程度ではなかったです。「1000円幅での乱高下を繰り返した上、(数字上ですが)ブラックマンデー以来の下落」で終わりました。
・・・というのは金曜引け後の話で、さらにさらに金曜ナイトを含めれば日経先物は1日で3600円幅の下落で終値34800円(=3週間で7000円下落)。
私はこの文章を、金曜のザラ場後に書き始めることが多いです。(忘れない間に書くために) そして、以下の文章も その時点で用意していたのですが、また大きく書き直す必要が出ました。というのも、先出しで予測していた内容が、すでに金曜ナイトだけで動いてしまい、先出しではなくなったりしたのです。(=例えば、今週の戦略として「金をドテン売り」と書いていたのですが、金曜ナイトですでに売りタイミングとなり、さらに目標値まで下がったので利確まで終えてしまいました。指数・為替も同様で、次の目標として書いていた数値を早々に到達していたりします)
一晩で状況が変わったために修正・追加しながらの書き方となり、早くも参考にならない部分もあるのですが、私自身の “事前の考え方”として削除せず残しておきたい気持ちもあるので、今回はご了承頂ければと思います。また、そもそも このような動きになってしまうと、予測・考察が実質不可能で無意味だったりもします。(例えば、数日上がってから下がるというような動きを想定しても、その動きが1日で終わったりする。すると次のシナリオに移行するのですが、それを考察するためのデータが追いつかず間に合いません)
今回に関しても、金曜時点のデータに基づいて考察するわけですが、金曜ナイトで “まったく違う相場”になっているので、その段階で条件が変わっていたりするのです。週明けの月曜の動きを見て初めて判断できることもあるので、今回はあまり役に立たないということを前提で “話半分”で読んで頂ければと思います。(それでも 私の事前の考え方など、一部は有効で役立つ内容もあると思います。それでは改めて、用意していた文章を続けます↓)
3週連続で同じことばかり言っているのですが、やはり“参加しない方が良い相場”です。事前に想定していた通りと言えばそうなのかもしれませんが、こんな想定は当たって欲しくはありません。そして、私自身も失敗していないと言えば嘘になります。普通に上昇・普通に下落ならまだいいのですが、大きな乱高下になると損失を出してしまいます。またまた前回と同じような話をしていくことになるのですが、うまくいったこと・うまくいかなかったことを書いていきたいと思います。
まず、株以外の部分では、事前のトレード戦略が狙い通りにうまくいきました。(=当初の戦略はゴールド買い・それ以外売り) 特にメインになったのは「ゴールド買い・ビットコイン売り」で、どちらもトレンドの起点でエントリーできました。(※ビットコインは7月の最高値で指値を入れていたのですが、さすがにその指値ではかからず、わずかに下がってからですが、それでもほぼ高値水準からのショートです。その時点で「1000万円割れまで下がるのは確実」と見ていて、かなり確度の高いトレードでした) その後、8/1からは原油ショートも追加して「ゴールド買い・ビットコイン売り・原油売り」というポートフォリオが噛み合い、CFDと仮想通貨の口座に関しては、今年最高を大きく更新しました。(=その後、金曜ナイトにも動いたことで、CFDの口座残高はなんと「1ヶ月で2倍」になりました。それだけの大きなボラだったということです)
もしこれだけで終わっていれば、想定通り・戦略通りということで問題のないトレードです。しかし、メインの株の証券口座の方は、週単位でマイナスとなってしまいました。
とはいえ、途中まではうまくいっていたのです。前週の失敗から学んで改善し、今回は先物でも逆張りで取れていました。具体的には7/31(水)まではプラス推移していたのですが、8/1(木)8/2(金)で大きくマイナス。このマイナスの要因は7/31にあります。日銀会合を終えたこの日は1000円幅の上昇ということで、トレンドフォローだと買いポジションばかりになって大引けを迎えました。ところが、引け直後から急落となり、そのあたりから噛み合わなくなりました。8/1には大きく円高が進んだことで、その時点での買い銘柄は金融関連が多かった気がします。しかし、その後、まさかメガバンクもあれだけ下がるとは思いませんでした。前回も書いたことですが、そうなるとこれは“暴落相場”であり、何を買うか?ではなく「全部売りだけが正解」となります。(株よりも債券) それでも、8/2には下値目標だった36500円に達したので買い出動し、それも損切り・・・ということで損失ばかり膨らんだ2日間。これで週単位ではマイナスとなりました。
実際のところ、これだけのショック相場なので、損していない人なんてほぼ誰もいないと思います。私の損失額は普段のレベルの範囲なのですぐに取り戻せるとは思います。しかし、ヘッジもしない・損切りもしないようなやり方だと、さすがに退場者が続出する相場だと思います。(※金曜ナイトの動きも加えると、より決定的になりました) 最初に書いたように、これは市場崩壊なのです。これまでのマーケットの前提が崩れました。年始より「お金の価値がなくなる=円安=インフレ」ばかり言われていたと思いますが、私は今後は「インフレよりもデフレ」だと言い続けてきました。その頃はまだ市場の雰囲気が良く、リスクオンだったので円安インフレが続いていただけであって、「リスクオフになれば円高」だと解説しましたし、実際にそうなりました。(※その前まで円安シナリオで考えていたのは、リスクオンの軌道が続いていたからです。それが否定された時点で円高シナリオになりました)
ここで為替のことを書いておきます。前回、ドル円はこのように書いていました→『8月で150円割れを目指すことになって、150円と148-9円あたりで反発するという想定』
・・・これが早くも150円を割ってしまったのですが、最近の相場はこのように「想定以上のスピード」で推移することがよくあります。(=“いずれはこの値に”と言っていると、翌週には達していたりするケースが増えています。展開が早すぎて難しい相場なので、だからこそ すべてのトレードで常にストップを入れるのは必須です)
今回は「150円と148-9円あたり」を反発ポイントとして意識していたわけですが、私の実際のトレードはというと、ドル円150円で一度ロングしたのですが、なかなか上がらないため、そのまま148円を目指す可能性も考えて微益で撤退。金曜ナイトで148円に達したので、そこでロングしたのですが、まだ下がるのでロスカット。そうなると「147円が底」というシナリオに変更となり、今はその付近でロング中です。(※現在146円台まで下がっているので含み損)
当初は “148円から反発”で考えていたので、「148円→153円」という軌道を考えていました。しかし、現時点ですでに147円も割ってしまったので、もしかすると 前回 “いずれ向かう”と書いていた「ドル円140円」に、早い段階(8月中?)で到達するのかもしれません。実際には月曜の動きを見なければ何とも言えないのですが、金曜ナイトの時点で私がどのように考えていたのかというと、“今の値あたりで一度反発する” ということでした。
具体的に、147円から反発した場合の軌道はこのように考えていました→「147円→150円→145円→148円→140円」という5波動で140円に到達となります。(=最後の5波が一番大きくなります) ということで、今はまずは147円で反発するかどうかを確認して150円まで上がれば利確(反発しなければ損切り)し、その後は140円に向けた戻り売りをする戦略で考えています。(※もう少し正確に言うと、140円“台”です。(140.5など) 140円は割らないということです)
そして、ここからの書き直しが面倒なのですが・・・まずは一旦、金曜ザラ場後に書いた内容をそのまま掲載します→
『先に書くことになりますが、今週の私の戦略としては、ドル円ロングでもいいのですが、それよりも「ゴールドショート」を狙いたいと思っています。先週は “リスクオフでゴールド買い”でしたが、今週は “ゴールドさえも売られる”ということです。(=先週はアジア中心に金の買いオーダーが入ってきていたのですが、その買われる勢いが弱くなってきたので天井が近いという判断です) ビットコインは今週も売りを継続。ただし、ビットコインは今週下がりきった後の上昇波で急騰すると見ています。ドテン買いに転じるポイントは近いです』
・・・というように書いていたのですが、最初の部分でも書いたように、早くも「ゴールドショート」のタイミングが来て、さらに利確タイミングにも達してしまいました。また、ビットコインに関しても、土曜にはショートを決済しました(ドテンはまだしていませんが)。このように展開が早すぎて、“1週間の想定のつもりが半日” です。ただ、それでも大まかな見立てとしては変更していない(というより考察自体できない)ので、そのままの戦略を書き続けることにします。
さて、金曜だけでも、とても1日の出来事とは思えない動きでしたが、最終的に私がどのようなポジションになったのかを書きます。(※金曜のザラ場後に書いた内容です→)
本来であれば、当初の目標下値に達したのだから「ここは買いたい」という気持ちがあります。総悲観となっている今の雰囲気的にもちょうどいいです。しかしながら、個別を見ていくと、ほとんど買えない状況・・・例えば、その銘柄が「下がり始め」であれば空売りします。「下がりきった」であれば買います。しかし「下がりすぎ」であれば、確かに短期なら買っても良いのですが、少し上がったところで戻り売りが待っているので、十分な期待値が取れません。そして、実際に見たタイミングにもよるのですが、朝から500銘柄くらいを順番に見ていっても、ほとんどが底抜けして「下がりすぎ」になっているので手が出せませんでした。そのため、「大型高配当を数銘柄と、上昇トレンドを維持している小型株1つのみ」を買って終わりました。(=私の売買条件では それしか買えませんでした) 銘柄数としては売りの方が多く残り、半導体やグロース中心に空売りしています。
500銘柄も見ていけば、マーケット全体の雰囲気が見えてきます。全体的には「止まるべきポイントで止まらず、突き抜けて下がっている」という状況。私から見て数銘柄しか買えないということは「まだ下げ止まっていない」ということなので、これが落ち着くには時間がかかります。(=移動平均の乖離を埋める必要がある) それでも、現時点で買いか売りかで言えば「買い」です。ですので、週明けからは再度順番に銘柄を見ていって、チャートが落ち着いて形が整ったものから買っていきたいと思っています。(と言っても、実際はほとんど買えないと思うので、“値上がりランキング”から探した方が早い気がします)
ただし、注意が必要で、おそらく市場全体が落ち着いた時には “再度の下落”が待っていると思います。そのため「買うとしても今週前半までで、後半は下落再開に備える」ということを考えています。
・・・というのが金曜ナイトに入る前の想定だったのですが、雇用統計でさらに雰囲気が悪化しました。
一応解説しますと、金曜引け後の手口は「日経38000円の34000円のどちらかに向かう」という内容でした。つまり、その時点では “38000円になる可能性”も十分にあったのですが、この大口同士の綱引きは、雇用統計の結果が決め手となって「下」が優勢になりました。それでも、このような手口の場合、ある程度下値目標を達成すれば、次は上値目標を目指して急騰することが多いのです。ですので、最初が「下」なのであれば、次は「上」を想定して買いを狙わなければいけません。そのため、金曜ナイトでは “底値探し”をすることになりました。少し下ヒゲが出ればロング→ロスカットの繰り返し。これを5回くらい繰り返して100万円以上損切りし、最終的には「34500円でロング」が約定して現在34800円で終わっています。(※やや含み益ですが、損切り額は回収できていません) このような“底当て”は、落ちるナイフを掴むことにもなるので、基本的にやるべきではありません。ただ、今回はその後に38000円に向けた急騰の可能性があったのでチャレンジしたということです。
先週の先物は、これまで見たことがない滅茶苦茶な値動きでした。出来高がなくて値が軽いため、すぐに値が飛ぶのです。何の理由もなく何百円動いたり、“数分で数百円”動いた場面もありました。このような値動きだと、触っても怪我するしかありません。私も本来なら参加すべきではなかったのですが、7/31まではうまくいっていたこともあって、その流れで頻繁に参加してしまい大怪我をしました。
何度も言いますが、現時点で見れるデータを基に考察したところで、“1週間の相場”なんて読むことができません。それでも、すぐに変わるかもしれないという前提で 仮シナリオを考えるとすれば、「ここから38000円近くまで上昇し、その後33000円台」というイメージでしょうか。月曜はブラックマンデー?になるとして、その寄りの雰囲気や影響が想像できません。ただ、早い段階で切り返すようであれば 数日くらいは買えるかもしれませんし、その後は戻り売りを考えることになります。日柄から考えると、完全に底打ちするのは「8月中旬」だと思います。その後は9月まで上昇相場・・・と考えたいのですが、実際には、残念ながら「日本市場から資金が抜かれる傾向になる」と思います。そうなると、結局また米国市場に。指数で言えば、もしかするとナスダックよりもダウの方が堅調になるかもしれません(半導体の影響が少ないため)。とりあえず、今週は日本株を触るのは最初のリバウンド狙いだけにして、それよりは米国市場に目を向けようと思います。
(※実際には、米国指数に関しても複数シナリオの中の1つに“暴落シナリオ(=S&P500が5000付近まで下落)”もあるので絶対安心とは言えないのですが、今のところは「8-9月は上昇」となるシナリオの方が優勢だと考えています。
ということは・・・この暴落で「新NISAで失敗」というのを見かけるのですが、ちょうど今が「S&P500やオルカンの絶好の買い場」となり、新NISAの初心者投資家は特に問題ないかもしれません。残念ながら、これから厳しくなるのは日本株メインの個人投資家だと思います。日本株は不利なのです…)
以上。今回は、事前に用意していた文章に修正・追加をしたので読みにくいかもしれませんが、前提となる結論としては “十分に考察ができない状況”ということです。私自身も、CFD(金・原油)とビットコインでは大勝ちできても、株・先物・為替では損失が出ています。
実際には私の損失なんて大したことはなく、金曜夜の動きを見て、月曜の朝が来るのが怖いという人もいるのかもしれません。ただ、投資に参加していれば、このような場面はまだ「何回でも」やってきます。仮に今回は生き延びたとしても、このような場面を何度も乗り越えなければ相場の世界で勝ち続けることはできないのです。だからこそ私は「トレードスキルが必要不可欠」だと繰り返しています。これを買っておけば大丈夫・お金が増え続けるという投資は、この世に存在しないのです。為替介入の効果もなく、ずっと続くと言われた円安も止まって円高に振れました。しかし、その円高もいつまでも続くのではなく、また円安局面もやって来ます。上がる下がるなんて言い続ければ誰でも当たるのですが、そうではなく、トレードで勝つためには「実際に動き出す前にその動きを想定できるかどうか」です。
私は、このnoteで週末時点での自分の考察を書いています。勝っても負けてもごまかさずに リアルな相場観を2年以上書き続けてきました。相場が変われば想定も変わるので、参考にして頂く必要はありません。(私もその通りにしないことが多々あります) それでも、たくさんある情報の中の1つとして、何らかのお役に立てればと思います。
・・・長くなりましたので、最後にまとめておきます。
現在のポジションですが、日本株全体では大幅縮小して売り買い比率は同程度。買いは数銘柄だけで、小さい空売りをたくさん持っている感じです。(大半がキャッシュです。PTSを見る限り、買い銘柄はアステラスくらいしか残らない気がします) 日経先物34500円ロング、ドル円147円ロング。(※ただ、今気づいたのですが、実際にはここに書いていない小さいポジションもいくつかあるのですが、その中の1つで日経ショートを放置していたものがあり、それが「5000円幅」の利益になっていました。小さいので気にしていなかったのですが、5000円幅にもなるとそれなりの額になっています)
CFDでは金・原油ショートなどしていたのですが、すべて金曜ナイトで手仕舞いしてノーポジションに。ビットコインショートは昨日(土曜)手仕舞いしましたが、まだ下目線なので再度ショートするかもしれません。ドテン買いするとすれば、今週末かその前あたりの予定です。(=8月中は上昇想定です)
今週のトレード戦略は(月曜の雰囲気次第で変わるかもしれませんが)今のところ週明けから買っていき、数日で戻り売りという予定です。(=現時点の目標値は38000円ですが、そこに達する前に売り転換するかもしれません。いずれにしても反発上昇は長続きしないと思うので、無理に参加しなくても良い気がします。確度の低い取引はすべきではありません。今回35500円を割ったことには非常に大きな意味があり、これによって先週までのシナリオはすべて破綻。将来的な下落相場に転換した可能性があります。そうなると、今後は指数よりも個別銘柄を探した方が良いかもしれません。バブル崩壊後はそのようなトレード戦略が有効です)
ただ、米国株はどちらかと言えば堅調な推移を想定。ですので、もしかすると「ダウ」を買うかもしれません。それ以外には、金・仮想通貨が下落想定なのでダブルトップからの「ゴールドショート」も狙いたいです。(その後 下目線のため) 現在保有のドル円ロングは150円が利確目標ですが、8月中?に140円に向かう想定なので、週明けに下がるのであれば 早めにロスカットします。
今週これ以上雰囲気が悪くならなければ、S&P500やオルカンはここが年始に次いで「2回目の買い場」になると考えています。そうなると、今後は「9月下旬までが上昇トレンド」になると思います。(※私も長期ポジションはこのあたりで買います)
一方、日本株に関しては相対的に弱くなり、完全に底打ちするのは「8月中旬」を想定。個人が完全に買いをあきらめるまで底打ちしなさそうなので、買いの雰囲気が残る限りは、上がっても下がることになるでしょう。底値となる目標値は33000円台ですが、ちょうど年始の水準だと考えれば、そこから良い再スタートになると思います。一度これだけ大きく崩れてしまった後なので、その後はしばらく(秋まで)堅調な相場になると考えているのですが、まずは今週の相場を見てみなければ、精度の高い考察はできません。
今が最悪に感じている人もいるかもしれませんが、いずれは “これ以上のこと” も起こるはずです。これからの経済は厳しくなるので、甘く考えない方が良いです。今後のためにも正しいトレードスキルを身につけなければいけません。(今回よくわかったように、株価は理由なく上下します。下がった理由をどれだけ調べても意味がないので、それよりもスキルを身につけましょう)
実際に下落が読めるかどうかは知識経験によるものだとしても、常にストップを入れることはできると思います。大損さえしなければ長く続けることはできます。詳しくは、こちらの内容を読み直してみて下さい。実際に利上げした今の相場を体験してから読むと、感じ方が違うはずです→ 「本当の投資」
前回に引き続き、いや、それ以上に大変な相場になっています。前回の時点で、このように書いていました→
『本来であれば“日経4万円割れの可能性はかなり低かった”というのが事実なのですが、実際にこのような展開になっています。マーケットの相関も乱れて理屈では説明できない動きが頻発。大型決算も続きますし、引き続き上に下に荒れそうです。それだけ難易度の高い相場ですので、先入観は持たず、無理はせずにマーケットに合わせたトレードだけしていくつもりです』
そして、トレード戦略についてはこのように書いていました→
『週明け早い段階で日経4万円までは上昇。そして、その後は39000円に向けて下がるというイメージでしょうか。なので、ここからの買いは数日程度の短期で、もし日経4万円を超えることになれば、そこは買いを手仕舞いするタイミングと考えれば良いでしょう』
『今週の早い段階で一度上昇すると見ており、だからこそまだ上目線を継続。そして、一度上昇すれば、それ以降の7月中は下目線(売り転換)になります。(もう夏休みで良いと思います)』
日経4万円にわずかに届かず39980円?だったかもしれませんが(※その直前に先物40040円はありました)、軌道の流れはイメージ通りで、私のポジションもそのあたりから売りに転じることになりました。とはいえ、ここまでの下落・・というより、これは“暴落”と言っても良いかもしれません。ここまでの暴落は想定していませんでした。ただ、前回はこのようにも書いておきました→
『上昇相場で稼げるのは当たり前で、暴落して残った利益が本当の実力です。常にストップを入れて損切りを徹底するのは、生き残るために何よりも大切な投資戦略です。実際のところ、今週無理に稼ごうとしなくても、損失さえ出さなければ十分だと思います』
もしかすると、このアドバイスが重要なものになったかもしれません。前回書いたことを簡潔にまとめると、こうなります→「早い段階での上昇が終われば売り転換。無理に稼がなくても損失さえ出さなければ十分。もう夏休みで良い…」
さて、これをお読みの皆さんはどうだったでしょうか?以上のような前回の内容を踏まえた上で、ここからが今回の内容になります。私自身、うまくいったこともうまくいかなかったこともありますが、すべて順番に書いていくことにします。
まず、先週の株トレードに関しては、実はプラス収支です。というのも、私自身のトレードスタイルは “トレンドフォロー”であり、買い・売りにこだわらず “値幅さえ出れば”利益が出せます。(※逆に、細かいレンジを繰り返すのが苦手で、そのような相場では損失が重なります。もちろん、それでも上昇相場の方が稼ぎやすいですが) 今回はあれだけの下落相場だったので、利益の大半が空売りショートによるものです。特に一番大きかったのがレーザーテックです。(※何度か書いていますが、レーザーテックは私にとって相性の良い銘柄で、もっとも累積利益が大きいのがレーザーテックだと思います。資金を入れることができて上昇でも下落でも値幅が取れるのでありがたいです。これまで天底は結構当てているはずです)
前回の更新時(先週末)の時点で「買7売3」と書いていましたが、火曜の時点では「買5売5」くらいの割合にはなっていたと思います。本格的に下落相場になったのが水曜ですが、その時にはすでに「買1売9」、木曜には「売10」ということで、最終的に完全に“売りポジションのみ”になっており、その保有の全ポジションが含み益になっていました。(=ここまで売りに偏ったのは今年初めてのことですが、トレードというのは このような状態にするのが理想です。含み損になれば素早くカットして “含み益だけ伸ばす”ようにすれば資産は増やせます。そのためにも常にストップを入れておくべきなのです)
そして、前回は、木曜のザラ場終了後に「追記」もしておきました→『私は金曜だけ反発すると考えているのでここから大きく買いますが、金曜で確実に撤退します。反発は一日で終わるという想定です』
この想定通りに、木曜の引け前から買いを増やしたのですが、一時、買いポジションの方が多くなったのを、金曜の引けにはまた減らしました。現在は「買5売5」くらいの割合です。(本当はもっと買いが減ると思っていたのですが、意外と買い保有で残せる銘柄がありました。木曜下げた分のリバウンドで上げただけの銘柄は手仕舞いですが、そのまま上昇が続きそうなものはホールドで残しているということです)
さて、前回からの想定と実際のトレードを書きました。以上の説明では、方向感が合ってうまくいったということなのですが、実際には細かい部分で想定通りにいっていません。というのも、当初、私は金利上昇+インフレ相場をイメージしていたのです。そのため、一番最初に狙っていたのは金融セクターで、メガバンク・クレジット・保険など買っていたのですが、すべてロスカットになりました。これらの銘柄が駄目なのであれば、その時点で相場は「暴落相場」に突入することになり、そうなると、何を買うか考えるよりも「すべて売り」と考えた方が適切なアプローチになります。
それでは、ここからうまくいかなかったことを書いていくのですが・・・私が前回の時点でメイン戦略で考えていたのが「ゴールド買い」でした。もともと下落相場を想定していたので “資金がゴールドに向かう”と考えており、だからこそCFDでは “ゴールドにフルベット”していました。リスクオフで米国指数や原油も下がるとわかっていたので、本当ならそれらのショートポジションも取りたかったのですが、それよりも “100%ゴールドだけ”に集中していたのです。それは最初は正解で、含み益も100万円以上になっていたので大丈夫だと思っていたのですが・・・木曜の朝に、それがストップにかかって数万円の微益で終了していました。ゴールドのみで “数百万円の利確を狙っていたのが数万円で終わった”ということで、これはトレードとしては失敗となります。(=ゴールドのみにすることで他のショートポジションを取れなかったことも含めて失敗です)
通常のリスクオフ相場ならゴールド買い戦略で合っていたと思うのですが、通常ではない規模の暴落になればゴールドさえも売られます。“下落”は想定していても “暴落”までは想定していなかったので、間違った判断になったということです。
ゴールドに関連して、書いておかなければいけないのが為替でしょう。当然のことながら、あれほどの円高も想定していませんでした。(※以前、円安が進んで為替介入も効果がないという時期に「それでも (通常以上の)リスクオフになれば円高になる」と説明していました。今回、実際にそのような局面がやってきたということです。もしこの局面でゴールド買いだけにこだわらず、素直に“円買い”もしていれば利益にできたかもしれないので反省しています)
今回は、為替のトレードでは特に損失は出していません。前回からのドル円ロングは157円割れ(156.95円)でストップにかかり、その後は、154円台まで下がったのを見て再度ロングしました。このポジションはその時点での下値想定だったので、長期であればそのまま持っていても良いと思ったのですが、その後(確か火曜) ゴールドの買いタイミングが来たのでゴールドをロングしました。その時、“ゴールドが上がるということは、ドルが下がる可能性がある”ということで、このドル円ロングも手仕舞いしたのでした。これが利益確定になったので、為替はトータルで損していないと思います。(その後、ポンドドルショート・ポンド円ショートなど少し入りましたが、動きが激しくてすぐ撤退。いずれも微益です)
一応、ここで長期の話もしておきますと、これで “長期円安シナリオは破綻” したことになります。今後、長期的には「ドル円140円」を目指す軌道になるかもしれません。ただ、ここからの直近に関しては、まずは8月で150円割れを目指すことになって、150円と148-9円あたりで反発するという想定でしょうか。ですので、当面はそのあたりの下値だけ意識することにします。(その後は156円くらいまでは戻ると思います)
続いて、仮想通貨のことも書いておきます。実際のところ、今は仮想通貨の動きのみを単体で考える意味はありません。(材料は関係なし) リスク資産の1つとしてマーケット動向を見ることの方が重要で、それによる要因の方が優先です。だからこそ、前回も利確タイミングを「株と同じタイミングで」と書いていました。(=なので、前回保有していたビットコインは株の売り転換時に利確済みです)
買うタイミングも売るタイミングも株と同じということで、「7月中はリスクオフで売り。8月上旬からリスクオンで上昇」と考えます。ここからは高値圏からのショートも検討して、8月になればまた買うかもしれません。(=以前から言ってきた “7月中リスクオフ→8月リスクオン”のシナリオに変更なし。仮想通貨に関しては、メタプラネットの話もしなければいけないのですが、長くなるので最後に回すことにします)
さて、ここまでに書いた内容では、「日本株トレードはうまくいき、ゴールドではうまくいかなかった」ということでした。ゴールドのトレードは金額で損したわけではないので、以上の内容だけならプラス収支で終わっていることになるのですが、実は、もう1つ大きな失敗があります。それが日経先物です。
先に前提として説明しておきますが、日経先物に関しては、私は他とは異なる方法でトレードをしています。通常のトレードはトレンドフォローだと言いましたが、先物は他のどの市場よりも複雑(AIアルゴが活発)なので、そんなに単純ではありません(おそらく最高難度の市場)。大口のオプション仕掛けも見ながら上値・下値の節目を設定して戦略を考えており、そのためにテクニカルではなく値頃感からの逆張りも行います。
前回、「39000円に向けて下がる」と書いていて方向感は合っていたのですが、これは逆に言えば “そのあたりまでの下落しか想定していなかった” ということにもなります。考えてみて下さい。「1週間前に42000円だったのが39000円まで下がる」というだけでも、大きな下落だと思います。このタイミングでこの値幅の想定をしていた人は ほぼいないのではないでしょうか?私も ごまかさず正直に言いますが、42000円の時点では “下がっても40000円”だと思っていましたし、40000円を割った時点でも「39000円を目指す」としか言えなかったのです。具体的には “38800円”が強い抵抗だと思っていたので、そのあたりで最大ロットでの買いを入れました。しかし、それが最大37300円あたりまで下がったことで大きな含み損になっていました。(※一時追証も発生)
その後、木曜引け時点の “追記”で「金曜は上がる」と書きましたが、その通りに金曜は上がったので 最終的にはそこまで大損と言うほどではないのですが、それでも途中のロスカットも含めてマイナスにはなっています。実際の損失額では、この先物が一番の失敗となります。
そして、その後、金曜ナイトに入ってからは、まずはナスダックをショート。これが少しロットが大きすぎたので、調整のつもりで日経225を追加ロング。(=なぜ日経をロングしたのかというと、この週末時点では「木曜に下がりすぎた日経が 金曜だけ反発するので日経↑、米国指数の方はここから↓」と考えているためです。そして、「週明けからは日経も↓」という想定です) それ以外には、原油ショートしていたのを利確しました。
・・・長くなりましたが、以上が振り返りとなります。全体的には多少マイナスで終わった週になります。もしゴールドをここまで持っていれば違う結果だったかもしれませんが、仕方ありません。また、それ以前に「無理に稼がなくても損失さえ出さなければ十分。もう夏休みで良いでしょう」と言っていた通りに休んでいれば、余計な損失をすることもなかったと思います。過去経験したことがないボラの大きい相場になっており、「数日で1ヶ月分動く」ような感覚です。このような相場は 本来であれば参加すべきではなく、だから わざわざ追記までして『かなり危険な局面』と表現しました。
この『かなり危険な局面』というのを、本当の意味で理解できる人と理解できない人がいると思います。これだけ下がって、騰落レシオやRSIを見れば「確実に買い場」に見えるのはわかります。だからこそ、セリクラ判断でここから買い始めた人も多いとは思うのですが、私はまだ下がる可能性の方が高いと見ています。というのも、ここまでの需給の動きを見る限り、過去にないレベルの異常な状況で、確率では1%以下ですが超大暴落の可能性も出てしまっているからです。
(=低い確率なので想定する必要はありませんが、可能性がゼロではなくなったのでストップは必須になります。万が一のことが起こればすべて終わります。ここから上がる可能性もありますが、下がった場合の方が値幅が大きくなるので、上下で比較すると 現在はまだ「下への期待値が優勢」となります)
それでは、ここから今後の想定なのですが、「今週の週明けから下落再開」と見ています。この週末時点では雰囲気が良いのですが、週明けから、また先週のような動きになると思います。ここで難しいのが、“ボラティリティが激しい”ということです。上がると思ったら下がり、下がると思ったら上がるというのを数百円もの値幅で繰り返したりするので、私も経験したことがないくらいの難しさ。ちょうど指標発表時にはそのような値動きになったりしますが、それがずっと平時に続くようなイメージなので、わからない人は手を出すべきではなく、それこそ「夏休みで良い」と思うのです。もしどうしても手を出すとすれば、下限を設定した上での逆張りが良いとは思います。少なくとも、先週の相場で損した人は静観した方が良いのではないでしょうか。
もちろん、長期から見れば すでに買い場であることは間違いないのですが、ここからもう下がらないのか?と言われれば、まだ下がる可能性の方が高いということです。仮に下値目標を設定するとすれば「日経36500円」。ここまで下がって初めて、私は買い出動を考えます。(ですので、この水準まで下がることも許容した上で 今から買うのであれば何も問題ありません)
ただ、値ではなく日柄から考えると、ずっと一貫して言っているのが「7月中は下落、8月上昇」というシナリオなので、7月の間は待った方が良いと考えています。(※以前より「7月中はリスクオフでゴールド買い」と言ってきました) また、7月末には日銀会合・FOMCがあったり、それ以外に大きな売りが発生する要因もあるので、私自身は無難に「8月に入ってから買い目線。本格的に買うのは来週から」とします。基本的には “7月と8月で雰囲気は一変する”と思うのですが、何でも買えるような状況になるのは8月上旬以降。つまり、「7月よりは8月に入ってからが良く、それよりも8月上旬以降が良い」というイメージで、あとは銘柄やセクターによるでしょう。いずれにしても、このあたりが年始に次いで「今年2回目の買い場」だと考えます。
(※ちなみに「今が買い場」というのは、下がってからであれば誰でも言えるのですが、このシナリオは1ヶ月前から言っていることです。私は長期買いのポジション(S&P500等)を7月中旬で一旦手仕舞いしていますが、また8月上旬から買い再開していきます)
まとめると、今週はまた下落再開で乱高下が続いて難しい相場を想定。7月中は手を出さず (あえて狙うとすればゴールド買い・それ以外売り)、8月以降は銘柄選定して買っていく予定です。今は「買5売5」くらいですが、この数日の下落に影響していない銘柄だけを買っています。半導体はまだ売り目線を継続です。CFDでナスダックショート・日経ロング中ですが、週明けから日経も下目線に切り替えます。
現時点の日経の下値目標は36500円ですが、「9月までに日経40000円回復はほぼ確実、42000円到達の可能性もかなり高い」と見ています。(=それだけ8月相場に対して強気ということです。特に中小型株) とりあえず、今は参加しても余計な損失を出しかねないので、難しい7月相場だけは回避したいと思います。
それでは 最後に、前回も少し書いた「メタプラネット」の話を補足として書いておきます。メタプラネットという会社は、ビットコインを大量買い保有しています。そのため “ビットコイン同様の値動きをする”ということで以前紹介し、先々週に一時的に買ったのを、週引けで手仕舞いしたと書きました。その後、なんと「1週間で3倍」の急騰となったのですが、私はその前に手仕舞いしたわけです。ストップ高とストップ安を繰り返しており、このような銘柄は手を出してはいけない銘柄だと言えます。それでも、先々週に私が一時的に買った理由は、「ずっと天井として跳ね返されていた120円は確実に超える」と見ていたからです。ですので、それ以下で買って、超えるのを待って、金曜最終の引け値(145円)で手仕舞いしました。その後の値動きに関しては、PTSで最高364円まで上がり、それが今は232円で終わっています。はっきり言いますが、こうなると もう手が出せません。特に決定的になった理由は、月曜・火曜にビットコインが下がったのですが、それにも関わらずメタプラネットは上がっていたからです。その時点ですでに “ビットコインとの相関が外れている”ということで、もはや投機的な値動きでしかありません。さらにSNSで急上昇ワードに上がったのを見て、さらに確信しました。そもそも「SNSで話題になるような銘柄は避ける」のはトレードの基本です。急に人気になって買われているものは突然急落し、典型的な仕手株の動き(全戻し)で終わるからです。(=今日ストップ高でも明日ストップ安で売れなくなったりします) ですので、影響力のある人が紹介するような小型株には手を出してはいけません。このメタプラネットも、最終的には100円を割って終わるのではないでしょうか。「1週間で3倍」なんていう動きは異常だと考えて このような銘柄を避けなければ、資産を守って増やすことはできません。(以前、ビットコインの代わりに買えると言ったことは訂正します。買ってはいけません)
【7/25追記】ザラ場終了後です。かなり危険な局面なので例外的に追記しておきます。私は金曜だけ反発すると考えているのでここから大きく買いますが、金曜で確実に撤退します。反発は一日で終わるという想定です。詳しくはまた週末に書きます。(←追記ここまで)
月曜が祝日だったので4営業日のみ。それでも、米国SQ・トランプ氏発言・半導体規制・Windows障害などイレギュラー要素が多く、一時円高も進んで最終的に日経4万円も割るという波乱の展開になりました。今回は時間をかけて書けないのですが、書くべき内容は多くあります。とりあえず一気に書いてみます。
先週の私は「上目線」で継続していたこともあり、買いメインの戦略でした。週明けの火曜・水曜はグロースが調子良く、ストップ高も取れて順調にプラス推移。実際には その水曜日から日経平均が急落していたのですが、その時点ではまだ前週と同様「半導体が下落。それ以外は上昇」という状況でしたので特に問題はありませんでした。(=3銘柄だけで日経平均500円以上押し下げ)
その翌日の木曜日にはさらに下落したわけですが、この日の下げは多少予測できていたこともあり、レーザーテック等の半導体の空売りがあったので少しはカバー。それでも、全体では損失の方が上回った日でした。そして、実を言うと、私は「この木曜が押し目」と判断しており、再度大きく買いを増やしました。というのも、この時点では「日経4万円は割れない」という想定だったためです。多くの銘柄が長期線まで下がっていたので、その安値にストップを入れて買いやすいタイミングでした。先物も強気でロングしていたのですが、ナイトで4万円を割ることになったのでロスカット。このままいくと金曜も損失となり、週あたりマイナス=2週連続マイナスで終わるところだったのですが・・・唯一、ほぼこれだけで何とか助かったというのがあります。それがビットコインです。
前回更新時に「金・ビットコイン買い」を持ち越したと書きました。まず、金(ゴールド)は水曜に“最高値更新”ということで、想定通りの大幅上昇。そして、その上ヒゲ確認でドテンショートして、買いと売り両方で利益にできました。そんな金と同様に、ビットコインも水曜に高値をつける動きになったので利確しました。もともとビットコインは『数日~1週間の短期のつもり』と書いており、こちらも想定通りの動きで目標値に達したことになります。これで前回からの「金・ビットコイン買い」は正解だったということです。
そして、ビットコインのトレードはこれで終わるつもりだったのですが、今回想定外だったのがドルの動きです。詳細は後で説明しますが、とりあえず円高への動きがあったことで「再度ビットコインが買える」と判断して再びロングしました。と同時に、株口座の方でも「メタプラネット」を大きく買いました。(※以前説明しましたが、メタプラネットはほぼビットコイン同様の動きになります) このメタプラネットが金曜の一日だけでも16%急騰することになり、正直、金曜の利益は ほぼこの銘柄のおかげです。(=引けで手仕舞いしましたが、ビットコインのロングは継続保有。ちなみに、これで先日のビットコイン損失分は上回ってプラス収支になりました)
さて、買い目線であったにも関わらず 日経4万円を割る結果だったということで、完全に予測は外れたことになります。一部の銘柄のおかげで何とか損失を免れただけで、トータルではほとんど利益になっていません。ただ、実を言いますと、それでもまだ需給では「上目線」で継続しており、週明けも強気で買っていくつもりです。(=あと1回リバウンドするまでは買い判断)
現時点でのポジションですが、先週は最終的に下落相場になったため、必然的に売りポジションも増えることになりました。買いポジションの多くがストップにかかってなくなり、逆に売りポジションが増えることで「買7売3」くらいの比率で終えています。意図したわけではないのですが、ポジションサイズもかなり縮小してしまいました。保有のセクターは一概に言えずバラバラなのですが、グロースのショートが少し増えたという印象。基本的には “円安で上がる銘柄を買って、下がる銘柄を売っている” という感じです。半導体に関しては、ソシオネクストなどをショートしていますが、どちらかと言えばロングの方が多いかもしれません。特に、東京エレクトロンが200日線まで下がったこともあり、さすがに大きく買いました。(=今年最大の買い場だと思ったのですが、ナイトでSOX指数がさらに下げたことを考えると、週明けにはまた下がるのでしょう。ちなみにソシオは200日線を割ってしまっているように見えます。レーザーテックもショートを持ち越すか迷ったのですが、引けで手仕舞いしてしまいました)
話を変えて、為替について。最終的には反発しましたが、先週はさらに円高が進む局面がありました。トランプ氏の発言で動いたと言われていますが、私はそのような理由は気にしません。結局マーケットの方が先に動き、材料は後からついてくるからです。今回の円高の動きに関しては、直前の軌道から先に想定できました。(ちなみに大統領選はまだまだ波乱があるはずです)
ドル円は、前回『156.5円が長期買いポイント』と書いていました。前回に引き続き、早くもその値に達したため、実際にその値でロングしました。そして、今も「ドル円ロング」を保有しているのですが、正確には、一度手放してから再度入り直しています。
一応理由を説明しますと、私が最初にロングした段階で考えていたドル円軌道は「156.5円→158円→155円」というものでした。しかしながら、実際にはその後に156円を割って155円近くまで下がったわけです。そうなると、上値目標に到達する前に下値目標に達した可能性もあり、さらに、それによって円高シナリオに転換する可能性もあったので、再度考察するために一度撤退したということです。
考えた結果、現在はまだ「円安シナリオで良い」と判断しています。後で買い直したので少し不利な値にはなりましたが、157円台前半でロングしています。今後は途中でシナリオが破綻しない限り「162円を超える軌道になる」と見ているのですが、場合によっては軌道が変わる可能性も少しあるので、159円手前で一度利確したいと思っています。(=158.8円で指値入れておきました。ストップも入れて状況次第で変更するかもしれませんが)
それでは、今週の想定と戦略ですが・・・これだけ荒れたので週明けの雰囲気を見なければわからない部分も多く、現時点の材料だけで考察するのは若干難しいです。それでも「今週の早い段階で一度上昇する」と見ており、だからこそまだ上目線を継続。そして、一度上昇すれば、それ以降の7月中は下目線(売り転換)になります。(もう夏休みで良いと思います)
今週は基本的に金利上昇となり、「TOPIXが強く・グロースが弱い」という4月のようなインフレ相場を想定しています。「買うとすれば大型株・ゴールド。原油・仮想通貨は下目線。そして、グロースも下目線」です。
その場合、日経平均がどうなるのかわからないのですが、金曜ナイトの遅めの時間に上方向への兆候が出始めました。なので、少し下がったとしても、一部の大型株(TOPIX)が強くなれば、それによって指数を引き上げるかもしれません。(日経38800円と40800円の可能性あり) 参考までに、前回このように書いていました→『今週か来週に大天井をつければ、そこで買いは終了して調整入りというイメージです。(その後、8月からは中小型株を買っていく)』
最高値更新は破綻となりますが、前回からのシナリオを概ね継続するという想定です。実際、資金の需給から見ても「日経42000円までの期待値」は完全には消滅していません。そのため、現時点での私の予想は「週明け早い段階で日経4万円までは上昇」ということになります。そして、その後は「39000円に向けて下がる」というイメージでしょうか。なので、ここからの買いは数日程度の短期で、もし日経4万円を超えることになれば、そこは “買いを手仕舞いするタイミング”と考えれば良いでしょう。現時点で強いビットコインも、同様のタイミングで手仕舞いするつもりです。(=今月中は下落想定のため)
(※今週は4月相場のようなイメージなので、ゴールド買いをメインにする予定。それ以外には これまで下がっていた天然ガスを買う予定で、セクターでは「金融・エネルギー」が狙い目でしょうか。大型ハイテクは中立判定になるので、一部の銘柄は買えるのかもしれません)
現在、CFDの方では金曜ナイトの底値付近で取った「原油」「ダウ」のロングポジションがあるのですが(やや含み損)、こちらは週明けすぐに手仕舞いします。再度繰り返しますが、今週は「買うとすれば大型株・ゴールド。原油・仮想通貨は下目線。そして、グロースも下目線」だからです。(=ダウも下目線)
以上。これで一通り書けたでしょうか。一部の銘柄のおかげで助かっただけで、たくさんロスカットばかりしていた週でした。そして、今週もそうなるのかもしれません。本来であれば、「日経4万円割れの可能性はかなり低かった」というのが事実なのですが、実際にこのような展開になっています。マーケットの相関も乱れて理屈では説明できない動きが頻発。大型決算も続きますし、引き続き上に下に荒れそうです。それだけ難易度の高い相場ですので、先入観は持たず、無理はせずにマーケットに合わせたトレードだけしていくつもりです。
「上昇相場で稼げるのは当たり前で、暴落して残った利益が本当の実力」です。常にストップを入れて損切りを徹底するのは、生き残るために何よりも大切な投資戦略です。実際のところ、今週無理に稼ごうとしなくても、損失さえ出さなければ十分だと思います。私は、今週早い段階で上昇局面が来た後は降りていく予定。残りの7月中はリスクオフを想定してゴールド買い。その後は、8月からの上昇に備えて「7月末までに仕込めば良い」と考えています。(※その際には、この情報も参考になるはずです↓)
『ETF売り等で下がれば押し目買い』 警戒して売りが入れば入るほど、その売りが燃料となって上昇が加速。その結果 「日経平均は史上最高値更新」ということで、“ほぼ完璧”と言えるくらいうまくいっていたのですが・・・CPI&為替介入で大損することになり、金曜引け時点では若干負けた週になってしまいました。(=ナスダック主導の相場を想定して大半がハイテク銘柄ばかりだったため、グロースはほぼ持っていませんでした)
途中までは 本当に完璧でした。「一部の銘柄だけが上がり、他が下がる」という想定通りの展開に。ナスダックも大きくロングしていたり、米国株の個別でも前週持ち越しの銘柄にエヌビディアやアームも追加して、ハイテク中心のポートフォリオに。これに釣られて日経平均も上昇し(※正直、最高値更新は考えていませんでしたが)その上昇には十分に乗れた方だと思います。
(=日経41500円あたりでは値頃感からショートして踏み上げられましたが、その時点での失敗と言えばそれくらいでした。あっという間に100万円以上損したので、そこからは上だけを考えることにしました)
ですが、木曜夜のCPIで大きく相場が逆転してしまいました。ナスダックや米国株に関してはストップを入れているので早めに撤退できたのですが、日本株のポジションは翌朝まで動かせません。それまでの大型ハイテク買いの利益を飛ばして大損失になりました。ただ、そんな中でも不幸中の幸いのようなことが3つあるので、個人的なメモとして書いておきます→
1)一番大きなポジションだったソフトバンクGは、日経最高値付近ですべて利確した 2)日経最高値付近で、念のため7月限プット42000円を買っておいた(※掛け捨て保険のつもりで) 3)あからじめ入れていた為替注文が利益に・・・
このCPIのタイミングでは為替介入が行われたようです。私はリアルタイムで相場を見ていたわけではないのですが、直近では円高に振れると考えていたので “ポンド円売りの逆指値注文”を小ロットで入れた状態にしていました。すると、CPI後に約定することになり、小ロットにも関わらずそれなりの利益になっていたので、まずは利確しました。そして、ドル円を見てみると、下値想定していたポイントまで下がっていたので大きくロングしました。
前回、為替の長期目線の話でこのように書いていました→ 『ドル円158円(もしくは157円台中盤)までは想定しているので、そのあたりに達した頃に改めてタイミングを考えようと思います』
これは “年内のどこか”くらいのイメージで言っていたのですが、まさかこんなに早くタイミングが来るとは思いませんでした。それでも、こうして先に下値想定していたからこそ、今回迷わず入ることができました。(先に書いておいて良かったです) そして、このドル円158円ロングと同じタイミングでポンド円ロングもしました。(=最近は円もドルも同時に売られる場面があったので、ドル以外の方が期待値があると判断)
その後すぐにドル円は159円以上まで戻りましたが、これが為替介入であれば また来る可能性も高く、さらに月曜は休日で三連休なので狙われやすいと考え、一旦利確しておくことにしました。「ドル円158円以下」というのは、確かに長期ロングしたい水準として待っていたわけですが、それでも、今回のような急な動きで到達してしまうと軌道が乱れて不確実性が増します。動きが落ち着いてから再度 軌道分析した方が安全だと考えて、今はノーポジションでこの週末を迎えています。
そして、改めて現在の軌道から考え直した結果、「ドル円156.5円を長期買いポイント」とします。(=ちょうど75日線) もし為替介入等で157円を割ることがあればエントリーしようと思います。(=その後のドル円は「165円までは上がる」と見ています。月曜に介入がなくて下がらなかったとしても、早めにポンド円ロングは入れたいと考えています) いずれにせよ、この為替利益はかなり助かりました。おそらく これが先週で一番利益になったトレードだと思います。
以上のように、1)最大ポジションのSBGを決済していたこと 2)プットオプションを買っていたこと(SQ値41531円) 3)為替の利益・・は良かったのですが、それでも、ハイテク買いの損失は大きかったです。おそらく、グロースがメインだった人は逆にプラスとなる最高の相場だったと思うのですが、金曜の私は真逆の状態だったので損失になりました。(現実の結果なので 正直に書いておきます)
ただ、ナイトに入ってからは「日経先物ロング」「ナスダックロング」を大きなロットで入って利確。金ロングでも小さく利確。その他、PTSを見ると持ち株の「ELEMENTS」が黒字転換の決算で20%以上上昇していました。これらも 含めて “先週のトレード”とするのであれば、プラスで終われたことになるかもしれません。
(※ちなみに今回に限ったことではありませんが、細かい損失のことは記載していません。自動的にストップにかかってなくなっているため、私自身ほとんど把握していません)
さて、私自身は最後の最後の金曜で残念な結果になってしまいましたが、最終的にどのようなポジションを取ったのか?ここからの相場をどう考えるのか?ということですが・・・
今のチャートを見る限り、ナスダックは下落転換、日経平均は「アイランドリバーサル(宵の明星)で下落」と考える人が多そうですが、私の見立てではまだ天井とは考えておらず、需給は上向きで 今週は「再び最高値更新を目指した上昇」を想定しています。日経平均だけでなくコモディティ(金・原油・仮想通貨)も含めて、基本的にリスクオンで何でも買いやすい相場だと考えます。ただ、グロース市場に関しては、金曜日の雰囲気からは “ここからグロース相場が始まる”かのようにも見えるのですが、私の中では特別強いとは考えておらず、まだ “ニュートラル”という判断です。(=以前まではネガティブだったので それよりはポジティブ寄りになったのですが、まだ強気で買えるとは思えません。ちなみに、そろそろそうなると思っていたので、前回はグロースに関して 買いとも売りとも言いませんでした)
ナスダックが再上昇すれば、またナスダック主導の相場になる気がしているので、やはり以前までと同様に「5月に強かった銘柄」という条件で銘柄選定するつもりです。(ハイテクも狙います) ただ、仮にこの条件でスクリーニングしたとしても、以前よりはグロース銘柄が含まれてくると思います。実際、この週末の現時点でも、久しぶりにグロースの保有銘柄が増えました。というより、今はまだ大型株が下落したばかりで買いにくい形なので、必然的に中小型株中心になりました。(=例えば、中東マネーの影響か?前回からゲーム株が増えています) 基本的には “為替に関係なく上昇している銘柄”を選んでいるつもりです。また、決算シーズンということで、いくつか決算をまたいだものもあり、先ほど書いたように「ELEMENTS」がPTSで20%上昇しています。
金曜の時点では、条件に合った買える銘柄が少なかったため、まだ余力は十分にあります。それでも「ほぼ買いのみ」なので、売りも何割か保有している状況時よりは (取引規模は大きくなくても) 「買いが多い(=リスクオン)」ということになるかもしれません。月曜(祝日)に為替介入があるかどうかわかりませんが一応警戒しておいて、三連休が明ければ さらに大きく買っていきたいと思います。(※もし月曜に下落局面が来ることがあれば、先物CFDや為替で先にロングを入れたいです。資金の流れが変わったことから、欧州株には注目しています)
「今週の終わりか来週始めまでは上昇想定」なので、その上昇で史上最高値を再度更新することになれば、今度こそ「そこが天井になる」と考えます。そして、その後は下落・・というより、正しくは“調整”になると思います。現時点で下落トレンドが始まるようには思えず、あと1回 史上最高値を更新した後は “大きなレンジ”になると見ています。(=下げた分だけ戻すのを繰り返す)
すると、どうなるのかというと 「大型株は上値を追いにくくなる」ということで、この段階に来てようやく相場状況が変わって「中小型株に資金が向かう」と考えます。順番を整理してお伝えすると、「今週はまだ大型株を買って史上最高値に向けた上昇(コモディティも買える)→ 大天井をつけた後は利益確定と夏枯れで資金が抜けていく(調整)→ 8月からは中小型株が上昇(大型は買いにくい状況のため)」という流れで考えています。
つまり、あと1回の最高値更新までは大型株買いを考えますが、その後は金曜日の相場のように「大型株に向かっていた資金が他に流れる展開」(トリクルダウン?)になる気がします。(=ナスダック主導ではなくダウやラッセルが上昇) 今後は、仮に指数が上がりにくくなったとしても、マーケット全体の雰囲気はそこまで悪くならないのではないでしょうか。指数を見ても相場の雰囲気はわからないということです。
(=「指数(一部の銘柄)が上がれば他の株が下がる」「指数(一部の銘柄)が下がれば他の株は上がる」ということで、前回『指数に関しては一概には言えない』と説明しました。“日経1000円下落しても大半の銘柄が上がる” という金曜の相場を見れば、この説明が合っていたことがわかると思います)
あとは、仮想通貨のことを書いておきます。前回「ビットコインは週明けには確実に撤退する」と言っており、実際に撤退しました。損切りにはなりましたが、それでも多少は持ち戻したところでカットできました。すると、その後さらに下がることになり、一度だけ再度ロングするタイミングがあったので数%だけ利幅を取りました。
今後の仮想通貨に関しては、大きなトレンドにはならない(=株の方が期待値が高い)ので無理に手を出す必要はないと思うのですが、短期であればチャンスはあると思います。実際、すでに数日~1週間の短期のつもりで 昨日ビットコインを買いました。(※今週に関してはコモディティ全般が買えると見ているため、一時的な判断です。現在含み益ですが、引っ張ることなく今週中に撤退します)
まとめると、今は念のため三連休の警戒をしていますが、連休が明ければ「再度の史上最高値更新を目指して買っていく」という戦略。株だけでなくコモディティ全般も買い目線。(=現在、株以外にビットコインと金だけ買っています) グロースに関してはまだニュートラルなので「積極的にグロース買い」とまでは言いませんが、以前よりは買いやすいかもしれません。今週か来週に大天井をつければ、そこで買いは終了して調整入りというイメージです。(その後、8月からは中小型株を買っていく)
・・・さて、今は相場の雰囲気が良いので中期的な見立てまで書きましたが、長期的にはまた「金利上昇して一部の銘柄しか買えない状況になる」と思っています。(=金利に弱い金・仮想通貨は下落) 利下げ観測の報道に関しては私は参考にせず、それよりも、長期金利の軌道を分析するとそうなるからです。そして何より、それがいずれ向かうしかない方向だからです。
「新しい資本主義=(実質)社会主義」を実現するために、弱い企業は強い企業に吸収されて企業数自体が減っていく流れになります。そうなれば「買える企業が限られる= 一部の大企業しか買えない」のは必然です。(=その一部の大企業は膨れ上がり、最終的には日本でも巨大企業が生まれることになるでしょう。今の米国株のように、最後はその株だけを持ち続けることになります)
金曜日のグロース上昇は、たまたま大型株が天井に達して資金が抜けたから資金が回ったというだけで、この流れ(内需系へのシフト)が長期でも続くとは考えない方が良い気がします。企業の業績・中身から考えれば、景気悪化しても長期買いできるとは思えないので、「これからはグロースのターン」とまでは私には言えません。
ただ、このような話は時間軸によっても変わってくるので注意が必要です。例えば 「今」というのは今週のことなのか数ヶ月のことなのか?「今後」というのは数ヶ月のことなのか数年ということなのか?この時間軸の認識が異なると意味が変わりますし、もし時間軸を定義しないのであれば、何でもいずれ上がるし下がります。私も注意して書くように心がけますが、どんな情報であっても、どの時間軸での話なのかは間違えないようにして下さい。(現時点であれば、8月は中小型株買いと言っています)
それでは、今週は地合いが良いという判断なので、今週しっかり利益を得るようにして 来週からの調整(予定)に備えたいと思います。
これを書くにあたって前回の内容を読み返してみたのですが、前週と同じような感じの1週間かもしれません。前回(先々週)は “原油次第”でしたが、今回(先週)は “ゴールド(貴金属)次第”・・・金・銀・プラチナにかなりのロットを入れたこともあって大勝ち。さらに「日経平均TOPIXが史上最高値」となりましたが、「TOPIX↑ グロース↓」という戦略が大当たりで、主力の大型株が軒並み急上昇してくれました。(※半導体は特に触りませんでしたが、SBGはずっと強かったですし、三菱重工も強すぎました)
ただ、残念なのが仮想通貨です。もしこれがテクニカル判断で買っているのであれば確実にストップにかかってロスカットになっているはずですが、「この週末に上昇想定」ということで それまで持ち続けるのが当初のシナリオなので現在も買い保有しています。本日中までホールドして、週明けには決済します。(=その時の値に関係なく “確実に”撤退します) なお、ビットコインの代わりになるということで紹介したメタプラネットに関しては、月曜の寄り直後にストップにかかって早々になくなっていました。ただ、この時点ではビットコインが下がったというよりも グロースの下げに釣られた感じなので、グロースが下がる場面では(ビットコイン目的でも)買わない方が良いのかもしれません。
それ以外に残念だったのが、川崎重工の架空取引問題。今は持ち戻したかもしれませんが、その問題発覚で それまでの利益が飛びました。あとは空売りのグロース銘柄で、それなりのロットを入れていたのが10%踏み上げ・・・
ですが、ビットコインの下げと比べれば大したことはありません。これらがなければ大勝ちしていて、今月はもう休んでも良いくらいだったのですが甘かったです。利益の数割が削られてしまい残念です。
前回は、大事な変更点があったので少し「追記」しておきました。更新時点では “原油下落”と書いていたのですが、週明けの寄りで完全に真逆に変わったので、これはシナリオ変更に影響するということで例外的に書いておくことにしました。(=実際、原油上昇の週となり、私もロングしていました。そのポジションは金曜ナイトでストップにかかって終了に)
その追記の際に『株はそこまでネガティブというわけではないのですが、どちらかと言えば下目線です』とも書きました。“決してネガティブではない”のに、なぜわざわざこのように書いたのかというと、その時点ではおそらく「レンジになるだろう」という想定だったからです。週明けの雰囲気が良くて上がっても、その後には下がってレンジが続く・・・と思っていたのですが、結果的には強かったということです。(※前回同様、手口を見ても方向感がわからず、勢いで上がり続ける相場です)
前回書いたように、もっとも重視していた考え方がこれです→ 『個人が買いたくなれば下がり、売りたくなれば上がるというように “個人の考えの逆”で考える』・・・相場全体の需給はこのように判断した上で “確実性が高い”と思えるポジションだけに絞っていたのですが、それでも買いばかりが増えていき、今回の上昇相場にはそれなりに乗れました。
(=日経39300円が目先の下落目標と言っていましたが、実際の押し目は39440円でした。一方、前回は “5月同様の相場”を想定して「TOPIX↑ グロース↓」という見立て。実際にグロースは「週足陰線」となり、“グロース売り”でも利益になりました)
TOPIXが最高値更新した木曜の時点では買いを大きく持っていたのですが、金曜からは利確を進めてポジション縮小していきました。金曜夜には雇用統計が控えており、どう動くかまったくわからなかったからです。通常であればそのままホールドしておきたい銘柄もありましたが、移動平均を大きく乖離したものは念のため手仕舞いすることにしました。
(※雇用統計に関しては上昇シナリオと下落シナリオ両方が存在していて手が出せませんでした。「もし上がればショートする」くらいしか戦略として考えておらず、実際に上がったことで日経先物ショートが指値で約定しました)
週の最初はグロースが弱いスタートでしたが、その後は(円安が落ち着くとともに)グロースも盛り返し、今現在はグロースも少し買っています。それでも、また1週間前と同様に金融セクター(銀行・保険)の新規買いが多いかもしれません。それ以外には「百貨店」。そして引け前にゲームセクターも少し新しく追加しました。(サウジ王子の発言で動いたのでしょうか) 売り銘柄は化学セクターなどですが、NTTも再度売ってみました。
(※メモとして書いておきます→ KADOKAWAの問題でセキュリティ関連が急騰した場面がありましたが、私はその急騰では入れなかったので、急騰後の空売りで入って利確しました)
以上のように、騰落レシオから過熱感が出てきたのと、雇用統計を回避するという目的で、一旦利確で大きくポジション縮小しています。為替の面でも、前回目標として書いていた162円到達で円安が落ち着いたので “日本円に戻しても大丈夫” という判断理由もあります。ただ、問題はここからなのですが・・・
ここから、若干判断が難しくなっています。まず、これまで通りに想定シナリオだけを言うのであれば、以前から言い続けたように「日本株が強く、米国株が弱い」という展開が今週から始まることになります。前回このように書いていました→
『この先、7月の相場に関しては、以前から繰り返してきたように「日本株が強く米国が弱い」という展開を想定します。今週はそこまで差が出ないと思いますが、来週以降、ダウが下落に転じれば強弱が出てきて、米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かうと考えています』
「米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かう」ということなので、金・仮想通貨はここから下落という想定です。(※原油は難しい形になっており上下するという判定です) ただ、問題は為替です。もし上記のシナリオ通り(日本↑ 米国・金↓)になるとすれば、普通に考えると為替は円安になるのが妥当です。しかし、今のドル円軌道から見ると違ってくるのです。
為替について説明しますと、前回書いていたドル円の上昇目標162円まで上がったので正解でした。(正確には161.95円) その後のドル円の軌道をテクニカルのみで分析すると、「160円前後で一度反発した後に158円を目指す」という軌道になります。つまり、ここからは円高想定です。(=現在私もドル円ショート中)
ということで為替が矛盾してしまうのですが、整合性は考えずに想定だけを書くなら、ここからは「日本株上昇。米国株・金・仮想通貨下落」という見立てになります。実際の為替がどうなるかわからないので 私自身も疑いながら書いているのですが、現状の資金の動き(需給)を見る限りではそうなるということです。
・・・と、ここまで書いていて自分で気づきました。これはおそらく「米国株=ダウ」で見ていたからそうなるのだと思います。現在、ダウとナスダックの動きは別物です。(=これまで私が言ってきた「米国下落」とはダウやラッセルに当てはまることで、ナスダックには無関係か?) だとすれば、正しく書き直すとこうなるのではないでしょうか→「日本株・ナスダック↑ ダウ・金・仮想通貨↓」
これであればナスダック買いはそのまま継続で良さそうですし、もしかすると、これは一部の銘柄にとっては “リスクオン”なのかもしれません。(ナスダック=ビックテックによって市場を牽引) 為替がどうなるか難しいですが、基本的には「ナスダックに連動する銘柄」を選ぶのが無難かもしれません。(それ以外は下がる想定) ですので、あえて言うとすれば、今週は「5月中旬以降に上がっている銘柄を買う」という判断にします。
(=SOXは上昇している期間なので半導体も含まれそうですが、半導体だから良いとは言えず、例えばソシオ・野村マイクロ・エレクトロンデバイスなどは売り候補になります)
この週末の現時点のポジションに関しては、日本株はある程度利確したので大幅に縮小。「ドル円ショート」しながら「ナスダック買い」というのが一番大きなメインポジション(※ビットコインもまだ買い保有)。雇用統計以降は、原油ロングがストップにかかって撤退となり、金(ゴールド)を天井判断で新規ショート、日経先物41000円でショート。その他、先日 投資金を増額した米国株口座では、アップル・アルファベット・イーライリリーなどを買っています。
(※アームも買いたかったのですが、タイミングを逃しました。アームが上がればナスダックもSBGも上がるので、日経平均も上がります。ただ、ナスダックにはテスラ等もありますし、結局はナスダックが一番なのでしょう。今後も金利が落ち着いている間は “ナスダック買い”を継続するかもしれません。なお、ここに挙げた米国個別株(のアーム以外)は偶然にも「GX革新的優良企業(178A)」というETFに含まれています。エヌビディアやマイクロソフトも含まれていて日本株口座で買えるので、これを買うのもありかもしれません)
ここまでで、必要なことは書いたと思います。冒頭で書いたようにビットコイン下落は残念なのですが、先週は「金・銀・プラチナ」が最大のメインポジションだったので、これで大半の利益を出しました。
(※ビットコインに関して・・・見ても仕方がないのでチャートを見ていなかったのですが、金曜に長い下ヒゲをつけています。もしノーポジションであれば、ここで買いたかったところです。(=実際に上昇しています) すべてのトレードに言えることですが、「一番勝てるエントリーポイントとは、多くの人がロスカットしたところ」なので、長い長いヒゲは絶好のチャンスです。ただ、テクニカルに関係なく週明けからは下がると見ているので、どちらにせよ週明けには撤退するルールです。そして、次は戻り売りを狙うかもしれません)
今週の投資戦略をまとめると、今週は強い銘柄を中心に買いたい相場になります。相場はますます下がりにくく 底堅くなっており、週明けにETF売り等で下がるなら押し目買いしたいです。(ダウ・金・仮想通貨は下目線。為替が上下どちらもあり得るので、逆に動きそうならドル円ショートは早めに手仕舞いするかもしれません。基本的にはナスダック連動で “5月中旬以降に上がっている銘柄”を買って、下がっている銘柄を売る予定です)
さて、ここで少し話を変えて・・・最近になって、ようやく「今年後半のシナリオ」が見え始めてきたので、今後の長期シナリオとして書いておきたいと思います。
今年後半のメインテーマは「さらなる大幅な金利上昇」になると考えています。(=7月は金利が落ち着いて下がった後、次の金利の上昇波動は大きなものになるため) これまでも頻繁に金利上昇のことは書いてきましたが、これまで以上の金利上昇ということで、イメージとしては「2022年の相場」です。
現在、強い円安が進んでいるのは明らかですが、もともとそのスタートは2022年でした。2022年の最初にドル円115円だったのが151円まで上昇。しかし、ここで比較して考えなければいけないのが株式市場なのですが・・・今年2024年に入ってからの相場は「円安で株価上昇」なのに対し、この2022年というのは、急激な円安であるにも関わらず株価は低迷。特に「ナスダックが急落」しています。(=日経平均は横ばいだったので、相対では強いことにはなります。グロースは急落) この事実だけ見ても今の株式市場は「ナスダック=ビックテック次第」というのがよくわかるのですが、今年後半には「大きな金利上昇でナスダックさえも下がる」という展開になるかもしれません。そして、もしそうなれば当然、株式市場全体が下がることにも繋がります。(※日経平均や 円建てのインデックスに関しては横ばいで推移でしょうか)
ただ、今のインデックス(株指数)は当時とは同じ状況ではない(構成銘柄も異なる)ので、同じ比較はできないかもしれません。それでも、どう考えても “大きな金利上昇を上回るほどの業績期待” ができるのはビックテックくらいしかなく、「ビックテックだけ かろうじて買える」「ビックテックくらいしか買えない」というような状況にはなりますし、逆に、それさえも崩れれば すべてのマーケットが厳しくなります。(=長期波動からすれば、今現在の上昇波が最後の上昇になります) このように、実際の指数がどうなるかは その時にならなければわからない部分もあるのですが、とりあえず「金利上昇」だけでも想定しておくと、“何でも買える相場にはならない” ということは意識できます。
そして、実際のところ、この2022年に一番簡単だった投資戦略が「ドル買い」です。(=円売りというのではなく “ドル買い”です) 2022年当時、私は円安にベットすることは考えていて「円安銘柄を買う」ということはしていたのですが、為替の方で長期ポジションを取ることはしていなかったので、次のチャンス時にはそうしようと思います。
(=最近もありましたが、あまりにも金利が上がると “円安で上がるはずの銘柄”さえもリスクオフに影響されて下がってしまうのです。そんな株式投資に比べれば、ドル買いはシンプルで効果的な投資になるはずです)
とりあえずドル円158円(もしくは157円台中盤)までは想定しているので、そのあたりに達した頃に改めてタイミングを考えようと思います。また、ドル買い以外では「グロース売り」が有効になるでしょう。一部の銘柄を除いて下がる銘柄が多くなるのであれば、“買いよりも売り戦略”を取り入れた方が有利です。(※さらに下がるとなると、グロースはコロナショック安値を目指すことになるのですが…)
円安に関して様々な意見があるとは思いますが、トレーダーとしては “円資金を元手”にして投資するのだから、円安の方が圧倒的に稼ぎやすくはなります。いずれはまた「一部の銘柄だけ買って他は売り」のような極端な相場状況になることは想定した上で、とりあえず、この7月くらいは金利も落ち着きそうなので、ここで積極的に買っていきたいところです。
(※以前「年内の相場は堅調かも」と書きましたが、指数だけを見た上での相場が堅調だとしても、「それが相場全体に当てはまるわけではない」ということは理解しておく必要があります。金利が上がれば、株式投資全般はやはり厳しいです)
最後に・・・この7月になれば、このことを書かなければいけません。この毎週更新noteは、これでなんと「2年間」続いたことになります。(一度も途切れたことはありません) 途中でモチベーションが下がることもありましたが、現在はあまり気にせず「自分のトレード履歴メモ」のようなつもりで、記録と証拠を残すという目的で書くことにしています。(※役立つ内容を書こうとすると手間がかかるのでやめました) ちょうど2年前、これを始めた直後に起こったのが安倍元首相の事件で、あの出来事は衝撃的でした。毎年この時期になれば思い出すことになるでしょう。
これを読んでいる方からすれば、参考になることもならないこともあると思いますが、私自身は予測が当たっても外れても儲かっても損しても気にすることなく、自分の正直な相場観を書き残していきます。難しいマーケットを分析するというのは、それだけ面白いことなのです。今後とも どうぞよろしくお願いします。
【7/1朝追記】週明け後の追記はしない方針ですが、大事な変更点があるので書いておきます。本文では“原油下落”と書いているのですが取り消します。そのため今週の戦略は「コモディティ全般買い」となります。(株はそこまでネガティブというわけではないのですが、どちらかと言えば下目線です)(←追記ここまで)
先週を振り返ってみれば、非常に好地合いの1週間だったと言えます。しかし、正直に言いますと、私はこの上昇に十分に乗ることができず、どちらかと言えば厳しい局面もありました。前回はこのように書いていました→
『ここからすぐに下落が始まるというよりは、今の需給からして「少し上がってから下がるシナリオ」の方が可能性が高いと考えています。仮に、ここからダウが再度 高値付近まで上がることがあれば、そこが下落の起点になるということでショートを狙いたいです』
“米国発のリスクオフ” というのが当初からの想定シナリオで、先週の米国株指数は「陰線」で終わりました。しかし、“日本株は相対的に強い” ということで、日経平均は以前より『39700円に向かう需給』『不可解な買い』が存在していると言ってきました。そのため、下がっても下がりきらない・・・となると、いずれどこかのタイミングで上抜けする可能性が高く、その場合にはそれなりの急騰になると考えていました。だからこそ予測が困難で、おそらく「上がってから下がる」というような曖昧な言い方しかできませんでした。(※“不可解な買い”の正体は「年金」でしょう。大口の仕掛けを無視して買ってくるので、最終的に大口が負けてショートカバーになったことになります)
そして、このような見立てだったからこそ積極的に買いを入れることはできず、株トレードに関してはかなり慎重になっていました。なるべくポジションを取らないようにしながらも “これは確実性が高い”と思えるものだけ小さく買っていくというようなスタンス。最大時と比べれば2割くらいの感覚でいました。しかし、それでも地合いが良すぎるため、自然に買いポジションが増えていき、日経39000円を超える頃には5割くらいのポジションサイズになっていました。39000円を超えればレンジを抜けて上昇するのはわかっていたのですが、その上昇タイミングになれば 私は早めに「降りること」を考え始めました。そのため、火曜日の39200円あたりで大部分を手仕舞いし、ほぼノーポジションに近い状態になっていたと思います。ですが、その後も相場は上昇し、日中高値39788円まで上昇しました。その時には再度 買いポジションが増えていたのですが、ここまでの大きな上昇幅を十分に取れたとは言えず、不満の残るトレードでした。
ただ、昨年の私であれば、“ここまで上がったから下がるだろう”という考えで、おそらくショートポジションを増やしていたと思います。(※昨年秋の下落想定局面で、ショートにこだわって踏み上げられた経験あり) 今回はショートはほぼ入れていないので、その点に関しては成長して改善できたと思います。
(※ちなみに高値39788円だったので、『39700円に向かう需給』については正解だったことになります。この需給読みをしていたのは38000円割れの時からなのですが、だからこそ逆に、ここまでの判断が非常に難しかったです。大口の手口もテクニカルも関係なし。チャートが下を向いても上昇の可能性を持ち続ける必要があり、上がるか下がるか最後までわかりませんでした)
さて、株はこのような感じで (プラスにはなっても)満足のいかない結果だったのですが、実際のところ、先週の私は株がメインではありませんでした。株は上がるか下がるかはっきり書けませんでしたが、先週、唯一「原油買い」だけ明確に書いていました。そこで、よくわからない株よりは確度の高い原油にベットしようと考え、実質「原油にほぼフルベット」のような状況でした。そのため、先週の私は、株が上がっても下がってもポジションサイズが小さいので大した影響はなく、それよりも原油の動きで振り回されていました。(=株口座の方でも、“円建て”で原油を大きく買っていたくらいです)
その原油ですが・・・先週の動きを振り返って考えると、非常に辛かったです。何度も乱高下を繰り返し、含み益になったと思うと翌朝には含み損になっていたり。ロットが大きいので含み損も大きくなり、それが24時間続くのを耐えるしかありませんでした。(=完全に下抜けすればあきらめるのですが、大きなレンジ継続だったため) その原油に加えてビットコインも下がっていましたし(※それは想定していましたが)、さらに、円安でゴールドが下がったタイミングでゴールドも大きく買ったのでした。この原油とゴールドで含み損を抱える時間が長く、これがかなり辛かったです。ゴールドに関しては、含み損から少しプラスに転じたところで我慢ができずに微益撤退。すると、その後に上抜けして急騰することになり、もう少し待っていれば何百万円も違ったのに・・・と悔やみながらも、とりあえず損失を免れただけでもありがたいと思うことにしました。
そして、メインの原油に関しては、金曜になってようやくレンジを完全に抜けることになり、無事に大きな利益になりました。(=大半は金曜に手仕舞い。残した一部も週明けには手仕舞いします) 株のことはこの後書きますが、先週の私のトレードは “原油次第”だったので、金曜の上昇で本当に助かりました。というわけで、この1週間を振り返ると、「株の大幅上昇に乗れず、金・原油の乱高下で苦しんだ1週間」というのが感想です。(結果的にはプラスでしたが)
大半の投資家にとって、先週の相場と言えば、株の大幅上昇に加えて「ドル円161円超え」が大きな出来事だったと思います。為替に関しては、私は週明け最初の軌道から “161円までは上がる”と見ていました。そのため、ドル円と豪ドル円をロングして、ドル円は161円で利確したのですが、豪ドルはまだ残っています。それ以外に、なんとなく南アフリカランド(ZAR)のロングをして、それも利益になったので利確しました。(※現在は豪ドル円ロングのみ。今買うなら「豪ドルかカナダドル」で考えていました)
それでは、株のことを細かく書いていきますが・・・ 確かに今の値動きだけ見れば強く見えるのですが、私の感覚としては「強いけれども本当は強くない」というような印象を受けます。(=オーバーシュート気味に無理に上げた感じ) 以前からの『39700円に向かう需給』で ここまでの上昇は想定できたのですが、逆に言うと、これ以上上げるためには “それ以外の需給要因”が必要になってきます。(=トリガーに達しても、これ以上のターゲット値にならない) ここから「売り手があきらめるほどの強い買い」が入るのかどうか?ちょうど7月月初ということで「ETFの換金売り」もあります。その押し目でどれだけ買いが入るのかが重要なのですが、現時点ではどうなるかわかりません。基本的には「個人が買いたくなれば下がり、売りたくなれば上がる」というように、“個人の考えの逆” で考えたいと思います。
(=目先の下落目標は39200-300円あたりです。本来なら金曜のザラ場最高値で指値が約定して先物ショートしていたのですが、ナイトで高値更新したためにカットしました。もしかすると、またショートを狙っていくかもしれません。そして、目標値まで下がれば買いたいです)
先週の相場を振り返ると、権利日特有の動きやリバランス、「半導体が強くて他が弱い」「半導体が弱くて他が強い」という日ごとの入れ替わりもありながら、それでも 小型株を買える場面は多かったかもしれません。私は再度、伊勢化学を買った場面があったり、電力はずっと空売りしていたり、半導体はあまり触りませんでしたが、三菱重工は相変わらず強く、主力の1つでした。あとは円安進行のため「インド株やオルカン」を “円建て”で保有したりもしていました。(※先ほど書いたように “円建て”で原油も) 1つ残念だったのは、前の週から持ち越していた「ELEMENTS」を大きめのロットで持っていたのですが、なかなか上がらなさそうだったので早めに手仕舞いしたところ、その後に材料が出て最終的には数十%も上昇することになりました。この大きな利益を取り逃したのは残念です。
あと、前回「商社を空売り」と書いていたのですが、その銘柄は「三井物産」でした。すると、月曜だったと思うのですが悪材料が出てきました。やはり 商社の中でも三井物産が特に下がっていたのには理由があるということです。いつも例に出すように、ここでも「チャートが先、材料が後」になります。
同様の話で、「ブックオフ」が悪材料で下げていましたので、そちらは下がった後に買いました。トレードの基本は、“悪材料で下げれば (止まったところで)逆張り買い” です。過去にも私はスシローの事件で下げた時には買いましたし、小林製薬の紅麹の時にも買いました。“大きく下がった安値を割ればロスカットすればいいだけ” なので、突発的な急落後はストップ位置が明確でエントリーがしやすいです。
(=ニュース(材料)で利益を出すには、その前からエントリーしておく必要があります。そのため、ニュースが出た後にエントリーするなら逆張りが基本。すべての材料は「知られたら (織り込めば)終わり」。ニュースや情報を元にトレードしていては遅いのです)
(※この内容とは関係ないですが、今現在スシローを空売りしています。商社に関しては今は買い転換という考えで、伊藤忠を買い保有。そう言えば、エネチェンジを空売りしたいと思っていたところ、気付いた時にはストップ安になっていました。下落の先読みはしていたのですが)
さて、先週は株に関してはそこまで積極的ではなかったわけですが、それでも金曜に大きく銘柄を入れ替えることにはなりました。具体的には、それまでは小型株も多かったのが、ここで小型株を手仕舞いして、金融セクター(銀行・証券・保険)が買いのメインに。インド株・オルカンも継続保有。(その他、個別でメタプラネット。理由は後述します) そして、飲食やテックを少しショートしました。(※買いが大半ですが、ポジション規模はかなり縮小) そして、この金曜の入れ替えが、今週の想定シナリオにも繋がるのですが・・・
今週の相場は、ここまでと違って「グロースは(どちらかと言えば)売り」と考えます。前回、「海外がグロースを買ってきているのでグロースが強い」と説明しました。それが2週連続で続いたことが確認できましたが、おそらく先週(3週目)もそうなのでしょう。(※投資主体別売買動向がわかるのは翌週になってから) ですが、この動きも3週間で一旦終わって「グロース買いのターンはここまで」と考えています。(=チャートを見ても 25日線タッチでちょうど良いタイミングです)
それでは、ここから今週の相場予想になるのですが・・・前回『今買うなら金よりも原油』と書いていて、それは正解でした。今回はこれが逆転することを想定し、今週に関しては「原油下落」で「金(ゴールド)買い」に入れ替えるつもりです。と同時に、ようやくここから「仮想通貨上昇」を考えます。前々から「仮想通貨は月末-月初に上昇」と言い続けており、だからこそ、ここまで含み損でも持ち続けてきました。(=もし今週上がらなければシナリオ破綻なので手仕舞いします)
つまり、今週に関しては「金と仮想通貨狙い」という戦略になります。株は引き続き、相場の転換点でリスクオフ警戒しているので、積極的には買いません。買うとしてもグロースよりはバリュー。イメージ的には「5月同様の相場を想定」です。(=TOPIX・半導体↑ グロース↓) なので “5月に上昇している銘柄を買って、下がってる銘柄を売るつもり” ですが、おそらく、また「ゴールド次第」という一週間になりそうです。(=先週が原油次第だったように。なお、5月相場では原油が下落する一方で、金以外の貴金属も上昇していたので「銀・プラチナ等」も買い検討します)
仮想通貨についてですが、前々からビットコインよりもイーサリアムの方が期待値が高いことはわかっていたのですが、コストを考慮してビットコインにしていました。そして、先週、個別株で「メタプラネット」を100円割れで買っています。詳細は調べて頂ければと思うのですが、この会社はビットコインを大量買いしており、“実質ビットコインと同じ動き” になります。そのため、ビットコインを買いたいけれども取引口座がないとか税金等が面倒と思われる人は、“メタプラネット買い” を検討しても良いと思います。(=こちらは株なので税金が安い) ただ、当たり前ですがビットコインが下がれば下がりますので、私も一時的に買っているだけです。(来週には売ります)
そして、この「金・仮想通貨買い」という戦略を考えた後に気づいたのですが・・・よく考えてみると、今週7/3はいよいよ “新紙幣の発行”があります。もしかすると、このあたりで金融(通貨)に関する何らかの動きがあるのかもしれません。ただ、先に言っておきますが、今週は金・仮想通貨買いでも、来週からは “売り”で考えています。何らかの要因で急騰すれば終わりということで、そのような局面が来れば早めに撤退するかもしれません。(=7/3の動きは重要)
この先、7月の相場に関しては、以前から繰り返してきたように「日本株が強く米国が弱い」という展開を想定します。今週はそこまで差が出ないと思いますが、来週以降、ダウが下落に転じれば強弱が出てきて、米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かうと考えています。
(※ダウの下落というのは、「最高値圏で上ヒゲをつけるか 完全に下抜け」が開始のサインです。ただ、ここから下落波動になったとしても、ジグザグで下げる形になりそうで、ショートで利益を取るのは難しいかもしれません。
為替に関しては、現在の上昇波では162円までを見ていて、その後に数円下がってから、次の上昇波で165円を目指すというイメージです)
ここまでの内容をまとめますと、現在は全体的にポジション縮小した上で金融セクターなど買い。為替は豪ドル円ロング中。(CFDで少し原油買いが残っていますが週明けに手仕舞い) 今週は “バリュー半導体買い・グロース売り”で5月同様の相場を想定。株は銘柄次第なので、それよりも「金(貴金属)・仮想通貨買い」をメインで狙うつもりです。
最後に・・・今回の内容は以上で、ここからは追加しておきたいことを書いておきます。
金曜にアメリカ大統領選の討論会の内容が話題になっていましたが、これに関してあれこれ考える前に、大前提として、今の世界の大きな流れを知っておくべきです。私は以前より「社会主義に向かう」という話をしていますが、そのためには資本主義の終焉が必要になるのですが、それに付随して「民主主義の終焉」も当然のことながら関係してきます。民主主義を終わらせるためには “頼りない政府・国家” にしていく必要があり、それが今の日本やアメリカだけでなく他の国々でも行われていることです。こうして各国が弱くなって様々な出来事が起こって混乱した後に “強いリーダー”が登場すれば、その人物を中心に世界がまとまることで “ワンワールドに向かう”というシナリオです。(AIも活用されるでしょう)
正直なところ、私自身はそんな都合良く簡単にはいかないと思っているのですが、それでも、人は陰謀でも何でも簡単に信じてしまうのでわかりません。(陰謀が事実になると、その事実を疑うことをやめてしまいます) 大事なのは、どんなメッセージでも鵜呑みにしないこと。ほぼすべての事柄において、大衆が信じていることの逆が正しいです。これからは、「正しいと思っていたものがそうではなかった」というように、多くのことがひっくり返るような展開も起こると思っています。
(※このページの下の方に、「【コラム】世の中の構造について 2023.10.22」も掲載しています)
「159円までの円安想定」「中小型中心に買い」「米国株・原油買い」と書いていた一週間ですが・・・実際に ドル円は159円に達して原油も大幅上昇したので、正解だったと言えるでしょう。TOPIXが弱かったので中小型株狙いも合っていたことになりますし、金もやはり下がりました(週足は陰線)。このように想定通りの展開ということで、為替・米国株・原油のトレードでは十分な利益になったのですが、残念ながら日本株のトレードではマイナスになってしまいました。
ただ、この株のマイナス分には “前週から持ち越しの損失”も含まれています。そして、もともとその買いポジションに対するヘッジは、前週の引け時点では入れていたのですが、ナイトで欧州不安の急落があったので、そこですべて利確したのでした。こうして週明けの段階ではヘッジショートがなくなった状態になっていたため、マイナススタートになったことに関しては仕方ありません。(=もしそのままヘッジを持ち越していれば、そこまでマイナススタートにならなかったと思います)
このように、スタート時点ですでに損失があったわけですが、それでも最初の方はかなりうまくトレードできていたと思います。スタート時の損失はすぐにほぼ取り戻し、週の前半ではプラスに転じました。(=重工、SBG、TDK、太陽誘電などが強かった印象。前回書いた三越伊勢丹の空売りも (早く手仕舞いしてしまったのですが)うまくいったことになります) ナスダックロング・原油ロングも成功して非常に順調だったのですが、問題は木曜夜~金曜の相場です。この間で日経300-400円幅くらいの激しい上下があり、明らかに強い買いが入っていると見て大きく買ったタイミングで狩られることになり、手痛い損失になりました。
(※重工やSBGを、押し目判断で大きく買った直後にロスカット。SBGは孫社長の自社株買い発言でまた1万円割れになり、同じタイミングで日経先物でも失敗し、非常に難しかったです。これで、強いのか弱いのかよくわからなくなってしまいました)
後半は特に細かい値動きを繰り返した1週間。週末を迎えた現時点で振り返っても、判断が難しくなっています。前回 『週の終わりには一旦手仕舞い』と書いていたように、本来であれば、ここでポジション縮小して売り買いも同程度にして終える予定でした。しかし、(週引けの前は)全体的に「不可解な買い」が入っている状況だったため、なかなか売り目線になることができず、また、空売りに適した銘柄もほとんど見つからなかったため、結局「買7売3(もしくは買6売4)」くらいで買いの方が多く残ってしまいました。日経先物は損失を繰り返してわからなくなったので触らず。原油は明確に上目線で継続中なので、原油に大きく買いを入れました。(その他、この円安局面での目減りを防ぐために一時的に「全世界株式(オルカン)」を買ったりしました)
半導体に関しては、先週は『買い転換』と書いていたように(日米ともに)前半は半導体銘柄を強気買いして、下げ始めたところでドテン売り。そのまま現在も売り保有中。買いは円安でも上がるグロース・中小型株が多く、売りは商社・半導体など。先週は電力・不動産を空売りする場面もあったりして、このように売り買いのセクターが入れ替わったのを見ると、相場の雰囲気がかなり変わったと感じます。
(=6月2週目からは海外もグロースを買ってきていますが、もしかすると数ヶ月ぶりのことかもしれません。だからグロースが強くなったわけで、これは私が「グロース買い」と言ったタイミングとぴったり一致しています)
さて、直近のAIによる激しい値動きだけでも難しいのですが、それだけでなく、ここからの予測難易度も高くなってきています。基本的には、前々から繰り返しているように、ここからがはっきり「リスクオフが始まる」という想定シナリオ。そして、そのリスクオフは “米国発”だと言っています。(=そのため日本株は相対的に強くなるということで、7月は日本株は強く米国株が弱い想定)
ところが、その米国市場の話をする場合において、“ダウとナスダックの動きがまったく異なる” のです。そのため、もしかすると米国リスクでダウが下がったとしても、ナスダックは下がらないという可能性があります。日経平均はその中間くらいになるのでしょうか。となると、「ダウ↓ ナスダック↑ 日経→」という感じで、イメージとしては「5月中盤から現在までの相場」ということになります。(=日経平均はずっとヨコヨコ) それでは、もしこのような相場状況になったとして、それはリスクオフなのかどうか?と考えてみると、実際には “銘柄による”ということになるのではないでしょうか。これまでよりは下方向になりそうですが、完全に下というより、「この1ヶ月で上がっている銘柄は買える可能性がある。逆に下がっている銘柄は売っていく」というような銘柄選定になりそうです。(=指数に関係なく動く銘柄を選ぶ)
(半導体に関しても、銘柄によって異なる動きになっています。前回「米国ビックテックが強すぎる」ということを書きましたが、要するに、それらに関連する日本企業なら強いということになります。例えば、最近は私は「ディスコ・SBG・村田」あたりを買うことが多く、逆に、現時点で「TOWA」「野村マイクロ」を空売りしています。(ソシオも空売りしていました)
ちなみに、それなら素直に「米国ビックテックを直接買うのが早い」という考えから、先日、米国株の投資資金を増やすことにしました。日本株の値動きは難しいので…)
・・・以上。振り返りとともに、現在のポジションと今後の見通しまで書きました。ここからは、それ以外の内容を追記していきます。
まずは為替について。先週は円安想定でしたので、クロス円ロングだけを考えており、先週から持ち越しでポンド円ロングを保有。それを利確した後にはユーロ円ロング。それをドル円が159円に達したあたりのタイミングで利確しました。
前回更新時点では「ドル円159円」と書いていたのを、途中で “159.5円が目標”に変更していたのですが、現時点ではその値も超えてしまったこともあり、新規ポジションは取っていません。今週以降、米国がリスクオフになればドルも下落するような気がしています。(※ただ、そうなるとナスダックが上がる可能性もあるので予測が難しくなっています。SOX指数も連動して下がれば、もう少し予測しやすいと思うのですが)
CFDでは、原油を大きく買い。今はそれくらいしか想定通りに動くものがなさそうだからです。ビットコインに関しては、先週下がりそうだったので一度ロスカットし、下げたところで再度買い直しています。(=買い自体は変更ありません。「月末-月初に上昇する」と考えて保有しているのですが、もしそのタイミングで上がらない場合はあきらめて撤退します。7月以降は下落想定だからです)
米国株は、先週前半は半導体上昇想定だったのでエヌビディア・アームなどを買って結構な利益が出たのですが、天井をつけたところで利確撤退しました。その後はテック系以外の銘柄をいくつか買っています。(=指数に影響せず上昇している銘柄ですが、米国も多くの銘柄が下がっているので (半導体テック以外だと)条件に合って買える銘柄が少ないです)
それでは、まとめますと・・・本来であれば今週からリスクオフで下落想定なのですが、まだ「買7売3」くらいで買い多め。「ダウ↓ ナスダック↑ 日経→」だとすれば、指数の予測は難しく “銘柄次第”としか言えません。「5月中盤から現在までの相場」をイメージして、「この1ヶ月で上がっている銘柄は買う・下がっている銘柄は売る」というような銘柄選定になりそうです。(=日米ともに、今は一部の銘柄が強いだけなので)
原油は買い継続。今買うなら、金よりも原油でしょう。(※金(ゴールド)は月末まで買いは待つつもりです。月末月初でビットコイン→金に乗り換えます)
どちらかと言えば、ここからすぐに下落が始まるというよりは、今の需給からして「少し上がってから下がるシナリオ」の方が可能性が高いと考えています。仮に、ここからダウが再度 高値付近まで上がることがあれば、そこが下落の起点になるということでショートを狙いたいです。(もしくは完全に下抜けしたタイミングです。SOX指数(半導体)・日経も同様の展開を考えます)
今回は、細かい予測が難しいので以上となります。米国が下がれば「市場全体がリスクオフ」になるのでしょうが、何度も言うように “日本株は相対的に強い”と思います。それでも、ここからは積極買いしていくよりは「降りていく(売っていく)」タイミングであり、日経平均の下落目標は36000円で考えています。
ドル円に関しては、ここから7月に向けて155円あたりまで下がった後、次は165円を目指す軌道を想定。そのタイミングでは再度リスクオンということで強気買い。結局、リスクオフも夏の間だけで、また株も上がることになるので、「夏枯れが良い押し目」になるのではないでしょうか。円安が進むので “買わなければいけない相場”ということです。(=ドル円の軌道を考えると8月には上がりそうなので、買い場は7月下旬でしょうか)
最後に・・・補足として追記しておきたいことを書きます。
前回書いた「伊勢化学」は、完全に大相場が終わった形になりました。(※先週はサンバイオも、バイオ株らしい急騰→急落で終わっています) どの銘柄でもそうですが、基本的に「初動」の上昇は狙うべきですが、一度大きな上昇が終わったのであれば、これ以上期待しても仕方がないので別の銘柄に目を向けるべきです。そして、このように大きく急騰する銘柄というのは “その後の急落とセット”なので、必ずストップ(逆指値)は入れておくことです。
すべてのトレードにおいて、「エントリーすればすぐにストップを入れること」をルール徹底しておけば大きな損失はないはずです。(私は1日1回確認してストップ変更しています) 本当に長期にわたって安定した結果を出したいのであれば、“トレードの鉄則”として必ず守るようにしましょう。(※「本当の投資」で書いた通りです)
メジャーSQも日銀も無事に通過・・・ということで、私自身のトレードも “久しぶりに”何の問題もなく非常にうまくいった週になりました。(※金曜引け後に欧州発の下落がありましたが、そこは “押し目”という判断で、その時点で持っていたショートポジションを手仕舞いするタイミングになりました。今は米国市場が崩れない限り大丈夫だという認識です。詳しくは後述します)
先週、週明けの動きを見てすぐに感じたことが2つあり、それが「日経は39000円を超える」「米国指数は高値更新する」ということでした。もともと、先週の戦略で書いていたのが「金・仮想通貨・原油買い狙い」だったのですが、これはなぜかというと “金利が下がる”ということを想定したからです。また、先週は『グロースが買えるかもしれません』と書いていたのですが、その理由も 「金利が下がって米国株指数が上がる」という可能性を考えていたからでした。(=週末の段階では確信には至りませんでしたが、週明け直後の雰囲気を見て確信に変わりました)
そのため、私の先週の実際の戦略は、「基本的に “地合いは良い”という判断。ただし “SQ週ならではの動き(下落)”には警戒」という感じでした。地合いが良くてグロース(中小型株)が買えるのであれば、それは “実質リスクオン”です。三菱重工など 調子が良かった銘柄はたくさんありますが、一番は何と言っても「伊勢化学」。この銘柄は今の半値以下のところから何度も入っています。途中でストップにかかったりしているのでずっと保有ではありませんが、それでも一時期、一番大きい保有銘柄になっていた時もあります。(=値嵩株なので資金を入れやすいため) 最終的には300株しか残っていませんでしたが、それでもこの1週間だけでも50%近い急騰となり十分な利益になりました。これが週の前半のメインで、週の中盤では半導体・・というより、ほぼすべて「ディスコ」に集中させていました。(=こちらも単価が高いので大きな資金を入れることができます)
とりあえず日経平均の動きを振り返ってみると、週明けの月曜から上昇を開始して、翌朝には39000円を超えました。この動きは想定できたので日経先物も大きく買っており、目標値だった39300円付近で利確。これで完璧に天井を捉えることができ、次は「SQ値は39000円以下になる」のが明確だったのでプットオプションを買いました。(※同時期に米国指数も上がると考えており、中でも「ナスダック」が一番期待値が高いという判断で、週明けすぐに大きく買っていました) その天井をつけた後には “SQに向けて下落”ということでポジションを軽くし、実際にSQで安値をつければ、再び積極的に買い。上昇も下落もイメージ通りの展開になり、本当に久しぶりにうまく噛み合った週でした。(※金曜ナイトの展開については後ほど書きます)
そして、先週の相場で重要なのが、先ほど書いたように「グロースが買える」ということです。この数ヶ月間、下がり続けて手が出せなかったような銘柄を買うことができたわけですが、実際に「バリューが弱く↓ グロースが強い↑」というのが明確な週でした。(=前回に続いて「グロース上昇」は的中でしょうか?) そのため、最近までの相場とは真逆で「バリュー売り・グロース買い」というポートフォリオになったりしました。(=例えば、「NTT」は安値を割って下落推移しているのだから空売り継続。信用買い残も大きく、わかりやすいです。さすがに143円では止まると思いますが)
・・・というように、毎日の戦略がうまく噛み合ったことで連日プラス推移することができました。何度も書いていることですが、“毎日プラス推移させること” が私にとっての理想のトレードなので、これを達成できたことで大満足の1週間です。
ただ、もちろん100%想定通りというわけではありません。予定していた「金・仮想通貨・原油買い」に関しては、イメージ通りにはいかなかった部分もあります。金(ゴールド)は、1回目利確、2回目損切り、3回目大きな利益、4回目は微益という結果に。こんな細かい取引をしなくても普通に上がってくれると思っていたのですが、指標や日銀もあって簡単にはいきませんでした。仮想通貨は、ビットコインを買いましたが、まだ含み損状態。ただ、これは時間軸が他よりも長めなので、今週以降に上昇するシナリオで「今月末までに高値更新する」展開を待っています。高値更新したところが利確撤退タイミングです。(=来月はまた下がると考えているため) 原油に関しては、途中までうまくいっていたのですが、最終的にロスカットで終わりました。ただ、原油に関しても上がるのは今週以降で考えているので、再度また買うつもりです。(※金も原油も、週足はしっかり陽線だったので上昇予想は正解です)
さて、ここまでが金曜の引けまでの取引なのですが、引け後からは欧州不安による下落が始まりました。これに関しては、特に気にしていません。冒頭でも書いたように、今のマーケットは “米国が堅調であれば” 問題がないからです。(=先に言っておきますと、「今週も米国は堅調だからリスクオン。来週以降は米国が下がり始めるからリスクオフ」というのが大まかなシナリオ想定です)
ここから少し説明が難しくなるのですが・・・欧州のことは想定していなくても、金曜の引け時点で「週明けまでに(上がった分は)一旦下がる」という想定をしていたので、ショートポジションを持って終えていました。(=具体的には「日経ショート」「ダウショート」「ドル円ショート」「金ロング」) これはそのまま週明けまで持ち越すつもりだったのですが、ナイトの欧州時間に入ってすぐのタイミングで早速下がったのです。その下落で注視していたのは、「ダウがどこで止まるか」です。ダウが止まれば下落は終了という判断で、先ほど書いたショートポジションはすべて手仕舞いしました。そこが “押し目”ということでドテン買いしても良いポイントになるのですが、日本株の方で買いポジションが多かったこともあって、ここでは株指数には手を出さず「ポンド円ロング」だけしました。25日線タッチで良い買い場だったと思います。(=現在含み益)
なお、直近の欧州株の動きに関しては一切見ていなかったのですが、もし事前にチェックしていれば、今回の下落軌道は予測が可能でした。(つまり、チャートが先で、材料は後ということ) 欧州から資金が抜ければ、それが日本株に向かう可能性もあるので、この問題自体は (株トレードをする上では)そこまで気にすることではない というのが私の見解です。
以上が振り返りとなりますが、為替のことをここで追記します。
当初は「6月は円高」で考えていたこともあり、どこかでドル円ショートしようと「157.7円」を天井想定して指値だけ入れていました。週明け最初の上昇が157.4円あたりで止まったので、指値にかからず残念に思っていたのですが、日銀後に再上昇したことで約定。約定した後は「158円超え」でストップを入れていたところ、そこでロスカットにかかって終わってしまいました。(その後、下がり始めたので再度ドル円ショートしたのですが、ナイトの下落タイミングで利確撤退しました) この158円超えによって想定軌道が変わったことになるため、次のドル円は「159円が目標」となります。つまり、次は159円がショートしたいポイントです(今のところ)。そして、もともと「今週からリスクオン」の想定だったのと、ちょうど良い押し目が来たこともあって、金曜ナイトの下落時に「ポンド円ロング」しています。(先ほど記載の通り)
それでは、金曜引け時点で、どのようなポートフォリオで終えたのか?・・・ということを書く前に、今後の相場に関する全体のイメージを書いておこうと思います。前回更新の時点では、「リスクオフになるかどうかの見極め」だったり、曖昧な判断を書いていました。それでは、今週はというと、(すでに上記でも書きましたが)「SQ・日銀を終えたことでリスクオンになる」と考えています。ちょうど “先週と同様の雰囲気”を想定していることもあり、引き続き「グロース(中小型株)も買える」と見ています。しかし、全体的には前回『6月中盤から7月が下落期間』と書いていたように、この後 “7月に向けては下がる”というのが想定シナリオです。そして、この7月に下がる要因になるのはあくまで米国であって、「ダウ下落」がリスクオフに転じる起点になると考えています。ただ、半導体が強ければナスダックや日経平均はそこまで下がらない可能性もあり、その点が複雑なので、指数に関しては一概には言えないかもしれません。いずれにしても、そのリスクは来週以降の話なので、とりあえず「今週に関してはリスクオン(週の終わりには一旦手仕舞い)」とだけ書いておきます。(※来週以降の話は、今書いてもややこしくなるので次回書くことにします)
・・・さて、なぜ全体の流れを先に書いたのかというと、それを書いておかないと、上がると考えているのか下がると考えているのか混乱させてしまいそうだからです。
あくまで今週限定のことを言うなら「リスクオン」です。これを前提とした上で書くのですが、この週末の現時点でいうと、そのようなポジションにはなっていません。買いがメインなのは間違いないのですが、今買っている銘柄は “指数と逆行しているような銘柄”ばかり。ここで説明が難しくなるのですが・・先週も 「指数が下がっても、8割の銘柄が上昇」という局面があったりして、今は必ずしも指数と地合いが一致しないと考えているのです。金曜引け時点では「日銀通過後に上げた分は下がる」と考えていたので、指数に関しては「一旦 下目線」。それでも「株は買い」という、少々説明が難しい状況です。(=需給(資金の流れ)だけを見れば強いのですが、指数の方は36000円のプットが狙われるでしょう。それでも、どこかのタイミングで39500円は超えるとも考えられ、このあたりの判定が困難です)
私の現在の保有銘柄を見ると、「大型ではなく中小型株ばかり」になっており、ディフェンシブなインフレ銘柄という感じです(エネルギー等)。「買7売3」くらいの割合で、売りは一部の半導体やテック等。個別では「三越伊勢丹」が天井をつけたと判断して空売りしていたりします。(なぜか円安なのに下がっています)
(※金曜引け時点では、それ以外に「日経ショート」「ダウショート」「ドル円ショート」「金ロング」でしたが、前述した通り、ナイトの下落ですべて手仕舞い。その後は「ポンド円ロング」だけ新規で入れています)
ただし、これは “この週末限定のポジション”になる可能性があり、週明けからは再び「普通にリスクオン」と考えて、先週強かった中小型株を中心に積極的に買っていくことになると思います。(=先週同様の雰囲気を想定。半導体は買い転換) ナイトの終値の位置から見ても、ちょうど押し目買いに最適なポイントです。日本株以外でも米国株や原油を買っていきたいですが、1つ先週と異なるのは、今週は円安想定なので「金(ゴールド)は下目線」になります。
(※仮想通貨に関しては月末までの高値更新待ち。そして、前述した理由で、日経平均の動きはあまり重要視しません。日経の上下に関係なく、米国が堅調なら買い判定とします)
以上。まとめると、「今週は先週同様の雰囲気でリスクオン、来週以降はリスクオフ」というのが全体の想定。おそらく金曜には買いポジションを縮小して翌週に備えると思います。今のマーケットは米国市場次第であり、米国市場がこのように動く(7月に向けて下落)と考えているからです。(=欧州の下げは “押し目”でも、米国が下げれば “押し目”では済みません。ただ、その時には、日本株は相対で強い状態になるとは思います)
・・・ちなみに、それ以降の長期ではどのように考えているのかというと、「秋には今以上に上がる」と見ています。現時点で “大暴落”するような予兆はまったく見られないからです。まずは年始からの上昇が終わり、夏枯れ相場に入って少し調整すれば、そこはまた「中長期の買い場」になると思います。そして、もしかすると、今年の相場はそのまま堅調に推移して終わるかもしれません。それだけ米国のビッグテックが安定して強いからです。(=金利に関係なく業績期待による買い) そう言えば、「エヌビディアがダウに採用される?」というような話が出ていますが、もしそうなれば、ますます米国株指数は崩れにくくなり、もはやインデックス買いだけしておけば安定的に資産を増やせるのかもしれません。
(※一方で、日本の指数では「高配当50」の変更が気になります。メガバンクが外れてアステラスなどが入るのはどうなのでしょうか。このように、同じ指数でも、構成銘柄が変わると性質が変わるので注意が必要です)
前回は「コモディティの終わり(5/20)」+「株の終わり(5/29)」=「年始からの上昇相場が終わり」ということで、“実際にリスクオフになるかどうかを見極める”と言っていましたが・・・ それでは、実際どうだったのかというと、やはり日経39000円は超えないので強くはない。しかし、それなら下がるのか?と言うと、大きく下げるほど弱くもない。そして、最終日となる金曜は「日中値幅186円=今年最小」「プライム売買代金は今年2番目の低水準」とのことで、この事実が示すように “動きがなく特徴のない相場”でした。(※金曜夜に雇用統計がありましたので、その警戒もあります)
私の1週間のトレードを振り返っても、買いが多くなる日もあれば売りが多くなる日もあり、日経を買う日もあれば売る日もあり、金融・半導体・グロース、それぞれを買う日もあれば売る日もあり・・・“1週間のトレード”の内容を一言でまとめることもできません。日によっては、注目して大きく買っていた銘柄もあるのですが、もう手放したりして、それも今書いたところで意味がありません。
それでも、一応印象に残ったトレードとして書いておくとすれば、以前より半導体をショートし続けていた中に「レーザーテック」は含まれていたので、それは大きな利益になりました。(=スコーピオンキャピタルの空売りレポートによる急落。ただ、私はその内容自体は確認しておらず、チャート判断で200日線タッチではさすがに手仕舞いしました。ちなみにレーザーテックは私が今までで一番累計利益を出している銘柄で、相性が良いと思っています) また、逆にファンドによる買い(エリオット)で上昇した「ソフトバンクG」。これは突然の急騰に気がついたので、上昇理由を調べるよりも先にとりあえず大きく買って、その後決済しました。
微益・微損を繰り返す中でも、たまにこのように大きなプラスになるものもあったので、先週の株トレードは多少プラス収支だったのですが・・・実は、株以外では失敗。特に、金を最大限に大きく買ったのが下落して大損失になり、トータルでは損失の方が上回る週になりました。
他には、「インド株」を少し買いました。これは「急落をほぼ全戻ししたところからの買い」なのですが、実は、それが確度の高いタイミングだったりします。(=途中で折り返す場合は、まだ再下落の可能性が高いです。しかし、大きく戻したということは、通常の上昇よりも “それだけ強い”という証拠なので、そこはエントリーすべきポイントです。“強い急流を押し返すためには通常以上の力が必要になる” と考えれば、反発の強さがイメージできると思います。株でもFXでも、全戻ししそうなタイミングは積極的に狙うと良いでしょう)
この流れで他のCFDのことも書いておくと、雇用統計前後で「ダウショート」「原油ロング」しました。(※“金ロング”はこのタイミングでロスカットになりました) ただ、どちらも伸びなさそうなので、週明けには撤退すると思います。
・・・一週間を通しても全般的に一貫性のない相場だったので、特に書くことがありません。ただ、前回書いた内容に対して正しく修正しておかないといけないことがあるのですが、それは何かというと、「リスクオフにもならなさそう」ということです。
というのも、これだけ雰囲気が悪くなっても下方向への仕掛けがまったく入ってこないのです。ここで大口が下落を狙わないのであれば、日経35000円までの調整シナリオはあり得ません。5月相場では「上昇を期待したのに上がらない結果」だったわけですが、このままいくと、6月相場は「下落を期待しても下がらない結果」で終わるかもしれません。上昇想定局面で上がらず、下落想定局面で下がらないのだとすれば、それは「結局レンジ」という一番つまらないことになりそうです。
当初の予定では、各市場の相関と想定軌道から考えて「下落相場が始まる」と考えていたのですが、不思議なくらい、そんな雰囲気になりません。上がれば下がるを繰り返すだけで、ほとんど動かない掴みどころのない相場が続きます。この週末の現時点で言えば、「雇用統計を終えたこともあり、一旦上がるのでは?」と思うほどです。(※今週はメジャーSQですが、上も下も可能性があるのでよくわかりません)
このような相場状況なので、私自身も本来なら売りを増やしていく予定なのに買いをやめるわけにはいかず、強い銘柄はしっかり買いを入れることになりました。今の私のポジションを見ると、別に調整したつもりはないのですが “売り買い同程度”で終わっています。特に金曜はグロースが上がった日だったこともあり、“グロースの売りを増やして終わった”という感じです。
(※全体としては「インフレ想定」のポートフォリオなので、雇用統計の結果的にはおそらく正解になりそうです。先週はグロースが上がる場面もあったので買いで入った個人も多いかもしれませんが、私は一時的な上昇でしかないと思ったので手を出さず、売りを増やしたということです。ただ、今週はまたグロースが買えるかもしれません)
さて、これ以上 振り返って説明することもないので、「今週の戦略」を書きたいと思います。
基本的には先週のような相場が続きそうで、株に関しては引き続きニュートラルで考えています。(どこかで上昇もすると思いますが)指数は非常に手を出しにくい形なので、「個別の方で明確な上昇銘柄を買って、下落銘柄を売る」。もし可能性があるとすれば「金と仮想通貨」で、そろそろ良い買い場なので大きく買いたいと思っています。(=株よりはわかりやすいです) 原油は今週は弱いと見ているのですが、来週以降上がると考えているので、もしかすると今週末までに買いを入れるかもしれません。まとめると、「株はニュートラルでも、金・仮想通貨(下がれば原油)の買いを狙う」ということです。少なくとも、前回更新時(1週間前)よりは上目線になっています。
前回、『今年初めてのリスクオフ局面が始まる』と大げさなことを書いてしまったのですが、一番想定外なのは、米国が意外と強いということです。何度も言ってきたように、リスクオフというのは“米国発”の話なので 米国市場が崩れるのを待っているのですが、崩れません。ただ、今週はそこまで動かなかったとしても「6月中盤から7月が下落期間」で考えているので、“来週からが本番”と考えるようにします。ですので、前回も書いたように 夏にかけて「降りていく(売っていく)」という予定です。
最後に、為替に関しては、以前「6月は円高(150円目標)」と書いていました。しかし、一方的に円高になるのではなく適度にリバウンドしながら切り下げるような軌道になると思うので、トレードは簡単ではないと思います。(※2-3円下がれば1-2円上がるようなイメージ) 私も先週はクロス円では取引しておらず、クロス円以外の通貨ペアでいくつか取引していました。(若干プラス)
以上。あまり面白味のない相場で書くこともないのですが、大きな上げも下げもなく、このまま夏枯れになっていきそうです。ただ、自動車業界・レーザーテック・UFJ銀行と、事実がどうであれ “不正”のようなニュースが続くのは雰囲気が良くありません。ただでさえチャンスが少ない時期に、無理なトレードをして損失を膨らませることだけはしないようにしましょう。(私自身も先週は損したので気をつけます) 明確に下抜け判断できた場合に限り、積極的に売りを狙っていこうと思います。(それまではニュートラルで買いも入れます)
「最後の上昇になる」と言っていた1週間が終わりましたが・・・日経平均は「1500円垂直下げの後に1000円以上リバウンド」という恐ろしい相場でした。この相場を私は全力で買い向かっており、先物の口座は飛ばしてもいい覚悟で最大限の買いを建てていたところ、なんと一時 “追証”にまでなりました。それを最終日の上昇のおかげで何とか首の皮一枚で助かったという感じです。(※もちろん先物口座は資金の一部でしかないのですが、過去最大級の危機でした) そして、“全力買い”と考えていたのはあくまで先週の間だけのことなので、週の終わり(金曜引け)で大半のポジションを清算し、今は落ち着いた気持ちで週末を迎えています。私はどんな失敗であっても正直に書くつもりですが、ただただ一安心しているのが本音です。
それでは、なぜ私がここまで買いにこだわっていたのかなど、詳しく書いていきたいのですが、その前に1つ確認しておきたいのが、日経平均はそのような状況でも、「TOPIXとグロースは強く、週足は陽線で終わった」という事実です。(※日経平均も、金曜ナイトを含めると陽線です) 前回書いていたのは、『“グロースも含めた”マーケット全体の上昇』ということでした。これまでは一貫して “グロースは買えない(下がる)”と言い続けていた中で、先週だけが例外的に「グロース上昇」とはっきり書いたことに関しては大正解で、この相場観は合っていたことになります。(=この2ヶ月間でグロースが明確に上がったのは “先週だけ”なので、かなり的確な予測だと言えるでしょう。要するに “半導体が弱かっただけ”ということで、実際、私は全体で強気買いポジションであっても、個別で半導体は空売り継続していました) 日本株自体の強さはTOPIXを見た方が正確なので、週単位で見れば先週の地合いは良かったということになり、私の株のトレードも十分にプラスで終わっています。
私自身はそこまでグロース株には手を出してなかったのですが(途中でストップ高はあった気がしますが)、メインの電力株は強かった印象です。また、以前、一番大きく買っている銘柄として書いた「三井住友」も好調で、大幅上昇してくれました。(※大型株は資金を入れることができるので、大型が上昇してくれるのはありがたいです。三井住友は他のメガバンクと比べて明らかに強かったので、他の銀行を買うくらいなら三井住友に集中させるのが良いという考えで大きく買っていました。あとは千葉銀行などの地銀もそれなりに買っていました)
先々週が「コモディティの終わり(=ピークになる)」だとすれば、先週が「株の終わり(=ピークになる)」というのが、当初からの見立てになります。それでは、私が先週の相場をどう考えていたのかを振り返っていきたいのですが、実は私が一番期待していたのは、金利差からの「円キャリートレードの巻き戻し」です。これは為替(特に豪ドル)との相関を見ながら感じており、この資金が日本株に向かうことで日経は最低でも1000円幅、最大なら2000円幅急騰の可能性があると考えていました。(※水曜に大幅下落した後でも、目先の目標では38600円が狙えると思っていましたし、最終的には39700円も可能な需給判断だったので、この期待値を考えれば、数百円下がったとしても強気買いを止めることはできませんでした) だからこそ、先週は他のどのマーケットよりも日本市場だけ集中して見ており、米国市場の動きはほぼ見ていませんでした。CFDのポジションもすべて「日経225ロング」のみに張っていたのですが、それでもなかなか上値が重い印象が続いていました。抵抗ライン付近になると明らかにAIアルゴの売りが出てくるのがわかります。ですので、まずは「個人の買いを投げさせる展開になるだろう」というところまでは読んでいました。それでも、その仕掛けがどこまで続くのかは売りの総量を見なければわからないので、「下がればロスカットして再度買い」を繰り返しながら買い下がっていくしかありません。しかし、思ったよりもこれが厳しい展開になってしまい、まさか1500円幅も一直線に下がるとは思いませんでした。「底だと思って買っても、底ではない」ということを3回は繰り返し、その時点でかなりの損失になっていました。たった1日の大負けで “1ヶ月分の大損失(今月マイ転)” も覚悟していたのですが・・・金曜の上昇である程度取り戻すことができ、個別株の強い上昇のおかげもあって、なんとか助かったという感じです。
さて、私がこのように買いにこだわる際に意識していたポイントは、「売りの総量と個人の雰囲気」です。どれだけ個人が買おうとしているか?個人が買い続ける限りは、アルゴによる売りが発生します。この個人の投げが一通り終わるタイミング=売りが減るタイミングを待つことで、確信を持って買うことができます。これはテクニカルだけでは判断できないことで、むしろテクニカル(チャート)だけを見れば、明らかに下がりそうな形を作り出すのがAIです。そうすることで、個人(=買い手)がいなくなるまで投げさせます。だからこそ、いつも言うように結局は「個人のポジションと逆を取る」というのが正しいトレードになります。
(=トレードにおいて一番確実性が高いのが、「多くの人が損切りするポイントを狙うこと」です。(本当の投資も参考→) もちろん自分自身がそのポイントでストップにかかることもあるのですが、それがダマシで反発が確認できるのであれば、再度エントリーすればいいだけです)
金曜の相場はグロースが大きく上昇したことからわかるように、個人が一斉に買い出動したような雰囲気です。MSCIリバランスという月末特有の需給もあるでしょう。(=引け1分で1日分の売買代金が発生) どちらにせよ “個人が買えば終わり”ということで、金曜引けで大半のポジションは清算しました。今のところ「先週が株の終わり(=ピークになる)」と考えているので、あとは下落相場に突入していくと見ています。本来であれば、39700円までの上昇を期待していて、需給を見てもその可能性があったのですが、米国市場の低迷も影響したと思っています。セールスフォースの決算(20%下落)でダウが急落したのはタイミングが悪かったです。もし米国市場が堅調であれば、日経もあれほど崩れることがなかったと思うのですが、これも相場なので仕方ありません。39700円に向かう需給が今後どのように変化するのかわかりませんが(どこかで上昇するのかもしれませんが)、とりあえず私の想定としては、これで「年始から続いた上昇相場は終了」という見立てです。そして、日経平均35000円への下落を想定。おそらく、そのまま夏枯れ相場に入るので、しばらくは積極的な買いはしないつもりです。
「コモディティの終わり」+「株の終わり」=「年始からの上昇相場が終わり」ということで、想定通りに進むのであれば、ここから完全に「リスクオフ」になります。新NISAなどで利益が出たという人も、その利益を減らしていくフェーズに入るのではないでしょうか。金利は上昇、S&P500やオルカンも下落トレンドに入ると思います。年始からの上昇が長く強く続いた分、調整はしばらく続くということで、“株は当分買えない”と考えた方が良いでしょう。もし買うとすればコモディティになってくると思うのですが、“今週” に関して言えば、まだ実際にリスクオフになるかどうかの見極めが必要になります。(金曜ナイトの強さを見ると、まだ需給は上向きなので上昇するかもしれません) 明確に下がり始めてから株は売りで入るとして、コモディティの買いを考えるのは、“実際に株が下がった後”で良いと思っています。(それまでは一時的(短期)には上がったとしても、株が下がる場面ではコモディティも釣られて下がると思います) タイミングとしては6月中旬頃になるかもしれませんが、株が下げ止まった後は、前回解説したように「原油・仮想通貨買い」をメインに考えています。(あとは食料関連も) 特に原油に関しては、ここまで上がらなかった分、上昇余地は非常に大きくなると思います。(=まさにスタグフレーションシナリオです)
さて、ある程度、ここまでで書いてしまいました。あとは細かいことをメモ代わりに書いておきますが、先週の月曜で覚えているのが、銀をロングして、その後ドテンショートして、どちらも大きな利益になりました。(=先々週で “コモディティの天井はつけた”という考えなのですが、大きく下げた分の戻りは大きくなるということで、銀の反発の戻りを狙って短期ロングしました。そして、上値に達したのでまたショートということです) CFDでは金ショートもしており、それを利確した後はまた日経225をロング。このように、先物でもCFDでも とにかく “日経買いにフルベットしていた”という感じです。(他の指数は見てもいませんでした)
為替に関しては 注文は入れたと思うのですが、約定せずに終わったので、結果的にノートレードでした。(ポンドなど狙いでした) 仮想通貨も、イーサリアムの買い検討くらいはしたのですが、結局取引せず。まとめると、やはりそれだけ “日本株に集中”していたということになります。そんな日経買いは、目先の目標値だった38600円に指値を入れておいてすべて撤退しました。ポジションがなくなったその後の金曜ナイトでは、もう一度日経ロング、他にはダウロング・原油ショートを入れて、すべて利確で終わることができました。
この1週間の推移をまとめると、大勝ちの後に大損し、その後にまた取り戻して、なんとかプラスで終われて助かったという感じです。また、これで5月相場が終わったので1ヶ月単位でも振り返ってみると、信用枠・先物含めてポジションが最大限に大きかったのでボラが大きくなり、下手すると1日でマイ転するくらい激くて疲れました。この後の6月以降はポジションを落として、「ただ売っていく(降りていく)だけでいい」と考えているので比較的楽だと思っています。(そして、下げ止まればコモディティ買い)
現時点のポジションに関して改めて書いておくと、全体的には大幅に縮小。週明け以降の指数は下目線なのですが、まだ完全に需給が弱いわけではないので、“5月に上昇が続いた銘柄” だけ買いで残しています。指数の下げに関係なく上昇してきた銘柄になるからです。(※基本は金利上昇なので「高配当ETF」が指数をアウトパフォームしていたりします) そして、その買いを相殺するような感じで空売りも入れて、売り買い比率はやや買いが多い程度に調整しています。(=売りは半導体・テック系。買いは金融・電力など。電力は関西・東北のみ残りました) CFD・FX・米国株はノーポジションで非常に身軽な状態です。
そして、この週明けからは6月相場ということで、下落トレンドに入ったものから順番に売りを増やしていく予定です。(=日経38000円を割れば本格的に売りがメインに。米国株指数も5/31の安値を割ればショート。短期であれば金を買う場面があるかもしれません) 今後のイメージとしては「3月中旬から4月の下落相場」のような雰囲気を想定しています。(=その期間に上がっている銘柄を買って、下がっている銘柄を売る予定) その間、日経平均は4200円幅の下落でした。もし5月の高値からそれくらい調整することを考えてみると、当初予定していた35000円あたりが目標値になるので、ターゲットとしてちょうど良いのではないでしょうか。(※あくまで大まかなイメージです)
その時が来るまでは大きなポジションを取るのは控え、資金量を抑えながら参加することにします。ここからは “増やすよりも減らさないための戦略”が大事です。そして、このような想定シナリオから、今後の世の中がどうなるのか推測できるのではないでしょうか。年始から続いたような強いバブル相場の雰囲気は、一旦忘れた方が良いでしょう。“今年初めてのリスクオフ局面” が始まるということです。
1週間経ったのに “振り出しに戻った”ような感覚で、また同じ話を繰り返すことになりそうです・・・
先週は『コモディティが終わる』と言いました。『コモディティを(上昇後)売りながら、金利上昇で上がる銘柄を買う』という戦略でしたが、まさにその通りの展開に。「20日(月)にゴールドは天井をつけて急落」「長期国債利回り1%超え(12年ぶり)」ということで、的確な予測だったと言えます。そして、『引き続きグロースは弱い』とも書きましたが、グロース指数は安値更新し、なんとコロナショック時の水準に・・・これで、私の相場観が合っていたことがわかって頂けるはずです。
とは言え、確かに、このような事前予測をしていたので「ゴールドをショート」や「グロース銘柄を空売り」で ある程度利益にはなったのですが、それでも、相場全体としては簡単ではありません。先週の株の動きは「↑↓↑↓↑↓」というような感じで、こんな相場、誰が勝てるというのでしょう?買うとストップにかかり、キャッシュが空けば別の銘柄を買うという繰り返し。私自身、自分ができる最大限のことはしたつもりです。FOMCにエヌビディア決算もありましたが、その時は上がってその後に下がる想定なども読み通りだったのですが、それでも、儲かっては損するの繰り返しで、振り返ってみれば、冒頭にも書いたように “振り出しに戻った” という感じです。
(一番想定外だったのが米国株です。日本株は銘柄次第で難しかったとしても、米国株の方は問題なく上がると考えていたので、そちらにかなりのロットを入れていました。しかし、まさかエヌビディア決算が無事通過したのに米国株(今回はナスダック)が下がると思っておらず、それが大きな損失になりました。その後、また再度入り直すつもりで注文は入れていましたが、約定しないまま週が終わりました)
仮に「金利上昇」が事前にわかっていても、うまく株トレードするのは難しいということです。上がるはずの銘柄でも、どうしても地合いの悪影響を受けたりします。そのため、“相場観は合っているはずなのに、なぜか利益にならない(=頻繁にストップにかかる)” という厳しい相場でした。
先に1つだけ “予定になかったトレード”があるので書いておきたいのですが、初日に「イーサリアムが上昇する」のがわかったので買って、翌日に売りました。これだけで10数%ほど取れたのですが、一応説明しますと、前回『ビットコインよりもイーサリアムの方が良いかもしれません』と書いていたように、イーサリアムも、近いうちにビットコイン同様に最高値圏まで上がるタイミングが来ると思っていたのです。ただ、それは6月に入ってからになると思っていました。 しかし、そうではなく月曜の時点ですぐに上がりそうに思えたので、急遽買って利確したということです。(※ちなみにETFのことは考えていません。いつでもチャートが先で、材料は後からついてくるものです) ただ、この上昇は仮想通貨のトレンドとは関係なく、一時的な動きでしかないと考えます。仮想通貨がトレンドとして上がるタイミング(=資金が向かうタイミング)は、あくまで「株が上がって→下がって→その後」という時期で考えています。(=おそらく6月上昇)
話を戻しますが、先週で一番大きなことは「コモディティ終了=金利上昇」だと思います。これを予期できたかどうかで、まったくトレード結果が違ったと思います。(=長く上がり続けたゴールドも下がったわけなので、この動きを読めなければ損失につながります)
先週末時点の私のポジションは「金利上昇なので金融セクターが中心」と書いていましたが、それでも、日替わりで上下入れ替わる相場なので うまく利益にするのは困難でした。半導体に関しては、「TOWA・ルネサスは買い、日本マイクロ・アドバンテストは売り」という感じで、やはり銘柄によって売り買いが異なるトレードになりました。(ディスコも買いたかったのですが、タイミングが合わず買えませんでした) 米国株では、最近よく買っていたゴールドマンもストップにかかって手仕舞いとなり、現在は「クアルコム」のみに一点集中することにしました。(=エヌビディア同様、昨年から見ていた銘柄です)
さて、“振り出しに戻った”というのは、資産推移のことだけではありません。何週間も前から待っている「急騰シナリオ」が、先週も来ませんでした。毎週書いているので聞き飽きたかもしれませんが、「今は4/26からの買い判断で、ここから急騰すれば、今年年初からの上昇相場が終了する」というシナリオ想定が続いています。この“急騰”の時期が何度も後ろにずれ込んでおり、現時点では「今週の週明けから上昇」というタイミングになっています。(=さすがにこれ以上は延びません。ですので、今は “最後の押し目チャンス”だと言えます)
ということで、今は全力買いのポジションです・・・と言いたいところなのですが、実を言うと、金曜の時点で相場分析を一部勘違いして判断しており、まだショートが少し残ってしまっています。本来であれば、“引けまでに空売りをほぼ全部手仕舞い” しなければいけなかったのですが、「買7売3」の割合で残してしまいました。ですので、少しでも買い割合を増やすべきということで、引け後に日経先物とCFDを大きくロングして多少バランス調整しました。
(※CFDでは、その直前までゴールドを一時的に買っていました。急落後に止まったところの反発でロングしたのですが、それを利確撤退したということです。ゴールドに関しては当面の天井をつけたという判断なので、今後 戻り狙いの短期買いをすることはあっても、基本は下目線です)
為替に関しては、前回『157円までの円安は可能性がある』と書いていたところ、実際に157円に達しました。最初はポンド円ロングをしたりしていたのですが、ドル円157円到達あたりからクロス円は売りも買いもできない(方向感が出ない)と感じたので、その後はなんとなく「ドル/カナダドル」をロングし、今現在はそちらも利確してノーポジションです。
現時点で改めて考察してみると、「ドル円158円あたりまで上がってからの円高軌道」になるかもしれません。(“今週に関しては” リスクオン想定なのでクロス円でロングするかもしれませんが) 前回書いたように、引き続き「6月からは円高想定」なのですが、一気に下がるというよりは153-154円で一旦止まって反発して、その後に150円を目指すような軌道想定をしています。
それでは、今週の戦略ですが・・・ようやく週明けからが「急騰」というシナリオ。レンジさえ抜ければ急上昇すると見ています。これが (今の相場における)最後の上昇ということで、明確なリスクオンに。今週は好地合いとなって、“グロースも含めた” マーケット全体の上昇を考えています。(※選挙相場の可能性もゼロではない気がします。先にチャートが整えば、後から何らかの材料が出やすいです)
なお、ここまで急騰タイミングが遅れると、結局「5月中は上昇」という結果になるため、そうなると “セルインメイではない” ということになります。実際には、私はアノマリーの類は一切気にしていないのですが、説明上 伝わりやすいと思って書いていたので、念のため訂正しておきます。(ただ、もしかすると「今週途中で天井をつける可能性」もあり、その場合はぎりぎり “5月中に売り”ということにはなります)
現時点では、大きく下落するような兆候がほぼ見られません。“暴落しようがない” のであれば、直近では “上がるしかない”ということになります。チャートの形からもジワジワ上がっている状況なので、それだけ底堅いのがわかります。(※何度も言っていますが、4/26がその上昇の起点という認識です)
私自身、5月相場はコモディティで稼いでいるだけで、株の方では大して利益になっていないので、この最終週の相場には期待しています。(=4月は下落相場でしたが、私にとっては 上昇でも下落でもどちらでも良いので “一方向に動く相場” の方が利益にしやすく、5月のように ほとんど動かない相場の方が苦手です)
・・・ここまでで、“今週の投資戦略” も書いてしまったのですが、改めて、もう少し先週の相場について振り返っておきたいと思います。
思い返してみると、「金利上昇で上がる株」を探すよりも「金利上昇で下がる株」を探す方が簡単に感じた印象があります。(例えば、NTTやエムスリーはずっと売りホールドでした。買いは頻繁にストップにかかっても、売りの方は比較的そのまま継続できたということです) また、グロースが安値更新したのも必然だと思います。海外が買わないので上がりようがなく、その状況で個人が売りに転じれば下がる以外にないからです。(※株価というのは、業績や将来性は直接関係なく、“資金が入るかどうかがすべて”です)
今のような相場で売り買いすべき銘柄は「3~4月に上がっているかどうか」という選定基準を以前書きましたが、本当にこの数ヶ月、同じような銘柄ばかり買っていました。その中でも代表的なのが「電力」で、◯◯電力を一通り買って保有していたりしました。ただ、今週の週明けにマーケット全体が上昇となれば、売り買いすべき銘柄は “これまでと逆” になるので注意が必要です。要するに “(今週は)グロースも買えそう”ということになるのですが、そうなれば今週は特に銘柄選定は気にせず、ある程度どんな銘柄でも買えるのではないでしょうか。(※再び半導体が全体を牽引するのかもしれません)
先週の更新時点で「日経平均39700円の後に35000円へ」という大局観を書いたように、とりあえず週明けは上昇局面になって買い判断になります。ここで目標値を目指して上がれば、6月に向けて下落に転じ、そのまま夏枯れに突入するのではないでしょうか。そして、その時にはおそらく「株を売ってコモディティ買い」という戦略になる気がします。(=このタイミングでのコモディティは、原油・仮想通貨・・・特に「原油が上がる」と見ています。これまでとは違う展開になると想定しているので、次は貴金属中心ではない(むしろ売りかも)ということです。 このイメージ、伝わりますでしょうか)
最近も相変わらず “お金の価値がなくなる” と言って、インフレを煽る人を見かけます。確かに、何らかの動きがあることは事実でしょう。しかし、もし本当にリセットに向かうようなことがあるとすれば、各市場の資金の流れを“正しく”見なければいけません。(=私が予測していた通りのタイミングでゴールドは天井をつけたわけです。想定通りに進むとすれば、次はどうなるかです)
このあたりを理解していない人は、「金融リセットのよくある間違い」「本当の投資」の内容を読んでおいて下さい。この数ヶ月は私もインフレばかり言ってきましたが、今後の長期において意識しなければいけないのは、インフレではなくデフレ。これまでとは逆の展開に備えなければいけないのです。(先日、ゴールドの天井と同時に、建設・不動産銘柄が売り対象になることがありました。このサイン(前兆)は見逃せません。もしここからの相場を半導体で牽引することになれば、その半導体が終わった時のことを前もって考える必要があります)
経済の理屈やニュース情報などではなく、各セクター・マーケット全体の動き(需給)を見ながら今何が起こっているのかを分析し、「次にどこに資金が向かうのか」を考察・推測するのが正しい相場予想というものです。少なくとも私自身はそのようにとらえています。今回は、今の金利上昇やインフレについて誤って解釈している人が多いので、改めて書いておくことにしました。“お金の価値がなくなるからインフレ” と単純に考えていると、間違った判断をしてしまうのでご注意下さい。
(※もちろん時間軸によっても判定が変わるので、私はなるべく誤解がないように意識して書いているつもりです。上がるも下がるも言い続けていればいつか当たりますが、そんな予測には何の意味もありません。「いつどのタイミングでどうなるのか」がわかるからこそトレードで利益にできます。もし想定と違っていれば、速やかに認めて修正することも大事な要素です。どんなストーリーでも信じて固執するのは危険です)
『今週はまだレンジ』『円安インフレ想定でコモディティ買い』と言っていた1週間が終わりました。最近は相場に振り回されながらも “何とか運良く乗り切れただけ” というケースが多かったのですが、先週に関しては久しぶりに ほぼ狙い通りにうまくいったと思います。(=基本はコモディティ買いでした) ただ、『高配当・TOPIXが比較的強くグロースが弱い』と書いていたように、グロースがメインの個人投資家にとっては厳しい相場状況で、4月から引き続き大きな損失を出している人も多いようです。
まずは株に関して、私自身のトレード履歴を書きます。「基本はレンジ」という想定でしたので、上下の方向感は意識しないようにして、“明確なトレンドの銘柄だけ” を選んで取引するように心がけました。(※多少は指数(先物)も売買していましたが、それは “上がれば下がる・下がれば上がる”ということで、手口から見た抵抗ポイントのみで取引しました)
このように「明確なトレンド銘柄だけ売買=強い銘柄を買って弱い銘柄を売る」ということを繰り返していた結果、別に調整したわけではないのですが、“売り買い同程度”でずっと推移することになっていました。先週は火曜日だけグロースが強く、この日にグロースを買う個人も多かった印象ですが、この日に私が行ったエントリーはそれとは反対で、「グロースの戻り売り(バリュー増)」でした。(※グロース指数自体もショートしました) 結果として、それが正解になったので良かったのですが、個人がグロース(中小型株)を買いたい気持ちもわかりますので、複雑な心境です。元々の大局観から「レンジ(=38500円付近から動かない)」を想定していたから乗り越えられたのであって、やはり難しい相場なのは間違いないでしょう。(=週の始まりから、“ただ上下を繰り返すだけ”という難易度の高さでした。当然、私自身も全部うまくいくはずがなく、普段より損切りも多かったかもしれません)
このような相場でしたが、雰囲気が変わったのはCPI発表です。それまでは『ドル円157-158円を目指す』というのが軌道想定だったのですが、CPIでこの上昇が止まることになりました。その時点では、(当初の予定通りに)ドル円ロングをしていたのですが、そのポジションも156.1円あたりでストップにかかって終了でした。その後のドル円は、上も下もあり得る感じで手を出しにくい状況に。少しだけロングもショートもしてみましたが、今は撤退しています。(どのタイミングか忘れましたが、NZドル円ロングもしていました)
基本的に指標発表というのはイレギュラーな動きですので、メインシナリオとは異なります。今はその動きが落ち着いてきたので再考察しますが、ここからはそろそろ「円安よりも円高を考えるフェーズ」に入ります。(=金利差からドル円が上がりにくくなる) 軌道的にはまだ “157円までの円安”は可能性があると見ていますが、来月以降に向けた時間軸では「これまでの逆」を考えるので、今後はクロス円ショート(円買い)を中心に考えると思います。(ドル円148円へ)
先週は『円安インフレ想定でコモディティ買い』と言っていたように、ここまではインフレを想定した戦略でした。そんなコモディティに関しては、ゴールドが高値更新したことからも想定通りの展開に。これが一番大きな利益になりました。(※ゴールドに限らず “貴金属買い”と言っていましたので、金・銀・銅・プラチナすべてで取引して金曜に利確しました)
ただ、原油だけは週明け直後に想定が変わっており、前回更新時には原油も買い目線だったのですが、実際は一度 “ショート”で入って利確。その後は横横の展開を考えたので入らず、金曜ナイトの時点でようやく少しロングを入れました。(※今週はドテン売り検討)
ここまで、ある程度うまくいった話ばかり書きましたが、唯一失敗と言えるのがビットコインショートです。途中で一度ショートを追加して、その分は微益で利確したのですが、先週からの持ち越し分に関してはロスカットになりました。そして、おそらくこれが先週一番の損失だと思います。(※最近のビットコイントレードは連勝が続いてうまくいきすぎていたので、特に気にしませんが)
ここからのビットコインに関しては、“どちらかと言えば” まだ下目線ですが、それでも下がりにくくはなってきました。もし今まだショートが残っていればホールドし続けますが、ここから新規で入るとなると、期待値が低くて入りにくいです。(おそらく大して動かない) ですので、今すぐは手を出さず「6月までの安値を待ってからのロング」を考えたいです。これから「マーケット全体が大きく上昇→下落」のような想定なので、下げた後の展開であれば “仮想通貨に資金が向かう可能性がある”と考えています。ですので、直近のタイミング(今週)は株買いの方を考えることにして、株上昇が終わってからのタイミングで仮想通貨買いを考えたいと思います。(※もしかするとビットコインよりもイーサリアムの方が良いかもしれません)
ここまでで大まかなトレード履歴は書きましたが、細かい部分を説明すれば、そんな簡単な相場ではありませんでした。というのも、明らかに「日本株だけが弱い」からです。これが先日より何度も直面してきた “円安株安相場の難しさ” なのですが、上がる銘柄セクターが限られるため、銘柄選定を間違えると上昇フェーズでも利益が出せないことになります。(=だから先週は “株よりもコモディティ”と言っていました)
週の途中段階の説明をすると、グロースの一時上昇やCPIもあって話が複雑になるので、途中の内容は省いて、金曜~現時点のポジションだけ書くことにします。先ほど 「(先週は)売り買い同程度でずっと推移」と書いたようにニュートラル目線で続いていたのですが、金曜の引け前に売りポジションは手仕舞いして、現在は “ほぼ買いのみ”になりました。しかしながら、その買い保有銘柄の内容が極端で、「半分以上が金融セクターばかり」に偏っています。(=銀行・保険・証券) その次に多いのが「海運」。それ以外も大型株となり、売りポジションではテック系が数銘柄だけ残ったという感じです。(一番大きい銘柄が三井住友で、先週の急騰は取れました)
そして、これも大事なことなので書いておくと、引け間際に売りポジションを手仕舞いした後、空いたキャッシュで「全米株式(S&P500)と全世界株式(オルカン)」を円建てで買いました。そのようにした理由は、“日本株よりは良い” と考えたからです。今は買えるセクターが限られており、さらに引けの時点でゆっくり精査する時間が取れなかったこともあって、とりあえず「S&P500とオルカン買い」にしておいたのです。また、これまでとは違って(S&P500だけではなく)オルカンを追加することにしたのは、今は米国株以外に「中国株・欧州株も強いので含めたかった」からです。(※だからこそ、先ほど書いた「日本株だけが弱い」という表現にも繋がります。日本株以外は強いのです。ちなみに、全世界株式と言えば、指数の構成銘柄から日本株の採用数が減ってしまうとのことです…)
この流れで、CFDのことも書いておきます。先週は “コモディティ買い”がメイン戦略だったので金・銀・銅などを買っていましたが、それ以外には「中国株(上海A50)」も大きく買っていました。そして、この週末時点では、貴金属は金曜の上昇で一旦利確したので、あとはこの「中国株(上海A50)」と原油ロングが少し残っています。
そして、再び株の方に話を戻しますと、“日本株だけが弱かったり” “買えるセクターが偏っている”という事実から考慮すれば、それだけ「日本株が難しい」ということになるのです。そして、以前も書いたように、それなら「円建てで外国株を買う方が簡単」という考えになり、「S&P500とオルカンで良い」ということになります。
・・・となると、ここまでの流れでは、“金やインデックスを買うだけの素人投資の方が儲かっている” という話になってしまいます。投資を勉強して、企業分析や決算を調べて投資する人よりも、“何も考えない人の方が正解” になっているわけですが・・・この流れがそろそろ終わるというのが、前々から説明してきた「これが最後の相場になる」という話です。
それでは、今週の想定シナリオと投資戦略の話をしますが・・・今週は先週とは変わり、一番大きな変化として「コモディティの終了」を考えています。インフレはインフレでも、今週に関しては「金利上昇のインフレ」を考えることになり、ここからは「コモディティ→株」に資金が移動することで、「金利上昇で強い株高」という展開を想定することにします。先ほどすでに “金融セクター買い”がメインのポートフォリオになっていると書きましたが、基本的にこの方向性で今週のトレードを継続すると思います。(=引き続きグロースは弱いということ) ちなみに、米国株の個別の方でも今は「ゴールドマン(GS)」が一番大きい保有銘柄だったりします。(あとはアルファベット等)
コモディティに関しては、先物の方でまだ金を買い保有しているのですが、週明けに上昇して天井をつければ「コモディティはドテン売り」を狙いたいです。つまり、ここまでの内容をまとめると「コモディティを(上昇後)売りながら、金利上昇で上がる銘柄を買う」という戦略になります。(=それが金融セクター等) 米国株指数が最高値更新したこともあり、この勢いのままでの急騰(日本株も連れ高)を期待します。(=もちろん米国株指数も強気買いをするつもりで、金曜の時点から発注はしています)
(※少し補足。最近よく触れているので半導体のことを書いておきますが、先週は「TOWA」だけ買って金曜に手仕舞いしました。前回、半導体の説明をした時に “銘柄によって異なる” と言いましたが、私が見る限り、週末時点で “TOWAだけは買えそう” と思っていたのです。買える条件に合致したので買ってみたところ、実際に上がりました。(他の半導体は弱いにも関わらず) 個別銘柄のことなので先に書かないようにしたのですが、“TOWAの上昇は先に気づいていた”ということです。
また、それ以外にも気づいていたこととして、“円安株安ならニトリは厳しい” と考えて、最近何度か空売りで入っていたことがありました。先週は20%近い急落となっており、そのタイミングでは持っていなかったので下落利益を取り損ねたのですが、考え方は合っていたということだけ書いておきます。
あと、NTTが下がり続けていますが、1週間以上前から空売り保有していました。このようなチャートは下落トレンドがわかりやすいです)
・・・さて、先週に関しては “レンジ”と言ってましたが、それでもまだ「(日経平均で言えば) 4/26を起点とした上昇が続いている」という想定です。(=そこが買い場だと言っていました。現在の上昇目標は39700円) そして、もしここから大きく株価が急騰することになれば、それがクライマックスの合図(サイン)となって「年初から続いた上昇波動が終わる」・・・そうなれば、後は “リスクオフ想定でセルインメイ”ということで、株売りをメインで考えていくことになります。(日経35000円へ)
まずは今週、実際に急騰するかどうか?その後の展開は、今週の相場を終えてから改めて考えることにします。(=基本的には “これまでのインフレが終わって真逆の動きになる” と考えています。あまり良いことではありませんが…)
以上、今回はここまでです。
最後に、このnoteを毎週読んでいる方(いるのかどうかわかりませんが)に一応書いておきたいのですが・・・私は、このnoteを日曜日の午前中に更新することが多いです。ただ、noteを更新した後、(毎回ではありませんが)時間があれば銘柄のスクリーニングをすることがあり、その時点で気づいたことに関しては付け加えたり書き換えることがあります。そのため、もしかすると、朝に見た内容と夜に見た内容では一部変更していることがあるかもしれません。毎回ではないですし、変更したとしても細かい箇所なので わざわざ見直して頂く必要はありませんが、もしかすると “こんな内容は書いてなかった”と思われる可能性もあるので、念のため このことをお伝えしておきます。(※夜に見るようにして頂ければ大丈夫だと思います)
そして、月曜になればもう内容変更はしません。相場が始まってから変更すれば後出しになりますし、変更点がある度に追加更新も必要になってしまうため、よほどのことがない限り “週末までは更新しないルール” にしました。いざ週が明けて相場が始まると想定と変わってしまうことも多々ありますが、それも相場なので仕方ないと考えています。一週間を通して完璧に言い当てるのは不可能なので、あくまで「週末時点での考察 (個人の意見)」ということをご理解下さい。また、売買も推奨しませんので、投資の判断・責任は必ずご自身でお願いします。私は勝っても負けても、自分の考えを履歴として残しておきたいだけです。
ところで、月初メルマガで配信した内容ですが、「金融リセット」に関する私の考えはこちらにアップしています→
GWが明けて4営業だったのですね・・・「決算」と「SQ」で振り回され、“1日少ない”とは思えないくらい大忙しの相場でした。また、想定していたのが「ドル円156円に向かう円安相場」ということもあり、これがさらにトレードを忙しくしていました。円安でなければキャッシュ(日本円)を多くして静観しても良いのですが、円安になるのであれば、どこかに資金を移す必要があるからです。もちろん、それは円安銘柄を選んでいるわけですが、実際のところ、それでも下がる・・・ 決算の失望売りのようなものもあり、その上、SQに向けた大口の仕掛けが重なり、“今日明日の相場もまったく読めないほど” よくわからない相場でした。(=仮に想定しても、翌朝には変わったりしました) そして、私個人としても決算の失敗が続いて、ここで愚痴を書きたくなるくらいだったのですが、最終の金曜でようやく “ストップ高”が取れてプラスにでき、引けで大半のポジションを精算して、今は落ち着いた気持ちでこれを書いています。
・・・こんな書き出しをしたのは初めてかもしれません。“今日明日の相場もまったく読めないほど”と言ったように、まず、連休が明けての相場が始まって すぐに気づいたのが「今週は荒れる」ということでした。週末時点で考えていたシナリオとは違い、寄り直後の段階で早速「ニュートラル(レンジ?)」という見立てになっていました。実際、今振り返って確認しても、案の定 “寄り天だった1週間” でしたが、そうなることに最初の段階で気づいたということです。そして、SQに向けては「最初に下がれば後で上がる」「最初に上がれば後で下がる」という感じで “乱高下”が想定できたからこそ、これを乗り切るのは本当に大変でした。
そんな激しい相場だったわけですが、それでも一週間を通してのシナリオとして言っていた「ドル円156円に向かう円安」に関しては正解に。また、一時 38000円割れがありながらも、SQ値は38509円。最初に下げてもSQ前にはしっかり上昇ということで、こちらも予測値としては上出来だと思っています。(※直前まで上も下もあり得る動きだったこともあり、これなら想定の範囲内です。JPモルガン・ゴールドマンの手口からも納得の結果でしょう)
まず、「ドル円156円に向かう円安」について書きますが・・・厳密に言えば156円には達しておらず155.95とかだと思うのですが、これは問題なく到達と考えて良いはずです。私の実際のトレードのことを正直に書いておくと、週を持ち越したドル円ロングに関しては、一度利確を挟んでいます。途中で「1波動分だけ下がる」と判断したため “一旦利確してから再度入り直すつもりで” 利確したのです。ただ、次に入り直すタイミングでは、必ずしもドル円にこだわる必要はないと思い、ロットも増やした上で、ユーロ・豪ドル・メキシコペソ円でロングしました。(※その方が期待値が高いと考えたため) 通貨は変わったとしても “円安に向かう” という考え方自体は変わらず「ドル円156円まで」という想定だったので、ちょうどその水準で指値を入れておいたところ、すべてその値(ほぼ天井)で利確することができました。(=つまり、ドル円156円指値のままだと届いていなかったことになるのですが、別の通貨ペアにしたことで届いていました。偶然なのですが、一応利確できたので書いておきます)
この流れで、もう1つうまくできたトレードを書いておくと、ビットコインです。こちらは前回からロングで持ち越しており、『ビットコインの戻りでドテン売り(※明日にでも)』と書いていたように、実際にドテンショートしたのですが、さらにドテンロング→ドテンショートとしています。(=ドル円156円到達をきっかけに、“一時的にBTCが1000万近くまで上がる” と判断したのでロングを挟みました) この「ロング→ショート→ロング」すべての取引でプラス利確できた後、ショートに戻したタイミングの後には急落しており、今のところ “すべての転換点を的確に” 捉えることができています。前回も書いたように、あくまで「目線は下方向」です。5月初旬の安値圏まで下げて利確すれば、あとはしばらく触らなくて良いと思っています。(=その後は底値を固めていく動きになると思うので、レンジを見極めてから、ゆっくりレンジ下限に指値を入れておくことになると思います。今後のマーケットとの兼ね合いから考えて、再度上昇するとしても来月以降になると見ています。焦って買いを考える場面ではありません)
このように、為替とビットコインのトレードに関しては完璧なくらいうまくいきました。しかしながら、最初に書いたように難易度が高かったのが株です。以前も同様のことを書きましたが、「円安」の想定は読めていて、それに合ったポートフォリオにしているのに下がる・・・となれば、できることがなくなってきます。実際、先週の途中で何を買えば良いかわからなくなり、あきらめて「円建てS&P500」にしたりFXに資金を移したりもしました。(=FXで円売りする方が、株よりもわかりやすくて簡単でした)
そんな難しい株式相場でしたので、保有銘柄も頻繁に入れ替わりました。とにかく「決算」の反応が上にも下にも大きいため、かなりのボラティリティで乱高下が続いてトレードでは損切りばかり・・・さらに、不運なことに、決算に気づかず持ち越してしまった銘柄が急落して十数%の損失。逆に、決算を回避した銘柄に関してはその後に急騰するものが連続し、自分でも嫌になるくらい決算で大失敗していました。GW前から持ち越していたグロースの中の1つ「売れるネット」は50%近い利益になっていたのですが、打診買い程度の低ロットだったので大した補填にもならず、日本株トレードに関してはマイナスで推移していました。(=一番残念だったのが「花王」です。1-2番手くらいの主力銘柄として何週間も前から保有しており、そのまま決算もまたぐつもりだったのに、勘違いで間違って手仕舞いしていました。最後の上昇幅を取れず、これも残念で落ち込んでいました)
このようなうまくいかない状況が木曜まで続いており、このnoteでも「損失ばかりで散々な週でした」と書くことになると思っていたのですが・・・最後の最後、金曜でなんとか1つ “ストップ高”を取れたのと、あとはゴールドが上昇したことで十分な利益に。それなりのロットを入れた銘柄でストップ高が取れたのはラッキーでしかないのですが、本当にこれで助けられたようなものです。(=数十%の利幅にはなると思います。それ以外にも金曜は「北海道電力」も急騰し、これも主力銘柄だったので大きな利益になりました) こうして、“4営業日”とは思えないような慌ただしい1週間が終わり、今はようやく落ち着けています。(決算はもう少し続きますが…)
CFDに関しても書いておくと、「原油」を5/8の下ヒゲでロングしたのが大きいトレードでした(すでに利確済み)。また、前回 “中国株”のことを書いていましたが、中国株よりもイギリス株の方が良いと思い、現在は「イギリス株」をロング中。また、「銅」もロング。(※ちなみに中国・イギリス・銅は、資本関係から見ても同じ側という位置づけです) さらに、金曜ナイトに上ヒゲをつけたのを見て「ナスダックをショート」「原油ショート」しています。(※原油ショートは週末限定のつもりなので、週明けにはドテン買いすると思います)
話を株に戻して・・・この週末時点で言えば、一度ポジション全体を縮小しています。先ほども書いたように、ここまでは円安想定だったことで全力買いのポジションが続き、ボラティリティも激しいので毎日の変動がきつく感じるくらいだったのですが、「ドル円156円到達」をきっかけに この投資戦略は終了。金曜引けでポジションの大半を手仕舞いし、キャッシュを多くすると同時に、売りポジションを少し増やして終えました。
ということで、引け時点では売り買いを同程度に調整して「ニュートラル」という判定にしたわけですが・・・その後、金曜ナイトの動きを見て、先物の方でショートを大きく入れました。(=日経先物とグロース先物でショート) 先ほど書いたCFDのナスダックショートも含めて、現時点のトータルでは “売り長”になって週末を迎えています。(※念のため「5.11」を警戒しました)
買い銘柄は海運・エネルギーなど、売りは半導体・自動車など。この週末では一時期的に「円高」を考えたポートフォリオにしています。半導体に関して少し書いておくと、(銘柄にもよるので一概に言えないのですが)ソシオネクストは一時買った場面もありましたが、全体では積極的に手が出せません。どちらかと言うと 空売り候補で考えることの方が多いです。金曜の東エレ決算で上げたりSOXが少し上昇したとしても、それほど続かない気がしています。(=日経平均の下げに影響されると考えているからです。日経は6月メジャーSQに向けて大きく下げると考えています)
先週の相場の中で気になったのは、防衛関連株の強さでしょうか。そして、久しぶりに中小型株を買える場面は多かったのですが、それでも、決して全体の雰囲気が良いとは言えない気がします。そんな雰囲気を感じて、先物ではショートを入れています。(※日米の大型決算の度に乱高下し、EPSも毎日上下するような不安定な状況で、なかなか方向感が定まりません)
それでは、今週の戦略ですが・・・SQを終えたことで、改めてインフレ方向に動くと考えています。特にメインで考えたいのは「コモディティ買い」で、貴金属・原油などの買いを狙いたいです。(※ただし、ビットコインはインフレに弱いので売り継続) ドル円に関しても今週は円安方向になると考えており、今の軌道では「157-158円を目指す」と見ています。(その後は円高方向へ)
・・・以上の想定から考えると、また以前書いたようなインフレ想定のポートフォリオになりそうです。(=高配当・TOPIXが比較的強くグロースが弱い。「3月中旬~4月中旬に上昇しているものを買う」という考え方で、為替はドル買い)
そして、全体としては、実はまだ「レンジ」で考えています。先週の激しい相場でかなり軌道が乱れており、当初の予定より動かなくなっています。これによって上に抜けるタイミングがずれて遅れるため、このペースでいくと「今週はまだエネルギーを貯めて、来週から急騰」という流れになりそうです。(=保ち合いが続けば続くほど、その後の上昇が強くなります) 毎週想定が変わっていますが、実際には “毎週どころか毎日変わるくらい” で、短期であれば決算1つで変わったりしています。
このようなイレギュラーが多発する相場は私も苦手なので、ここは無理はせず「コモディティ買い(またはそれに対応する銘柄)、エネルギーセクターやドル買い」を中心にして乗り切ろうと思います。
いずれにしても、今の上昇シナリオは「4/26を起点」としたものです。この日の底値を割らない限りは (途中がレンジでも)シナリオ自体は外れたことにならず、想定通りに進んでいることになります。そして、来週にずれ込むことになりますが、ここからの「最後の上昇(おそらく急騰)」があれば、年初からの上昇トレンドは終了。あとは「来月に向けて大きく下げる」というのが全体の見立てです。(※6月SQは35000円が目標=200日線までの調整想定) とりあえず「今週はまだレンジ。来週大きく上昇。6月は下げ相場」ということで、現段階では考えることにします。
(※最後にポジションを再度まとめておくと、「日本株は売り買い同程度でポジション縮小。日経先物・グロース先物ショート。CFDではイギリス株・銅ロング、ナスダック・原油ショート。ビットコインショート」となります。そして、今週は「円安インフレ想定でコモディティ買い」をメインで考えます。(原油はすぐにドテン予定))
GWの連休と連休の間、3営業日だけの週が終わりました。さすがに連休の合間となると閑散としているわけですが、それでも『日本人が休んでいるGW中の動きは特に油断できません』と書いていたように、為替介入と指標発表で “波乱の相場”だったと言えます。ただ、最終営業日の5/2(木)の売買代金は4兆円を超えましたので、おそらく「連休前で個人が投げた株を海外が買った」という構図ではないでしょうか。だとすれば、連休明けは期待できます。
・・・という文章を、木曜のザラ場終了後に書いていました。その時点で、私の先週は大した利益にはなっておらず(もしかすると微損)“ここからの上昇を期待したい”という状況だったのですが、金曜の雇用統計後にようやく上昇。最後の最後でまともな利益で終えることができて、一安心しているところです。
とは言え、先週の戦略では「ドル買い」と言っていたので、これに関して説明する必要があります。私は勝っても負けても “正確に書き残したいだけ” なので、考えが変わったことでも後出しになっても正直に書くことにします。
まずは実際の私のドル円のトレードを書きますが、前々から「ドル円は160円に向かう軌道になる」と書いていたように、為替介入があろうとなかろうと“160円が目先の目標” でしたので、ここで持ち越しのロングは利確となります。その後、最初の介入で下がったところで再度ロングしたので、5/1配信のメルマガではロング保有していることを言いました。(=『ドル円ロング、金・原油・BTCショート中』と書きました) しかし、二度目の介入でこれはロスカット。この時点では「何兆円も使って為替介入は効果ない」という意見が溢れていましたが、私はそれまでの動きを見て「確実に効果がある」と判断していました。というのも、少なくとも私は、この激しいチャートの形を見て手が出せない状況になっていたからです。
そして、ここからどう考えたのかというと、途中段階ではもう手を出せないので改めて軌道分析して、上値と下値を設定し直すことにしました。それが「160円→152円→156円」という軌道です。(=円高円安の理由に関係なく、テクニカルで想定できることです) まずは152.5円で買い指値を入れておいたところ、金曜の雇用統計で下がることになり約定。さらに152円まで下がったことで、ここはさすがに“絶好の買いポイント”という判断で残りのロットでも追加ロング。そして現在に至ります。「安値割れにストップを入れ、156円が利確目標」であれば、リスクリワードでかなり期待値の高いトレードになります。
(注※ ここで“介入”という言い方をしましたが、私は今回の下落すべてが為替介入だと思っていません。もちろんきっかけは為替介入ですが、“介入に見せかけた超大口の売り” も入っていると思います。特に日本時間深夜の動きはそうで、あの時間帯は値が飛びやすいのであり得ます。ただ、それは陰謀論の範疇なので 事実が明らかにされることはないでしょう)
今回のこの為替介入というのが 実は非常にやっかいで、私にとってのファンダメンタルを無視した動きになっています。そのため、確かにドル円だけを見れば間違った判断をしていたように思われるかもしれませんが、実際はそうではないということを説明したいと思います。(※私は間違っていれば素直にそう書くのですが、今回はそうではないのです)
そもそも、なぜ私が前回更新時点で「ドル」と書いていたのかというと、その判断理由が「株もゴールドもコモディティも下落ならドルに向かうのでは?」ということでした。これが本来の相関であるはずで、この考え方は間違ってはいないと思います。そして、実際の動きを見ても「株もゴールドもコモディティも下落」は合っており、間違っていたのは「ドル(為替)」の方です。そして、そのドルが下落した理由は為替介入・・・だとすれば、ファンダを無視しているのはドルなのであって、私の相場判断自体は合っていることになります。(=本来ならドルは上がる方が自然)
そこで、5/1時点の『ドル円ロング、金・原油・BTCショート中』という実際のポジションの行方も書いておきたいのですが、この中で損失に終わったのはドル円だけです。先週は金も原油もビットコインも下落が続いており、それらすべてを利確で終えています。(※雇用統計の後、金・ビットコインは少し反発。原油は下落継続)
それでは、これらのポジションについて、現時点までの経過も書いておきます。「ドル円を152円付近でロング」については先ほど書きました。ゴールドについてはまだショート保有(一部ロスカット)。ビットコインに関しては、複数回の取引でうまくトレードできました。まず最初に、前回更新時でのビットコイン買いですが、その後(4/28夜)「利確→ドテン売り」したことはあらかじめ追記していました。(ですので、5/1のメルマガ配信時ではビットコイン売りということです)このショートは900万円割れ(=3/5の安値)で指値を入れておいたところ、約定したので利確。その後、雇用統計で反発したのを見てロングです。ただし、このロングに関しては “短期の戻り”を想定したものなので、この戻りが終われば次はショートを入れる予定です。今の反発は指標後の一時的な勢いと考えているだけで、ビットコイン自体はしばらく下目線。狙いたいのはロングよりもショートです。(=市場全体が弱くなれば資金が向かわなくなると思うからです)
さて、ここまでの説明で、先週の相場判断に関してはだいたい伝わると思います。為替は不自然なので除外すれば、「株もゴールドもコモディティも下落」というのが想定でした。為替を見ていては今の相場の本質がわからず、間違えた判断になってしまいます。それを踏まえて、引き続き “円の価値が下がる可能性”を考えるのであれば、(キャッシュのまま残すのではなく)それ以外の何かを買わなければいけません。つまり、ここで買うとすれば、「株・ゴールド・コモディティが下落しても上がるもの」という厳しい条件になってきます。(そして、先に言いますと、この選定基準は今週も続きます。雇用統計後の反発は一時的だと考えるためです)
それでは、ここから先週の “日本株トレード”の話に移ります。上記のような条件下で、それでも上がるものは何か?と考えるわけですが、実際の選定方法は実は意外とシンプルです。「為替介入があってもなくても関係なく上がっているもの」・・・これで問題ありません。為替が激しく動いていても上がり続ける銘柄は、それだけ相対的に強いということ。基本的に、相場が不安定な時はこのような銘柄を探せば良いです。
ただ、ある程度はそれで良かったとしても、実際のトレードがこれでうまくいくとは限りません。為替も指数もあれだけ激しく動いて、“まったく影響なし”とはいかないのです。細かい損切りも多くなり、余計な損失が重なって、先週の日本株では満足な利益になりませんでした。特に、板の薄い銘柄がストップにかかった場合、自分の売りで大きく下げて不利な値で約定してしまうことがあり、それがもったいないと思いました。(※今後の対策が必要だと感じたのでやり方を変えます)
「為替介入があってもなくても関係なく上がっているもの」という選定基準ですが、その1つに「商社」があり、実際に一通りの商社株は買っていました。そして、先週はその商社の決算が続いたのですが、この強さであれば大丈夫だと思っていた「三菱商事」の決算が悪く、その時点で一番大きな含み益があったのになくなってしまいました。(※この銘柄だけで数千万円は買っていました) 一方、「住友商事」は増配&自社株買い発表で急騰し、それは利確しました。(丸紅も良かったようですが持っていませんでした)
このように銘柄ごとの差はありますが、「商社」自体は強いということで、引き続きメインでの保有を考えています。ただ、決算後に一部売却したことでポートフォリオ全体から見た保有割合は少し減り、今現在一番大きく持っているのは「不動産セクター(REIT含む)」になると思います。先週下げる度に追加買いしていきました。(=“日本円で置きたくない” とすれば、買うしかありませんでした)
全体としてはこのように大型株メインのトレードだったのですが、最終営業日の木曜引け直前に、久しぶりにグロースもいくつか拾いました。ここでの考え方としては、(基本的に買っているのは個人なので)「連休前には売られて連休明けにまた買われるだろう」という判断理由です。つまり、“連休限定の買い”のつもりなので、連休明けに上がれば手仕舞いします。(=雇用統計後の雰囲気を見るとグロースが上がりそうなので、結果的に良い判断だったと思います)
現在のポジション全体をまとめると、引き続き “ほぼ全力買い”なのですが、数銘柄だけショートも残っています。(=下がり続けているテック系)
個別銘柄に関して、個人的に1つ書いておきたいのがスクウェア。「約221億円の特別損失」というのが一般ニュースでも取り上げられていましたが、その悪い決算が出た後に上がりそうなので買ったところ、急騰しています。「悪材料出尽くし」とのことですが、これは「織り込み済み」と同様に便利な言葉だと思います。決算が良くても悪くても買われたり売られたりするわけで、いつでも “理由は後付け”ということです。(※なので、よほど自信のある場合を除いて、決算はまたがず、決算後に売買する方が失敗しません。なお、スクウェアの決算内容については未確認なので知りません。需給判断のみの買いです)
上下激しい相場で、先週の日本株トレードでは大した利益を出せませんでした。もしかすると損失の方が大きいかもしれませんし、利益を得るとしても “ショートによる利益”の方が大きかったかもしれません。それくらい、買いポジションのトレードは難しかったです。(=こんな相場では誰も勝てないのではないでしょうか)
ただ、雇用統計後から大きく状況が変わりました。前述のように目標下値として設定していたドル円152円に達したのであれば、「あとは買うだけ」という判断で日経先物を強気でロング。これで完全に底打ちと考えて通常より大きなロットにしたこともあり、ようやく十分な利益になりました。
あと、ここまでで書いていないことで、大きな利益となり現在も保有を継続中なのが「中国株(上海A50)」です。前回更新時にも “買って利確した”と言いましたが、先週の相場で買える銘柄が少なかったこともあって、再度大きなロットで買いました。為替の影響を受けることなく強いからです。(※少なくとも日米株よりは確実に強いです)
・・・ここまでが、先週の振り返りとなります。非常に波乱の相場だったので説明が長くなりました。それでは、ここから「今週の戦略」について書きたいと思うのですが、日経平均はSQ週になるので、それを考える必要があります。現実的な目標とする値は39500円でしょうか。(41750円はさすがに無理でしょう) ここからのドル円上昇とともに、日経平均の上昇を期待しています。ただ、先週の動きでかなり軌道が変わってしまい、実際に“最後の相場”と言えるような急騰になるのは「SQ明けの来週」かもしれません。いずれにしても、「ここから来週までは日経上昇」というシナリオで考えています。
前回更新時よりも前から上目線(=大底は4/26という見立て)が続いているのですが、それでも、ここから簡単に上昇していくとは思っていません。というのも、雇用統計後の強い反発(利下げ期待)に関しては一時的だと考えているためです。連休明けには買い戻しされたとしても、グロース自体はまだ厳しいと思っています。(※木曜にグロースを買ったのは、あくまで “GW限定”の戦略です)
日本株を考えた場合に、私が注目して見ているのは「TOPIX」です。今の相場は何でも上がるような局面ではなく、上がるものを選んで買わなければいけません。(=米国市場は基本的に下目線のため) そのため、今の私の銘柄選定の条件は「この数ヶ月の地合いでも上昇が続いているもの」 ・・・もう少し具体的に言うと「3月安値と4月安値を比較して、切り上げてるもの」を買いたいと考えています。この観点でグロース指数を見てみると、完全に切り下げているので 私の判断では “小型株は手を出せない”ことになります。(=安値更新を続ける銘柄も多いです) それでは日経平均はどうかと言うと、日経も切り下げている・・・そこで見て頂きたいのが「TOPIX」です。TOPIXはそこまで切り下がっていない上に、チャートを見れば「今まさに買い場」という形をしています。
以上のことから、日経平均だけ見ていてもわからないのですが、TOPIXを見れば「日本株(大型株)は買い」というのがわかります。日経とTOPIXの違いは “一部の値嵩株の影響が大きいかどうか”・・・これは要するに “半導体”と言って良いでしょう。つまり、実際のところ、ここまでの相場はほぼ半導体で振り回されているだけで、「それ以外の大型株では買い継続」なのです。
そして、これでご理解頂けると思うのです・・・これまで「米国がリスク。買うなら日本株」というスタンスを続けていましたが、その真意は日経平均と米国株指数を比較してもわからなかったと思います。しかし、“TOPIXと比較すれば” 日本株(大型株)の相対的な強さが伝わるはずです。
ですので、ここまでの私の買い銘柄はずっと大型株ばかりでしたし、「高配当」や「PBR1倍割れ」が日経平均にアウトパフォームしていると書いたこともあります。また、私は「半導体は天井をつけた可能性があるので無理に手を出す必要はない」と書いてきたように、半導体に関してはショートばかりしていました。
そして、今ここから買いたい銘柄を「3月安値と4月安値を比較して、切り上げてるもの」という条件でスクリーニングしてみると、結局これまで言ってきたようなセクターばかりです。(=商社・不動産・電力・資源等。一方で、その条件からすれば半導体やテック系は売り候補に入ります)
私が1週間以上継続して持ち続けている銘柄を見ても、日本を代表するような大企業ばかりです。もちろん一時的な反発はあるので、私も短期ではそれ以外の銘柄に入ることはあるかもしれませんが、ここからの “最後の上昇相場”という局面で期待しているのは、あくまで「日本の大型株」です。(※それ以外ではゴールドにも期待。要するに、為替の動きに関係なく “インフレ継続”ということです)
米国リスクと言えば、“バフェット氏がアップル株を追加売却した” とのことで、やはり何かあるのかもしれません。もともと米国株は買いたくなかったこともあり、米国株の口座は「ゴールド買い」でもしておきます。むしろ下がりそうであれば「米国株指数をショート」で狙いたいです。
あとは、上記で書いたように「ビットコインの戻りでドテン売り(※明日にでも)」。日経先物と中国株はロング継続。ゴールドはドテン買い。ドル円は156円が利確目標となります。
・・・以上が、今週~来週にかけての戦略となります。これから決算ラッシュなので忙しくなりますが、それよりも為替介入がなく為替さえ安定してくれればトレードしやすいので、このまま全力買いで “最後の相場”で利益を出したいと思います。そして、その後の展開に関しては「ここまでのすべてが逆転するような急転換になる」と考えます。
(=これまで暴落というのは一切言ってきませんでしたが、もし下落トレンドに転じるほどの暴落があるとすればこれからです。5月中旬以降は非常に難しい相場で、予測も困難になると思います)
マーケットから資金が抜かれて動かなくなる可能性もあるので「セルインメイ」で良いような気がしますし、逆に言えば「今週~来週が勝負」だと言えます。長々と“最後の相場”というシナリオを繰り返し延長してきましたが、来週で本当に「年初から続く上昇相場が終了」ということで考えています。何でも上がると言うつもりはないので、銘柄選定だけは間違えないようにしましょう。(とは言え、あくまで現時点での私の考察・投資戦略でしかないので、判断するのは個々人です)
これから起きようとしていることを考えると、怖さも感じます・・・私は、相場を考える上で、自分の主観・バイアスというのは取り除いて考えます。期待や願望は抜きにして、各市場の軌道分析から今後を予測するのですが、本当にこんなことが起こるのでしょうか?このままいくと「5月中旬」がターゲットになり、その先の夏に予定されるのが「新円切替」というタイミング・・・
私は、4月月初のメルマガでこう書きました→『4月で大相場が終われば、世の中は急転換すると考えています。今年に入って大きく動いているのは株価だけではないのです』
私は相場を考える上で陰謀論の類は無視しますが、それでも、今年になってから動いていることはわかっていました。ここでの “大相場”という表現に関しては、(中東リスク等で)4月に入ってからタイミングがずれていることや、大相場ではなく“普通の相場”かもしれない、ということをこのnoteで書いていましたが、もしかすると、世界の構造を一変させるようなことが起こり得るのかもしれないと、改めて思い始めています。詳しいことは次の月初メルマガで書こうと思いますが、ここでは一言だけ書いておきます。「絶対に流れに逆らわないこと。そして、同時に “真逆の急転換”を想定すること」。
5月は超重要な一ヶ月になるでしょう。ストップを入れておかないと大変なことになります(こちらも参考に→)。非常に重要な話になるので、詳しくはメルマガの方でお伝えすることにします。
もし私の想定通りになるとすれば、やはりここからは「大相場=最後の打ち上げ花火」ということになり、今のこの動きは「初動」ということになります。そして、その後には「急転換」することになるのですが、何をすれば良いかはその時のタイミングによって異なります。長期的に “これをすれば正解”というのは存在せず、金や仮想通貨も上がったり下がったりして “その時々で強いものに乗る”しかなく、非常に難しい相場になりそうです。ここで予測を書いたところで、すぐ変わるので意味がないでしょう。(※最近は毎日のように想定が変わってしまいます)
何をどう書けば良いかわからないのですが、とりあえず先週の振り返りからしていきます。
まずは週が明けて、即座に判断したことがあります。それが「円安」。そのため、寄り直後にゴールド等は手仕舞いして、“ドル円もドテン買い” しました。1ヶ月前(3月)の時点で「今後ドル円は160円に向かう軌道になる」と書いており、だからこそ “今は日本円で持ちたくない”と何度も言っていましたが、ここでその軌道に入ったという判定に。そのため、私の先週の戦略は基本的に「円安にベット」でした。(=円安で上がる銘柄を買って、下がる銘柄を売る)
しかし、実を言うと、それでもうまくいったわけではありません。例えば、半導体に関しては、週明け以降も売りを継続していました。(※レーザーテックは年初来安値まで下落) 水曜には反発したので、その時点で一度手仕舞いしましたが、それは一時的な「ショートカバー」と考えて 再度売りを入れ、基本的には “ずっと半導体売り” ということです(金曜まで)。そして、買い銘柄は、銀行等の円安銘柄が中心だったのですが・・・まさか「円安なのに円安銘柄が売られる」とは思いませんでした。それだけ日本経済にとって “良くない円安” なのでしょうが、しかし、そうなってしまうと取れる手段がなくなります。円安だから円を別の資産に変えないといけないのに、それでも下がるなら、どうすれば良いのでしょうか・・・
ということで、“円安を想定したポジションなのに負け” ということで、相場を読んで正しい戦略を取っているにも関わらず、私の先週の株トレードは損失になってしまいました。(もちろん、ドル円ロング等でカバーはしていますが、それくらいしかできないことになります。ドル円に関しては156円が当初の目標値だったため、そこで一度利確しています。しかし、その後も需給が上向きだったので、再度ロングを入れました)
今回の相場がきっかけとして何が言いたいのかというと、「株・通貨・債券のトリプル安もあり得る」ということです。もう金融の常識で考えても意味がないのでしょう。ここから考えるのは、ただ「資金が向かう方向にベットする」のみ。しかも、逆方向に大きく動く可能性も高いため、タイミング悪く乗り遅れると、振るい落とされる側になるでしょう。“いつまでこのトレンドが続くのか?次はどこに向かうのか?” これを的確なタイミングで切り替える必要があり、非常に高いトレードスキルが要求されます。果たして、私も無事に乗り切れるのかわかりませんが、普段以上にマーケットの動きに注意を払わなければいけないと思ってます。日本人が休んでいる、GW中の動きは特に油断できません。
それでは、ここで今考えていることについて書こうと思ったのですが・・・ おそらく、今は理屈で説明しても意味がない(すぐ変わる可能性がある)と思うので、すべて割愛することにして、私の現在のポジションと「今週の戦略」だけを書くことにします。
現在、日本株に関しては「買8売2」という感じで、円安を想定したポートフォリオです。セクターでは銀行等が多いですが、実は、先ほどのような展開(=円安株安)の後、どこに資金を移すべきか?と考えた結果、私がたどり着いた答えが・・・「円建てのS&P500(とインド株)」に一番大きく資金を入れるということです。というのも、“円安なのに円安銘柄(日本株)が売られる” のであれば、「円建てで外国株を買う」方が確実だろうと考えたのです。中でもS&P500とインド株が堅調に思えたので、そちらを買いました。(ちなみに、先週は中国株も強かったのでCFDで「上海A50」も買っていたのですが、目標値に達したので利確。その後は「銅」を買おうと思っていたのですが、タイミングが合わず、まだ買えていません。あとは「イギリス株」も買いたいです)
保有の個別銘柄では、ニデックや第一三共なども好調ですが、1つ気になるのが「ケンタッキー(日本KFC)」です。株売却で買収されるというニュースがありましたが、上がるのでしょうか? 一方で、売りで保有しているのが、先週まで主力買いの銘柄だった「電力」。これを現在はドテン売りしているのですが、PTSを見ると北海道電力も大きく下げています。あとは、円安で下がり続けているテック系などですが、以前より何度も空売りしている「SHIFT」はどこまで下がるのでしょうか…
それ以外では、金曜に日経先物を大きく買いました。(日経平均は)「先週が買い場で、5月から急騰」というシナリオが継続なので、ここで “底打ち”となれば、5月SQに向けて「41750円を目指す」と見ています。オプションの手口からは、41750円以外に「36000円を目指す下落」もあり得るので判断に迷いましたが、ここからは、どちらかと言えば「“悪い意味で” 円安で上がる」と見ており、それが「大相場=最後の打ち上げ花火」に至ると考えています。(=金曜終値の38000円付近は、上下どちらに向かうかが分かれる “分水嶺”です)
その他、「ドル円買い」「ビットコイン買い」は継続。米国個別株では、アルファベットは利確してゴールドマン(GS)などを買い。(→ビットコインは日曜夜に利確。その後ドテン売り)
さて、今回は、なぜそう考えているのかの説明は割愛して書かせて頂きました。そして、ここから 今週の想定はというと・・・「ドル一強」です。(=米国株は下落) この週末時点での円安では まだコモディティは下がっていないのですが、ここからコモディティも下がることになればドルに向かうと考えています。(=ビットコインも下がりそうなので一度利確するつもりです。(→日曜夜に利確済) さらに、米国株指数・コモディティのショートを狙うかもしれません)
これに関しては、前回書いた内容が参考になるので、そのまま引用します→
『株だけでなく「ゴールドの上昇も今月まで」と考えており、もしそうなれば、すべての市場が下がって最終的に向かうのは「ドルしかない」という結論になってきます。株もゴールドもコモディティも下落するシナリオを考えれば、それは「金利上昇=ドルに向かう」と思っているのですが、この考え方は間違っているでしょうか? そして、そうなれば5月相場は「円安株安」で市場は停滞・・・円安で上がる日本株に関しては 最後に上がる可能性が残りますが、それでも 市場全体の影響を受けないわけにはいかないので、いずれは下がるでしょう』
先週は円安で日本株が売られたのですが、円安(ドル高)が大きく進むとPBRにも変化が出て、さすがに “割安すぎて” 買われることになる・・・ それが5月の日本株の急騰シナリオの理由なので、まったく良い意味では言っていません。しかし、それでも “乗るしかない”ということで、今は日経先物を普段より大きく買っています。もしかすると、このタイミングに合わせて選挙相場もあり得るかもしれませんし、それだけ、ここが “最後の相場”と考えているのです。
ここからの銘柄選定の基準は、「4月に上がっている株を買う」という考えでいます。4月は、日経平均もグロース指数も下げ相場だったので上昇していた銘柄は少ないかもしれませんが、例えば「銀行等」が当てはまります。あとは現時点では「商社」も買っていますが、それ以外に、私が今月ずっと買い保有してきたのが “一部のREIT” です。先週は三井不動産を空売りしていたくらいなので、必ずしも不動産セクターが良いと言うつもりはないのですが、上がり続けている銘柄は買っているということです。このように、「4月に上がっているものを買って、下がっているものを売る」ようにすれば、円安トレンド時に長めの保有ができる気がします。(※先ほど「円建てS&P500」を買っていると言いましたが、S&P500自体が下がりそうであれば、手仕舞いして「短期米国債」にするかもしれません) 為替に関しては、素直に「ドル円ロング」を継続。為替介入のことは気にしていません。
以上がとりあえず「GW明けまでの戦略」となり、その後は難しくなりそうなので その時の判断になります。通常であれば、“わからなければ何もしない” で良いのですが、今は何もしなければ円の価値が下がるので “何かをしなければいけない”ことになり、それが相場の難易度を上げています。実際のところ、私も先週の相場にはお手上げで、何をすれば良いかわからなくなった瞬間もありました。
(・・・ただ、先週水曜の半導体の上昇が「一時的なショートカバー」でしかないことはわかりました。多くのファンドが一斉に売っていたからです。ここからまた半導体は一旦反発するでしょうが、無理に手を出す必要はありません。このようなボラティリティの高い市場で上下振り回されるよりも、今の明確なトレンドを見極めた方が良いです。先週は、決算続きの高ボラティリティで「売買代金は今年最低」にもなりましたが、“閑散に売りなし” ということもあり、ちょうどここが底だと考えます)
・・・それでは、このnoteはここまでにして、ここからは「月初のメルマガ」の文章を考えることにします。
コロナ以降、何度か書いてきましたが、日本という国は いつでも「世界の金融を支える立場」にあります。これは近代に始まったことではなく、これが常に日本の立場・役割です。もちろん、おとなしい日本人もいつまでも黙ったままではなく、先日には池袋で最大規模のデモ(P条約反対)がありました。しかし、そのことをメディアで一切報道しない(記事が消されたりする)ことからわかるように、これで何かが変わることはありません。
金融リセットとは「通貨価値を下げるだけではない」ということや、「これから社会主義に向かう」ということの意味も、当初は極端な言い方だったと思うのですが、そろそろ理解して頂けるのではないでしょうか。これであらゆる仕事やビジネスは縮小することになり、“トレードスキル”がなければ乗り越えることはできません。これは別に、私が投資を伝えている立場だから言っているのではないのです。誰から見てもわかる形で、今後の世界は本格的に変わろうとしています。
(その後、メルマガ配信した内容は、大事なことなのでこちらにアップしました→)
大変な1週間でした・・・ヘッドラインで動くので予測しても意味がなく、「できることが限られていた」という感じです。結果的にはうまくやれた(若干マイナス程度)とは思うのですが、想定シナリオ通りにはなっていませんので、説明する必要があります。
まず、想定シナリオ通りにならない場合は、2つのケースが考えられます。1つ目は、シンプルに “上がるはずだったのが下がった”というように、完全に間違っていたという場合。その場合はどうにもならず、逆のポジションを取っているのでそのまま損することになります。ちょうど昨年の秋頃が私にとってはそのケースで、下落シナリオのはずが “半導体バブル”によって逆に上昇することになりました。(※実際には半導体を買っていたので損したわけではありませんが、予測自体は間違い) この場合は、想定シナリオが外れたという結果となり「そのシナリオは破綻」となります。
それに対して、2つ目のケースはどうなのかというと、その時期にはシナリオ通りにならなかったとしても、シナリオ自体はなくなっておらず、まだ継続している。軌道がずれたことで、シナリオ通りに動くタイミングが “遅れている”というケースです。今回(前回もかもしれませんが)の場合はそれに当てはまっており、上昇シナリオが先延ばしになっていて、買いタイミングが後ろにずれ込んでいます。一番最初の予定では “早ければ”今月初旬から上昇開始の予定だったのが、中東などの要因で買い場が訪れず、逆に調整が長引いて下落が拡大してしまいました。前回、日経39000円を割った時点でようやく買っていけると思い、そのように書いていたのですが、実際には買えませんでした。一度「75日線が買いポイントになる」と判断して日米ともに買いを入れたのですが、その日のうちにロスカットとなり、その後は買いたくても買えない形に。反対に、増えるのがショートポジションばかりで “主にショートで利益を出していた1週間”です。(ショートを保有しながらロングも増やすのですが、ロングはほとんどロスカットになりました)
つまり、目線は上でも、実際のポジションは “株売り”が中心。特に「グロース売り」はわかりやすいと思います。長期安値を更新したものは売れば良いので(※貸借銘柄の場合)、安値割れしそうな銘柄があれば、アラート設定しておけば見逃さないでしょう。そんな感じでグロースを売りながら、メインのポジションはどうなっていたのかというと・・・結局「ゴールド買い」です。
前回、「ゴールド→株・原油」というのが戦略だと書いており、実際にそのつもりだったのですが、株も原油も下落トレンドで買えないため、消去法で考えるとゴールドしかない。(=ゴールドが良いというより、他が良くないために仕方なく) もしくは “日本円”という選択肢もあり得るのですが、そうなるとキャッシュポジションのままで地合いが変わるのを待つしかありません。
(※株を買うとしても、「電力・ガス」のように指数と逆行するような銘柄ばかりでした。また、米国株口座ではアルファベットがストップにかかってから買えるものがまったく見当たらないので、仕方なくシルバーを買って放置。CFDでは「銅」を買ったりして利益にはなりました)
そして、ようやく「買い判断」になったのが金曜の後場。「イスラエルへのミサイル攻撃は誤報だった」ということで長い下ヒゲをつけたのを確認して、初めて買いの方を多くすることになりました。(注:ニュース報道は茶番だと考えて、マーケットだけを見るべきです)
ただし、まだこの週末時点では (どちらかと言えば)円高という想定をしていたため、指数連動の銘柄は買っていませんし、売りポジションもそのままホールドしています。つまり、“売りはそのままで買いを増やしたので 買い転換になった” というだけです。
ゴールドに関しては買い継続で、新規で原油をショートしました。そして、一時的に“円高”という想定をしていたこともあり、“日経よりは米国の方が買いやすい” と考えて、ダウをロング、ドル円ショートというポジションにしたのが金曜です。(※ナスダックもロングしていたのですが、ナイトでロスカットになりました。半導体が弱いです)
ドル円は154円あたりまで押した後に160円に向かうと(今のところ)考えています。そのタイミングが想定軌道からすればGW明けあたりなので、5月に入る頃から本格的に「円安・日本株高」を考えることにします。それまでは、買い目線であっても、そこまで強い上昇にならないかもしれません。上昇シナリオ自体は継続と考えているのですが、これだけ調整が入ったことで、当初の予定よりも弱くはなっていると思います。・・・ということで、ここで多少のシナリオ修正が必要になります。
まず、こうなってしまうと日経42000円を目指すのは厳しくなりました。(一週間前は確かに可能性があったのですが…) 現在は40000円まで戻れば良いのですが、現実的にはその手前(39500円)までを目標に考えることにします。また、ずっと原油の上昇シナリオを言い続けていましたが、ここまでのタイミングで上がらないのなら シナリオ破綻で良いと思います。現在は原油をショートしていることからもわかるように、金曜の上昇を全戻しした時点で下目線になりました。そして、さらに大きな意味があるのが「グロースの安値更新」です。
私は以前より、買うなら「2月以降に上昇している銘柄」と言ってきました。最初にそのように言い始めた3月の時点では、まだグロース指数も“2月以降は上昇” していたので、グロースも買い候補に入っていたのです。しかし、今のタイミングで「2月以降に上昇している銘柄」というスクリーニングをすると “グロース指数は対象外”になるため、大半の小型株が買えないことになります。ということで、残念ながら「今後の小型株の上昇期待は難しい」という判定に。ここから上昇シナリオに入るとしても、それは金利上昇を上回ることができる大型株に限定されてしまいます。(※さらに、日経平均は半導体の影響が大きいことを考えると、日経平均よりも「高配当ETF」などの方がアウトパフォームしそうです)
以上のことから、これまで言ってきたシナリオは訂正することにします。「(グロースもコモディティも上がるという意味での)何でも上がる大相場になる」という言い方に関しては適切ではなく、当てはまらなくなります。ここから上がるとしても、(原油も除外となり)インフレに勝てる「ゴールド等&大型株だけを買い候補」として考えることにします。
そして、今週~(最大でも)今月中はそれで良いのですが・・・来月になれば、かなり相場状況が悪くなる気がしています。これまで「最後の大相場」と言っていた上昇シナリオが、当初の予定より遅れながらも まだ残っているから今は良いのですが、いざその上昇が始まって終わってしまえば、それ以降は株に期待ができなくなるのです。
そして、株だけでなく「ゴールドの上昇も今月まで」と考えており、もしそうなれば、すべての市場が下がって最終的に向かうのは「ドルしかない」という結論になってきます。株もゴールドもコモディティも下落するシナリオを考えれば、それは「金利上昇=ドルに向かう」と思っているのですが、この考え方は間違っているでしょうか? そして、そうなれば5月相場は「円安株安」で市場は停滞・・・円安で上がる日本株に関しては 最後に上がる可能性が残りますが、それでも 市場全体の影響を受けないわけにはいかないので、いずれは下がるでしょう。この4月の下落相場の場合は “ゴールド”という逃避先があるから私も損失を免れているのですが、ゴールドも下がることになれば、もはや米国債くらいしか選択肢がなく、市場も動かなくなって何もできなくなるかもしれません。(※以前から言っているように、日本よりもアメリカがリスクです。「株売り・債券買い」のポートフォリオになるかもしれません)
そう考えると、やはり今週からは 最後の大相場とまでいかなくても、「最後の相場」くらいなら言っても良いかもしれません。ここで利益を出さなければ、しばらく地合いが戻らない可能性があるからです。
ここまでで書いていないのが仮想通貨のことです。前々から言っているように、半減期のことは関係なく、マーケット全体から考察することの方が何倍も重要です。(=半減期だけで大きな資金は動きません) (他のコインはわかりませんが)ビットコインに関しては 今後はそれほど下がらないと思っており、と言っても、上がり続けると言うつもりもないのですが「買える場面はある」と思っています。現在はすでにビットコインを買い保有しています。本当は “900万円割れ”の買いタイミングを待っていたのですが、そこまで下がらなかったので あきらめて900万円台で買いました。今月中に関しては、ゴールドもビットコインも買いで継続できると思っています。そして、来月からはそれらも含めて全部下がるという想定です。(ですので、それまでに手仕舞いします)
あとは、どうでもいいことかもしれませんが、私のトレード履歴として一応書いておきたいのが・・・実は 「誤発注」で無駄な損失を出してしまいました。数百万円くらいの買い注文を、問題ないと思って成行で出したところ 一桁間違えていて、板がないために特買いになり、案の定、高いところで買ってしまった分が元値まで戻って損失になりました。(しかも、長い上ヒゲが付いたことで、なかなか上がりにくい雰囲気になってしまいました) 後でネットで見てみると「◯◯の材料で買われた」とか書かれていたのですが、単に私の発注ミスです。このようなミスもあるので、やはりなるべく指値注文にしなければいけないと改めて思いました。
(※冒頭に書いたように、先週の収支としては少しマイナスになった程度です。(ほとんど誤発注分の損失かもしれません) 結果的にですが、4月は終始「ゴールド次第」で終わることになりそうです。株で多少利益や損失があっても、ゴールドさえ上がっていればプラス収支にはなる。前回更新時にも『週明けは多少マイナスからのスタートになりそう』と書いていたのですが、実際には、週明けにゴールドが上がったことでプラススタートになっていました。
他にも、今月の1週目(4/1-)は大負けと言っていましたが、その原因は 半導体を買った直後に下がったこともありますが、ゴールドが下がったことも大きな原因です。逆に、2・3週目はゴールドが上がったので特に問題ありませんでしたし、そもそも株の方はまだ買えるような状況になっていませんでした。買い目線で考えていたとしても、実際に買える状況(=上昇トレンドや押し目)にならなければ買うことはできませんし、買ったとしても、逆に動けばロスカットしたり売りポジションを増やすこともあります。このように “優位性にベット” し続けるのが勝つためのトレードですので、必ずしもシナリオ通りのトレードになるわけでもないのですが、それでも、私の現時点の考えと結果をごまかさずに書くことだけは守ります)
現在のポジションが多くなっているので整理すると、日本株は「買6売4」くらいの割合で、買いは「電気ガス・銀行・不動産・重工・飲食など」(サイゼリヤとか買っています)。売りは、安値更新して下がり続けるグロースが中心で、SBGや半導体も空売りしています。
(※前回『もう持っていません』と言っていた半導体ですが、現在は “売り”で保有になっています。そして、金曜ナイトでは半導体が特に下がりました。もしかすると半導体が下がったから買おうと考えた人がいるかもしれませんが、一度下がったセクター・銘柄を買うよりも、次に上がりそうなものを見つける方が期待値が高いです。・・・ただし、最終的にエヌビディアが良い位置(75日線)まで下がったので、ここからは “反発を考えるタイミング” にはなります)
先物に関しては、先週はそれなりに取引して利益になっており、今現在は先物のポジションはないのですが、コールオプションだけ買っています。米国株はダウをロング、個別でシルバー(銀)買い。CFDでゴールドロング・原油ショート、FXでドル円ショートとなります。
ただ、今は一時的な「円高」を考えて週を持ち越しているだけなので、週明けからは「2~3月に上昇の銘柄」で強気買いのポジションを組んでいく予定です。(=買い場という判断) 金曜ナイトの動きを見ても だいたいイメージ通りだったので、週明けからは売りを減らして買いを増やすつもりです。ドル円ショートも終了して、円安になりそうであればメキシコペソをまた買いたいです。(長い下ヒゲをつけていて、非常に買いやすいです)
さて、個人は売っていても、海外は買ってきています。最後の大相場にはならなくても “最後の相場”だと思って、今週の相場には期待します。(※円安の本番は来月だと考えているので、日本株(大型株)が期待できるのは来週以降です。逆に、円安(ドル高)で米国株は下目線になります)
そして、このようにシナリオを考察して予測して楽しめるのも、相場が動いてくれるからこそです。多少損したとしても、相場が動くなら取り戻せるので良いのです。しかし、1ヶ月も経てばマーケット全体が崩れて、出来高がなくなって何もできなくなってしまうかもしれません。そうなる前に “最後の相場” を楽しみたいものです。
(注※ 当面は落ち着くという意味なので、本当に最後だと言うつもりはありません。日経36000円あたりまで下がればまた買っていけると思うのですが、これまでよりも難易度は高くなると思います)
(★金曜ナイトに大きな動きがありました。この文章は “金曜引け後”の時点で大部分を書いていたのですが、週明けの雰囲気次第では今後のシナリオも含めて変更する可能性もあります。それを前提としながら、“あくまで現時点での”シナリオを書いていきます。イスラエル攻撃の件は織り込んでいません。ニュース報道は気にせず、マーケット状況のみを見た上での考察になります)
前回は「今年一番の損失を出した週(4/1-)」と言っていたのですが・・・先週はなんと1週間でそれを上回って取り返すことができました。正直、すぐに取り返すのは困難だと思っており、今月後半の展開に期待して“今月中にプラ転できれば良い”(もしかするとそれでも難しいかもしれない)と考えていたのですが、これは嬉しい誤算でした。
ただ、実際のところ、その中身は良いこととは思えません。それは単に“インフレ”だからです。しかし、2020年に未来シナリオをお伝えした時から私の考えは一貫しており、「インフレになるのであれば、それ以上に資産を増やせば良いだけ」と考えています。(そして、インフレの後はデフレもやってきます)
“これから将来に向けてどんな投資をすれば良いか?” 以前そんな質問をされたこともあるのですが、難しいことは考えず、シンプルに“資産の数字”を増やすことを意識すれば良いのです。日本人なら日本円でいいので、その総額を増やす。もちろん、それが本当に意味があることなのかどうか、また、その行為自体が良いことかどうかはわかりません。いずれは お金があってもなくてもあまり関係ない世界になるとは思います。それでも “今はまだ資本主義が続いている” わけなので、今できることとして、資産の数字を増やしておいて損はないはずです。そのためにも、「上昇相場でも下落相場でも勝ち続けられるトレードスキル」を一刻も早く身につけるべきなのです。(=これは仕事よりも重要なことであり、「普通に働くだけでは相対的に貧しくなる」という話は何度もしてきました)
さて、それでは、なぜ大きな損失を一気に取り戻せたのかという話ですが・・・当然のことながら、通常以上のリスクを取りました。さすがに、そうしなければ不可能でした。
前回解説した相場(4/1-)では、「原油にフルベット→金にフルベット」に変えて失敗したのですが、今回もまた同様のこと(原油→金に変更)をすることになり、今回の場合はそれが正解になりました。
週が明けて、寄り時点で原油が弱かったので、持ち越した原油は全部カットして、そのまま “金にフルベット”に変更ということですが・・・正確には、フルベットという表現では足りないかもしれません。これまでと同等のロットではなく、資金管理のルールを破って大きなレバレッジをかけて金に張りました。(銀プラチナも少し) そのような状況下で株のトレードもしていたわけですが、株でうまく含み益が出ていたとしても、金が少し下げただけでその利益を帳消しにするくらい「ゴールド次第」のポートフォリオになっていました。(=先物CFDも含めて数億円規模の買いポジションになっていたと思います)
“ルールを破って”とは言いましたが、もちろんそれだけ確信があったからですし、また、対象がゴールドなので変動幅は知れています。株であればそこまでのリスクは取れないのですが、先週の相場は「SQまでは不安定。SQ後から買い」という想定だったこともあり、株には手を出せないからこそ余計に “すべてゴールドに張った”ということです。
また、前々から「今は日本円で置いておきたくない」と書いてきましたが、やはりドル円152円を抜けてきました。(=そうなると思っていました) 今回のゴールド買いは “円建て”がメインだったので円安でもプラスになり、結局、この急激なインフレのおかげで(額面上は)大きなプラスにできたということです。
(※少し説明しておきます。前回の持ち越しは原油エネルギーメインだったわけですが、それはその時点で“金より原油の方が良い”と思っていただけで、“金が良くない”と思っていたわけではありません。(コモディティ全体が上昇という想定です) そのため、週が明けて「原油が弱い」とわかった時点で、すぐに考えを変えて金に入れ替える判断ができました。
ただ、『来週以降から“ゴールドよりも原油”になっていくと想定』と前回書いていたように、前回更新時の来週=つまり今週(4/15-)からは、本格的に “ゴールドよりも原油”になってくると考えています。そして、株に関しても「SQが終われば買い」という判断でしたので、ここからは買うことができます。以上のことからまとめると、今週の戦略は「ゴールドを利確して、株・原油に資金を移す」ということになります)
先に大まかな流れを書きましたが、「ゴールド次第」だった1週間を、なんとか大きなプラスで乗り越えることができて一安心しています。(※このようなトレードは決して真似しないで下さい)
もともと「SQが終わるまでは不安定」という想定でしたので、株の方は、買うとしても「電気・ガス、資源、一部半導体」くらいでした。(※電力会社は一通り買っていました) それらを選んだ理由は、指数が下がる局面でも強かったからです。“指数の方は上がってもまた下がる” と考えていて、実際にその通りの動きでした。(=↑↓↑↓) オプションの手口を見ていると、「ゴールドマンが日経39000円割れ」を狙っていたのでSQ値でそこまで下がる可能性がありました。しかし、大口全体では上目線だったこともあり、結果的にはそこまで下がらずに終わりました。
SQさえ終われば、あとは「最後の大相場に突入」というのが4月の想定シナリオです。日経42000円を目指す上昇軌道に入り、これで「年始から続く上昇相場がクライマックスを迎える」という想定です。(=最後の打ち上げ花火)
当初、この上昇軌道は“GW前”に終わると見ていたのですが、4月序盤の展開が弱かったこともあって軌道にずれが生じています。そのため、上昇が終わるタイミングが“GW後”になるかもしれません。
実際どうなるのかは、ここからの展開を見て判断することにして、とにかく今週以降考えるのは「上方向」。銘柄選定としては「2~3月上がった株なら上がる」という考えです。(=以前説明した通り) また、これは同時に、「2~3月上がっていない銘柄は厳しい」ということを意味します。そのため、“2月以降に下がっている銘柄は売り対象” になります。
実際、私もここからは“買い”と言いつつも、ショートポジションをいくつも持っています。例えば「SHIFT」は以前から頻繁にショートしていました。金曜の大きな下げに関しては、残念ながらストップにかかった後の急落だったので取れていないのですが、目線自体は合っているということです。
現在の保有銘柄については、やはり前回書いたように「長期の底打ち」したような中小型株が多くなっています。これまで下がり続けていた銘柄が (週足・月足という)中長期レベルでの反発が見られるということで、今まで買わなかった(買えなかった)ような銘柄ばかりが保有で並んでいます。大型株は銀行・証券くらいで、半導体はもう持っていません。
ただ、これはこの週末時点で一時的に「円高」を考えているからです。このポジションで週をまたいでいるのは “円安が落ち着く”と見てのことで、実際に円高方向に動いた後は、より幅広い銘柄を買っていけると思います。(=インフレ銘柄以外も買えることになるので、それなら中小型株の方が上昇幅を取れると思います。長くかかりましたが、ここに来てようやくトリクルダウンということでしょうか)
個別のことを少し書いておくと、「小林製薬」は再度買っていました。このように何らかの悪材料で下げて底打ちした銘柄は、あとは上がるだけなので買いやすいです。ストップ高になる銘柄もありました。その他、金曜に2つ決算をまたいでいて、PTSを見る限りでは1つはプラス、1つ少しマイナスになっています。
現時点では、まだゴールドのポジションが大きすぎて株の全力買いにはなっていないのですが、今週から「ゴールドを利確して株と原油にシフト」していきます。前回も書いたことですが、原油の上昇はまだ初動段階で、ここから上抜けすれば大きな期待値が取れます。(それが経済にとって良いこととは言いませんが…)
その他、仮想通貨に関しては、前回持ち越しのビットコインは一度利確しており、再度レンジ下限まで下がるのを待っています。今週下がればまた買うつもりですが、これは “仮想通貨が買い”というよりも、今週以降は“何でも上がる相場”だと考えているからです。(※ちなみに半減期のことは一切考慮しません。トレードにおいて、誰もが知っていることは判断材料になりません)
為替の方は「メキシコペソ買い」を継続していましたが、先週急騰したので大きな利益になりました。そして、このあたりで一旦円安が落ち着くと考えて金曜に利確済み。円安局面になればまた買います。
・・・と、ここまでが「金曜引け後」に書いていた内容になります。(途中で書き直すのが難しかったので、そのままの形で公開しました)
上記を書いた後、金曜ナイトに入ると、地政学リスクでマーケット全体が下落に転じました。その時点で(一時的な円高を考えていたので)日経先物のショートポジションがあったのですが、これはプラス。米国株をいくつか買っていたのですが、次々とストップにかかり、今は「アルファベット」だけ残っています。
そして、私にとって一番大きい動きが、この時点で “ゴールドの大半を手仕舞いした” ということです。まだ少し残っているので、残りは週明けに手仕舞いしますが、一度このような形になると、しばらくはゴールドは触れません。(※一回目の上昇なら入るべきですが、二回目の上昇を狙うとなると確度が下がります) 今後1ヶ月くらい様子見になるかもしれませんし、本格的に下抜けするのであればショートを狙うかもしれません。どちらにしても 今週でゴールドは利確していく予定だったので、“これは予定通り”ということにします。(※当面は、上でも下でもない想定で考えます)
ここから先のことは週明けの動きを見なければわかりませんが、大局観は変わらないと思っています。というのも、金曜引け後、上記を書いた段階で唯一気になっていたのが「ゴールドマンが日経39000円割れを狙っている」という点でした。SQ結果が上方向だったので、このゴールドマンの売りが本当になくなったのかどうか判断できませんでした。しかし、ナイトで実際に39000円割れを達成したので、この事実は(今後の展開にとっては)プラス要因と捉えることにします。ここで39000円の目標がなくなれば、あとは上を見れば良いからです。(※このように、ゴールドマンの場合は “何かを知っている”ケースがよくあるので無視できません) ここから実際に上への仕掛けが入ってくれば、「ここが絶好の買い場」であると同時に、シナリオ通りの展開になると言えるのではないでしょうか。
米国株に関しては、S&P500ロングを狙って逆指値買いを入れていたのですが、約定せず下がってしまいました。三角持ち合いを完全に下抜けしてしまうと厳しいのですが、現時点で見ると、S&P500よりもナスダックの方が良さそうなのでナスダックを買うかもしれません。ナスダックはまだ崩れていませんし、ナスダックが上がるのであれば日経平均も上がることでしょう。もともと「ゴールド→株・原油」というのが今週の戦略でしたので、月曜からの展開が楽しみです。ここで上昇するのであれば、今後の決算期待もあって今週~来週は積極買いの戦略で良いと思っています。
(※一点、わかりにくいのが為替です。金曜の引けでは一時的な円高を想定したポートフォリオにしたつもりです。その円高というのが “152.5円あたりまで押す”と見ていたのですが、22時頃に一瞬で達成した後に反発してしまいました。私としては、週明けまでその水準が続くと思っていたのですが、これで一時的な円高が終わったのかどうか?判断が難しいです。今の為替はドル円だけ考えても難しく、実際には「円高・ドル高」という状態なので、為替のことはあまり予測しないことにします)
もしここから上昇局面に入る場合・・・その後(GW前後)の展開に関しては、為替次第でどうなるか変わってきます。ここでまた円安(金利上昇)に動くと思っているのですが、そうなれば米国は下げても日経は上がるということになりますし、(今度は)コモディティも弱くなると思います。(=2月以降続いたコモディティ相場はそこで終了)
そして、その時点で「年始から続いた大相場は終わり」ということで、いろいろ逆転すると考えているのですが・・・いずれにせよ、それは来月の話です。まずは今週~来週が強気相場になるかどうかがポイントです。私自身は週明けは多少マイナスからのスタートになりそうですが、先々週の大負けを取り戻しただけで、十二分に満足しています。ここからさらに利益を伸ばして、GW以降は無理せずトレードを休む感じでも良いと思っています。
月曜の雰囲気はかなり重要です。ニュースよりもマーケットを見るようにしましょう。いつでもマーケットが正しいです。
木曜まではうまくいっていたのに金曜で大負け。今年一番の損失を出した週になってしまいました・・・前週からの持ち越しは『半導体・不動産・原油が全体の7-8割』と書いていました。『日経4万円を割らない限りは上がり続けそう』と書いていたのですが、これは逆に言うと、4万円を割ったことで週明けから “下目線”となりました。4/1(月)に配信したメルマガでも『朝から売り転換』とお伝えしたのですが、一時的に売りポジションの方が多くなりました。(※不動産株はその時点で手仕舞いとなり、不動産上昇は一旦終了という判断。そして、実はこのタイミングで原油も手仕舞いしてしまいました。そのまま持っていれば良かったのですが…)
月曜はマイナスでしたが、その後のトレードはうまくいっていたのです。原油にベットにしていた分をゴールドに切り替えて「週の中盤のポジションは、ほぼゴールド」となっていました。この判断は正解で、株の損失分をゴールドの上昇でカバーしてプラス維持できていました。木曜まではこのようにうまく乗り切っていたのですが、木曜に増やした買いポジションが金曜には大きなマイナス。特に半導体が下落して大損となりました。月曜がマイナスでも、木曜にはソシオネクストがストップ高するなどして取り返していたはずなのに、それが台無しになった金曜日でした。(中東情勢が原因)
さて、前回、中期的な目線として「株もコモディティもビットコインも上昇」と書いていました。少し前は「“円安”インフレ」と書いていたわけですが、為替に関係なく“株もコモディティも上がる状況”というのはつまり、(シンプルな意味での)「インフレ」になります。
この“インフレ”というマーケットの雰囲気を理解した上で、いずれ書こうと思っていたのが「戦争シナリオ」です。台湾で地震があった後も防衛関連株が上がっていたりしましたが、それでも、まだ考えなくても良いと思っていました。(※株価上昇の後で良いと思っていました)
しかし、突然の中東リスクから戦争を意識する雰囲気になってきました。そこで、今の私のポジションを先に言っておきますと、「原油にフルベット」です。株に関しても “エネルギー関連株”がメイン。そして、あとはビットコインです。
(=仮想通貨は前回更新時点でイーサリアムを持っていて、それを “明日にでも売る予定”と書いていましたが、実際に月曜の朝一で利確しました。その後、仮想通貨が下がったので、水曜にビットコインを買いました)
原油にフルベットということですが・・・なぜこのようにしたのかというと、金曜の下落後に株を買っていこうとしたのですが、買える銘柄がほとんどありませんでした(※買いポイントよりも下がってしまっているため)。だからといって日本円のまま置いておくのが正解とは思えないので、思い切ってすべて原油に張ったという感じです。(ですので円建てです)
エネルギー関連以外では半導体銘柄が1つ。そして、なぜか強かったのでケンタッキー等の飲食、中小型株もいくつか買いました。あとは、インフレに弱い銘柄を空売りしています。
インフレに強い・弱いというのは、2-3月に上がっているかどうかで判断しています。(※だから前回 “2-3月に上昇していない銘柄は厳しい”と言いました) その点で考えると、やはり前回説明したように「エネルギー関連」になるのです。(それ以外には「半導体」も強いはずだったのですが、金曜で大きくロスカットとなり、1銘柄しか残りませんでした。後場にソシオネクストが上がっていたようですが、気づかなかったので買い戻すこともできませんでした。なお、電力株もいくつか持っていたのですが、金曜引けで手仕舞いしたので持ち越していません)
そして、為替では「メキシコペソ買い」になります。一部ストップにかかったのですが、再度ロングしています。(これに関しては、円高になれば終了となります)
このように、今回も先週の見立てと同じことを書いていますので、もし先週の時点から「原油買い」を続けていれば そこまで損失もなかったはずなのですが、残念です。ごまかさずに正直に言いますが、今回に関しては見立ては合っていたにも関わらず大きく負けた週になりました。
(※現在は再び原油にフルベットなので、ここから上抜けするような上昇があればすぐに取り戻せるのですが…。ここまではゴールドが強いですが、来週以降から “ゴールドよりも原油”になっていくと想定します。ゴールドは先週すでに十分なところまで上がりましたが、原油に関しては長期波動から見て “まだ初動”に思えるからです。ただし、逆に動けば確実にロスカットします)
さて、前回、4月相場のシナリオとして「最後の大相場」ということを書きました。“株もコモディティも仮想通貨も何でも上がる相場” ということです。今回、日経4万円を割る下落となり、もうそのシナリオはなくなったと思われるかもしれませんが、私の中では変わらずに進行中です。というのも、事実として、少なくとも金・原油・仮想通貨は上昇しているので、その部分ではシナリオと合致しています。となると、あとは株の調整終了を待つだけです。
私の今の株ポジションは “買い”が多めですが、これは “下げすぎた分のリバウンド”を狙った買いのつもりです。そのため、週明けからは再度売り目線にするつもりで、日経先物で金曜ナイトの引け成りでショートを入れました。
まだ数日くらいは不安定だと思うので すぐには手を出さず、一通り買いポジションを投げるような展開になってから買い出動するつもりです。(=今はまだ個人が買っています。もう一回くらい下に仕掛けて個人の買いを投げさせて、海外が買い始めれば上昇ではないでしょうか) “SQが終われば海外の買いが入る” と考えて、急いで買わなくても「週が終わるまでに買いポジションを持てば良い」くらいで考えています。そして、来週以降から本格上昇となって「最後の大相場」に向かうイメージです。
もともと前回も “すぐに強い上昇にはならないかもしれません”と書いていたように、すぐに上がるとは思っていませんでしたし、実際のところ、毎日のように想定シナリオが変わる週でした。というのも、なぜ上がっているかわからない・誰が買っているのか見えてこない、不可解な動きが多かったからです。(月初要因?) だから先週は株メインでは取引せず、資金の大半をゴールドに移しておいたのです。株を買うとしても「住友鉱山」のような銘柄が中心でした。
(※なお、前回書いた「さくらKCS」は連続ストップ高が続き、最大で「1週間で2倍近く」まで上がった後に“急落”でした。その他、「小林製薬」の上昇はわかりやすかったので、再度買って利確しました)
先週は特にグロースが悲惨で、ついに “年初来安値を割る”まで下がってしまいました。ただ、グロース銘柄を空売りしていても、そろそろ利確ポイント(=底値圏)に達したことで、空売りできる銘柄が見当たらなくなってきました。そうなると、このあたりが“大底”ということで、そろそろ反発期待できる気がします。正直、直近の相場は「プライム市場だけ見れば良い」と言えるくらい、スタンダード・グロース市場には資金が入らなかったのですが、ここが起点になって雰囲気が変わりそうです。
・・・というわけで、現在は原油・エネルギーにベット(株は買いが多め。ナイト引けで日経先物ショート。その他ビットコイン買い)ということで、それ以上は今のポジション・戦略について書くことがありません。(※どちらかと言えば円安に思えるので “円建て”の原油買いです) 週明けからは一時的に下目線にして、週を終えるまでには「押し目買い」というのが今週の戦略です。何を買えばいいかわからない人には、S&P500なども良い押し目になっていると思います。(※今月の戦略に関しては前回更新を参照)
そう言えば、これでわかって頂いたと思うのですが・・・以前より「あるラインを割れば急落する相場なのでストップ必須」という言葉を繰り返していました。強い相場でありながらも下落シナリオが存在しており、先週はそのラインが4万円付近だったということです。(=だからそれを割った時点で下目線になりました。今は再び4万円を更新するかどうかを見極める必要があり、それを明確に超えれば強い上昇になるでしょう)
私自身も、もしストップを入れていなければもっと大きな損失になり、すぐには取り返せないレベルになっていたかもしれません。先週は確かに損失になりましたが、もちろん十分に取り返せる範囲なので、今月後半の相場に期待しています。
(※全体的な下落で損をしましたが、前回内容を読んで頂ければ 目線自体は合っていることがわかって頂けるはずです。ちなみに、もし今月大きく上昇する展開になれば、その上昇の最後は “打ち上げ花火”のように「金も原油も含めた全市場が天井」をつけることになり、その後の相場はすべて “逆転”すると思います。それは「インフレからデフレ」という展開なのですが、それでもいずれはどこかにマネーが向かうことになり、それが日本になる可能性がある・・ということは書いておきます。陰謀系などで金価格はどこまでも上がり続けると思っている人がいますが、そんなことはありません。暴落局面では金も売られます)
最後に。前回「フォロワー1.2万人のTwitterアカウントを失った」という話をしました。1から再スタートしてみましたが、やはり同じようにはいかず、条件が違い過ぎて厳しいと感じます。
また、このnoteが参考になっている方は「スキを押しておいて下さい」と言いましたが、特に反応がなかったので今後はもう少し簡易に書いていくことにします。再びモチベーションが上がるまではご了承下さい。(※このnoteを始めてもう少しで2年になりますが、もしかすると やめることになるかもしれません)
3月相場が終わりましたが、振り返ってみると “すべて想定通り”と言って良いくらい大局観と噛み合った1ヶ月になりました。3月に入った段階で「最初は強いけれどもSQに向けて下落。米国SQを終えれば上昇」というのが、前回更新時までのシナリオ。その後、先週に関しては「週明けから逆方向に動いて、押し目を拾う」という戦略でしたが、その通りに当てはまりました。(=特にグロース指数がわかりやすいですが、週明け直後から下落し続け、最終の金曜日に上昇して終わりました。前回 “グロースが強いのは予想外” と言いましたが、やはりグロースは弱かったということです)
銘柄選定に関しても、銀行・不動産・エネルギーなど、事前に書いていた内容がそのまま当てはまっていたと思います。あまり動かなかったり下落もあったのでマイナスとなる週もありましたが、売り買いのタイミング判断はほぼ完璧で、最終的には満足のいく結果になりました。
このように3月のトレード自体はうまくいったのですが、実は先週、大きなショックとなる出来事がありました。トレードとはまったく関係ないことなのですが、先に触れておかないと書き進めることができないため、先に書いておきます。何があったのかというと、「これまでメインにしていたTwitter(X)のアカウント(フォロワー1.2万人)を失った」ということです。最初は特に大きな問題があったわけでもないのですが、その後の手続きの方でミスしてしまい、そのままログインできなくなってしまいました(復旧不能)。“お金を失った” ということであれば後で取り戻せばいいのですが、“1万人のフォロワー”というのは取り戻すことができません。正直、始めたタイミングが良かっただけで、今から頑張っても再達成は無理です。お金だけではどうしようもないこともあります。大切にしていたアカウントなのにショックで、私の情報発信に対するモチベーションはかなり下がってしまいました・・・
このような話を最初にさせて頂きましたが、もし助けて頂けるのであれば、こちらのアカウントをフォローして頂ければ嬉しいです。“1から始めるのは辛い” というのが本音ですが、とりあえず明日4/1から投稿を開始します。
さて、なかなか気持ちを切り替えることはできませんが、話を切り替えることにします。前々回・前回と続いていた想定は「円安インフレ」というものでした。そのため、前週からの持ち越しに関してはこのように書いていました→
『保有銘柄は「銀行」「不動産」「エネルギー」など、インフレで上がる銘柄ばかりを全力買いしています。別の言い方をすれば、“高値更新した銘柄” を片っ端から買ったような感じです。個別銘柄ではディスコも。(※前回書いたように、やはり銀行は買うことになりました。メガバンクではなく地銀ですが) その他、“円建て”でS&P500も大きく買いました。』
そして、その後の戦略がこちら→
『ストップを浅めに設定しておくことで、寄り時点で自動的にポジションを落とすようにします。「キャッシュポジションを増やしておいて今週の押し目を拾っていく」というのが現時点での私の戦略となります。“今週が再度の買い場”という判断で、週末までには大きな買いポジションになるようにしたいです。』
・・と書いていたように、実際に週明けの寄り時点でほとんどのポジションを手仕舞いしました。そして、初日の月曜の相場は、売りも買いもほとんどできなかったように記憶しています。買いたい銘柄は上がりきって、売りたい銘柄は下がりきって、新規ポジションを取るタイミングが見つからない。しかし、火曜日になると権利日に向けて高配当銘柄などが上がってきた感じです。「銀行」「電力」「不動産」あたりはずっと持っていました。ですが、権利日を過ぎると、そこから次の相場に。かなり久しぶりにIPOを触ったタイミングもありました(※利益にはなっていませんが)。グロースを買って銀行・自動車などドテン売りしたりして、売りポジションの方が多くなる時もありました。その時には、買いよりも売りによる利益の方が大きかったかもしれません。そして、最終の金曜日には4月相場に向けて大きく買い。現在のポジションとしては「半導体」「不動産」「原油」が中心で、小型株もそれなりに買っています。(金曜ナイトは海外が休場のため、アルゴも含めてほとんど動きませんでした)
先に大きな流れを書いてみましたが、実際には、最終の金曜以外はあまり日本株の取引をしていませんでした。(=権利日や年度末要因で、上げたとしても下がるのがわかっていたため。優待クロスはしましたが) それでも、日本株以外で何かできることはないかと考えた結果、「ゴールド」「S&P500」に円建てで資金を入れることにしました。特にゴールドが急騰しましたが、このタイミングは事前にわかったので十分に利益を取れました。そして、現在は「原油」に大きく資金を入れています。
実際の収支では、初日が少しマイナススタートで、途中は微益や微損、最終日で大きくプラスで取り返して終わったような感じです。(※配当は入るので、そちらもプラスです)
途中でストップ高もあったと思うのですが、売ったり買ったりのタイミングだったのでストップ高も間違えて売ってしまいました。それでも1つ久しぶりに大きく取れたのが「さくらKCS」。これは2日連続ストップ高となり、今現在も保有しています。最初のストップ高(1148円)で1000株打診で買っただけなのですが、PTSも含めると「数日で35%の上昇」となっています。週明けの寄り後の勢いを見て、利確か追加買いか判断したいと思います。他には不動産セクターはずっと強く、住友不動産や霞ヶ関キャピタルなど多数の銘柄保有(※“何の企業かわからず買っていると不動産関連だった”というケースが多々あり)、あとは「三菱重工」も比較的長く持ち続けて好調な銘柄です。(※分割で誰にでも買いやすくなり、配当落ちでも高値更新しました)
そして、権利日の後からは「半導体」を増やしています。4/1からディスコとソシオネクストが日経平均に採用されるということで どちらも持っていたのですが、ソシオの方は金曜引けで手仕舞いしました。(※ディスコは売買代金1位でした。他に半導体では日本マイクロニクスなど保有) その他、珍しいところでは「日本テレビ」を上抜けで買いました。
・・・というわけで、先ほども書きましたが、「半導体」「不動産」「原油」が全体の7-8割を占めているようなポートフォリオになっています。(ほぼ買いのみで、一部地銀も買い直しました)
あと、一応書いておきますが、例の問題で急落していた「小林製薬」も底打ち判断して買っていたのを、金曜引けで利確しました。需給から見ても短期の戻りはあると思うのですが、今日明日の話ではないので一旦ポジション整理のために撤退。また改めて入るかもしれません。
日本株以外では、CFDの方で「ダウ」「原油」をロング・・というより、金曜が休場ということに気づいておらず、そのまま動かせず週を終えました。(S&P500は為替ヘッジなしで保有)
日経先物はロング。米国株は、前回エヌビディアを買ったと書いていましたが、途中で利確したので現在はノーポジション。月曜からまた大きく買っていきます。仮想通貨はイーサリアムをまだ持っていますが、明日にでも上がれば売るつもりです。(※その後、ビットコインを買うかもしれません。今月の地合いが良い間なら仮想通貨も上がると見ているため)
さて、前回更新までずっと「円安インフレ」ということで “金利上昇”をテーマに高配当銘柄など中心に手を出していましたが、権利日を過ぎた時点で次の相場に移ったと考えています。それでは、次はどう考えているのかというと・・・「最後の大相場」です。基本的に株もコモディティも上がる。中小型株も上がりやすく、地合い全体が良くなると考えます。
(注: “最後の”というのは、年始からの大きな上昇波動が終わるという意味での“最後”です。今年最初の上昇が1~4月で終わるということで、その先の相場のことはまだ何も考えていません。誤解のないようにお願いします)
以前より「4月からが本格的な上昇」と言い続けてきたように、4月になれば新規マネーが入って何でも上がっていくと考えます。マーケットを見ていない人からすれば、年始からずっとインフレで株価が上がっているように思うかもしれませんが、“そうではない” ということを以前より説明してきました。
最初は「半導体バブル」であって、インフレではありません。その証拠に、不動産もコモディティも下がり続けていました。しかし、何週間か前に “不動産が底打ち”ということを書きましたが、そのタイミングからは不動産が上昇し「円安インフレ」となります。底打ち判定から反発した不動産は なんと今年の最高値まで一気に上がりましたので、絶好の買いチャンスだったということです。このように「半導体バブル」→「円安インフレ」という流れを事前にお伝えすることができましたが、この両方に共通して言えるのは、“何でも上がるわけではない” ということです。(=半導体バブルであれば半導体、円安インフレであればインフレ銘柄を買わなければ勝てない相場です)
これは、グロース指数の推移を見ればわかりやすいです。「半導体バブル」に関しては昨年の秋から言ってきたことなのですが、それでは、この半年間のグロース指数はどうだったのかというと・・・実は、まったく上昇していません。今年になって少し上がったと言っても、それは昨年後半に下がった分が戻っただけ。これだけ強い相場なのに、小型株メインの投資家は利益を出せていないのです。しかし、そんなグロースもようやく “上昇”と言える段階に入るのが、この4月だと考えます。
この毎週更新noteの中でも、私が “グロース買い”と書いたことはほとんどなかったと思います。買ったとしても短期のみで、1週間も継続保有できていません。しかし、この4月はようやく中期的に(数週間~1ヶ月)買える期間だと考えています。業績の良いもの、好材料を控えているものなどを素直に買っていけるのではないでしょうか。大幅に利益を出せるタイミングです。
基本的には「この2~3月で上昇した銘柄」なら買って大丈夫だと思っています。(※指数が上がっても上昇しないものはさすがに厳しいです) 中小型株でなくても、「重工」「ディスコ」はまだまだ強そうなのでホールドするつもりですし、指数で言えばS&P500も堅調でしょうし、ドイツ株も引き続き注目しています。金・原油などのコモディティも含め、とにかく全力で買うべき局面だということです。セクターでは「半導体」「エネルギー」が良いと考えます。(=2~3月に継続して上がり続けたため)
為替に関しては、ドルに対しての円安円高というのは言い難く、一番明確でわかりやすく動くとすれば、少し前から流行っている「メキシコペソ買い」でしょうか。(注:今週の話ではなく今月の話をしています。今週すぐに強い上昇にはならないかもしれません)
まとめると、「強気で何でも買っていく」というのが私の今月の投資戦略となります。(=手口から見ても、日経4万円を割らない限りは上がり続けそう) 前々から言ってきた「非常に良い地合い」になるということですが・・・これが、今年1月から続いた大きな上昇相場のクライマックス、総仕上げになると考えます。ジェットコースターと同じで、大きく下がる前には一番大きく上がる必要があります。この4月で株価指数もコモディティも “最後の大相場になる”というイメージなので、大きく急騰して上ヒゲをつける場面が来ればすべての投資は終了。それまでの相場で増やした利益を確定して、すっきりした気持ちでGWを迎えたいところです。(その後しばらくは地合いが落ち着きそうです)
最後に、前回少し書いたので「優待クロス(つなぎ売り)」についても触れておきます。こちらのサイトを見ると、3月の逆日歩の結果が書かれています。(※制度信用で空売りすると “逆日歩”が発生するリスクがあるのですが、それでも私は制度信用で優待クロスしています) 前回、一般的に馴染みがありそうな優待銘柄をいくつか挙げましたが、その中ではアトムが2400円・上新が1170円かかっていることになります。この逆日歩が損失リスクということなのですが、それ以外は大きな逆日歩はないので十分プラスになっていることがわかります。(※ただ、アトムの優待金額は2000円なので、そこまでの損失でもありませんし、上新の優待金額は2200円なので、これは逆日歩でも差し引きプラスです。ただし、中には何千円と逆日歩が発生するケースもありますので、知りたい場合はこのサイトで過去事例を見てみて下さい。クオカードの優待だと損することが多い気がするので、制度信用では避けた方が良いかもしれません)
・・・以上、Twitter(X)の件でモチベーションが下がっているのですが、とりあえず書き終えることができました。もしよろしければ、こちらのTwitter(X)をフォローして頂けると助かります。
また、最近、この毎週更新のnoteに関しても、どのようなスタンスで続けるのが良いか悩むことがありました。読んでいる人にとって役立つ情報源として書くのが良いのか?それとも、私個人のトレード履歴と戦略だけを淡々と書くのが良いのか?もし、これを見て少しでも参考になっていることがあれば、ハートマークの「スキ」だけ押して頂けると嬉しいです。とりあえずこの1週間、桜でも見ながら気持ちを切り替えたいと思います。お金では手に入らないものがあります…
『ここが買い場』と言っていた通りに大幅上昇!日経平均は最高値更新!円安を想定ということで、シナリオ通りの展開になりました。ただ、正直なことを言いますと、高値更新するほどの強い上昇になるとは思いませんでしたし、円安でグロースは厳しくなると思っていたのですが、実際には“グロースも強かった”という点に関しては予想外でした。
いずれにせよ買いタイミングは合っていたので、もちろん大勝ち・・・と言いたいところですが、これだけ大きく上がった割には、大勝ちと言うほどではなく中程度の勝ちという感じです。その理由は、20日(祝日)だけ若干警戒してポジションを抑えたことと、基本的にはバリュー中心で考えていたためにグロースの上昇にあまり乗れなかったというのがあります。(それでも前週のマイナスは十分に取り返しましたが) それでは、順番に振り返ってみたいと思います。
前週からの持ち越しは売り買い同程度で「電力・エネルギー」「不動産」「商社」が多いと書いていました。(※すっかり忘れていたので書いておいて良かったです) 月曜で覚えているのは、強い上昇スタートだったので、すぐに売りポジションがなくなってほぼ買いのみになりました。そして、この日に関してはグロースも買っていくことになり、「さくら」「住石」「三井E&S」のようなボラティリティの激しい銘柄も買ったことで大きな利益になりました。(※さくらはストップ高でしたが、三井は翌日ロスカット) また、半導体銘柄を、エヌビディア決算後に初めて買いました。レーザーテック・ディスコといった大型のみですが、それでも、ずっと手を出さなかった半導体を買えたというのは1つの相場の変化です。日経平均の急騰とともに、このような大型半導体も大きく上昇。この月曜→火曜の利益が、先週の中で一番大きかったと思います。(=先ほど書いたように 先週は“グロースの上昇に乗れなかった”のですが、この月曜日だけはグロースに乗れたからです。ちなみにレーザーテックは金曜には上場来高値ということで、半導体に対するセンチメントがここで変わった可能性があります)
火曜日の時点では、再び円安想定のポジションになっており、日銀報道から円安に動いたためにさらに利益を伸ばせました。が、ここから先はあまり上手いトレードとは言えません。翌日の祝日やFOMCを警戒することで買いポジションを落としたのと、一番の損失になったのが、マネックスのショートです。一応説明しておきますと、私はイーサリアムの買い保有をしています。しかしながら、先週は “仮想通貨が下がる想定”だったこともあり、そのヘッジ目的もあって仮想通貨関連であるマネックスを大きくショートしたのです。実際に19日も20日も仮想通貨は大幅下落しており、このポジションは正解だと思っていたのですが・・・祝日が明けて21日の朝を迎えると、仮想通貨が大きくリバウンドしており、このショートが損切りで終わることになりました。わずか数時間前、FOMCの直前までは仮想通貨は暴落して利益になっていたはずなのに残念です。ヘッジのつもりで大きなロットを入れていたこともあり、この損失が先週の中で一番大きな損失だったと思います。下がっていたイーサリアムが持ち戻したのは良かったのですが、もう少しだけ反発を待ってくれれば良かったのですが・・・(=もともと祝日明けの寄りで精算する予定でした)
そして、21日(木)はグロースも含めた全体が大幅上昇ということで、本来であればここはグロースを買えた場面だったのですが、その日は買っていません。というのも、私は基本的に「翌日の相場」を考えて、今日の買い銘柄を選定します。翌日(22日)にはグロースは下がる想定だったため、この日に買ったのはバリューのみ。そのため、21日(木)のグロース上昇に乗れていません。(※結果的に翌日22日は下落でしたので、想定自体は合っていました) 最終日の22日(金)は前場下がっていたので様子見して、後場から大きく買っていきました。
現在の保有銘柄は「銀行」「不動産」「エネルギー」など、インフレで上がる銘柄ばかりを全力買いしています。別の言い方をすれば、“高値更新した銘柄” を片っ端から買ったような感じです。個別銘柄ではディスコも。(※前回書いたように、やはり銀行は買うことになりました。メガバンクではなく地銀ですが) その他、“円建て”でS&P500も大きく買いました。米国株上昇でドルも上昇と考えていたのですが、実際には金曜の引け後から少し下がっているので、週明けにはマイナススタートとなりそうです。(※ナイキの決算が悪く、ダウが下がりました。日本株はグロース先物の方が大きく下げています。私はグロースを買っていない分、まだ助かっているとは思います)
先週は (米国SQを終えたので)「米国株を買う」と言っていましたが、実際にいくつか買いました。それをある程度利確した後、金曜の時点で余力ができていたので、何か良い銘柄がないか探した結果、このタイミングで「エヌビディア」を買うことにしました。長く持つつもりはないのですが、とりあえず含み益にはなっています。
CFDの方では、先週はいろいろな取引をして損切りもしながら、米国指数買いなどの利益は大きかったです。そして、最終的に週をまたいで残ったのが「ドイツ株ロング」。米国株が下がってもドイツ株は上昇しており、これは順調に利益を伸ばしています。(=スイス利下げをきっかけに欧州も利下げ予想のため?) そして最後に、以前より保有のイーサリアムは継続中。これは途中の上下は気にせず、月末までホールドするというプランです。
・・・ということで、現時点では “円安インフレ”を想定したポートフォリオになっています。しかしながら、これが今週も続くと考えているのではなく、今週の週明けからは逆方向に動いて「軽く調整する」と考えています。先週これだけ強く上昇したわけなので、月末リバランスもかなり出てくると思われます。私自身は、おそらく週明け早々にポジションを大きく縮小することになり、あとは週のどこかの押し目を待つというスタンスになると思います。下落というほどではなく “上昇中の軽い押し”を考えるということですが、基本的には今週はあまり大きな動きにはならない気がします。(下がったところで買っても、すぐには上がらないかもしれません)
以前より言い続けているように「上昇の本番は4月」と考えているのですが、先週の段階ですでに大きく上がったことに関しては予想外でした。ただ、先週の動きを振り返って考えると、この株価上昇が良いことなのかどうか、複雑な気持ちがあります。前回、『相次ぐ賃上げも含めて、将来的な“悪性インフレ”を考える必要もあるでしょう』と書きましたが、これが現実味を増したような感じです。こうなると、買いは買いでも、買う理由が違ってきます。“買わなければいけない” “買うしかない”という状況になっていくかもしれません。
まずは今週、軽く調整するのかどうか。ストップを浅めに設定しておくことで、寄り時点で自動的にポジションを落とすようにします。「キャッシュポジションを増やしておいて今週の押し目を拾っていく」というのが現時点での私の戦略となります。“今週が再度の買い場” という判断で、週末までには大きな買いポジションになるようにしたいです。(※イーサリアムは月末に手仕舞い予定)
この先・・・もう少し時間軸を延ばした話をしておきますと、先週の高値更新で大きくシナリオが変わりました。今後の日経平均は 42000-3000円あたりまでは上昇すると見ています。4月になれば機関投資家が動き始め新規マネーの流入もあって、一段高を期待します。(=暴落シナリオはあるのですが、よほど大きなイベントがなければ下がらないような状況で、強いサポートが働いています。下がらないなら上がるのでしょうが、もし何かが起こってそのサポートを割れば大きな下落に繋がるため、常にストップは入れておかなければいけません)
ドル円に関しては、今回高値を軽々と超えたことで、今後は「160円を超える軌道」に入る可能性があります。(メインシナリオではなく、可能性という話です) ここから一旦ドル円が下がるとして、どこで下げ止まるのか?その位置によって今後の軌道シナリオが変わってきます。現在の為替は、単純に円安・円高とは言えなくなっており、ドルに対しては円安でも他の通貨に対しては円高だったりもします。予測難易度が高くなっているのですが、もしも160円を超えるようになると、やはり別の意味で警戒しなければいけなくなります。先ほど書いたように「日本円を持っていてはいけない=株を買わなければいけない相場」ということです。なお、仮想通貨に関しては、ドルが強い間は下落想定となります。(つまりインフレ対策になりません) そして、原油も下目線で考えます。(こちらは円建てでは上がる可能性もあります)
さて、日銀会合の後には「利上げで円高になる」というニュースをよく目にしましたが、私はマーケットだけを見て円安想定のポートフォリオを継続していました。不動産に関しては、下がるどころか はっきり「底打ちした」と言いました。私のポートフォリオでも不動産はメインに組み込んでおり、実際に上昇したことで大きく利益を伸ばしています。
前回も書いたので詳しくは書きませんが、「ニュースではなくマーケットを見なければいけない」と繰り返しています。日銀やFRBが考えることはわかりませんが、マーケットが考えることなら、マーケットを見れば何となくわかります。そんなマーケットに従っていれば、“材料は後から”ついてきます。マーケットに対してのみ忠実にして「資金が動く方向にベットする」ということを意識しておけば、トレードにおいて間違いようがありません。トレードの答えは、マーケットにしかないからです。
(=もっともらしい理由を知りたければ専門家が後付けで解説してくれますが、それを知ったところでトレードで勝てるわけではありません。そのような内容は “誰でも知っている”と思って、むしろその逆の方向に張った方が期待値は取れます。利益を出したいのであれば、求めるべきは期待値。頭が良い人が理屈で考えた方向の “反対側”に期待値が発生します)
・・・最後に、追記しておきたいことを書いておきます。先週の大きな値動きを見て思ったのですが、「日経225先物」などを取引している人はくれぐれも注意して下さい。もし今年の相場で大きな利益になったと感じるのであれば、“それが逆に動けば同じだけの損失になる” ということを十分に想定して下さい。ボラがかなり大きくなっているため、ポジションを取れるからと言ってロットを増やすと、すぐに追証になるケースも今後出てくると思います。実際のところ、一般的な人の感覚だと「ミニ1枚でも十分」かもしれません。理解していない人が先物を取引する場合は “必ずミニ1枚から始めて” どれくらいの値動きでどれくらい資金が増減するのかを確認して理解するようにして下さい。(=上でも書いたように、今の相場は強いのですが、サポートを割ると急落に繋がる状況になっています)
そして、最後の追記ですが、今週は「3月末の権利日」があります。1年の中でも、3月権利日の銘柄が一番多いです。たくさんの優待があるので、私も今月は30銘柄くらい “優待クロス”する予定です。と言っても、妻に任せているので何が貰えるのかは理解していないのですが、ざっと見た感じでは「やまや、トリドール、アトム、カッパ、王将、大戸屋、マツキヨ、サンドラッグ、エディオン、上新」あたりは一般的に使いやすいのではないでしょうか。(※“優待クロス(=優待のタダ取り)” に関しては、下のコラムに書いています。たまに損しても、トータルではほぼ確実にプラスになると思います)
今は「日本よりも米国がリスク」ということで、警戒していた米国のメジャーSQが終わりました。ここまでがリスク警戒ということなのですが、これは“金利上昇”になるため、先週狙うとすれば「ドル買い」と言っていました。「調整を期待し、上がってもまた下がって底固めしていく」というような見立てでしたが、実際にその通りに激しい動きだったのではないでしょうか。日経平均の終値で比較すれば、1週間で約1000円幅の下落でしたが、その間にも上げ下げを繰り返し、指数も為替もAIで動かされているような状況でした。(そのため “上がれば次は下がる”というのが想定できました。基本的に手を出さない方が良い相場です)
・・・というように、“イメージしていた通り”と言えばそうなのですが、わかっていても難しい相場なのは間違いありません。私自身は、トレードの方向感はずっと “ニュートラル”という判断にして、流れに合わせて確実にわかりやすいものだけ売り買いするようにしていたのですが、それでもロスカットの連続。下がったから次は上がると考えて大きく買っても、また下がる。毎日微損を繰り返して、結局、一週間の収支としてはマイナスで終わっています。ただ、幸いなことに、買い狙いをしていたのはバリュー銘柄ばかりです。火曜にはグロースが急騰し、その上昇にはまったく乗れなかったのですが、その後の展開を見れば乗らなくて正解でした。(=上げている銘柄を見れば、そうなることがわかっていました。高値を取っていく上昇ではなく、下げすぎた分のリバウンドでしかなかったからです。“乗れなかった”というより、あえて“乗らなかった”と言った方が正しいです)
先週のグロース銘柄を触っていた人は悲惨だったと思います。ストップ高だと思ったら翌日はストップ安という感じで、絶対に勝てない相場です。(=日経平均は25日線あたりで踏み止まっても、グロース指数は75日線まで下がってしまいました) 私は基本的に円安想定だったこともあり、「バリュー買い・グロース売り」が一貫した戦略でした。そして、前回 “注目する”と言っていた電力・エネルギーセクターの上昇にも、多少は乗れました。(※それでもトータルでは損失なのですが)
詳しい解説に入る前に、もう1つの損失について書いておきたいのですが、それが仮想通貨です。(=現在はイーサリアム買い) 実は、仮想通貨は「木曜が天井で、その後下落する」ということは直前にわかりました。もし今の保有がビットコインであれば、そのタイミングで完全に撤退したところです。ただ、イーサリアムは “今月下旬まで保有する”というシナリオだったので、(チャート上では下落でも)そのままホールドにしています。以前であれば、ここでビットコインをショートしたのですが、前回それで損失を出してしまったこともあり、今回はやめておきました。ただ、他に何かないかと考えたところ、現物のビットコインがわずかに端数分が残っていたので、それを木曜のうちにすべて売却しました。大した額ではないのですが、それだけ「ビットコインの一旦天井を考えていた」ということです。ただ、ビットコインに関してはここが天井という判定でも、イーサリアムはこの後に上がると見ているので、もう少し我慢して持ち続けます。(※今月中に上がらない場合は売却します) このイーサリアムが週単位ではマイナスとなっていますので、こちらも先週のマイナス収支の理由の1つということです。
さて、先に全体の話をしましたが、先週のような「ヘッドライン相場」は苦手です。以前、ロシアのウクライナ侵攻の時に損失が続いたこともあり、本来であれば、ヘッドラインで動きそうな時は参加しない方が良いのかもしれません。突然のニュースなんて予測不能なので、これが得意な人はいないと思いますが、少なくとも対策として心がけておかなければいけないのは、「ニュースで言われている方向にはついていかない」ということです。そのようなニュースを使ってマーケットを振り回しているだけで、大口はそれとは逆のポジションを取るタイミングです。“下がったのなら買い、上がったなら売り”を考えなければいけません。(※私自身、マイナス金利解除等のニュースは見ずに、マーケットの動きだけ見ていました。トレードで勝つには、理屈で考えるよりもマーケットに合わせることが重要です)
・・・しかし、それでも難しいことです。このような相場で手を出すのであれば、“そのニュースの影響を受けない銘柄” を見つけて取引するのがポイントでしょう。全体の動きに釣られて上がったり下がったりする度に、その時々のチャンス銘柄を探す。ロスカットされる度にその繰り返しです。ただ、実際には面倒なことなので、やはり「様子見が無難」なのでしょう。
それでは、ここから細かく振り返っていきますが・・・月曜には大きく窓を空けてギャップダウンからの下落スタートでした。何年かぶりの大幅下落だったようですが、その週明けの寄り時点では、私自身はほぼ影響ありませんでした。多くの人は買いポジションばかりだと思うので損失だったかもしれませんが、私は「買6売4」の持ち越しで、さらにその時点では円高想定で銀行等がメインだったので、大きな増減はなし。ただ、“ここで円高は終わり”という判断になったので、長く持ち続けた銀行株はすべて手仕舞いとなりました。(=ニュース報道は気にせず、ドル円の軌道を見ての判断です。その後、銀行株を一部ドテン売りもしました)
先にも書いたように、私の先週のメイン戦略は「円安」でしたので、これがそのまま当てはまりました。(=先々週は円高にベットなら、先週は円安にベットになります) 本来であれば、これで銘柄選定が合ってうまくいくはずなのですが・・・そう簡単ではなかったのは、指標も挟んでアルゴの動きが激しかったからです。前週から持ち越していたドル円ロングも、途中でストップにかかり再度ロングし直してからの利確だったため、大した利益にはならず。買いを増やしてもロスカットが続き、現時点では “売り買い同程度”で持ち越しています。構成銘柄は、電力・エネルギーもありますが、それより目立つのが「不動産」「商社」です。(=REITも底打ち判定になります) 買いは円安で上がるバリュー銘柄ばかりで、逆に 円安で下がるテック系などを売ってポジション調整しています。金曜引け後に円安が進んだこともあり、これで週明けプラススタートになってくれればありがたいです。金曜ナイトでは、米国SQに備えてS&P500とナスダックを軽くショートしてみましたが、それほど下がらなかったので週明けすぐに手仕舞いします。(※日経先物もショートしていたのですが、途中でロスカットになりました)
先週を通して見れば「円安ドル高」の一週間だったかもしれませんが、株の動きはそう簡単ではありません。一言で “円安”と言っても、単純にドルが上がって円が下がっているのではなく、ドルも円も金利上昇なので、その相対で考えないといけないからです。「東京電力が出来高1位」になる日もあり、事前に予測していた通りだったとはいえ、それが経済にとって良いこととは言えません。相次ぐ賃上げも含めて、将来的な“悪性インフレ”を考える必要もあるでしょう。
さて、微益・微損ばかりで目立ったトレード結果もなく、特に書くこともありませんので、ここからは今週の戦略の話をします。米国SQを終えて、今週からようやく「買い」。ここが買い場・・・という判断なのですが、前回までの内容から修正しておきたいことがあります。この1週間でかなり想定シナリオが変化してしまい、買いは買いでも、グロース買いはまだ厳しいかもしれません。当初の予定では、ここから「非常に良い地合いになる」ということでグロース(中小型株)狙いのつもりだったのですが、金利が落ち着くまでは、まだバリュー株中心の方が良さそうです。
米国SQを終えたことで、ここからは米国株も買っていこうと思っているのですが、今考えている条件でスクリーニングすると “高配当銘柄”が候補になってきます。例えば「米国高配当ETF(VYM)」というものがありますが、良い銘柄が見つからない場合はこのようなETFを買うかもしれません。(金融セクター(XLF)も良いかもしれません) 今週以降・・遅くとも4月になれば金利が落ち着いてくることを想定して、そうなってから日米ともに中小型株買いにシフトしようと思います。いずれにしても、ここまでの目線は “ニュートラル”だったのが、ここからは“上目線”にはなります。買いを増やすつもりですが、銘柄に関しては金利次第ということです。ドル円も149.5円あたりまでは上昇と見ていますが、それが反転して円高に向かうタイミングで全体的な上昇相場になるのかもしれません。
そう言えば、「半導体」に関しては、一時的に空売りはしていましたが、まったく買っていません。エヌビディアもまだ下落が終わったかどうかの判断ができないのですが、金利が落ち着けばまた買える展開が来るのでしょうか。とりあえず、今はそれよりも “金利上昇”がテーマなので、メガバンクはまた買うことになるかもしれません。
もう1つ、今回注意しておきたい点があるのですが・・・“ここが買い” というよりも “このあたりが買い”と言った方が適切になるかもしれません。というのも、ここから上昇するとしても強い上昇トレンドではなく、ジグザグしながらゆっくりの上昇になりそうだからです。それでも、4月に入れば状況が変わり、GW前まで順調に上がると想定しています。ただし、日経4万円到達前とは違い、今は暴落シナリオが出始めています。年内?どこかで大きく下がるということは念頭に置きながら、それまでは積極的に買い進めるタイミングだと考えます。いつどんな動きがあっても大丈夫なように、常にストップを入れておくのは必須です。
(※何度も書いていることですが、本来であれば、昨年秋に景気後退入りで下がるはずのタイミングがありました。しかし、それが “半導体バブル”によって先延ばしされたのです。今はその半導体が弱くなったことで暴落シナリオが再燃しつつあるのですが、現時点ではそれよりも「SQ明けの買い」を優先することにします。ただ、3/20(祝日)だけは念のため警戒します)
・・・以上。最後に、改めて追記しておきたいのは「ヘッドラインに翻弄されないこと」です。もちろん、私自身が翻弄されていないわけではありません。その度に損しています。ただ、少なくとも「ニュース等の内容を見るよりもマーケットを見ること」にしています。どんな情報が流れたとしても、マーケットは先にそれを織り込み、事実となって確定すれば、もうその材料は終了となります。ニュースの内容を見て円安や円高を考えるのではなく、上がるとすればどこまでなのか?どこまで上がれば次はどうなるか?ということを事前に考えなければいけません。ずっと円高が続くことも、ずっと円安が続くこともありません。どんなトレンドでも必ず終わりがあります。もしわからなくても、「ニュースは逆に捉える」「マーケットを見ない人の意見は逆指標」ということを基本にすれば、大きく間違えることはないはずです。普通一般の人が知れるような情報通りにマーケットが動くはずがないからです。(今であれば原油が上がりそうなニュースが出ていますが、そうなると逆に動くことを考えたいです)
「SQにかけて調整」「ドテン売りを考える」と言っていたメジャーSQ週が終わりました。久しぶりの調整局面ということで、ようやく狙い通りのショートで利益になりました。1月・2月と連続してSQで振り回され、何度ショートで入っても利益にならず、逆に大きな損失になっていたのですが、その損失分をここで取り戻せたという感じです。
このように“下目線”自体は合っていたわけですが、さすがにメジャーSQだけあって、わかっていても簡単な相場ではありませんでした。(JPモルガンは上を狙っていましたし、上か下か?直前になるまでわかりませんでした) そして、単純に下がるのではなく大きな上げ下げが繰り返されたので、私も先物ショートよりも “プットプション”を多用して対応しました。(※先物だと、うまく取れない場面があったため)
先週の動きでわかりやすいのは大きな円高(ドル下落)ですが、ずっと何度も「銀行」と言い続けていただけあって、銘柄選定では正解。ストップ高もあったり、売り買いのタイミングがほぼ完璧にうまくいき、連日プラス推移できていました。・・・が、最後の最後、金曜だけは本当に難しく、前場まで前日比プラスだったのに 引け時点にはマイ転して終わってしまいました。ただ、この日の一番大きな損失の原因は前日にあり、前日に大きく空売りしていた銘柄が20%以上急騰して踏み上げられていたのです。(それがなければ金曜も損せず終わったかもしれません) その銘柄は、金曜朝にストップが剥がれた時点で売りポジションをロスカットした後、逆にそこで“ドテン買い”すると、その後はストップ高で止まりました。この話だけでもわかるように、金曜の相場は、売ったり買ったりで忙しい一日でした。
(※この文章は金曜夕方に書き始めているのでまだ覚えているのですが、もともと“下目線”だったので朝の時点では「買5売5」くらいでした。しかし、徐々に強い上昇になることで、気がつけば「買9売1」くらいの割合になってしまいました。“下目線”であるにも関わらず、条件に合った売り銘柄が見当たらないため、なかなか売りポジションが取れなかったのです。しかし、後場から崩れ始めたことで、買いポジションのストップがかかると同時に売りポジションを増やすことができて、最終的に今現在は「買6売4」くらいで終えています。前場まで “買9”だったわけなので、この分のロスカットで “後場で損失が増えた”ということです)
最後に多少損失を出してしまいましたが、それでも1週間を通じて見れば十分に“大勝ち”と言える結果なので満足しています。空売りの20%踏み上げがあったことを除けば、失敗や反省点も特にありません。なので、ここからはうまくいった話ばかりになっています。興味ない方は読み飛ばして下さい。
(※前回、川崎汽船のことを書いていましたが、特に何もなく寄りで手仕舞いでした。その後(週の途中から) 海運3社はドテン売りしていました。トヨタ系を買ったり電力を買ったりする場面もありましたが、結局一貫して継続できたのは“銀行買い”でした)
まず、前週からの持ち越しは「買9売1」で“大型株中心”でした。週明けの寄り時点(日経平均4万円超え)で8割方の買いポジションを手仕舞い。月曜はこれで一気に現金(日本円)比率が高くなったのですが、日経4万円を割ってくると、方向感がなくなって売りも買いもできなくなったと記憶しています。(※全体が利確売りの雰囲気だったこともありますが、私自身があまり相場を見れなかったこともあります) ですが、火曜にはグロース中心に積極買い。非常に強い上昇相場となり、材料が出ただけでストップ高が連発していました。(私もいくつかストップ高がありました) その後は再度銀行を買い進めて、やはりポートフォリオの中で一番多いのが銀行になっていました。(※金融セクターという意味なので証券・保険も含む)
・・・というわけで、円高が進んだ先週の相場で大勝ちできた理由は、一部の強いグロース銘柄を除けば、ほとんど銀行のおかげだったと言えます。(※ストップ高があっても、その利益分は空売りの踏み上げで帳消しになったような感じなので、銀行がなければ十分な勝ちにはなりませんでした。特にみずほが強かったです)
さて、銀行、銀行、銀行・・と、毎週のように言い続けてきましたが、これでわかって頂いたと思います。ここは「半導体よりも銀行」なのです。もともとSQということで (日経平均は)下目線という考えでした。日経が下がるということは、半導体が下がるということです。これまで “半導体が上がれば日経平均が上がる”という状況でしたが、それは逆に言えば “日経平均が下がれば半導体は下がる”という意味でもあります。だとすれば、日経先物を売り仕掛けされた場合に一番のリスクになるのは半導体ということで、私は先週は半導体には手を出さず、むしろ半導体銘柄を1つ空売りして終わりました。
(※金曜の引け間際、ラスト数分前に崩れてきたのを見て、さらに大きく売り増ししました。そもそも半導体は、以前から持っていた日本マイクロニクスが残っていただけで、エヌビディア決算後でもほぼ手を出していません。(※AIは買いましたが) やはり決算前に一度利確が入った時点で、私の中では半導体相場が一旦落ち着いた可能性も感じて買いにくく、それよりも他の銘柄に目を向けていました)
というわけで、今の私のポートフォリオは「銀行・証券・保険・建設」などを多く買い保有しながら、グロースを売っています。
円高が続いた為替相場でしたが、前回このように書いていました→
『現在のドル円を見る限り、149円台から反発後の目標値=150.5円付近を達成したので、次は“149円割れ”を目指す軌道になってきます』
実際に149円を大きく割ることになりましたが、それでも本当にそうなるかどうかの自信はありませんでした。それはなぜかと言うと、マーケットの相関から考察すれば、はっきり円高とは言えなかったからです。(=現在のリスクは日本よりも米国にあると見ており、そろそろ米国市場が調整に入ると考えていました。しかし、もしそうなれば円高よりも円安になる可能性があるため、為替の方向が判断できませんでした。テクニカルでは円高でも、ファンダでそうならない可能性があったという感じですが、いつも言うように ニュース等は一切関係ありません)
そのため、為替に関しては円高に動いている間はポジションは取っていなかったのですが、金曜夜に75日線まで下がった時点では「ドル円ロング」しました。(※正確に言えば、ロングした後に雇用統計で下がったのでロスカットし、その後、再度入り直しました)
ここまで下がれば “ドル円を買っても良い”と思えるので買ったのですが、ここからの軌道想定では、148.6-7円あたりまで戻した後に “146円台に向けた下落”を考えています。
さて、このように「ドテン売り」や「銀行買い」など、前回書いていた通りの戦略だったのですが、1つ予定していなかったトレードがあります。それが「ゴールド買い」。ゴールドが高値を抜けて、間違いなくわかりやすい“買いタイミング”だったので、大きく買いました。(=金曜に利確済み。つまり、為替のポジションは取っていなくても、株売り・銀行買い・ゴールド買いで “円高”に対応していたことになります)
そして、仮想通貨についても書いておきます。前回、イーサリアムを買ったと書きました。「ビットコインは上昇が続かないが、イーサリアムは上昇余地あり」という判断理由でしたが、それは正解だったと言えます。ビットコインの上昇は頭打ちしても、イーサリアムは高値更新して上昇しました。これからが上昇本番だと考えているので、そのまま今月下旬まで持ち続ける予定です。
それでは、ここからが今週の話になりますが・・・以前から言い続けているように、「3月中旬まで下目線」です。日本のSQは終わっても、今週には米国のSQがあります。そして、今は日本よりも米国リスクを気にしていることから、今週も引き続き「株売り」は継続します。(※金曜夜に米国株指数が上抜けしたと思って買ったのですが、結局下げたのですべて損切りしました)
今のポジションをまとめると、日本株は “買6売4”という割合(銀行等買い・グロース売り)。そして、日経先物ショートとプットオプションを持っていて、大きな利益になっています。それ以外にはドル円ロング、イーサリアム買い。
金曜の夜中0時を過ぎてからも日経平均は大きく下落したため、“銀行買い”のポジションでも週明けマイナスに転じる可能性はあります。大丈夫だと信じたいですが、どうでしょうか。(※PTSでは0時の時点で銀行はプラスでした。半導体は大きく下がっているので、そちらは十分な利益でしょう)
今週に関しては、マーケット全体が調整に入ると想定して「株もコモディティも下がる」と考えています。そうなると、ドルが買われる可能性・・・そして、それ以外の逃避先として「仮想通貨に資金が向かうシナリオ」も考えています。
市場全体が下がる時には、逆に上がっている銘柄・セクターが目立つのでわかりやすいです。“半導体だけ”というように、一部の銘柄やセクターに資金が集中する展開を想定します。(※再び半導体買いになる可能性もあります) 相場を読むためには、今下がっているから下がる・上がってるから上がる ではなく、次にどこに資金が向かうか?ということを早い段階で察知しなければいけません。実際にはマーケット動向を見てマーケットに合わせるだけですが、電力・ガスには注目しています。(そしてグロースは売り)
もし今週が調整局面になれば、久しぶりに想定シナリオと合致してくることになります。そうなれば 来週からは「非常に良い地合いになる」ということで、全体的に買える展開に。中小型株をメインに積極的に買い進めるようにして、そのままGW前までの上昇相場を期待しています。まずは今週、十分に調整(底固め)するかどうかがポイントです。
(※全体的な上昇相場になれば、仮想通貨からは資金が抜けて株の方に資金循環すると見ています。そのため、仮想通貨(現在はイーサリアム)を買うのは今月までのつもりです)
最後に、少し書いておきたいことを追記しておきます。前回、スーパーマイクロコンピューターがS&P500に採用されたことを書きましたが、日経225の方でも、ディスコとソシオネクストの採用が決まりました。これでますます「株価指数=半導体」の傾向が強くなったことになります。日経平均が最高値更新と言っても、その中身は従来とは別物になっていきます。以前は、朝起きると一番最初に金利のチェックから始めていましたが、今は金利・為替よりもエヌビディアやSOX指数の方が重要かもしれません。(実際、東京エレクトロンがダブルトップのような形になった時点で「日経平均の天井」を判断しました) マーケットはこのように移り変わりますので、それに合わせて見立て(想定)も変えていくだけです。
今年に入ってから、当初は「節分天井・彼岸底」を想定していたのに、“半導体バブル”によってシナリオと噛み合わなくなってしまいました。しかし、もしここで半導体が調整したのであれば、それは事前の想定シナリオ(=彼岸底)に近づくことになります。そうなれば、今後の予測もしやすくなるかもしれません。
今週からは “夏時間”にもなりますが、ひとまず今週の相場は様子見することにして、調整を期待して待ちたいと思います。今週は上がっても下がるような展開で底固めできれば、その後からは「強気買い」を考えます。まだ相場は終わりません。円高になってからが本当のバブルです。(※場合によっては今週金曜の引けから買うかもしれません)
日経平均4万円達成!現物ではなく先物のみですが、今回は完全にその方向にベットできたので恩恵があります。(※前回の高値更新時は半導体だけだったのであまり恩恵がありませんでした。しかし、今回の上昇は半導体だけではありません。後ほど解説します)
現時点では、指数連動の大型株中心のポートフォリオになっています。しかし、前回書いた内容を読み返してみると、『今週はあまり積極的なトレードはしない』『無理なトレードはせず』と書いていたので、まったく予定とは異なっています。ただ、これだけ日経平均の指数に対してはっきり「強気買い」の判断をすることができたのは、“金曜の朝”になってからでした。前々から「日経4万円は超える」と見ていましたが、それでも、どのタイミングになるのかははっきり言えませんでした。というのも、その判断をする直前まで「4万円超えを狙う手口と、大きく下落を狙う手口が、まさに綱引き状態」・・・4万円を超える可能性があると同時に、ここが急落の起点となる可能性もあり、どちらに向かうのか判別不可能でした。だからこそ、私も上がる・下がると明言することができず、『方向感については時間軸によって違ってくるので、その時に考える時間軸で向かう方向についていくのが正解』としか書けなかったのです。
最初、週明けの時点では “向かう方向” についていった結果、中小型株買いのポートフォリオになっていました。(=日経平均は上がらず、グロースが急騰していたため) そのポジションを、その後、的確なタイミングで大型株メインに入れ替えることができたのですが、そのタイミングがわかったのは “ドル円の軌道を見て”の判断です。詳しくは順番に説明していきます。
まず、先週は以前からの “最高の地合い”を継続していました。前週引けで手放してしまった「三井E&S」も遅れて買い直して大きく上昇でしたし、持ち越した「enish」も、“倍”とまではいかなくても、それに近いような上昇だったと思います。他にも、グロースが立て続けに上昇していて、途中段階・途中参加も含めると “ストップ高がいくつあったのかわからないくらい”です。(=追加買いしようとすると、ストップ高で買えなかったりしました)
また、これは完全にラッキーでしかないのですが、以前より持っていた「ケンタッキー(KFC)」が大幅上昇でした。(=もともとは中長期目線で、チャートの形がきれいだったので1000株買って放置しておくつもりでした。それが急騰したので一旦利食いしました) それ以外にも、小型株なので銘柄名は書きませんが、数十%の上昇銘柄がいくつもあり、前回・前々回と同様、グロースにとって “最高の地合い”に思える展開でした。
ただ、このような相場でも、徐々に「月末リバランスを見据えた下目線」を考え、だからこそ “売り”もある程度増やしていました。そして、水曜の時点では「次は円高への展開」を想定したため、全体の7割くらいが “銀行ばかり”のポートフォリオになっていた気がします。ただ、その「円高=銀行」という想定とポジション自体は合っていたのですが、それでも市場全体が下落したこともあって、木曜だけ前日比マイナスだったと思います。(※ただ、株はマイナスでも その日はビットコインが急騰しており、そちらである程度カバーできました)
「木曜に円高」という想定をしていたのは、月末リバランスを考えてのことです。指標発表もあって夜中にドル円150円割れ・・・でしたが、日付が変わって3月に入ると再びドル円は上昇しました。最近は為替が想定通りにいかないので書きませんでしたが、ドル円の軌道分析では「もし円高方向に動いた場合の下値目標は149.2円あたり」で考えていました。1日(金)の朝にドル円を確認すると、ちょうどその下値目標に達してから反発しているのを確認し、さらに、それに加えて「月初のETF買い」という材料・・・それらが判断理由となって「ここからは上昇する」という目線に変更となりました。(=上と下の綱引きは「上」が勝つという判定です。この時点で、以前から持っていたプットオプションは精算して先物ロングをしました)
そして、「ドル円149.2円をつけた後には150.5円に戻る」というのが軌道シナリオだったので、その時点で買うべきなのは「ドル円上昇→円安銘柄」ということになります。もともと “銀行ばかり” 残っていたのですが、それをさらに追加買いして、他にも “円安で上昇する大型株”で押し目になっているものを買えるだけ買っていきました。(※「ヘッジなしのS&P500」も押し目判断で買いました) その結果、完全に大型中心のポートフォリオとなり、これは当然ながら指数に連動しますので、“今回は” 日経平均高値更新の恩恵がありました。
(※以上の説明からわかるように、今回の日経上昇に関しては “半導体”による押し上げではありません。もし半導体が強いのであれば私のポートフォリオにも半導体が多くなるはずですが、今現在残っている半導体は「日本マイクロニクス」と「東京エレクトロン“デバイス”」くらいです。ですので、今回の上昇に関しては “半導体ではなくインフレ”と言って良いでしょう。(ただ、週の最初のグロース買い段階ではAI・半導体をたくさん買っていました。それが週の中盤で銀行等に変わったという感じです)
最近はこのようにずっと “銀行”に注目していますが、この1週間の相場を見れば理解して頂けると思うのです。“円高でも銀行。円安でも銀行”・・それなら「ずっと銀行を持っておけばいい」ということになるのです。以前よりメインで持っている「UFJ銀行」も好調ですし、他にも「九州フィナンシャル」が急騰しています。すでに手放したものもありますが、先日より九州関連銘柄(九州電力など)をいろいろ買っていて、その中でも一番が「九州フィナンシャル」でした。銀行以外で前週から持ち越していたもので言えば、「三菱重工」「三菱地所」なども強かったです)
株以外のことを書いておくと、前回持っていた中国株・ドイツ株は今は利確済み。金や原油、さらには大豆などを売ったり買ったりしたのが小さくロスカットとなって、CFDはノーポジション・・・ だったのですが、金曜ナイトで原油が上抜けしたタイミングで約定しており、今は「原油ロング」があります。(※ドイツ株は、強い上昇が続いたので持っておくべきでしたが…)
為替に関しては、149円台からドル円をロングしていたのですが、目標としていた150.5あたりで利確しました。あと、金曜朝に入った「日経先物ロング」もナイトで手仕舞い。下から上まで、一日で1000円近い値幅を抜けたと思います。
そして、非常に調子が良かったのがビットコイン。前回 『5波上昇によるレンジ抜けを狙う』と書いていましたが、その想定軌道の通りに大きく抜けました。そのビットコインを利確した後、昨日「イーサリアム」を買いました。今後は、(※仮想通貨を買うのであれば)ビットコインよりも他のコインの方が良いと思っています。というのも、ビットコインは当初想定していた高値に達したので、これ以上はあまり期待できなくなってきます。まだもう少しは上がると思いますが、上げても利確が入りやすく、そうなると仮想通貨トレーダーは他のコインに目を向け始めると思います。(すでにそうなっているかもしれません) と言っても、私はアルトコインには興味がないので、ここでイーサリアムにしたということです。
以前より、ビットコインは “上昇が続かない”と言ってきましたが、イーサリアムであれば最高値がまだですし、しばらくは上昇余地がありそうです。つまり、ビットコインを取引していた時は “買っても短期”だったのですが、イーサリアムであれば このまましばらく(1ヶ月程度?)ホールドできると思います。仮想通貨を頻繁に売り買いするのは効率が良くないこともあり、もうビットコインは買う気がなくなっていたのですが、ここからは “イーサリアム”に変更することにして、もう少し仮想通貨トレードを続けてみます。
繰り返しでまとめますと、今は大型株中心のポートフォリオです。(=銀行が多め。それ以外には原油・イーサリアム買い) 9割は買いポジションですが、下がっているグロース銘柄をいくつか打診売りもしています。1つ気になる銘柄としては「川崎汽船」。海運の中で、なぜか川崎汽船だけ急騰していたので買ってみました。理由は不明、ここからどう動くのでしょうか。(※ちなみに海運は数日前まで空売りしていました)
「日経平均4万円を狙う仕掛け」は以前より存在していたため、どこかで “必ず達成する”と見ていましたが、そのタイミング判断ができたのは “金曜朝”になってからだと言いました。この4万円の水準ではロスカットも多く入っていると思われるので、今後踏み上げによる上昇もあるでしょう。金曜ナイトではドル円が下がりましたが、日経平均は上がっています。とりあえず週明けには現物でも4万円達成するのでしょう。
さて、ここまでが振り返りで、ここからが今週の戦略になるのですが・・・まず最初に書いておきたいのは “半導体”のことです。金曜ナイトで、SOX指数が再度上昇しました。これまで繰り返してきた傾向として、“半導体が上がると想定シナリオが否定され成立しなくなります”。残念ながら これが前提となりますので、半導体が上がれば全市場が上がることにもなり、そうなると結局 “その動きについていく”しかありません。ただ、まだSOX指数が先日の最高値を超えたわけではありませんので、ここから上昇が継続するかどうかはわかりません。高値を超えればシナリオは破綻してしまうのですが、ここからSQにかけて考えているのは、一時的な調整局面です。(※以前から言い続けている通りです)
これまで、「日経平均が高値更新した後、グロースに資金が回ってグロース上昇」というパターンが続いたので、今回もそれを期待して中小型株を狙っていく個人投資家も多いと思います。しかし、私は今回はそうならないと考えており、ここから上昇する前に “米国市場が下がる必要がある”と考えています。ただ、このシナリオは何度も否定されているので自信はありません。この調整では「米国株だけでなくコモディティも下落」を考えているのですが、もうそうなるのであれば “ドル上昇”が条件になります。しかし、現在のドル円を見る限り、149円台から反発後の目標値=150.5円付近を達成したので、次は「149円割れ」を目指す軌道になってきます。(=149.2→150.5→149以下というのが想定軌道でした)
半導体も為替もどうなるかわからないのですが、いずれにしても「SOX指数が高値更新するかどうか」は重要なポイントになりそうです。高値を抜けて上昇するのであればそちらについていきますが、そうならない場合には、今度こそ “米国市場の調整”になる可能性はあります。そして、そうなれば日本のグロース上昇も厳しくなります。
以上のように、“どうなるかわからない”というのが前提になりますが、当初の考えでは、「ここからSQにかけて調整に入ることで“売り”。そして、3月中旬になれば良い地合いになるので買い」というのが想定シナリオです。もしこの3月初頭の時点で日経4万円を達成していなければ判断が難しくなっていたのですが、週明けに現物でも4万円達成すれば “一旦の達成感”は少なからず出てくるので、ここで天井をつける可能性は(以前よりは)高くなったと思います。
それでも “3月後半にはまた上がる”とは思っているのですが、“今週”の投資戦略の話としては、ここからは「ドテン売り」を考えたいと思います。まずは買いポジションを精算して先物でショートを入れたいですし、原油ロングに関しても手堅く利確することにして、先日までの高値に戻るようであれば、ショートも検討します。ゴールドに関しても、金曜ナイトで上抜けしたように見えるのですが、“それがまた戻る可能性”というのを考えます。いずれにせよ、為替次第・半導体次第ということになるでしょう。
振り返ってみれば、結局のところ、1月に続いて2月もバブル相場が継続したことになります。ここからの3月相場に関してはメジャーSQまでは警戒して、次に積極買いするのは3月中旬だと(今のところ)考えています。(その時には中小型株を狙います) その先、中長期のイメージとしては、4月後半までは上昇相場となり、GW前には下落でしょうか。それまでは、大きな下落リスクは見られないと考えています。
最後に少し追記ですが・・・「スーパーマイクロコンピューター」がS&P500の構成銘柄に追加されるとのことです。私が最初にこの銘柄に注目したのは2022年のことで、これまでに何度も取引してきました。(ボラティリティが大きすぎるのでロットは小さめですが)
この話を見て改めて思ったのですが、以前 “ゴルディロックス相場”の説明をしたように、「わからない人はS&P500や指数を買っておけば良い相場」だと本当に思います。結局、指数の中に半導体のような強いセクターも含まれますので、それを上昇が続く限りホールドしておくのが一番安定している “銘柄選定”だと思うのです。実際のところ、指数をアウトパフォームし続ける銘柄を探すのは難易度が高く、こんな上昇相場なのに勝てていない個人投資家も多かったりします。そして、もしこのような指数が下がる時が来れば、それはそれ以外も含めた “すべての市場が下がる時”です。(※金・仮想通貨も、何を買っていても下がります)
どこかで長期の天井(=長期下落の起点)をつけると考えているのですが、バブル相場は想定を超えていくものなので本当に読めません。「常にストップは入れてついていくのみ」で「その上昇に従ってストップ位置を引き上げていく」という戦略が正解だと思います。ずっと上昇が続くわけではありませんが、まだしばらくは続くと思いますので、稼げる間に稼ぐことにしましょう。
(※なお、何度も書いていますが、私自身が “理想として目指すトレード”というのは、「連日プラス推移させること」です。そのためには、後で上がると思っていても、明日下がりそうであれば一旦手仕舞いしたり、銘柄を入れ替えたり、買いだけでなく空売りを入れたりもします。このように手数をかけている理由は、私が「相場観を維持しておきたいから」でもあります。(=明日プラス推移ができれば、その日の相場観は合っていたということです。そして、これさえ意識していれば、トータルで負け越すことはありません。ちなみに相場観とは “資金の流れを読むこと”だと考えており、投資は その資金の動く方向にベットさえすればうまくいきます)
指数を買って保有するだけだと、頭を使わないので今の相場がわからなくなり、そうなると “今後の相場”が読めなくなってきます。それはトレードスキルが落ちることを意味するので、将来的なマイナスにもなりかねません。今は良かったとしても、10年20年にわたって相場の世界で生き残りたいのであれば “トレードスキルは必須” です。損切りなしで勝ち続けるのは不可能、買いっぱなしで勝てるのは “今だけ”です。詳しくは、こちら(正しいトレード)をよく読んで心がけるようにして下さい。そして、昔から言っていることですが、最終的には、投資以外で(十分な)収入を得られる手段はなくなっていきます)
「日経平均が史上最高値更新」ということで、普段マーケットを見ていない人まで、このことに触れているのを目にしますが・・・影響力のある人(プロ含む)が間違った解説をしているケースも多いので注意しましょう。今の相場には指数も為替も意味がなく、マーケットを見ていない人が語れるほど単純な相場ではありません。(=本当の景気は良くないからこそバブルになります) 前回の解説がそのまま当てはまりますので、理解していない人は読み直してみて下さい。
さて、前回は『全力買いで最高の地合いを迎えることで、1月同様にバブル相場での大勝ちができました』と書いていたのですが、再度、それを繰り返したような展開でした。『100%全力買い』で迎えた月曜は、今年一番の“最高の地合い”となり、今年一番の利益になった1週間でした。2月は最初の二週で失敗を繰り返してしまいましたが、これで完全に取り返したと言えるでしょう。(※私も失敗から学んで、引き続き “日本株トレードだけをメイン” にすることにしました。そして、それ以外で多少損失を出してしまったのも、前週と同様です。詳しくは後述)
さて、先週は金曜が祝日だったので4営業日のみ。そして、この文章を書き始めているのが金曜日ということもあり、まだトレードの記憶が十分に残っていたりします。月火水木の4日間だけのことなので、今回は “1日ごとに”振り返って解説してみようと思います。(※それぞれの日がまったく別の相場になっていたので、まとめて説明するのが難しいというのもあります)
まずは19日(月)。グロースが大幅上昇!ということで、やはり新興株が強いと利益幅も違ってきます。大型から小型にシフトする展開で、それに合わせてポジション入れ替え。これまでずっと「一部の銘柄だけ上がって大半が下がる状況」が続いていましたが、この日は逆に「一部の銘柄だけ下がって大半が上がる」という展開でした。(=日経は上がらなくてもグロースは上昇) このような相場であれば誰もが利益を出すことができます。そして、前週からの持ち越しで一番大きかったのが「UFJ銀行」だと書いていましたが、この日は銀行株が大幅上昇。狙い通りの展開になってくれました。少し前まで空売りしていた「あおぞら銀行」はドテン買いをしていて、こちらも非常に良かったです。(※半導体は下がったので、前週で手仕舞いしていたのも大正解)
前回書いたように、“市場全体への資金循環”を考えれば、半導体が下がるのは必要なことです。“これまで業績が良かったのに上がらなかった銘柄” が正しく評価されて上がるような感じで、まさに理想の相場。これこそが、本来あるべき相場でしょう。半導体によって、どれだけ市場がおかしくなっていたのかわかります。このような相場がずっと続いて欲しいと思いました。
ただ、前回書いていた戦略はこうでした→『週明けから下目線になります。寄りの様子を見て買いポジションを精算して、まずはプットオプションでも買って、そこから徐々にドテン売りを狙っていきます』『買うとすればコモディティになりそうなので、今週の戦略としては“株売り・コモディティ買い”と言ったところでしょうか。為替も、どこかで円高への転換を想定しています』
これに関しての詳しい説明も必要なのですが、とりあえず寄り時点の判断では、まだ「買い判定」でしたので、下目線になるのは翌日に変更となりました。つまり、私の中では1日ずれたという感じです。そのため、この日はまだ買いメインで終了。ナイトは米国が休場ということで、ほとんど動かなかったと思います。
次に20日(火)。1日ずれたことで “ここが相場転換日”という認識でした。ここでの転換というのは「円安→円高」を考えていたので、ポジションを大きく入れ替え、最終的には「買5売5」というように 売り買い同程度になりました。(※大きく売りに傾いたのですが、この日の騰落数を見ると 値上がり702:値下がり899なので、適切だったのかもしれません)
引けでプットオプションも買い。また、ここまでは(前週からの持ち越しで)「円建ての金」でしたが、ここからは円高を考えたので「ドル建てゴールド」に入れ替えました。(※以前から書いているように、為替の相関が不自然なため、円高時には為替ではなくゴールド買いで対応しています)
すると、ザラ場終了直後にドル円が150円割れまで急落。これで「円安→円高」というシナリオが的中したのですが、利益として反映されるのは翌日となります。(ザラ場終了後に動いたため。この日の前日比はほぼ変化なしでした)
そして、もう1つ、この日の引け後に大きかったことがあるので書いておきます。前週からの持ち越しで、『100%全力買い』と言いながらも正確には “2つだけ打診売りがある”と言っていました。そのうちの1つが「AIメカテック」なのですが、その後 追加売りしたことで、この時点ではそれなりの売りポジションになっていました。この銘柄が、引け後に「ワラント発行」してPTSで急落。翌日にはストップ安で、最終的に「20%以上の空売り利益」となりました。ワラントに関しては私も過去に数回は買い保有で損失を出していますが、これは完全に“運”なので回避できません。今回は空売りしていたので利益となって、少しはワラント損失を取り戻したと言えるかもしれませんが、それでも過去の損失額の方が大きいです。だとしても、今回はラッキーだったということで履歴として書き残しておきます。
夜には連休明けの米国市場が動き始め、ここで米国株はすべて手仕舞い。(=下がったので前週比では損失でした) CFDもいくつか取引した気がしますが、細かいロスカットで忘れました。
続いて21日(水)。夜(日本時間翌朝)は、運命のエヌビディア決算です。エヌビディア次第で日経平均が上にも下にも1000円動くようなイメージでした。完全にギャンブルになってしまうので、この日は “ポジション全体の縮小”を考えました。実際に、日経もグロースも下落・・・ということで、かなり決算が警戒されていたのがわかります。そうなると、引け際には逆に “(安くなって)買える銘柄”の方が多くなり、最終的に この日は(ポジション全体は縮小しつつも)「買6売4」くらいで、買いの方が多くなりました。(※もし引け前に上がっていれば、売りの方が大きくなっていたと思います)
この時点でここまで警戒されて下がっているのを見ると、かなり織り込まれたということで、明日は「ほぼ確実に上がるのでは?」と思っていました。それでも、株は追加で買いたくなかったので、「ここからは円安」と考えて豪ドルとドル円を買いました。(同時に、ゴールドは手仕舞いしました)
あと、この日は「中国株(上海A50)」で大きく利益になった日です。以前より、中国株はチャート的には買える形でしたが、日米が強い間は、他との相関を考えると条件が悪く買えませんでした。この日はエヌビディア警戒で日米から資金が抜けていたので、中国株が上昇したということです。ただ、中国株はまだ長期では買えません。本格的に上がるのは日米がクラッシュしてからだと思うので、しばらく先でしょう。この週末現時点では まだ保有していますが、あくまで短期のつもりです。(※それ以外にはドイツ株も買っています。こちらも現時点で大きな利益に)
そして、22日(木)。この日が日経平均の史上最高値更新なのですが・・・私自身はそこまで大きく儲かっていません。結局、エヌビディア決算に関しては問題なく上方向に急騰。「エヌビディアが上がればナスダックは上がり、東京エレクトロンが上がるから日経平均も上がる」・・これがすべてです。(=全部“半導体指数”ということです。そのため、日経平均が高値更新したというよりも “半導体が高値更新した”と考えた方が適切です。今の日経平均の数字自体には何の意味もなく、もしエヌビディアが下がっていれば日経の高値更新もありませんでした)
この時点では買いポジションの方が大きくなっていたので、日本株では十分にプラスです。半導体銘柄は避けていたので持っていませんでしたが、「日本マイクロニクス」だけ残っていました。しかし、ここで1つ大きな失敗があり、それは夜中~朝にかけての話です。前日の株ポジションが買いに傾いていたこともあり、“もしも万が一” ということを考えて “ナスダックショートを逆指値”で入れておいたのです。基本的には大丈夫だと思っていたのですが、“これ以上下がると急落になる”というポイントを割るとまずいので、念のため発注していたのです。それがなんと・・本当に底の底、下ヒゲの先のところで売り約定してしまっており、“朝起きるとそのポジションが大きく含み損”でした。すぐにロスカットしましたが、大きなロットだったこともあり、この損失が足を引っ張ってしまいました。この日の昼休み中に日経平均が史上最高値更新したわけですが、グロースは急落していたので下がっている銘柄も多く、月曜の相場の方が断然良かったです。(=多くの個人投資家がそう感じたのではないでしょうか)
金曜は祝日なので、この日が週の最終日でした。ポジションとしては「買7売3」くらいで、強い相場であるにも関わらず売り銘柄は残っています。(騰落数を見ると、値上がり1082:値下がり518なので適切なのでしょう) 買い保有で目立つのは「銀行・証券・工業・鉄鋼」など。再度メガバンクも大きく買いましたが、これは主に「低PBR」を意識して選定したからです。(=低PBRの銘柄がわからない場合には「PBR1倍割れ解消ETF(2080)」というものもあります。市場下落の影響を受けずに堅調に推移しているのがわかるはずです)
そして、引け後にPTSを眺めてみると、クレーンの報道もあって「三井E&S」が20%上昇しています。これは直前まで持っていたのですが、木曜引けで手仕舞いしてしまいました。木曜の1日だけでも26%も上昇しており、三連休があるので一旦利確しておこうと思って手仕舞いしたのですが、さらにここまで上がるとは思いませんでした。なんと「約1週間で株価2倍」ということで、もともと業績が良いのでウォッチしていたのですが、すごい上昇です。最後の20%上昇には乗れませんでしたが(※手仕舞いするか迷いました)、これまでの利益だけでも十分です。もちろん、(以前もありましたが)反落すれば大きいので、このような銘柄は絶対にストップ必須です。(=上ヒゲをつけて下がる時にはショートを狙いたいです) それ以外に 「enish」が12%近く上昇しています。これは理由不明でしたが、先日まで下がっていたのが急に上がったので、とりあえず買っておきました。新作ゲーム発表が材料のようです。(=このような急反発というのは、必ず何かあります。何もなしに反発するはずがありません) PTSを見る限りでは買いも売りもうまくいきそうです。
そして、ナイトでは米国株を買い直したのですが、ここでは半導体は避けて高配当銘柄にしておきました。(=下がればすぐ撤退するつもりで 浅めのストップを入れています)
・・・以上、ここまでで4日間の相場を振り返りました。今年に入ってずっと言い続けていることですが、こうして解説してみても、どれだけ半導体(エヌビディア)の影響が大きいかわかります。日経平均を見るよりもエヌビディアの方が重要です。今 半導体に向かっている大きな資金が、どう動くかを考えなければいけません。
株のポジションに関しては上記で書いた通り(銀行など)ですが、それ以外には「円建ての原油」を買っています。CFDでは「中国株」と「ドイツ株」。そして、「ビットコイン」もレンジ下限で買いました。明確な押し目ではないので半ロットだけの買いで、一度でも上抜けすればすぐに決済します。あくまで“一時的な急騰狙い”なので長く持つつもりはありません。(※4時間足の5波上昇によるレンジ抜けを狙います)
さて、ここまで日ごとに詳細に説明した理由というのは、「半導体(エヌビディア)次第で左右される」ということをお伝えしたかったからです。そして、それさえなければ、当初のシナリオ(目線)が間違っていないことを理解して頂きたいからです。
前回想定していたのは「円高で株下落」ということでしたが、その起点として考えた20日(火)には実際に「円高で株下落」となっています。本来ならこの流れを継続するというのがシナリオだったのですが、21日(水)夜にエヌビディア決算があったことで、まったく別の相場になってしまったということです。(ですので、決算以降の現在の相場は予測不可能ですし、前回の予測に関しても、あくまで決算前までの話です)
指数だけを見ても何もわかりませんが、半導体・AI以外は大して上がっていなかったり、グロースが完全に下がっているのを見ると、やはり半導体を除けば「株は下目線」で合っていたと思うのです。どれだけ指数が上昇したとしても、銘柄選定を間違えると何の恩恵もない相場だということです。
そして、今の私は「この半導体がいつ崩れるのか?」を考えています。エヌビディアのチャートを見ると大きく窓を空けており、非常に不安定な形です。少なくとも (現時点で)ここから買いたいとは思えません。
・・・という文章を “金曜昼”の時点で書いていたのですが、翌朝、金曜ナイトを終えたのを確認してみると、エヌビディアもナスダックも少し微妙な形になってきたようです。これはちょうどイメージしていた通りの展開なのですが、ここからは、金曜の動きも踏まえて書いていきます。
(※金曜ナイトでは、「日経先物ロング」していましたが利確撤退しました。それ以外では 「ゴールド」が新規買いで約定しました。
あと、以前から言ってきた「日経とダウが逆転」に関しても達成しています。だからと言って特に意味はないのですが、一応書いておきます)
エヌビディア決算、日経最高値更新の一連の急騰に関しては、“勢い”によるイレギュラーな動きだと考えています。これが一旦落ち着いたとして、その次の展開で考えていたのは、「“これまで持っていた人の利確売り” と “乗り遅れていた人の新規買い” の両方が入ってきて、はっきりしない動きになってくるだろう」ということです。
私自身も、ここからは相場に合わせるだけのつもりですが、おそらく利確を進めてポジション縮小していく気がします。現時点で、株以外には原油・ゴールドを持っていますが、それらも早々に撤退を考えて 今週はあまり積極的なトレードはしない方針です。(もし注目するとすれば銀行・電力でしょうか。グロースはまだ買いづらいです)
なお、プットオプションは含み損のまま持ち続けており、週明けにはさらに追加する予定です。(※オプション推移からは「日経4万円は超える」と見ていますが、あるポイントを割れば大きく下がるような状況です。方向感については時間軸によって違ってくるので、その時に考える時間軸で向かう方向についていくのが正解でしょう)
基本的には “半導体はわからない=指数はわからない”ということを前提として、ここからの投資戦略は「(明確に)上がる銘柄を買って下がる銘柄を売るだけ」になります。
(※私自身は一度下がった半導体をこのタイミングで買う気はなく、今保有する半導体株は(おそらく)「日本マイクロニクス」のみです。実は、現在 中国株・ドイツ株を買っているのも、半導体の影響がないため 比較的安定しているという考えがあるからです。これは別に半導体を買わないという話ではなく、今ではないということです。確実性の高いタイミングがあれば、再度買うとは思います)
“上がる銘柄を買って下がる銘柄を売る” というトレードの結果、買いが多くなるのか売りが多くなるのかはわかりません。確度が高ければロットを増やし、確度が低ければ減らします。日経平均が上昇したとしても、下がる銘柄の方が多ければ、私のポジションが「売りメイン」になる可能性は十分にあります。(※週の終わりには、月末リバランスもあって下目線になりそうな気はします)
そして、いずれ3月中旬あたりになれば、また気にせず買っていけるようになると思います。その時には “非常に良い相場”になるはずで、それまでの間は “半導体次第ではっきりしない” というのが私の見解です。もはや日経平均には何の意味もないどころか、「日経平均=半導体が下がった方が他に資金が流れる」という意味では、“日経平均が下がってくれた方が良い相場” だと言えるかもしれません。(=“下がった方が良い”なんて、どれだけ いびつな状況なのでしょうか…)
いずれにせよ、個人的に失敗もあった2月相場でしたが、何とか十分な利益は出せましたので、あとは無理なトレードはせずに残り4日間を終えたいところです。
そして、次回は3月相場・・メジャーSQに向けての考察をすることになりますが、また荒れるのでしょう。単純に考えて、日経2万円と日経4万円では「2倍」の差です。それはつまり “倍のボラティリティ”が発生し得るということで、1日に1000円幅動くことも珍しくなくなってきます。「リスクもリターンも同じだけ大きくなる」ということで、それに合わせた資金調整をしなければ、儲かる一方で大損の可能性も高まるので注意して下さい。数年前と同じ感覚のままトレードするのは危険です。
(※それでも、トレードというのは “ボラティリティがあってこそ” のものですので、トレーダーとしては嬉しいことです。数年前はトレードから離れていた時期もありましたが、今は参加して楽しいと思えるのは、これだけ相場が動いてくれるからです)
前回いろいろ書いたのですが、“もうシナリオを考えても意味がない”ということで、『エヌビディアが上がり続ける限りすべての相場は堅調』『ここが買い場』『とにかく買い』『全市場が上がるしかない』というのが最終的な見立ての結論でした。2月最初の二週間は余計なことをして満足な結果を出せませんでしたが、ここで大きく取り戻すことができました。そもそも最初の二週間も、通常の株トレードだけならプラスで終えていたのに、先物(指数)等で振り回されて損失を出してしまっていたのです。先週はそれをやめて株トレードだけに集中することで良い結果になりました。(最初からそうしていれば良かったのですが…) いずれにせよ 「全力買い」で最高の地合いを迎えることで、1月同様にバブル相場での大勝ちができました。
ここから説明するにあたって、私の先週のポジション推移を言った方が説明しやすいので書いておきます。次のような順番で推移しました。「(1)半導体買い・それ以外売り」→「(2)半導体買い・グロース買い」→「(3)大型株中心買い(半導体以外)」
前週の日経平均の終値36897円だったのが、先週終値はなんと38487円。ものすごい上昇で、バブルの史上最高値は目前。実際には、構成銘柄も経済状況も何もかも違うので比較自体は意味がないことなのですが、それでも数字上の “歴史的瞬間”を株トレーダーとして迎えられることは大変ありがたいことです。ただ、前回更新時(1週間前)の時点では、この水準まで上がるとはまったく思えませんでした。「上がる」ということはわかっていても、いつ・どこまでなのか想像がつかず、考えていたことは、ただ “向かう方向にベットする”ということだけです。なぜわからなかったのかというと、いつものように大口が仕掛けて動くような相場ではなく、本格的な“実需”で資金が入って動く展開になっていたからです。シンプルに「買われるから上がる」というだけです。
それでも、連休明けの火曜に大幅上昇した段階では「確実に史上最高値を取りに行く」という方向が見えてきました。私からすれば、強い上昇相場となる確信を得たのは、この日になります。(※前回更新の「日曜」時点では不明でした)
さて、日経平均はそうであっても、グロース指数(中小型株)の方はまったく状況が違っていました。というのも、やはり前週から続く「半導体だけ」という相場が続いていたからです。前回も書いたように、“一部の銘柄だけが上昇して半分以上の銘柄が下落” という構図。(=4銘柄だけで押し上げていたところ、私はその3銘柄の保有を継続。「東エレ」は時価総額十数兆円が数日で20%も上昇に) そのため、私のポジションも「(1)半導体買い・それ以外売り」となっており、1000円幅の上昇相場であるにも関わらず 売りポジションも同じくらい持っていました。半導体はさらに追加買いする一方で、空売り銘柄もたくさん増やしていました。(=例えば 「LINEヤフー」は情報漏洩問題が出る前から空売りしていましたし、「あおぞら銀行」も以前から空売り継続していました)
月曜は祝日。週明け火曜の時点では日経平均は38000円となり、ドル円も再び円安に振れてきたことで、「インフレで株価上昇」という意見をよく目にしました。しかしながら、そう言っているのはマーケットを見ていない人の意見であり、トレードをしている人間からすればそうではないことはわかっていました。これは「インフレではなくバブル」です。もしあなたが “投資”に関わっていきたいのであれば、この区別は明確しておいて下さい。
以前から説明してきたように、この段階で上昇したのはあくまで「ほぼ半導体のみ」(あとは低PBR)。昨年の秋もそうでしたが、半導体の上昇によって事前のシナリオが破綻することになり、想定が外れたのです。もし半導体がなければ、当初の想定通りに株価は下落していたと思います。そして、これが “インフレではない証拠”として、不動産やREITは下がり続け、金やエネルギー、小麦や大豆などのコモディティはずっと下落・・・ このマーケット状況だけを見れば、「インフレどころかデフレ(まるでリセッション)」のような雰囲気です。円安になっている為替の方が不自然であり、本来なら円高になるはずなのにならないので、だから “為替がよくわからない”と言っていたのです。(※もちろん円安要因は理解し、チャートからも円安に向かいそうなのはわかりますが、それだと他の市場との相関が噛み合わないので違和感がありました)
ということで、マーケットを見ていればわかることですが、これはインフレで上がっているのではありません。もしこの時点で「インフレで株価上昇」と言っていれば、それは素人の意見だとわかります。(※本当の景気は良くないからこそ、一部のセクターにしか資金が向かわずバブルになりやすいのです)
話を戻して、この火曜水曜では「(1)半導体買い・それ以外売り」でしたが、このあたりから次の展開を想定していました。次というのは、「(2)半導体買い・グロース買い」です。“まずは大型株が上がり、その次に中小型株が上昇する” という話は、昨年から何度もしてきました。(=今年狙うべきは「日本株グロース」だと言いました)
この(1)→(2)の転換点として、“円高に振れるタイミング” を待っていました。すると、15日(木)からドル円下落開始。この動きがトリガーになると判断して、そこからは「グロース買い」に変更。この毎週更新noteでトレード履歴を書いてきた中でも、久しぶりに「グロース買い」と書いた気がします。実際には、これまでグロースを買っていないわけではないのですが、買うとしても一部銘柄だけで、“何でも買える”という状況ではありませんでした。(=材料や為替が理由で買えるというだけで、全体的なグロース買いではありませんでした) というわけで、久しぶりに全体相場での「グロース買い」ができたことで、ここで「(2)半導体買い・グロース買い」というポジションになりました。
(※あと、このタイミングで金が下がったので、ずっと狙っていた「金」を大きく買うことにしました。ただ、CFDでの(ドル建て)ゴールドは下落の形になっていたため、ここでは「“円建て”の金」を買いました。25日線タッチで非常に良い買い場でした)
やはりグロースが買える相場になると、利幅がまったく違ってきます。以前 “グロース市場の半分の出来高”になることもあった「QPS研究所」も今回初めて買いました。すると「買った翌日には30%上昇」でしたので、とんでもない動きです。「さくらインターネット」「ウェルスナビ」も20%以上、他にも10%、20%上昇の銘柄がいくつも出てきました。もちろん途中で細かい損切りもたくさんしていますが、最終日の金曜には、これまで牽引してきた半導体に利益確定の売りが入り、その資金が他に流れて市場全体が上昇。ようやく待ちに待った最高の地合いがやってきました。グロース指数は大幅上昇してレンジを抜け、ついに上昇相場に入りそうです。今後は「大型株→小型株」の展開になってくるでしょう。“月足”から見ても、上昇は始まったばかりです。
この時点で私も半導体は利確することにして、一時的に「(大型もグロースも)全部買い」という状況に。日経平均は史上最高値を目指すわけですが、そこに至るプロセスでは「円安」になると見て、久しぶりにドル円と豪ドルもロングしました。しばらく為替は触らないつもりでしたが、ここでは素直に「円安にベット」です。(※半導体はまだ上がる可能性もあったのですが、一度利確が入った銘柄を買うよりは、“これから新規で上がろうとする銘柄” を買う方が確度が高いため、他を探すことにしました)
このタイミングで、とにかく買えるだけ買いました。確かに、日経平均だけを見れば史上最高値付近では売られることがわかっています。(=個人や海外が買っても、年金が売ってきます) それでも、個別銘柄を見ていけば、“ここから上抜けして買える株”がたくさんあるのです。だとすれば、指数のことは無視して、買えるものは買うしかありません。これまで何度も空売りしていた不動産株もここからは買い。多くの銘柄を買いましたが、なぜか三菱系が目立ちます。(注※ この上昇だけを見れば “インフレ”と言っても納得できます)
最終的に、円安で下がりそうなグロースは利確することにして、引け時点では “大型中心のポートフォリオ”になりました。(=特に一番大きいのが「UFJ銀行」。買えるだけ買った・・と言えば大げさですが、それくらいの気持ちで最大限の買いを入れました) これで「(3)大型株中心買い(半導体以外)」というポジションとなり、先週は終了しました。
・・・さて、ここまでが1週間のトレード履歴で、“全力買い”のポジションになっています。(=正確には、長期線を下抜けした銘柄を2つだけ “打診売り”しているのですが、それは小さいロットでしかないので「ほぼ100%買い」と言って良いでしょう)
それでは、先週の話はここまでにして、ここからはどう考えるか? 前回更新時ではシナリオが破綻してまったくわかりませんでしたが、ようやく半導体も少し落ち着いたことで考察することができます。今週の展開で考えたのは、「週明けに史上最高値をつけて、そのまま39000円あたりまで勢いつけて上がれば、そこからドテン売り」というものです。予定では 「週明けの寄りで買いポジションの大半を解消し、天井をつけた銘柄から空売りしていき、1週間かけて売り長にしていく」という考えでした・・・。 が、“考えでした” という表現にしたのは、金曜ナイトの米国市場の動きが思ったより弱かったからです。本来なら、ナイトで上昇することで “週明けは上昇スタートになる” と思っていたのですが、実際に週明け時点でどうするかは、寄りの需給を見て判断することにします。
(※現在 ファストリの信用倍率は「0.11」ということで、信用売り残がかなり溜まっています。上昇を目指す燃料としては十分ですしオプションも上を向いていることは確実なのですが、GPIF(年金)と思われる売りがかなり強いので警戒もされるとは思います)
米国市場は月曜が休場ということもあり「連休前の売りが入った」とも考えられるのですが、半導体も少し落ち着きそうに思えます。先週は、米国株が全体的に下がる場面もありました。そのタイミングで私も米国株を買っていくつもりでいくつか買いを入れたのですが、結局、どう見ても「エヌビディアだけが相対強い」ということで、大半をエヌビディアに集中させることにしました。金曜ナイトでは再び米国市場が下落となりましたが、エヌビディアは下落寸前で踏み止まっています。しかし、スーパーマイクロコンピューターは完全に下抜けしてしまい、少し持っていたのですがストップにかかりました。そうなると、半導体もそろそろ終わるかもしれません。(=今後のシナリオから考えれば、その方が噛み合うのですが)
21日のエヌビディアの決算が注目されていますが、私は火曜に米国市場が始まれば米国株は全部手仕舞いするつもりなので、決算の時点では持っていないでしょう。エヌビディア次第で世界の株式市場が大きく動きます。良くも悪くも、このあたりが次の相場の起点になる気がします。
話を戻して・・・“週明け開始直後かどうか” も、“史上最高値を付けるかどうか”も、わからないのですが、予定では「週明けから下目線」になります。寄りの様子を見て買いポジションを精算して、まずはプットオプションでも買って、そこから徐々にドテン売りを狙っていきます。
それ以外には、買うとすればコモディティになりそうなので、今週の戦略としては「株売り・コモディティ買い」と言ったところでしょうか。為替も、どこかで円高への転換を想定しています。(=だからコモディティが上がるという考えです) コモディティは、ここまで下げ続けてきたものが多いので、この反転タイミングを狙うのは期待値が高いと思います。
ここから先の相場全体のイメージでは、「2月中は弱く、3月からは買っていける」と考えています。(※あくまでマーケットに合わせることが最優先ですが、今は“100%買い”の状態なので、それよりは確実にポジション縮小させます。ちなみに円高で大型株は売りでも、小型株は買える可能性があります)
一応、ビットコインのことも書いておきますが・・・先週中には「買いタイミングは来ない」とあきらめていたので、事実として “完全に無視してチャートも見ませんでした”。(それよりも株に注力していました)
ここまでのビットコインの上昇は、あくまで半導体バブルと同様、イレギュラーで例外的な動きです。もともとシナリオにはない動きなので、ここで上がったとしても手が出せませんでした。しかし、今週からは「コモディティ買い」ということもあって、どちらかと言えば買っても良い時期になるのですが、それでも、チャート的にタイミングが来なさそうなので、実際には “まだ買いたくても買えない” と思います。ここから半導体が下がれば、ビットコインの動きも落ち着いて、まずは “保ち合い”になるのを待ちます。その後、ある程度 下値を固めるようになってから買いを検討で良いのではないでしょうか。目安は700万円あたり。ただし、以前書いたように、仮想通貨は「買っても、急騰すれば利確します」。上昇が長続きすることはないと思えるからです。
(=今後買うのなら株を考えた方が良いです。好地合いで良い銘柄がたくさん出てくるでしょうし、仮想通貨が上がるなら半導体株も上がると思います)
最後にまとめます。今はほぼ100%全力買いのポジションで、円安を想定した大型株中心のポートフォリオです。一番大きいのがUFJ銀行。日経先物も金曜ナイトに少し買いました。あとは円建ての金買い、為替は豪ドルロング(ドル円は金曜夜にストップにかかりました)。米国株はエヌビディアが中心で、週明けには日米ともに株はドテン売りを考えます。為替の方も短期のつもりなので、すぐ撤退します。(=今週どこかで円高転換すれば、“今月中のドル円は下落波動” に入ることになります)
買うとすればコモディティを検討。そして、3月SQに向けて調整局面に入ると見ているのですが、どうでしょうか・・・ 現時点では下がるような気配はなく 日経4万円を目指す雰囲気もあるのですが、それも史上最高値をつけるか、米国が崩れれば変わってくると考えています。
(=もし3月に向けて下がれば、その後は再び上昇する(戻る)というイメージ。半導体の影響で大幅に予定が変わって(狂って)しまいましたが、多少は「彼岸底」に向かうと思うのですが…)
それでは、最後の最後に、追記しておきたいことを書いておきます。
改めて、今回の半導体バブル(ついでに仮想通貨上昇)の展開には驚きました。『エヌビディアが上がり続ける限りすべての相場は堅調』とまで言ったわけですが、そのエヌビディアの上昇は、今年に入ったタイミングから始まっています。ですので、先ほど説明した (今の株価上昇は)「インフレではなくバブル」という点に関しては再認識しておいて下さい。別に投資をしないのであればどんな理解でもいいのですが、マーケットに参加するのであれば、ここは区別して正しく認識するべきです。(=もしドル円だけ見て「インフレで上昇」と言っている人がいれば、それはマーケット全体を見ていない証拠なので、その人の意見は参考にしない方が良いでしょう)
それにしても、史上最高値目前というのは感慨深いものがあります。私はコロナショックの後、日本株だけ低迷していた時期に “今後(ほぼ)確実”とまで言ったことが2つあります。その1つが「日経平均の最高値更新」で、もう1つが「日経とダウ数値の逆転」です。いずれも、その時はまったく程遠い状況でしたが、いよいよ目前にまで迫ってきました。
(※為替に関しては確実とまでは言っていません。状況次第で変わりやすいためです。ちなみに、その後に“確実”と言ったことは、「株価がいずれコロナショック安値を目指す下落軌道になる」ということです。そのシナリオは現在(半導体のおかげで)先延ばししている最中なので まだ考えなくても良いと思うのですが、もしそのような大きなショックが来れば、その次の上昇波動は今の水準よりさらに大きな上昇規模になるでしょう)
今の相場は理屈で考えても仕方なく、「上がるなら買う・下がるなら売る」だけです。逆に、理屈で考える人がこの大相場に乗れていない気がします。(=業績や材料よりも需給がすべて) 今週で日経平均の史上最高値を達成するかどうかはわかりませんが、いずれにしてもこの大きな資金移動によって相場環境は変わります。以前から言い続けてきた “大型株→小型株”というシフト、そして、グロース指数が長いレンジを抜けたのは大きいです。具体的には「金曜に上抜けした分は一旦戻した後、レジサポ転換してから再上昇」というイメージで考えているのですが、もし実際に今週から調整に入れば、その後の上昇相場は非常に稼ぎやすいのではないでしょうか。日経平均も含め、これまでの高値を軽く超えていくと思います。前回書いたように、大きなリスクは当面見当たりません。(=今月調整しても一時的なものです。今後の資金循環のためにも、半導体の一旦下げは必要です)
・・・その他、オマケみたいなものですが、最近は “株主優待”が注目されていて「株主優待をつけるだけで株価上昇」というケースが増えています。このような前例ができれば、追随する企業も当然増えるでしょう。一時期、海外投資家が中心になって “株主優待よりも高配当”という傾向になったかもしれませんが、新NISAで日本人投資家が増えることで、また事情が変わったかもしれません。私自身は、株主優待取得に関しては妻に一任しているのですが、妻が喜んでくれるのでありがたいことです。
(※詳しくは、下の方のコラムで「株主優待のタダ取り(2022/12/19)」について書いています。ドラッグストア等の優待だけで、最低限の生活必需品は揃うくらいです)
SQ週が終わりましたが、とんでもない相場でした・・・。これを書くにあたって前回更新の内容を読み返してみたのですが、前回書いた文章を読んで頂いた方が参考になるかもしれません。そう言いたくなるくらい、同じ失敗をしています。
先に正直に打ち明けますと、前週比マイナスとなりました。と言っても、日本株トレードはかなりうまく利益を出すことができ、80~90点の出来で満足しています。それでも失敗したのが、またしても日経先物(指数)。そして、もう1つ、ビットコインをショートで入って10%ほど踏み上げられて含み損・・・だったのが、これを書いている途中(日曜朝)でロスカットとなりました。
そもそも先週のメインシナリオとして考えていたのはリスク警戒で、ここで多少の調整が入ることを想定し期待していました。そのために考えていた戦略が「株売り・ゴールド買い」。まずは “ゴールド買い”の方から書いておきますが、月曜に75日線まで落ちてきた場面があったので、“絶好の買い場”という判断で大きく買い→上昇したところで利確。ロットを大きくしていたこともあって、十分な利益を出せました。その後は最終的に円安(ドル高)に進んだこともあってチャンスがなくなりましたが、再度75日線まで下がれば大きく買いたいです。ゴールドは、今後もしばらくは“押し目買い”目線を継続します。(※ドル円ショートも一度入ったのですが、微損で撤退しています)
そして、株の方ですが、ご承知の通り 先週の相場は高値更新(米国は最高値更新)。調整どころか、強気相場を継続中です。つまり、想定シナリオとは噛み合っておらず、完全に破綻していることになります。細かく分析して考えてトレードするよりも、ただ買い保有していた方が儲かっているという状況で、非常に悔しい限りです。なぜこんなことになったのか?何が起きているのか?解説する必要があるのですが・・・ 結論から言いますと、一週間前と現時点では、まったく違う相場になってしまっています。今後の相場予測というのは、今ある条件に基づいて考察するわけですが、その予測をするにあたっての条件(材料)が変わってしまっている。例えば「節分天井・彼岸底」というシナリオは、一週間前の時点では確かにメインで考えることができました。しかし、今は同じ条件下ではなくなっているため、よくわかりません。前提条件が変わってしまうと、分析して考察したところで意味がないのです。
具体的に言うと、当初考えていたシナリオというのは「円高」がメインファクターになっています。軌道や相関から分析した今週の想定も「日経↓ 米国・金↑」ですが、これは円高による展開になります。しかし、実際の相場を見る限りではドルが下がるようには見えず、そうなると “まったくわからない” というのが正直なところです。
このように、予測しても意味がないのであれば “ただ相場の動きに合わせる”しかありません。それでは、先週の私がどのようなトレードをしたのかを、実際の相場の変化とともに振り返ってみます。(注※“トレード自体はうまくいっている”という内容の説明になりますが、リスク警戒でロットを抑えていた週なので、額としては大したことがないということはあらかじめお伝えしておきます)
まずは週明けの動きで印象的だったのが、大企業の好決算が相次いだことです。特にトヨタが上方修正で高値更新。三菱商事は5000億の自社株買い。直近まで持っていた株が軒並み好決算で上昇しているのを見て、買いポジションを縮小してしまったのを後悔したりもしました。それでも少しだけ残っていたのが「ローソン」。TOBによるストップ高で十数%上昇しました。
(※以前シダックスがMBOで上場廃止になった時も持っていて利益になりました。その際も言ったことですが、このような動きは今後も増えて上場企業の数は減っていくはずです。賃上げで中小企業の数が減ることは言うまでもありませんが、コロナ後に確定していた未来シナリオ(=新しい資本主義)が進行中です)
そして、何と言っても半導体です・・・「エヌビディアが上がり続ける限り、すべての相場は堅調」ということで、半導体がここまでの想定や分析を無意味にしたと言って良いかもしれません。実際に、半導体銘柄を持っているかどうかで先週のパフォーマンスはまったく違ったでしょう。例えば最終の金曜日、日経平均はかろうじてプラスで終わっているのですが、これは(ARMの上昇を受けた)ソフトバンクGが百何十円か押し上げていたので、もしそれがなければマイナスで終わっていたことになります。週全体で考えても、半導体中心の一部銘柄が上げていただけで、プライムの騰落数はマイナスだったりグロース市場も下げ続けていた印象です。
つまり、ここで言いたいのは、半導体を除けば「株売り」の戦略も間違いではなかったということです。先週、私が予定していたトレードは、基本的には「株売り」のつもりでしたので、売り銘柄を中心に増やしていきました。実際に下げる銘柄はたくさんあり、空売りだけでもプラス収支になっています。決算を売りでまたいで10%利益になったものもありますし、最終日の金曜で印象に残っているのが、「海運」や「不動産株」の売り。REITも空売りしていましたが、日経平均が上昇してもそれらが下がっているのですから、やはり「売り」戦略は間違っていないと思うのです。(※基本的にREITと日経平均は相関しています。REITが下がるなら日経も下がる方が自然です)
一方で、このように空売りしながらも日経平均は堅調に推移しているので、強く上がっている銘柄はある・・・ ということで、売りポジションを持っているからこそ逆に、買いも増やしていくことはできました。(※売りを持たない状態で買いだけを増やすのは、リスクに感じました) その買いというのが、必然的に「半導体」となります。“代表的な半導体銘柄は一通り買った”と言えるくらい、半導体だけで10銘柄くらい保有になっていました。木曜は「4銘柄だけで日経平均500円押し上げ」とのことでしたが、そのうちの3銘柄(SBG、アドバンテスト、東エレ)は持っていました。このように「一通りの半導体銘柄+任天堂・SBG」あたりが、私のメインの買いポジションだったと思います。というわけで、当然のことながら日本株トレードは買いでも売りでも十分な利益になり、トレード自体は非常にうまく対応できたということで満足しています。
(※この週末現時点のポジションは、買いの方は大きな変更はなく半導体ばかり残っていますが、売りの方が引け間際に縮小することになりました。ロットを抑えていたのでポジション規模は小さいのですが、結果的に買いが多く残っています。金曜に東京エレクトロンの決算でPTSが4.69%も上昇しているのを見ると、週明けにはまた利益が増えそうです)
ここまでの話だけでも、結局「ほぼ半導体」ということがわかるでしょうし、相場の雰囲気も “半導体かそれ以外か”で、まったく異なるはずです。“日経平均が700円上がっても半分以上の銘柄が下げている” のであれば、株を買っても損している人が多いことになり、これは「半導体買い・それ以外売り」という昨年秋にも経験した相場状況です。 私自身はこのような相場は得意ですので、多くの人が損失を出していてもうまくいきました。今回も、このようなトレード内容に関しては正解だということになります。
(補足※ 今回の取引をしていて思ったのですが、よく考えると、資金がない人にとっては大型の半導体株を買うのは厳しいのではないかと思います。というのも、東エレなど1単元で数百万円必要となる銘柄も多いからです。そのような人には、以前も紹介した「半導体ETF(2644)」が良いかもしれません。これなら1株から買えますので、資金のない人でも半導体相場に乗ることができます。半導体以外も上がってくれる相場であれば特に問題ないのですが、もし再び “半導体だけが上がる”という局面がやってきた場合、“資金がないと買える銘柄がない”ということにもなりかねません。その際には、このETFの買いを検討しても良いかもしれません)
さて、以上の話だけで終われば良いのですが・・・このような日本株トレードの利益を帳消しにする損失を、日経225先物&オプションで出してしまっています。ただ、これは良いことか悪いことかわかりませんが、あくまで “株の方で順調に利益になっていたからこそ” やってしまったという部分もあります。つまり、株で利益が出ていなければやっていなかったと思うのですが、“指数トレードでは 積極的に売り” に向かいました。
もともとSQ目標を36000円あたりで考えていたわけですが、今思い返してもひどい相場だったと思います。いつものSQだと言えばそうなのかもしれませんが、例えば「37500円と35500円の両方に向かう可能性がある」というようなイメージです。もし現値が36500円の時に “1000円上昇と1000円下落”の可能性が同時にあったとすればどうするか?それを今の軌道の動きや仕掛けから考察するわけです。そして、私はもともと先週は下目線で考えていたこともあり、売りだけを狙って何度も入っていました。(先物ショートだけでなくプットオプションも) 結果的にはSQ値が37000円を超える上昇だったので損失を出してしまったのですが、そこに至るまで、この一週間を通して「短時間で数百円動く」のを繰り返していました。火曜だったと思うのですが、昼休みに数百円下がり、ようやく下抜けしたと思ったら、その直後には全戻し。「わずか1時間で数百円の往って来い」です。何度もポジションを取る中で、細かく利確を入れても損切りの方が大きくなり、トータルでは大きな損失となりました。「日経平均はレンジ継続で難易度が高い」ということは前回も書いていましたが、それでも下抜けが想定シナリオだったためにチャレンジしてしまいました。
今この動きを振り返ってみて思うのは、先物・オプションによる仕掛けやショートカバーというよりは、実需の買いが入っていたのだろうということ。相次ぐ好決算や半導体の上昇で、“相場自体がまったく別物になった”ということです。・・・以上を反省点として、今後の対策としては、やはりレンジ局面での参加は控えるのが良さそうです。「(トレンドが出て)わかりやすい相場だけ参加する」という、何度も書いている当たり前のことを改めて徹底しようと思いました。(※仮に入るとしても、ロットは抑えるべきでした)
次にビットコインに関してですが、このシナリオも破綻してしまっています。ビットコインは「(12月からの)レンジを継続する」というのがメインシナリオであり、“買いを考えるのは600万円割れ水準。そのあたりで買って、上がれば利確する”というのが、以前からのトレード戦略でした。そして、前回『ここからは久しぶりにショートするかもしれません』と書いていたのですが、レンジの上限に達したというタイミング判断でショートを入れました。これがそのまま踏み上げられたことで、10%ほどの損失。(これを書いている途中で確定となりました) 先ほどの先物と合わせて、こちらも先週の負け越しの原因です。こうなったからには仕方ありませんので、もし今週押し目をつければ次はロングを検討します。
これを書いている途中に高値更新でロスカットになったので文章を書き直しているのですが、それでも、この急騰後に上ヒゲをつけたところではショートを狙いたいタイミングでした。(=高値更新にストップを置いて。すでに達したため取り消しますが) 今後のビットコインに関しては、シナリオが破綻した時点でよくわからなくなっているのですが、もし “大局に変更がないとすれば”、私が考えているのは「上がっても長続きしないだろう」ということです。暴落はなく、今のような急騰はあると思うのですが、「上がってもまた戻る」を繰り返すと思っています。これが、株とは異なる部分です。株でもビットコインでもコモディティでも、当面はどちらかと言えば上方向だと思います。しかし、その中でも「上昇が長く続くのが株や金で、長続きしないのがビットコイン」という分類になります。(=上がるか下がるか?で言えば上がるのでしょうが、上がり続けるか?と言えばノーということ。大きな上昇波動は先月で終了したと考えているためです)
そのため、もしビットコインのトレードを考えるのであれば、「安い時に拾って、上がれば利確する(=持ち続けない)」という戦略を私なら考えます。とは言え、それよりも株の方が安定性・継続性が高いわけなので、「それなら株を買えば良い」というのは以前から一貫している考えです。いずれにせよ、先週のビットコインの上昇に関しては完全に想定外なので、ここでは買いを入れる気にはなれません。(※今週後半に下がれば一時的に買うかもしれませんが。ちなみに、半減期のことは誰もが知っていることなので考慮しません)
最後に・・・ここまで一気に書いてみましたが、今の相場に関してはとにかく「シナリオが噛み合っていないので考察してもよくわからない」というのが本音です。そして、今年に入ってからの相場を振り返って考えると、“今後もこのような展開を繰り返すかもしれない” と思ったりします。「ゴルディロックス相場になる」という意見をどこかで見かけたのですが、私もそのような雰囲気を感じています。(※ゴルディロックス相場=景気が過熱も冷え込みもしない適度な状況にある相場のこと)
各企業で好決算が続き、ラッセル指数も上がってきました。金利上昇しても影響なく、エヌビディアはまだ上がりそう。下がるはずの局面で下がらないのであれば、上がるのでしょう。株もドルも、少し下がっても上がるのだから、それだけ強いのだと思います。売っても買われるのであれば売りで入ることはできず、買いしかできません・・・
というわけで、今後しばらく、このような相場が続くかもしれません。そうなると、はっきり言ってしまうと、“細かく相場分析して売り買いを繰り返すよりも、何も考えず買ってホールドしていた方が利益になります”。もっと言えば、下手に投資知識のある人よりも、“何もわからないからインデックスを買ってるだけ” の人の方がリターンが上回る可能性もあります。ですので、トレードに自信がないという人はそれで良いのかもしれません。(特に円建ての米国株)
それでは、これがいつまで続くのか?ですが、まだリスクとなる局面が見えてこないので、数ヶ月は続きそうです。しかし、これははっきり書いておきますが、長期のシナリオから考えた場合には、“急落する軌道シナリオ”が明確に完成しつつあります。今のところ、それは年内のどこか(おそらく後半)だと思います。今上昇すればするほど、その下落の幅は大きくなり、最終的には「コロナショック安値」を目指す波動になります。それでも、これは今すぐという話ではなく、そのタイミングが “昨年から先延ばしされている” ということです。私としては、今月の局面を何事もなく乗り越えれば、とりあえず今年前半くらいまでは「買いのみ」で考えれば良いと思っています。先週のような下落想定していた相場でも、上がる銘柄があるのであれば、それを買っておけば特に問題ありません。もちろん、中には下がる銘柄もあるとは思うのですが、基本的には買い戦略だけを考えて「上がっている銘柄だけをバイ&ホールド」しておけば、着実に資産を増やせる相場だと思います。なお、このようにジワジワと上昇が続く相場での転換サインは、完全に下抜けすること以外に、「大きく急騰して乖離が広がったところで転換」となるパターンもよくあります。どこかで突然急騰するタイミングがあれば、一度利確しても良いかもしれません。
インデックスに劣後してしまうと悔しい気持ちもあるかもしれませんが、私自身も気持ちを新たに、これからの相場に臨もうと思います。その際の変更点としては、ここまでは毎日銘柄を入れ替えるように売り買いしていたのですが、地合いが良くなればそれは必要ありませんので、時間軸を延ばしていくことを意識したいと思います。以上、予測分析の意味がなければ何の参考にもならないかもしれませんが、いずれ変わるかもしれませんので今後ともよろしくお願いします。
(※一応、当初のシナリオも書いておきます。基本的には「相場に合わせるだけ」のつもりなので参考にして頂く必要はありませんが、予定では、先週をもって『無理に参加しなくても良いと思います』と言っていた相場は終了。そして、ここからが “大型売り・小型買い” のつもりでした。日経平均に関しては “彼岸底”まで下がるイメージで、反対に、米国株やグロースは上昇するというシナリオ。ですので、「ここが買い場」という判断で (日経は下がっても)相場の雰囲気は良くなるという考えです。ただ、今は半導体など前述の理由によってシナリオ自体が破綻。半導体やドル円が下がらない限り、日経平均も下がらないのでしょう。だとすれば、(日経も含めた)全市場が上がるしかないのかもしれません。
それでも、今から半導体を買うよりは、出遅れた銘柄を買う方が期待値は高い気がします。(※半導体が悪いという意味ではありません) 年始から冴えない中小型株やグロース指数も、ここからは期待していますので、「大型株→中小型株」というシフトが起こるかどうかを注視していきたいです。ラッセルは上がってきましたので、米国株も積極的に買っていきます。とにかく買い。押し目があれば買い。そして、“日経平均(指数)は高難易度” というのが私の考えです。
・・・ただし、もし“明確に” 日経の下げが確定した場合、その時には売りを狙います。というのも、以前37000円付近に到達した際、『ダブルトップで下落という形が一番綺麗な気もします』と書いたように、それが1つのシナリオだからです。果たして どうなるでしょうか? わからない部分があるからこそ相場は面白いです)
『ここで無理に参加しなくても良いと思います。今週は乱高下するでしょうし、買いを考えるのは来週からで良いのではないでしょうか』とわざわざ言っていた1週間が終わりました・・・ 週足で見ても日経平均は少しの陽線、グロースは陰線。レンジで上げ下げを繰り返すような相場で、非常に難易度が高かったと思います。“無理に参加しなくても良い”と言いつつも、ボラティリティがあってトレードチャンスはあるので、私自身は参加することになりました。それでも、結果的には余計な失敗もしていまい、金曜の引け時点のトータルでは若干のプラス程度。まずはそのあたりの振り返りからしていきたいと思います。
木曜までは、連日プラス推移できていて順調でした。しかし、金曜に大きく前日比マイナスになってしまい、それまでの利益を飛ばす結果になりました。日本株のトレードだけで言えば うまくやれていましたし、前週から持ち越していたゴールド、ビットコインもしっかり利確(ビットコインは下がったところで再度買い)。それ以外にも、週の冒頭でダウを買っており、それが連日の高値更新でプラス。上げ下げ繰り返す相場でありながらも、“今日買った株を明日には売る”ような感じでポートフォリオを入れ替えることでうまく対応できました。
それでは、何が失敗だったのかというと日経225先物です。前回更新の段階で「乱高下する」というのは想定できていたことです。それでも、目の前のオプションの動きから見てチャンスだと思い、普段の何倍もの大きなロットで勝負に出てしまいました。もちろん、それだけ自信があったからなのですが、それは「FOMC後の下げ」の局面においてです。この下落をショートで取れていたことで、翌朝の木曜には大きな含み益になっていました。しかし、その後、金曜にはそれが “全戻し”に・・・これが痛手となり、金曜に前日比マイナスとなってしまいました。大きなロットだったこともあり、これ1つで利益の大半を飛ばしたということです。
このように数字上の結果では失敗でしたが、それでも、もともと「乱高下」を想定していたこともあり、この動き自体に違和感はなく納得しています。先週の動きは仕掛けが激しく、毎日(もしくは数時間ごとに)判定が変わるような相場でした。5日線を挟んだAIの動きを想定しつつ、“逆の逆の逆”くらいを考えた上での「FOMC後の下げ」勝負だったのですが、その後の全戻しまでは読めず、判断が甘かったです。(=下抜けを期待したのですが、“やっぱりレンジだった” という点では納得です)
というわけで、“日経平均(指数)”で考えると 難易度の高い相場だったことになります。これが原因で大幅に利益を減らしてしまいましたが、それでも (それ以外の)トレード全体ではうまくやれていましたので、そのことを書いておきたいと思います。
全体としては為替も激しく動いた乱高下相場でしたので、随時ポジションを入れ替えて対応していました。バリュー・グロースの割合も、売り・買いの配分も、毎日変わりました。(=そうしなければ連日プラス推移は難しかったと思います) そのような慌ただしいトレード内容でしたので、一言で説明することはできません。ただ、その中でも半導体の動きは重要だと考えていました。「半導体が下がって→日経平均が下がって→大型株が下がる」という流れがあったりしましたが、それでも、すべての半導体が下がるわけでもなく、例えば「レーザーテックやエレクトロンは売り、ソシオや日本マイクロは買い」というような感じになりました。(※金曜にソシオネクストが8%上昇しましたが、その時点では利確済みだったため その上昇には乗れませんでした)
週の途中段階の細かいことは忘れましたが、全体的に意識していたことは、指数の動きは難解だからこそ 「指数に影響されない銘柄を売り買いする」ということでした。先ほど例に挙げたレーザーテックであれば 指数に合わせて下げていましたが、ソシオネクストの場合は指数に関係なく上昇が続いています。他にも任天堂なども上昇が続いており、ずっと買いホールドでした。ですので、実を言うと、指数で考えるから難易度が高いだけであって、指数を無視すれば 決して悪くない地合いだったと言えます。(だからこそ、指数(日経先物)以外では きちんとプラス推移のトレードができていました) 株の場合、たくさんの銘柄(投資対象)があるのですから、探せばいくらでもチャンスがあります。指数や為替だけを見ていると難しい相場でも、正しく銘柄選定さえしていれば、安定して資産を増やすことは可能です。
また、指数に連動する動きであっても、“指数に対してアウトパフォームしているもの” がないかを探します。先週の相場で気づいていたのは「PBR1倍割れETF(2080)」です。日経平均が上下している中、こちらは堅調に推移していました。(ですので、このETFをそのまま買ったり、それに関連する銘柄を探していました。テレビ局銘柄には乗れませんでしたが…)
一方で、下落局面ではファストリをショートしていました。ご存知の通り日経平均への寄与度が高い銘柄ですが、実際のところ “ファストリによって下げるケース”もあり、それなら日経平均よりもこちらをショートする方が有効だと考えたりしました。
もともと先週はそこまで強気で参加するつもりはなかったので、基本的には小さいロットでの売り買いでした。それでも、相場が激しく動くということは、それだけ頻繁にトレードチャンスがやってくるということです。そのため、エントリー回数が多くなって銘柄数が増えていくことで、結果的に全体ではそれなりの資金量でのトレードになっていました。そして、特に金曜の後場では「円高はここまでで、ここから一旦円安」という想定をしたこともあり、その時点で下げていた銘柄を拾っていくことで大部分の銘柄を入れ替えました。
銘柄数が多いのでセクターは様々ですが、週を終えた現時点では、建設・不動産・銀行・通信・テック・ゲームなど内需系が残っています。ほぼ買いばかりですが、金曜ナイトで日経が上がったこともあり、週明け早々には利確すると思います。(その後下落想定)
・・・という感じで、買ったり売ったりということで、これを読んでもよくわからないと思いますし何の参考にもならないと思うのですが、他にもトレード履歴として一応書いておきます。
CFDに関しては、(小さいロットで)前半はダウ買い→利確、ナスダック売り→微益撤退など。前週から持ち越していたゴールド買いに関しては、“時間軸長め”と言っていたので そのまま持っていても良かったのですが、レンジ上限に達したので一度利確しました。(※仮にそのまま持っていたとしても、まだ建値は割っていません) また上がると見ていますので、週明けには再度買うつもりです。
また、原油が下抜けしそうだったので軽くショートしてみたところ、雇用統計後に大きく下げてくれました。下げ余地はあまりないので、そろそろ利確します。
ビットコインに関しては、前回更新の時点で “そろそろ利確タイミング”と言っていました。実際に利確し、その後には下がりました。そして、予定していなかったことですが、良いところまで下がったので再度買い、昨日で利確しました。(=これが週末に利益になったので、もし本日までを1週間で考えるのであれば、それなりにプラスで終わることができました)
今後のビットコインは、前回・前々回にも書いたように「レンジを継続」だと考えています。今がレンジ上限なので、ここからは下ということです。12月最初から続いた“買い”判断でしたが、ここからは久しぶりにショートするかもしれません。(※買うとすれば600万円割れ)
その他、為替に関しても触れておきますと、前回 “為替がわかりにくいためゴールド買い” と言っていました。もともと先週の目線自体は「円高ドル安」だったのですが、ドル円のトレードだと難易度が上がるので代わりにゴールドを買っていたわけです。ここに来て、ようやく通常通りに円高に動いてくれました。だからこそ(雇用統計の結果に関係なく)ここから円安に動くことが軌道で予測できました。とは言え、まだ為替は影響する要素が多すぎて難しいことは変わらないので、引き続き 為替よりもゴールドで取引しようと思います。(※金曜ナイトの動きに関しては一時的なものだと考えているので、この動きが続くとは思いません)
それでは、今週に関しては どのように考えているのかというと・・・ 実は、今週もまだ下目線で警戒しています。前回 『買いを考えるのは来週からで良いのではないでしょうか』と書いていたのですが、(グロースは下がりましたが)結局、十分な調整が来なかったことになります。そのため、改めて今週が調整になることを想定して「(積極的な)買いを考えるのは来週からで良いのではないでしょうか」と書いておきます。
基本的に堅調な相場であることは間違いないので、そこまで強く警戒しているわけではないのですが、SQ週ということもあって今週も荒れるとは思います。(※すぐ変更になるかもしれませんが、現時点の目標値は36000円あたり) 私は週明けには今の買いポジションは手仕舞いすることにして、今週1週間を通じての戦略としては 「株売り・ゴールド買い」で対応しようと考えています。(※あくまで指数での話です。指数に影響しない個別株は買うつもりです)
今現在の考え方としては、米国株指数の軽い調整(下落)を待っている状況です。(=例えば25日線までの調整) もしかするとメタの7兆円の自社株買いで市場全体が変わった可能性もあるのですが、とりあえずGAFAMの決算は出揃ったわけです。もしもこれらが出尽くしで今週が調整になれば、来週(だと火曜になってしまうので、できれば金曜引け)からは強気買いしていきたいです。その際には、何度も言ってきた“大型売り・小型買い”ということなので、大型株や日経平均は下がるかもしれません。(=グロース指数が反発上昇で、日経平均に関しては「節分天井・彼岸底」のイメージ。つまり相関で考えれば円高でしょうか?チャートを見れば円安になりそうなのですが)
・・・以上。難しい相場が続くこともあり、毎日のように想定も変化しています。読んで頂いても何の参考にもならないかもしれませんが、現時点での私の考察を一通り書いてみました。
『これまでとは逆の“大型売り・小型買い”』『先週とフラクタルな形』『急落して、そこが押し目になる』と書いていたことが、そのまま当てはまる展開だったと思います。シナリオが噛み合って想定通りの流れが続いていますので、引き続き同じようなことを書くことになります。(※重複内容が続きますがご了承下さい)
前回、このように書いていました→『日経平均に関しては、今週が直近の最高値をつけて来週からは下落という想定。今週の終わりにはポジション縮小(もしくは売り戦略)する予定ですが、これまで下がり続けた小型株に関しては、逆に買えるものも出てくると思います』
このシナリオを継続するということですが、前回更新時とは数日ほどズレが生じています。そのため、当初の予定では「(先週は)ポジション縮小して終了」のつもりだったのですが、軌道にズレが生じたことで“金曜が押し目”という分析になっています。ですので、実際の私のトレードは「金曜までは売り戦略→金曜後場でドテン買い→強気買いポジションで終了」になりました。そして、おそらく「週明けからドテン売り」になるはずです。
数日ズレただけですので、“先週押し目をつけて上昇して、その後下落”というシナリオ自体に変更はありません。ただし、誤解のないように何度も繰り返していることですが、これはあくまで“日経平均の話”です。つまり、年始から急騰した“日経平均に連動する大型株”に関しては「週明けの高値をつけたところで下落トレンド入り」と考えるのですが、一方で、小型株(グロース)はそれとは異なります。小型株の場合でも2月に入れば一時的に下がると思うのですが、それでも、中期的には買っていけると思います。あくまで “大型売り・小型買い”が全体のトレンドということです。
というわけで、私の先週のポジションもまさに“大型売り・小型買い”でした。年始に人気で買われていた高配当銘柄は売り対象となり、週の中盤からは売りポジションの方が大きくなりました。(=商社・不動産などショート、日経先物も大きくショートしていました) ただ、それでも金曜だけは前日比マイナスになりました。というのも、仮に売り買い同程度の資金量で“大型売り・小型買い”していたとしても、大型株と小型株では変動幅が違いますので、同等のヘッジにはなりません。(=大型売りの利益よりも、小型買いの損失の方が大きくなります) それでも、もちろん“買いのみのポジション”よりは遥かにましですので、この大型売りのポジションのおかげで全体の損失は小さく抑えられたことになります。
(※週足で「日経平均は陰線↓、グロースは陽線↑」で終わっています。つまり、日経平均の方がグロースより下がっていたということで、“大型売り・小型買い”はトレード戦略として正解でした。今後のチャートもそれが顕著になってくるでしょう)
・・・というように “大型売り・小型買い”のポジションで継続していましたが、金曜の引けで売りポジションの大半は精算。今現在は、小型株(グロース)買いだけが大きく残ったポートフォリオです。(※日経先物では金曜後場でドテンロング、コールオプションも買いましたが、先物は金曜ナイトで利確しました)
前回『日経平均に関しては、今週が直近の最高値をつけて』と書いていた通り、実際に最高値を付けることになりました。37000円手前でしたが、これはちょうど想定していた水準です。今週に関しては “早い段階で日経平均が天井をつける”と考えてドテン売りするつもりですが、ダブルトップで下落という形が一番綺麗な気もします。そこからは、ここまで大幅上昇した反動ということで、“押し目もなく(下抜けして)下落トレンド”を想定。中長期的には今後は “大型株売り”となります。一方で、小型株に関しては「米国株(というより金利)次第」と考えているので、米国株が堅調であれば買い、そうでなければ基本的に様子見のつもりです。
さて、米国株のポジションですが、前回更新時には「大きくナスダック買い(個別ではマイクロソフト買い)」とお伝えしていました。これは大正解で、大きな利益になりました。急騰後、木曜に上ヒゲをつけたタイミングですべて利確。その後はダウを少し買ったのですが、そちらも利確済み。米国株にはまだ上昇余地はあると思うのですが、日本株の方が大きく買いポジションに偏っていることもあって、一旦手仕舞いしています。そして、そのままCFDはノーポジションでも良かったのですが、ゴールドが底堅く見えたので買うことにしました。強く上昇すると考えているわけではないのですが、“これ以上は下がりにくいだろう”という判断での買いです。(※時間軸は長めで、まだ利益になっていません)
一点、説明しなければいけないのがビットコインです。前回更新時(1/21)に『おそらく今日明日には買うと思います』と書いており、実際にその日に買いました。そして、実を言いますと、このnoteを更新した直後だったこともあって『買いました』という“追記”もしました。しかし、その後、その追記部分を削除しました。これに関して、ごまかすような意図はまったくなかったのですが、追記を削除した理由は “ロスカットで撤退したから”です。
以前より、このような “追記”の仕方が難しいと感じています。実際のところ、このように週末時点で考察していても、週明けには想定自体ががらりと変わることが多々あります。そして、あまりにも変わった場合に、以前は “追記”という形で修正したこともあるのですが、そうすると、その追記から変更した場合には、また “さらに追記”が必要となってしまいます。
今回の “ビットコイン買い”の追記に関してであれば、“ロスカットしました”という追記が必要になり、さらにその後は “木曜に再度買い直した” のですが、さすがにここまで追記を繰り返すわけにはいきません。
そのため、どうしても後出し要素が生じるのは仕方ないのですが、やはり「1週間分をまとめて書く」という形に統一したいと思います。(※私自身は、失敗や間違いをなるべく書き残すようにしたいと思っています。ごまかす意図は一切ありませんので、どうかご了承下さい)
いずれにせよ、一度撤退した後、さらに下がってから買いましたので、「ビットコイン買い」というポジション自体は変わりありません。なかなか上昇しないので想定が外れたかとも思いましたが、無事に上がってくれて一安心です。
そして、ビットコインに関して、前回このように書いていました→『その後(中長期)のビットコインに関しては、ここで上昇してもまた600万円付近まで戻り、しばらくは“この上下幅でのレンジで動く”というイメージで考えています。ですので、もし今後どうしてもトレードしたいなら、“600万円付近になれば買って→上がれば利確。また下がるのを待って・・”ということの繰り返しで良い気がします。ずっと買いホールドしたところで、上昇が続くような時期ではないでしょう』
引き続き、この考え方で継続することにします。ですので、実際に上昇した今は “利確するタイミング”になります。そして、ビットコインが「12月から年末年始にかけて上がる」と言ってきた上昇波動がこれで終了となるので、今後しばらくは魅力がなくなります。(※もし良いところまで上がればショートは検討します)
そもそも普通に株が上がる地合いであれば、ビットコイン(仮想通貨)を買う理由は特にありません。チャートを見比べても、株とビットコインのどちらが上昇・下落しているかは誰が見ても明らかです。どんな投資であっても、利益を得るためには資金の流れに合わせなければいけません。下がっている市場からは資金を抜き、上がっている市場に資金を移す。投資というのはそれを続ければ良いだけですので、くれぐれも根拠のない煽り情報に振り回されず、マーケットを見るようにしましょう。
次に、為替のことも書いておきますが・・・為替(ドル円)に関しては、かなりわかりにくくなっています。円高になるべきタイミングで下がらないので、そうなると、何らかの別要因があるのかもしれません。(※詳しく調べていないので確証はありませんが、海外からの日本株買いの際の “為替ヘッジ”も影響するのでしょうか。だとすれば、相関が崩れるのも無理はありませんし、本来下がるべき局面で下がらないなら “今後は上がる”と考える方が妥当なのかもしれません)
前回、『そこまで為替を重視しなくても良いのかもしれません』と書いたのですが、今の相場においては それが答えなのだと思います。それでも、先週に限っては『円高に動くことを想定』と考えており、実際に私もドル円ショートを2回入ったのですが、なかなか下がらないので、その後は逆にロングを数回試すことになりました。トータルの損益としてはややマイナスで終わってしまい、今の為替は方向が難しいのでしばらく触らないことにします。(※ユーロドル等で考えても良かったのですが、ドル円以外のチャートをあまり見ていないこともあって、その代わりにゴールドを買うことにした次第です)
・・・ここまでで、一通りのことは書いたと思います。 まとめますと、今の私の日本株ポジションは、グロースばかりを大きく買い。そして、実を言いますと、グロース銘柄の大半はチャートと出来高のみの判断で買っているため、実際にどんな企業なのかわかっていないものも多いです。週明けからは “全体的に下目線”で考えているので、この買いポジションは早々に利確予定。冒頭で説明したように “押し目が数日ズレた”という考えですので、週明けに高値をつければポジション縮小(または売り戦略)する予定です。ここまで上昇を牽引してきた半導体も下がり始めていますし、今週は月末リバランスにFOMCもあります。2月に入れば一旦の調整を想定することにして、その後からは再び“大型売り・小型買い”で継続できると考えています。(※米国指数次第となります)
いずれにせよ、11月からずっと続いてきた強気相場なので、このあたりで調整は必要です。強く上昇した銘柄ほど利確売りが入ることになるので、ここで無理に参加しなくても良いと思います。今週は乱高下するでしょうし、買いを考えるのは来週からで良いのではないでしょうか。
ビットコインはそろそろ利確で、CFDではゴールド買いのみ。「ゴールド買い・大型売り」をメインにして、(今のポジションを縮小した後)積極的なトレードは小休止することにします。
(※前回書いていた内容について、一応触れておきます。「さくらインターネットを3000円で拾い、3500円あたりまで戻せば十分」と言っていたことに関してですが、結果的には再び4000円超えまで上昇しました。私自身は3500円を超えた段階で一旦利確。さらに上がりそうだったので再度買い、その後に利確しています)
以上となりますが、大部分では先月(年明け前)から書いていたシナリオ通りに進んでいると言えます。“これまでと逆になる”という話を繰り返してきましたが、実際にそうなりました。
「日経平均は上がっても多くの銘柄が下がる相場」が、「日経平均が下がっても多く銘柄が上がる相場」になるということですが、木曜がまさにその通りの展開でした。(=大半の銘柄が上がっているにも関わらず、日経平均は上昇せず) そして、このような相場状況になると、日経平均が上がる・下がるというのは、株が買える・買えない(地合いが良い悪い)とは関係がなくなります。日経平均が下がったとしてもグロース指数が堅調であれば、投資自体は非常にしやすい環境になるということです。“これまで強かった大型株を売りながら小型株を買っていく” という戦略が、引き続き有効になるのではないでしょうか。
(※念のために “日経平均限定”で書いておきますと、そろそろ売り燃料もなくなってきてショートカバーにも期待できなくなっています。(=まずは売りが溜まらなければ強い上昇になりません) オプション手口も直近では下方向。そう考えると、37000円前後が当面のピークで、あとはどちらかと言えば下がっていくことになりそうです。ちょうど「節分天井」と重なりますし、ここからの日経平均は売りの方が期待値が高いかもしれません)
最後に。思いついたことを追加で書いておきます。
先日、「プライム150」(2017)という新ETFがスタートしました。日本を代表する企業で構成される指数ということで、日経平均との比較に興味があります。また、ETFと言えば、日本の半導体関連ETF(2644)も以前よりチェックしています。個別銘柄がわからない人は、このようなものを取引しても良いかもしれません。
また、前回「バブル」に関する話をしましたが、中国株や香港株の長期チャートを一度見ておくとイメージしやすいと思うので、ぜひ確認してみて下さい。バブル相場はどのように上昇して、どのように終焉するのか?上がり続けるものはなく、大きく急騰したものほど大きな急落になります。(例えば、不動産はリスクが高まった場合に すぐに手放せる(売れる)わけではないので、下落スピードも早くなります)
この上昇相場で儲かっている人たちが全員、損失になるタイミングも “確実に”やってきます。まだしばらくは大丈夫でしょうが、今年後半にもなれば状況が変わってくるかもしれません。米国株もどこかで崩れることになります。
さて、これでようやく2024年の最初の一ヶ月が終わります。株価上昇もすごいことになりましたが、世の中的にも動きがあり、たった1ヶ月の出来事としてはいろいろありすぎました。またメルマガでも書こうと思いますが、これからの世の中は「何もかもがひっくり返る」ようなことになっていくと考えています。正直、お金(資産)を増やすことなんて、どうでも良くなるかもしれません。それでも、現時点では このような投資情報を伝えることで見てくれる人がいて、メッセージを届けることもできるわけなので、続けられる限りは続けていきたいと思います。
先週も引き続き、前回書いていた通りの展開(=リスクオン継続)でした。それでも “今年初の押し目”や“上昇銘柄の変化”もあって、非常に面白い相場です。(※ちなみに相変わらず「海外買い・個人売り」になっているので日本人投資家は儲かっていないようです。いつでも“個人の逆が正解”ということで、海外投資家と同じポジションにしなければ投資では勝てません) 私自身は、トレード自体はうまくいっているのですが、大きな損切りもありました。振り返りながら書いていきたいと思います・・・
まずは大きな利益になったトレードから。前回の持ち越しではエネルギーセクターが多いと言っていましたが、その中で一番ロットを入れていたのが「住石ホールディングス」でした。それが大幅上昇でストップ高となり、なんと「1週間で40%近い利益」で利確できました。これは昨年から通してもトップ5には入るトレード利益でした。(※その後、増し担保となったので再度買ってみたのですが、そのトレードはロスカットで終わりました。判断が甘かったです) その他にも “海運”も前週から持ち越していて上昇率が高かったのですが、まだ打診買い程度のロットだったので利益の額としては小さかったです。(※打診だったので前回更新では書きませんでした) そして、週の後半には半導体買い。金曜にどれもが急騰したのですが、特に「アドバンテスト」の利益が大きかったです。4兆円企業とは思えない上昇とボラティリティでした。
一方で、大きな損失もあります。増資による希薄化で十数%の損失になった銘柄が1つ。また、年始から保有で大きな含み益になっていた「出前館」が決算で急落。ストップ安になる前には撤退できましたが、それまでの含み益が吹き飛びました。
そして、これも正直に書いておかなければいけません・・・前回更新時に『S&P500とナスダックを大きく買い』と書いていましたが、これが残念ながらロスカットになりました。ストップにかかったのが木曜夜だったのですが、実際には、ロスカットの直後には反発して持ち戻すことになりました。その後、しっかり上抜けを確認できた段階で(つまり、ロスカットの後に大きく上がってから)「ナスダックだけ再度ロング」しました。もしロスカットせずそのまま持ち続けていれば損失もなくプラス利益になっていたということですが、それでも、このロスカット判断が間違っていたとは思いません。もしそのまま下抜けしていれば明確な下落トレンド転換となり、取り返しのつかない大損失につながります。仮に今回助かったとしても、次に同じような局面があった場合に助かるとは限りません。今回はストップにかかりましたが、そのトレード自体は間違っていないので後悔はありません。
(※もしこれが逆だと、それが利益であっても反省すべきことになります。というのも、利益になるか損失になるかに関係なく、トレーダーが勝ち続けるためには “正しいトレードを徹底すること”の方が重要だからです。そのため、極端な話ですが、もしも間違ったトレード(=ルールに反したトレード)によって利益を得たとしても、それはむしろ反省して改めなければいけないことです。
例えば、よく例に出しますが、仮想通貨をずっと持ち続けていて現在プラスになったという人がいたとして、そのトレードが正解だとは到底思えません。というのも、途中で「ピークから半値」まで落ちた局面があったわけです。それは現時点で持ち戻したから良かったものの、今後また同じことにならないとは限りません。つまり、そのようなトレードをし続ける限りは「資産が半分になるリスクがある」という認識を持たなければいけないのです。だからこそ、もし最後まで資産を守って増やしたいのであれば、どんな投資であっても“損切りは不可欠”。損切りせずに投資の世界で生き残ることはできません。こちらにも書いているように、正しいトレードを理解して徹底するようにして下さい)
米国株(指数)に関しては、『年末年始の下げが“良い押し目”』という見解を前々回より書いています。今回は損切りがありましたが、それでも米国株の買いタイミング自体は間違っておらず、この見解も合っていたことになります。
今年に入ってからの米国株指数のトレードは、(前回書き忘れていたのですが)年始に下げた後に一度軽くロングで入って利確しています。その次にロットを引き上げてロングしたものが今回の大きな損切りに。そして、その後に“ナスダックだけ再度ロング”して、現在は十分な含み益となっています。ここまでの流れをトータルで合算して、ようやく(今年の米国株トレード収支は)少しプラスです。
今年はまだCFDで大した利益になっておらず、日本株の方で大きく稼いでいるということなのですが・・・とにかく今は日本株が強すぎます。もちろん、その理由の1つが“円安”ということですが、それでも、先週は前週とは違った変化がありました。それが「SOX指数(半導体)の上昇=最高値更新」です。実質、これによってナスダックが上昇し、日本の半導体&日経平均も上昇したと言って良いでしょう。
そう言えば、前回更新時に買い保有していた米国個別株もほとんどストップにかかってしまい、結局、今は米国株ポジションの大部分を「マイクロソフト」に集中させる結果になっています。今週からは全体的に上昇していくと期待しているのですが、今の時点ではまだエヌビディアやマイクロソフトなど一部の大型で牽引しているのが実状だということです。(※指数が最高値更新したとしても、金利上昇が続いているので全体では弱いです。ラッセルも下落トレンド継続中)
さて、“強すぎる日本株”の話に戻りますが、冒頭でも書いたように、大まかな部分では前週と同じです。引き続き、円安継続による「大型株買い・グロース売り」・・・それでも、先週は1つ確かな変化がありました。それがSOX上昇・ナスダック上昇をきっかけとした “グロース指数の反発上昇”です。
年始(もしくは年末)の段階から、「円安で日本株バリュー買い → 円高で米国株・グロース買いへのシフト」という話をしてきました。まだ為替がついてきていないとはいえ、今回グロースが反発したことで、着実にその方向に進んでいるように感じます。
為替に関して、前回言及しませんでしたが、今は “円安要因の方が圧倒的に多い”ということは承知しています。一般の情報で知れるようなことは承知した上で 円高シナリオを書いていたつもりですが、それでも “思っていた以上に円安が強い”ということは認めなければいけません。(※少しくらい円高に動いても良いはずなのに、未だ無反応なため) 今後のシナリオを考える上で為替(ドル)の動きは重要なので、誤解のないように 丁寧に書いていくことにします・・・
まず、『148円に向かうシナリオもまだ消えていません』と言い続けてきたように、ドル円148円に至る軌道の可能性は以前からずっと残っていました。そして、なかなか円高に振れないからこそ、先週の段階ではどちらに動くかの判断ができませんでした。(=少しでも可能性があるならロングorショートで狙いたいと書くのですが、わからなかったので先週のトレード戦略の中では為替に関して触れていません) しかし、今回 ずっと意識してきた目標値=ドル円148円を回収したことになるのです。そうなると、ここからの目線は“下”を考えることになり、この段階でようやく「ドル円ショートを狙いたい」と言えることになります。
とは言え、先週の時点ではまだエントリーするには早いと思っていました。その理由は、この値に到達するまでの円安の勢いが思ったより強かったためで、まずはこれが落ち着かなければいけません。(※少しずつ上昇して148円に達したのであれば逆張り的にショートエントリーでもいいのですが、今回は勢いがあったので、はっきり上ヒゲが出るまで待つということ。147円台前半まで下がらないと方向が確定できません) また、ここまでの軌道推移を見て改めて分析すると、仮にここから円高に振れたところで、あまり期待値が取れないことにもなりました。具体的には、前回の状況なら143円までの下落幅を狙えたのですが、今は145円台までしか狙えません。さらに、これは大きな変更点にもなるのですが、中長期的に「円安シナリオが継続する可能性」が以前より高くなっており、この数週間だけで今後の為替予測が大幅に変わってしまうことになりました・・・
それでも、とりあえずの話になりますが、今週に関しては円高に動くことを想定。そして、その後しばらくの動きとしては、円高トレンドというよりも、せいぜい「140円台のレンジを継続」のように思えます。これ以上先のことは、不確定要素が多すぎて考察できない領域になるので今は考えないことにします。(※こうなると、様々な軌道パターンの可能性が出てくることになるのです)
さて、私の先週のポジション推移をまとめると、「前週から強気の買いポジションで持ち越していたのを、火曜の引けでほぼ利確し(ショートを増やし)、木曜の押し目で再度買い。そして、金曜引けには再び強気の買いポジションで終了」となっています。現在の保有株は、相変わらずの大型株以外に、半導体やグロースが前回よりも増えています。少なくとも、一週間前のような円安インフレ銘柄ばかりがメインではなくなっています。(テック系が多いかもしれません)
そして、年始からここまでは(多少増減しつつも)基本的に強気買い姿勢でしたが、来週からはリスクオフを考えることにして、今週末にはポジションを小さくすることになりそうです。
(※個別銘柄について1つ書いておくと、話題の「さくらインターネット」を3000円で拾ってみました。安値を割ればカットすればいいだけなので、リスクリワードの高いトレードになるという判断です。これで3500円あたりまで戻せば十分です)
前回、『日経平均36000円は目標値として見えています。この36000円台がピークとなり、その後に急落するというのが今のメインシナリオ』と書いていました。実際に36000円に到達してザラ場高値36239円、そこから急落したので想定通りだったと言えます。火曜の朝10:30だったと思いますが、「中国からの日経ETF買い停止」による急落は驚きましたが、値としては、もともと天井をつけてもおかしくない値です。(※それでも急だったのと、少し買い増した銘柄もあった後のタイミングだったので私は多少損失になりました)
他にも、“木曜の引け値”は非常に重要なポイントでした。オプションの手口から見て、「木曜の引けが35500円が超えるか超えないか」というのが、その後上昇するか下落するか決まる分水嶺になっていて注視していました。実際には引け値では超えなかったのですが、“引け直後(ナイト前)”に超えたことでリスクオン継続が確定。一応、私としては7-8割方そうなる想定でしたので、直前に売りポジションを手仕舞いし、ほぼ買いポジションのみにはしていました。「初押しは買い」という言葉もあるように、やはりこの押し目は買い判断です。・・・ということで、再び強気の買いポジションにして週を終えています。
(※金曜ナイトで日経先物ロングもしていたのですが、就寝前に利確しました。ナイトの引け際に先物が36300円まで上昇しているようなので、ここは一旦の天井になりそうです。週明けは大型株の一時利確からのスタートを考えます)
ここでビットコインに触れておきます。『ビットコインはETF承認の上昇で利確したので、再度の買いタイミング待ち』と前回書きました。市場全体が崩れるのは来月からで考えているので、今月中はまだ再上昇の可能性が残っているという判断です。「買うとすれば600万円付近」で考えていたのですが、あまり仮想通貨をチェックしていなかったこともあり、現時点ではまだポジションを取っていません。それでも、今週は “大型からグロースへのシフト”に合わせてビットコインも上昇しそうなので、そろそろ買いたいです。(※おそらく今日明日には買うと思います)
その後(中長期)のビットコインに関しては、ここで上昇してもまた600万円付近まで戻り、しばらくは「この上下幅でのレンジで動く」というイメージで考えています。ですので、もし今後どうしてもトレードしたいなら、「600万円付近になれば買って→上がれば利確。また下がるのを待って・・」ということの繰り返しで良い気がします。ずっと買いホールドしたところで、上昇が続くような時期ではないでしょう。
というのも、これはビットコインに限ったことではありませんが、昨年11月からしばらく強い相場が続いてきたので、来月あたりで調整が必要だと思います。2月に調整すれば、3月あたりに仕込んでおいて、“春には上昇”というような感じでしょうか。トレードというのは、ボラティリティの高い時期に利益を出して、動かなくなればじっと待つしかありません。もし来月に株の調整局面が来れば、その時にはコモディティに資金を移すことを考えています。(※株が強い間は株を買って、株が弱くなればコモディティに資金が向かうのでは?という考えです)
それでは、最後にまとめます。
今週、少しでも円安が落ち着くことがあれば、その段階でようやく「円安で日本株バリュー買い → 円高で米国株・グロース買いへのシフト」を考えるタイミングになります。先ほども書いたように、金曜ナイトで日経先物36300円まで上昇したので、週明けの大型株は一旦利確が入るタイミング。もしここで利確が入って少し下がれば、先週とフラクタルな形になってくるかもしれません。“急落して、そこが押し目になる”ということなのですが、今週の火曜には日銀会合もあります。仮に一時的に押すような展開になったとしても、リスクオフを考えるのはまだです。「(1)円安で日本株バリュー買い → (2)円高で米国株・グロース買い→(3)リスクオフで調整(買うならコモディティ?)」という順番の流れを考えるとすれば、1→2になる時期が少しずれ込んでいて、これが今週という想定。そうなれば、2→3でリスクオフになるのは来週以降だと考えます。
現在の私の保有株は、大型以外に半導体・グロースが増えたと言いましたが、それでもまだ “指数連動銘柄のみ”に限定しています。ですが、今週からは本格的に幅広い銘柄を買っていけることに期待します。日経の上昇に反して下がり続けていたグロースはたくさんありますし、ゴールドやビットコインもこのあたりが押し目になるでしょう。もちろん、それには “ここで円安が落ち着く”というのが条件であり、それがトリガーになります。ただ、今は円安要因が多すぎるので、もしかするとそこまで為替を重視しなくても良いのかもしれません。それよりも、“米国株さえ崩れなければ大丈夫”だと基本的には考えています。
というわけで、現在はナスダックを大きくロング中。今週いっぱいはこのようにリスクオン継続を考えて、来週からはリスクオフに備えます。(※日経平均に関しては、今週が直近の最高値をつけて来週からは下落という想定。今週の終わりにはポジション縮小(もしくは売り戦略)する予定ですが、これまで下がり続けた小型株に関しては、逆に買えるものも出てくると思います。(※ビットコインも同様) つまり、これまでとは逆の「大型売り・小型買い」にするということで、全市場がリスクオフだとは考えていません)
・・・トレード戦略の話は以上となります。ここからは、少し追記しておきたいことがあります。
前回も書いたことですが、やはり米中からのマネーが日本に入ってきているのが明らかです。日本人は米国株やオルカンを買っているかもしれませんが、海外は積極的に日本株を買ってきています。私は、初心者の人が投資を始めるにあたって、一番最初に知らなければいけないのが「バブル」に関する知識だと考えています。(だからこそ、バブルの話は初期の段階で必ずお伝えすることにしています)
これまでに何度も説明してきた話ですが、バブルの正体というのは「大きなマネーの移動」です。シンプルに言って、これによって1つのバブルが終わると同時に次のバブルが始まることになります。つまり、新しいバブルを起こすためには、古いバブルを終わらせる必要があるのです。例えば、かつてのインターネットバブルが終わって、そのマネーが中国に向かい(中国を世界の工場にすることで)中国バブルが起こりました。そして、その資金が引き上げられればバブルは終了となり、大きなマネーは、次のバブルの市場に移動します。
このように、大きなマネーの循環によってバブルは引き起こされ、そして、必ず崩壊します。要するに、これから日本にマネーが集まるのであれば、その後の “バブル崩壊”もセットになるということです。バブルで大きく資産を増やしたとしても、最終的には “それ以上に”資産を失って終わるということですが、そう考えると、“新NISAで誰もが投資に参加する”というのは、かつてのバブル時の風景と重なります。というより、それを狙っての開始タイミングなのでしょう。皆さんはこのような情報をお読みなので大丈夫だと思いますが、もし周りでまったく投資の知識がないという人がいれば、せめてこちらの内容だけでも読んで理解してもらって下さい→「本当の投資」
なお、大きいバブルとまでいかなくても、大中小様々なミニバブルというのは常にあります。もしそれらを事前に回避したいのなら、ニュース等の一般情報は無視、もしくは逆に考えることです。そして、それよりも “実際の資金の流れ”を見ることです。結局、すべてのバブル(上昇)を作り出すのはマネー以外にありません。どこで誰が何を言っていようと、マネーの動きこそがもっとも確実な正解で、嘘はありません。だから私は「ニュースよりもマーケットを見るべき」だと言っています。まずはマネーが動いて、それが形になってからニュースや情報になり、そして、誰もが知ることになります。一般の人が知るようになれば すでにタイミングとしては遅いので、普段マーケットを見ていない人が言うようなことはすべて “逆指標”として考えれば良いのです。
これからやってくる大きなチャンスとリスクは表裏一体です。正しい投資の知識、そして、トレードスキルは必ず身につけて欲しいと思います。くれぐれも、これまでの上昇相場で“買いっぱなし”でうまくいっただけの人や、“これを買っておけば良い”というような人の話を参考にしないで頂きたいです。投資というのは、基本的には「負ける(損する)ようにできている」のです。
「SQ週だから」という一言では説明がつかない“異常な相場”です・・・先週は月曜が祝日でしたが、その後はっきり「買い」ということで、このように書いていました→ 『年末年始はそこまで強い買いポジションを取れませんでしたが、この三連休明け(火曜)からは積極的に買いを増やし、今週・来週はそのまま買い継続できることを期待しています』
また、日経平均が33000円台前半で長いレンジが続いていた頃から『(1月SQに向けて)日経平均34500円を目指す』と言ってきました。先週更新時点では三連休だけ警戒して少しショートを入れていましたが、月曜夜からはもう大丈夫だということでCFDでロング。そこからは想定通り…ではなく、“想定以上” の強い上昇。さらにはビットコインETF承認による急騰もあり、私としては完全に大勝ちの1週間となりました。
1月SQ値は、なんと36025円!実際の日経平均が到達したわけではないので “幻のSQ値”とのことですが、誰もここまでは想定しなかったでしょう。大口も読めず、大口もロスカットで踏み上げられているのが見ていてわかる展開でした。私も新値を取った時点で35000円は見えていましたが、35500円にもなると少しドテンショートも入れたくらいなので(→即ロスカット)、ここまでの上昇はまったく考えられませんでした。(※いつ買ったかも忘れて (マイナスだったので)あきらめて放置していた1月限コールポジションが、まさかのプラ転しました)
投資歴の長いベテランの人でもこれは想定外のようで、“上がりすぎなので下がる”と考えてショートで入った人も多いようです。しかし、もはや確率論を超えている相場なので、私は “テクニカルを無視した需給判断のみ”で買い継続していました。(=上がり続ける限りはバイ&ホールドが私の原則)
というわけで、「34年ぶりの高値」と言っても 実際には誰もが勝てる相場とは言い難いでしょう。日本人は米国株(指数)を買っている中、アメリカや中国人が日本株ETFを大きく買っているということで、“大型株中心の上昇”です。(=中国からの買いは過去最高水準。東京証券取引所の時価総額は上海証券取引所を抜き返し、中国から日本への逆転は明確です。数年前から言ってきた「米中からの資金流入によって日本株バブルになる」というシナリオが現実になりました…)
私のトレードの考え方はこちらにも書いているように、「上がるなら買う、下がるなら売る」ということです。つまり、上がっている銘柄しか買い保有しないので、必然的に大型株ばかりの買いポジションになりました。一方で、これだけ強い相場だったにも関わらず、いくつかのグロース銘柄はショートで保有もしていました。(=これは先週時点でも書いていたことの継続です)
ここで何が言いたいのかというと・・・ 去年の相場から続いて、個人投資家の多くはこの上昇に乗れておらず 大して恩恵がないのでは?ということです。しかしながら、それでも “これが相場”なので、もし今後もトレードで勝ち続けたいのであれば、ここで利益を出せなければ厳しいでしょう。投資の基本はこちらに書いているように、考えるべきは理屈(理論)ではなく「上がるか下がるか(=需給)」です。そして、それを適切にトレードに反映させるために必要なのが、正しいトレードスキル&ルールなのです。
さて、この相場について詳しい解説をする前に、先にビットコインのことを書いておきたいと思います。ビットコインに関しては、『(1月中盤まで)乱高下したとしても上目線で継続』、ただし『ETFのニュースに対しては逆張り』と書いていました。まず、ETFのことは誰もが知っていることなので、これを材料として期待して投資する段階ではありません。株でも同じことが言えますが、一通り誰もが知って織り込まれた時点で、その材料は今後の上昇要因として考えるものではないのです。むしろ逆に考えるべきことなので、『ETFのニュースはノイズ』『ETFの好材料で上がれば売り・悪材料で下がれば買い』と解説していました。
今回 “ETF承認”となったので、当然 上がったところで売り(=事実売りの利確)です。ただし、その売りが落ち着けば、また『(1月中盤まで)乱高下したとしても上目線で継続』の流れに戻るので、ここからは再度の買いタイミングになると考えています。(※急騰した時点でドテンショートしても良かったのですが、あまり相場を見ていなかったためタイミングを逃しました)
前回も説明しましたが、ビットコイン(仮想通貨)が完全に崩れるのは、株式市場と連動したタイミングだと考えています。今のマーケット自体は“リスクオン”なので(どちらかと言えば)まだ上目線で、1月中盤を過ぎたあたりから来月に向けてリスクオフに傾くという展開を想定しており、そうなれば完全撤退すべきだと考えています。これまで、ビットコインに関して 事前にお伝えすることができた流れでは、「12/3に買い判断→年末の600万円付近までの調整→ETF承認で700万超え」ということで、この上下を取るだけでも十分な利益になりました。この後からの上昇波動を狙うとしても、それを利確した後は、しばらく仮想通貨は触る必要がないと思います。(※マーケット全体が停滞して、上がるとも下がるとも言えないため)
話を戻して・・・先週の“異常な相場”を、改めて思い出しながら振り返ってみます。
まず、週明けの最初は「任天堂」が好調でした。新NISAの影響を考えた場合に、初心者が株を買うのだから「馴染みのある日本を代表する株になる」ということは容易に想像がつきました。そのため、一般消費者向けの商品・店舗のある企業の株を選んで買っていたのですが、その中でも任天堂が新機種のニュースもあって急騰しました。他にも「良品計画」も決算で上昇しましたし、不動産銘柄も強かったです。一方で、しばらく買い保有していた「造船」をドテンショートしたタイミングもありました。小型株のことは書かないでおきますが、大きな利益で記憶に残っているものは以上です。相場全体で言えば、あれだけ日経平均が暴騰したにも関わらず、グロースはほとんど上昇せず 多くの銘柄が下がっていたりします。
このような状況を振り返って考えると、実は、何も考えず “誰でも知っている会社の株を買った初心者”の方が今はうまくいっているのかもしれません。しかしながら、それは現時点の話であって、それが今後も続くはずがありません。長期波動から見た場合に、今の急騰は急落の前触れです。前回、『2月SQ・3月SQ値は、今よりも下を想定』と書いたように、来月に向けては下がる・・“年始の水準よりも下がる”と見ています。1月中盤までは大丈夫だと思うのですが、その後に崩れるタイミングに関しては若干読みづらいです。というのも、最近書いている内容の繰り返しになるのですが、「これまでの逆になる」と考えているからです。
「これまでの逆になる」ということに関しては、為替(金利)で考えるのがわかりやすいです。“これまで”というのは「円安で大型日本株の上昇」でした。続いて、それが「円高で米国株・グロース上昇」に転換するタイミングを以前から待っており、その具体的なタイミングを、ドルの動きから判断するつもりでした。参考までに、前回このように書いていました→
『為替(=円安)も当初想定していた目標値まで上がったので一旦落ち着くと思いますし、そうなれば米国株もグロースも買えることになり、日経平均も仮想通貨も上がると見ています。(=このタイミングになって、ようやく久しぶりに米国株を買えます。長らく調整するのを待っていました)ということで、“1月中旬まではこのようなリスクオンの展開” を考えます』
基本的には、これ↑が1月相場の見立てということです。前回の更新時点では円安銘柄がメインだったわけですが、結局、先週もそのままの流れで継続となりました。ただ、それでも引き続き “円安(ドル高)が落ち着くタイミング”を待っていたところ、11日(木)のドル円146円で上ヒゲが出たので、そのタイミングでようやく米国株を買いました。(=指数ではS&P500とナスダックを買い) 現時点でまだほとんど利益になっていませんが、今のところ「ここが米国株の買いタイミングになる」と考えているので、今週からは米国株の上昇シナリオを期待しています。日本株のグロースに関しても金曜に増やそうとしたのですが、そちらはまだチャートが整っていないものが多く、先週の時点ではどうしても大型株が多く残りました。特にエネルギーセクターが目立っています。ただ、おそらくこれは一時的なことで、今週からはグロースが好調に転じるような展開を考えています。と同時に、大型株は逆に下がり始めることになり、日経平均も今週が一旦の天井になる気がします。ただ、米国株が上がるのであればまだ崩れるということもなく、本格的に崩れるのは来週以降~来月に向けての流れになると思います。先ほど説明したように “円高になるかどうか” がポイントなのですが、まずはドル円143円までは下がると見ています。(※143円では一旦反発しそう)
このように、以前から何度も書いている内容の繰り返しばかりですが、今後は(為替の影響で)上がる・下がるとは一概に言えなくなってきます。(=おそらくこれまで相場を牽引した大型株・日経平均が下がって、小型株・米国株が上がる展開) そして、来月に向けて相場全体が弱くなっていくようなイメージでしょうか。
ずっと言ってきた「年始からの上昇」に関してはわかりやすいタイミングだったので、ここで強く買い向かうことで十分な利益を出すことができ、私としてはもう満足しています。ここから数ヶ月くらい調整が続いて利益を出せない相場になっても別に構いません。一応、現時点では「日経平均36000円」は目標値として見えています。この36000円台がピークとなり、その後に急落するというのが今のメインシナリオになります。新NISAの利益で喜んでいる人も、その下落局面でマイナスに転じるのではないでしょうか。正直、年始からここまでの展開が特殊だっただけで、上がり続けるようなシナリオはまったく考えられません。ただ、そうは言っても “想定外の資金流入が続いている”ということも確かな事実なので、必ず想定通りになると言うつもりもありません。一つのシナリオに固執し、それだけにこだわるのは厳禁です。想定シナリオを立てても、実際のトレードは相場に合わせるだけです。
(※当初思っていたよりも円高が進まないのは、「新NISAによる外国株買い(=円売り)」もあるからでしょう。このようなイレギュラー要因があると正確な予測が難しいのですが、軌道から分析する限りでは中長期的に円高に向かう可能性が高いと思っています。まずはドル円143円、139円に至る流れを確認して、その時点で改めて考察することにします。そのあたりでは一旦反発すると思いますし、その後148円に向かうシナリオもまだ消えていません)
さて、まとまりが悪いかもしれませんが、これで一通りの内容は書いたと思います。
先週の投資戦略では はっきり「買い」と言えたのですが、今週途中~来週あたりからは徐々に「銘柄による」としか言えなくなります。ただ、それでも前回も書いたように、『米国株に関しては年末年始の下げが“良い押し目になった”』と思っています。昨年秋に下がるはずの局面を下がらず乗り越えたことで、今後しばらくはリスクもなく堅調に推移するように見えるのです。年始からここまでは日経平均だけが強かったわけですが、ここからは、それ以外にも資金が向かうことを期待しています。
というわけで、現在のポジションをまとめると、S&P500とナスダックを大きく買い、米国株も買い。日本株に関しては ほぼ買いのみの強気ポジションで、現時点ではまだエネルギーなどの大型株が多いですが、円高ドル安になれば徐々にグロースにシフトしようと考えています。(※下目線になるのは来週以降) ビットコインはETF承認の上昇で利確したので、再度の買いタイミング待ち。ゴールドや原油に関しては、先週 一時的にロングして利確もしましたが 今はあまり触るつもりがありません。コモディティを考えるよりも、株を買う方が期待値が高いためです。(=株が強い間は コモディティに資金が向かわないと思います)
・・・以上。もしトレードで大きく稼ぎたいのであれば、今回のような強い相場に乗ることが重要です。このようなチャンス相場は年に何回もありません。例えば、ショック相場では売りが売りを呼び、“どこまでも下がり続けるような状況”になったりしますが、今回の局面はそれとは逆。34年ぶりの新値を取るような強気相場では、買いが買いを呼ぶ展開になります。売りで入っていた人(大口含む)の強制ロスカットによる急騰があれば、もはや理屈は通用しません。オプション取引代金も見たことのない状況で、テクニカルも役に立たずオーバーシュート。このような場面では、“ただ素直に需給方向についていく” のが正解になります。(=苦しい思いをする人の逆方向に相場は動く) 今回の場合は それが上昇だったわけですが、いずれは「急落」局面も必ずやってきますので、改めてこちらに書いたように「上がるなら買い・下がるなら売り」を徹底するようにして下さい。(=常にストップを入れることも推奨します)
投資というのは、究極的には「上がるか下がるかを期待値で考えること」です。新NISAに限らず、これまで何も考えず買っていた人は “売り”を考えていないので、長期下落局面になれば損失を拡大し続けることになります。昨年の暮れから「年始の上昇」ばかり言ってきましたが、それが終われば、その後には “相場の転換点”が近づいてきます。ここまでの相場で儲かった人も、今月後半からは気を引き締めていきましょう。
年が明けて最初の更新です。年始のご挨拶はメルマガの方でさせて頂いたので割愛しますが、新年早々、様々なことが起こっています。(※note限定の読者の方は今年もよろしくお願いします)
何から触れれば良いかわからないくらいなのですが、日本だけでなく世界でも大変動が起きようとしています。私は昨年2023年に「何もかもが変わった」と言いましたが、その意味が明らかになるのが今年、そして来年・・・ところが、もしかすると “日本人は何も気づかないのかもしれない” とも思うようになりました。今現在もほぼすべての日本人は日本で起きていることだけに釘付けとなっています。もちろんそれは仕方のないことなのですが、そのニュースの裏側で何が起こっているのか?メルマガの方でも「当たり前のことが当たり前ではなくなる時代」と言ったように、これから世界が激変するレベルのことが起こる可能性があります。目の前で起きていることというのは、確かに緊急かつ重大であることは間違いないのですが、もし少しでも余裕があるのであれば、これからの世界の変化にも目を向けてみて下さい。人間、誰もが日々起こる出来事に “喜怒哀楽”といった感情を刺激され影響されて生きていますが、私自身は、そこから離れて生きることを これまで以上に意識していきます。そうしなければ、本当に重要なことが見えなくなるからです。目に見えていること(世界)だけがすべてではないのです・・・
さて、それでは話を変えて、相場の話をしていくことにします。
前回更新は12/24で、それから2週間が経過したことになります。当初の予定では「年内に買いを仕込んで、年明けからのご祝儀相場の上昇で想定通りです」と言いたかったのですが・・・決してそんな単純ではなく、一筋縄ではいかない相場でした。
まず、2週間もありましたので、途中で想定が変わってしまうことは仕方ありません。それでも、12/24の更新時点、週明けの12/25、大納会12/29、為替CFDが動き始める1/2、大発会1/4、1/5(金)の引け時点、その夜の雇用統計・・・ それぞれにシナリオに影響するようなことがあり、正直 ここまで変わってしまうとは思いませんでした。直前に想定して対応できたこともあれば、想定外だったこともあります。結果的にはうまくいくことができて新年のスタートとしては満足しているのですが、1つ1つ振り返りながら解説していくことにします。
(※もう過ぎたことなので、私の単なるトレード履歴でしかありませんが、ここまでの経緯と考え方だけでも伝わればと思います)
まずは大まかなところで、事前に想定できたこと・できなかったことに分けて整理していきます。想定できたことというのは、「年末年始の円安展開」「仮想通貨の年内下落→年明け上昇」「新NISAで高配当・グロース上昇」です。一方、想定外だったのが「年末の米国株下落(特に半導体)」「年始、円安なのに日経平均下落」です。
それでは順番に解説しますが、「年末年始の円安」に関しては明確でした。根拠はドル円140円付近での週足レベルでの反発。(=もともと140円割れあたりで反発する想定シナリオを書いていました) 普段であれば、ここは100%の自信を持ってドル円ロングしていたところですが、年末年始でポジションを持ちたくないこともあって今回はやめておきました。ただ、目線はあくまで円安だったので、万が一フラッシュクラッシュのようなことが起これば買いたいと思って、“ドル円139円ロング”の指値だけは入れていました。(→約定はせず) この時点では「まずは144円までの円安を想定しており、いずれは147円台(148円手前)に向かう軌道になる」と考えていました。(=そこまで上がれば中長期でドル円ショートしたい水準です)
次に、「仮想通貨(ビットコイン)の年内下落→年明け上昇」。これは事前にお伝えできていた部分で、このように書いていました→『600万円割れで追加買いをしたビットコインについてですが、少し軌道が崩れていたこともあって、ETF関連のニュースで吹き上げたタイミングで一度全部利確してしまいました。“乱高下しながら年明けまで上昇”という考えに変更はないのですが、少し荒れそうなので、改めて年内の安くなったところで拾い直します』
実際に、年内に600万円割れまで下がりましたので、再度の良い買い場でした。そして、年明け直後から急騰ということで、的確な予想だったと思います。ただ、ビットコインに関しての大事な考え方として、「ETF関連のニュースはノイズ」というものがあります。そのため、「ETFの好材料で上がれば売り・悪材料で下がれば買い」はトレードの基本になります。(前回も “吹き上げたタイミングで利確”と書きました) 年始もそのようなニュースで大きく動くことになりましたので、上げたタイミングでは一部利食いし、1/3の“ETF非承認”のニュースで下げた時には利食いした分を再度買い戻しました。
このような、一連の年末年始ビットコイン(仮想通貨)上昇シナリオですが、私がはっきり「買い」と書いたのが12/3のことでした。その翌日から今の上昇相場がスタートしたことになるので、タイミング判断は完璧です。しかし、この上昇シナリオを考える上ではETFの材料は考慮していないため、だからこそ “ETFのニュースはノイズ”なのです。「ETFの好材料で上がれば売り・悪材料で下がれば買い」というトレードを途中で挟んでいるので少々ややこしいですが、それでも「12月から1月上旬にかけてビットコイン(仮想通貨)上昇」というのが、何ヶ月も前から言い続けている大きな流れです。実際には、その後の細かい部分で時間軸に変更があり、最初の段階では “年始から下落”の予定だったのが、今はもう少し下落タイミングが先延ばしになっています。というのも、今後のビットコイン下落というのは株式市場と連動して起こると考えているのですが、(年末年始の数々のイベント影響によって)株価の軌道が変わったことで、おそらく “1月中盤以降になる”と考えています。つまり、それまではビットコインは乱高下したとしても上目線で継続とします。ただし、繰り返しますが、これはETF材料は考慮していないため「ETFのニュースに対しては逆張り」です。
最後に、「新NISAで高配当・グロース上昇」「年末の米国指数下落(特に半導体)」「年始、円安なのに日経平均下落」をまとめて書きます。
新NISAの実需買いに関しては、“12/28の新NISA初日に確認できた” ということを年始のメルマガでもお伝えしました。新NISAの影響に関しては様々な意見がありましたが、私がマーケットを見る限り “確実に影響はあった”ということです。そして、その資金がどこに向かうのか?ということに関しては、やはり誰もが考える高配当の大型銘柄(日本を代表する企業)は当然として、グロース市場にも少しの資金が向かうだけで十分な影響はあります。これで「新NISAで高配当・グロース上昇」は想定通りということなのですが、実際に私の年末時点=年越しのポジションがどうだったのかと言いますと・・・ 当初は『年内安くなったところで買い』と言っていたわけです。しかし、年内に大きく下げる場面が特になかったため、確かに「高配当・グロース買い」ではあるのですが、ポジション全体の規模としてはあまり増やせませんでした。なかなかタイミングが合わず、予定していた半分程度の買いで留まったという感じです。そして、基本的には “年末年始に円安”と考えていたため、円安で下がるような銘柄は年内最終日に外しました。
さて、問題となる「想定外」はここからです。一番の想定外だったのは、年末年始の米国株下落・・・特に半導体の下落です。
『年末年始に円安(ドル高)に振れることがあれば、そこが米国株の押し目となり買い場だと考えます』と事前に書いていたように、もともと円安は想定していたからこそ、米国株も少しは下がることは想定していました。ところが、半導体が完全に崩れて、連日続落する展開までは考えていませんでした。(=米国株指数を少しロングしましたが、即ロスカットになりました)
前回更新(12/24)以降の私のポジション推移を説明しますと、まずはゴールド・原油ロングは早い段階でストップにかかって撤退。12/28の新NISA初日に向けては、グロース買いを増やしていきました。ですが、(先ほども書いたように)年末年始に円安展開を想定していたのでリスクを考えてグロースを減らし、“円安で上がる大型株がメイン” で年を越しました。しかし、その中には大型の半導体銘柄もいくつか含まれていたのです。そして、年末の米国株下落、さらには震災の影響もあったのでしょう、大発会の日本市場は大きく下落からのスタートとなり、持ち越した買いポジションの大半が寄りでロスカットとなりました。その日の値下がりランキングの上位に半導体銘柄が並んでいたことでもわかるように、半導体の買いが足を引っ張ったことは言うまでもありません。大型株であれば円安で上がると思ってのポジション構成だったのに、これは想定外。いきなりのマイナスから新年がスタートしました。ただ、最初にポジションの大部分がなくなってしまったことで、そこからは強い銘柄を次々に買っていくことにしました。それが「高配当とグロース」になります。たまたま運が良かったことに、一番資金を入れていた銘柄が10%近い上昇になったり、半導体でもストップにかからなかったソシオネクストが大きく上昇、その後は日本市場が強く反発したことで含み益を伸ばすことができ、結果的にはなんとか新年初日をプラスで終えることができました。
この相場状況を見ていて感じたのは、「昨年とは逆」ということでした。これまで何度も書いてきたことですが、昨年は “一部の銘柄セクターだけ”で押し上げたような時期が多かったです。例えば、日経平均が上がっていても実際には多くの銘柄が下がっていて、半導体のような一部の銘柄だけ上がったりしました。(=半導体が上がることで日経平均自体は上がるけれども、多くの銘柄が下がる) その逆ということはつまり、「半導体が下げることで日経平均自体は下がるけれども、多くの銘柄が上がる」ということです。本来であれば、(一部だけ上がるよりも)こちらの方が健全で理想の相場だと言えるのではないでしょうか。ということで、もし半導体の下げさえなければ、普通に強い相場だったようにも思えます。ですので、「(新NISA買いが入って)年始から上昇」という考えも、必ずしも間違いではなかったのではないでしょうか。
・・・こうして、明らかに新NISAの強い買いが入った大発会1/4は終了。そして、その翌日1/5には新NISA買いの影響も落ちる&円安ということで、グロースのポジションを減らすことにしました。さらに、その夜の雇用統計に向けての需給判断では「やや下」となったため、売りポジションを少し増やしてこの週末を迎えています。
以上のように、この2週間の中でかなり銘柄を入れ替えて対応していたことになります。株価指数のトレードでも、ロングもショートもしていてプラス収支にできています。(※例えば、1/2にはCFDが取引可能だったので日経をロングして利確しました)
途中経過の説明は省いて(細かいことは忘れたこともあり)、現在の保有ポジションを見てみると、商社・鉄鋼・メガバンクなどの高配当や円安銘柄などが残っています。一方で、一部の半導体やグロースをショートしています。(※それでも買いの方が断然多いです。持ち株の1つでTOKYOBASEの月次が良くてPTSで上がっています)
週明けの月曜だけ先物の祝日取引ができないこともあって多少警戒しており、金曜ナイトの雇用統計で上げたところで日経先物ショートを入れました。このショートに関しては “月曜限定のヘッジ”のつもりなので、火曜の寄りで手仕舞いすると思います。(その他、同様のタイミングでゴールドをロングしたり、146円からのドル円ショートをして利確など)
さて、さすがに年末年始はいろいろありましたので、振り返りだけで長い説明になりました・・・
それでは、ここからどう考えるかですが、この週末の現時点では「やや下」という目線ですが、これはあくまで月曜(祝日)を見越してのものです。つまり、“三連休に限っては” リスク警戒なのですが、連休明けから円安も落ち着けばリスクオンになると想定しています。
というのも、年末年始の米国株の下落が、ちょうど良い調整になったと思うのです。正直、それがなければまた話は違っていたのですが、ここで調整があったことで「直近の三連休明けからは買っていける展開」になりそうです。為替(=円安)も当初想定していた目標値まで上がったので一旦落ち着くと思いますし、そうなれば米国株もグロースも買えることになり、日経平均も仮想通貨も上がると見ています。(=このタイミングになって、ようやく久しぶりに米国株を買えます。長らく調整するのを待っていました)
ということで、“1月中旬まではこのようなリスクオンの展開” を考えます。以前より『日経平均34500円を目指す』と書いてきましたが、(想定外のイベントが続いたので)当初の想定よりは若干弱くはなったとはいえ、それでもまだ「34000円を超える可能性あり」と見ています。完全に下目線(売りメイン)に移行するのは、その後で考えることにします。(=2月SQ・3月SQ値は、今よりも下を想定) 年末年始はそこまで強い買いポジションを取れませんでしたが、この三連休明け(火曜)からは積極的に買いを増やし、今週・来週はそのまま買い継続できることを期待しています。
・・・以上。冒頭にも書いたように、2024年早々にたくさんのことが起こりすぎました。しかし、今年から来年にかけてはそのような時期なのだと思います。昨年、コロナが終わって浮かれているような人たちを見ていて、私には “違和感”しか感じませんでした。私からすれば、むしろ “ここからが本番”のような感覚だったからです。
ただし、相場に関しては年始のメルマガで書いたように、「景気が悪くなったとしても、金利さえ落ち着けば買っていける」ということで、「実体経済と株価は切り離して考える」というのは重要なポイントです。
ちなみに、年末年始に時間があったので、私自身の昨年の取引履歴を抽出して分析していました。昨年の私の利益は、半導体と銀行セクターが大きく、それに次いでエネルギー関連が大きかったです。このことから考察できるのは、昨年は “一部のセクターだけで牽引する局面”が多かったことで、必然的にテーマが偏ってしまったのだと思います。(=銀行しか上がらない、半導体しか上がらない、電力エネルギーしか上がらない というような場面があり、その時にはそれらを買う以外に利益を出す手段がありませんでした。だからこそ利益となるセクターが偏ってしまったということです)
この一連の流れが「逆になる展開」になるのであれば、今後は(一部ではなく)幅広い銘柄が上がることになります。つまり、日経平均(大型株)が下がったとしても、幅広く小型株が買えるのであれば、トレードでの利益は出しやすいと思うのです。このように、今年は円安ドル高が落ち着くことで、これまでとは違った相場展開に期待したいです。(注※ドル円は短期的には148円付近まで戻す可能性はあります)
そして、今年の私のトレードの課題としては、「自信のある銘柄には大きくベットしたい」と思っています。上記の説明内でも “年末に一番資金を入れた銘柄が10%近く上昇” と書きましたが、他の銘柄よりも資金を入れたのは、もちろんそれだけ自信があったからです。しかし、一番資金を入れたと言っても せいぜい2-3倍にしただけなので、もっと大きく入れても良かったと思っています。ちょうど1年前の年始になりますが、「日本製鉄に全財産入れてもいいくらい(自信がある)」と書いたタイミングがありました。振り返って確認してみると、まさにそこが初動の起点となって1年間上昇が続いたわけですが、このような明確な取引チャンスというのは、見ればわかります。めったにあるわけではなく年に数回あるかないか程度かもしれませんが、もし今後そのようなタイミングがあれば、次は大きくベットしたいと思います。逆に、当たり前のことですが、方向感がわからない時にはロットを小さくするのは当然です。
何が言いたいのかというと、“どれだけ大きな資金があったとしても、いつでも全力でトレードできるわけではない” ということです。無理なトレードをしたところで、資金が大きければその分リスクも増すだけです。私も投資経験が長くなってきたこともあり、「確実だと思えるタイミングでは、分散ではなく集中投資で良い」と思えるようになりました。初心者の段階では小さい資金から少しずつ引き上げていくべきですが、投資戦略全体の資金効率を考えれば、“選択と集中” は大事な戦略だと改めて考え直しました。
今年は、昨年よりも良い投資タイミングが増えることを期待したいと思います。景気後退が確定したとしても、市場のどこかにマネーは向かい、そこには何らかのバブルが発生するものです。
年内最後の週となりました。海外投資家もクリスマス休暇で薄商いになります。先週から徐々に上目線になりながらも、本格的に買いたいのを我慢して待っていたのですが、ようやく今週が私にとっての“買い場”で、ここからの掉尾の一振、年明けの上昇に期待しています。(ここまで需給が上向きでも入らなかったのは、リスクリワードが合わなかったからです。週明けに下げれば、そのタイミングで買います)
先週の日本株に関しては、「日銀会合後の動きが例外でイレギュラー」と考えるとわかりやすいです。日銀会合の時点での需給は、あくまでニュートラルでした。にも関わらず、会合の後に急激な円安・・・ここはさすがに私も「買い」を入れることになりました。(※ちなみにこれは予測できず、事前に方向を当てるのはギャンブルでしかありません) ですが、もともとの需給はニュートラルだったわけなので、“上がっても すぐに下がる” ということが想定できました。
あまりポジションを増やしたくなかったこともあり、先週の私の買いは「レーザーテック・信越化学・川崎汽船」の3銘柄が中心。それ以外は日経先物で対応することにして、普段より大きいロットで「ロング→その後ドテンショート」。日銀会合後のこの往復だけで1000円幅くらい取れた気がします。これが先週の一番のトレード利益でした。
そして、為替に関してですが、先週は『143円あたりから中長期の円高に向けたドル円ショートを狙いたい』と書いていたのですが、会合後の円安の動きで、軌道が変わることになりました。それでも円高(ドル円ショート)は狙っていたので、19日(火)に上ヒゲをつけたところでショートで入りました。ただ、当初の想定とは違っている展開なので深追いはせず、早めに利確。ドル円は少し触りにくい形になったので(マイナススワップも大きい)、それよりもゴールド(と原油)を考えることにしました。
ゴールドに関しては前回、『長期的には少しずつ値を戻していくと見ています。(買うかもしれません)』と書いていたのですが、為替が触りにくくなったこともあって買うことにしました。長期目線なので大きなロットで買い。また、同じタイミングで原油もロング。今後、一部利確したりもすると思いますが、ドルが弱い間は買い目線で長期継続します。
(※ドル円は、前回書いたように140円割れ付近を直近の目標に考えます。ただ、これから数年という長期間であれば「ドル円100円付近」まで下げる軌道シナリオが出てきています。円安シナリオが完全になくなったわけではないのですが、今後メインとなる可能性が高いのは「長期円高(ドル安)シナリオ」になります。このように日本円が上がるのであれば、今後は必ずしもインフレとは言えないでしょう)
あとは前回600万円割れで追加買いをしたビットコインについてですが、少し軌道が崩れていたこともあって、ETF関連のニュースで吹き上げたタイミングで一度全部利確してしまいました。“乱高下しながら年明けまで上昇”という考えに変更はないのですが、少し荒れそうなので、改めて年内の安くなったところで拾い直します。
ざっと書きましたが、以上がトレード履歴となります。タイミング判断がうまくいったので特に問題もありません。現在の日本株ポジションは売り買い同程度。グロースで下がり続けている銘柄はまだ多いですし、不動産やREITが下がっているのは気になります。「三井E&S」を少し買い保有しているのですが、PTSで11%上がっているようです。日本株以外では、先ほど書いたようにゴールド・原油買い(どちらもロット大きめ)となります。
そして、ここからの戦略としては、今週だけではなく年明けまでを考えなければいけないわけですが、ここははっきり「買い」。閑散相場で下がりやすいので、今週下げる場面があれば全力で買っていきます。そして、年明けには「日経34500円を目指す」というイメージです。(その後は下落想定)
(※一応書いておきますが、米国株でフェデックスの決算後の急落が気になります。昨年フェデックスショックがあったように、景気を先取りする面があるからです。ただ、ここからは景気後退だから株価下落ではなく、景気後退になれば今後の利上げはないということになって “株価が先に上がり始める”という展開も考えなければいけません。見るべきは実体経済ではなく金利の動きです)
・・・特に書くこともありませんので、今回は以上となります。また、年明けとなる次週も1/4・1/5の2日間だけで何も書くことがありませんので、「次回更新は1/7(日)」にしたいと思います。おそらく、そのあたりから下目線になると思うのですが、まずは今週しっかり買いを仕込んで、年始の上昇には乗りたいところです。新NISAによる資金流入に期待しています。
(注※ この下目線というのは日経平均の話です。円高(ドル安)になった場合、日経平均は下がっても米国株やグロースは“買い”で考えますので誤解のないようにお願いします。もし年末年始に円安(ドル高)に振れることがあれば、そこが米国株の押し目となり買い場だと考えます)
そして、「2024年の相場展望」に関しては、新年のメルマガでまとめてお伝えします。未登録の方はぜひ登録しておいて下さい。数ヶ月前の見立てからまったく変わっており、今後の長期運用にも影響する “大きなシナリオ変更”をお伝えすることになりそうです。
それでは、今年も1年間、毎週途切れることなく継続することができました。私の個人的な相場観・投資戦略ではありますが、読んで頂ける方がいるから続けることができます。今年もお世話になりました。皆様、良い年をお迎え下さい。
前回このように書いていました→
『日本株に関しては金曜の引け時点では「上目線」ということだったのですが、翌朝にナイトの結果を確認すると32500円までは上昇したようです。ここまで戻したのであれば週明けには上昇スタートになりそうで、そうなれば 、その後から “売り”を考える流れになりそうです』・・・
実際に、週明けは大きくギャップアップからのスタートとなりました。(=前週終値32307円で翌週始値32665円) 売られ続けて下落が止まらなかった前週金曜の時点で、需給を見て「買い」にこだわっていたのは正解だったということです。持ち越していた先物買いのポジションは、節目になっていた日経33100円で指値を入れておいたところで利確・・・すると、その後はというと、大きく下げに転じることになりました。この「33000円を超えると下落」というパターンは先週何度も繰り返すことになり、結局、私の先週を通しての印象としては「上がらないし下がらない」ということで “何もしようがない1週間”でした。(=大きく上がるならショート・下がるならロングを入れたいのに、その水準まで動かないということ。私の経験上、このような相場で無理に取引しても良いことがありません) オプションも変化せず先物だけで上下という感じでしたし、方向感がないのでポジションを大きく落としてほとんど様子見(=小さく打診買い程度)になっていました。あと、IPOを見ていてもひどい値動きでした。
そんな週だったので、トレード履歴として書くことも特にありません。(ポジション自体が小さいため、利益も損失も大したことがありません) そして、「そう言えば、最近しばらくグロースを買っていません」・・ということを書こうと思っていたところ、金曜には少し買う展開になりました。(グロース先物も一時的に買いました) 確認してみると、12月に入ってからずっとグロースは下げ続けていたようです。どうりで、最近の買える候補銘柄が大型株ばかりだったわけです。逆に、空売り銘柄にはグロースが結構含まれており、パーフェクトオーダーで下げているのを“売りホールド”していた銘柄も多かったです。(その一部が金曜で手仕舞いになりましたが、それでもまだ売り継続で残っているものがあります。グロースだから上がるというわけでもないのでしょう)
・・・ここまでが金曜引け時点の話です。その時点でこの文章を書き始めていたのですが、ナイトに入ったところで変化がありました。明らかに下への方向感が出てきたので、夕方頃に日経先物をショート。夜間さらに下げたのを見て追加ショートしました。
先に現在のポジションを書いておきますと、全体はかなり縮小しつつも、日本株は売り買い同程度。ただ、先ほど書いたように先物で大きくショートしたので、全体としては売り長となります。もともと先週は『売りを考える』と書いていた通り、前回更新時よりは売りの方を増やして終えたということになります。あとは、前回『ビットコインは一旦下がると見て ある程度利食いしたのですが、下がればまた追加買いします』と書いていました。実際に狙っていた水準(600万円割れ)まで下がったので、そこで再度大きく買いました。上がればまた追加分は手仕舞いして、下がれば再度買い・・ということをすると思います。ビットコインは、このように上下しながら年内は上がるという考えです。(=トランアングルを作って上抜け) 下落転換を考えるのは年明けで良いと思います。
さて、先週の動きで書かなければいけないのが、FOMC後の円高(ドル安)と米国株のことです。これがはっきり言えば想定外であり、今後の大きなシナリオ変更にもなるかもしれません。というのも、私が一貫して言い続けていたのが「米国株の崩落」というシナリオだったからです。しかし、現時点で言えば、そのシナリオはほぼ消滅することになりました。
前回、『週明けからは米国市場を中心に下目線で、株は売り戦略(ビットコイン・ドル円は買い)にしていきます』と書いていたわけですが、ここで想定していた展開になっていません。ダウでもナスダックでも、下がるなら売りたいのに下がらないまま上がり続け、ついには高値を超えて、むしろ “買いたくなる形”にもなってきました。(少なくとも何度も33000円で跳ね返される日経よりは買えます) ただ、実際に買うにはまだ日柄的に早いので、今週いっぱいは待つつもりです。今週の展開で、これが間違いのない動きなのかを見極めて「来週から買い」ということにします。(※場合によっては金曜引けで買う可能性も)
この解説をするにはドル円で説明するのが良さそうです。前回は“145円から上がる”と考えていたので、ドル円ロングを狙うという考えでした。そして、実際に月曜にはロングで入りました。それを146円超えたところで利確。その後は指標が続くため、念のためポジションを外しておきました。その後、私はどちらかと言うと「ドル上昇・米国株下落」という展開を待っていたのですが・・・ なんと 逆に動くことになりました。そうなると何も手を出せません。先ほどの日本株とは違った理由で、想定通りではないので “何もしようがない”という状況でした。(※ただ、金曜がゴトー日で変動があったので一時的にドル円ショートして、これは大きな利益になりました)
私が当初想定していたシナリオでは「先週はドル円上昇、今週から下落開始」と考えていたので、今回のドル円(米金利)の動きは判断が難しいです。米国株の動きも含めて よくわからなくなっている部分もあるのですが、一応、当初の予定通りに今週は「143円あたりから中長期の円高に向けたドル円ショート」を狙いたいと思います。本来であれば “150円近くまで上がってから130円を目標としたショート” をしたかったのですが、この位置から下がるのであれば140円割れあたり(139円台)が目標になるかもしれません。それでもやってみる価値はあるので検討します。なお、まだ上昇シナリオが完全否定されたわけではないのでストップは必須です。
(ちなみに現在のドル円の想定為替レートが139.97円とのことです。そして、企業は130円でも業績達成が十分可能のようなので、この水準であれば為替は悪材料になりません。株を買う場合、そこまで為替リスクを考えなくて良いということです)
さて、話を戻して、米国株に関しては想定外の動きだということです。決して弱くはなく、十分に強いことはわかりました。半導体も間違いなく強いです。メインシナリオが否定されたことで別のシナリオに変わったので、来週からは再度「買う」と思います。しかし、今週だけはもう少し見極めが必要だと思っています。というのも、今の上昇に関して、1つ考えられるのが “ショートカバー”だということ。年末はタックスロス・セリングということで確定売りが出るわけですが、それは買いポジションならもちろん売ることで損失確定。しかし、売りポジションの場合は買い戻しすることで損失確定・・となる可能性もあり、歴史的高値圏にあった米国株の場合は、買いよりも売りポジションの方が多かったことも考えられます。根拠のない考えかもしれませんが、このような “売りポジション解消によるショートカバー”はあり得るのではないでしょうか。それ以外にも “アメリカSQに向けた動き” というのもありますし、以上のような意味で、今回の上昇が一時的な動きである可能性も残っており、念のため今週に関しては様子見します。 正直なことを言うと、「今週下がった方が来週から買いやすく、もし今週も上がる場合にはシナリオと合致しないので手を出しにくい」というのが本音です。
(※今ここで下がらないのであれば、年明けの下落が大きくなるのかもしれませんが・・・。ちなみに、タックスロス・セリングのことですが、日本市場においての海外の売りは先週で終わりということになります。だから金曜にグロースが上げ始めたのも関係あるのかもしれません。あと、私はFOMCでの利下げの話は考慮していません。何かあればすぐ変わることだからです。私はあくまで実際の軌道や相関を見た上での考察をしています)
・・・というわけで、まとめると、前週から持ち越しの買いポジションを解消した後は、ほとんど動きがないので静観していた1週間。多少ドル円を触ったくらいで、大きなトレードというと、600万円割れでビットコインを追加買いしたことと、金曜ナイトで日経先物を大きくショートしたことくらいでしょうか。あとはお試し程度の小さいロットなのですが、金曜ナイトでゴールドのショートが約定していました。一時的にドル(米金利)が上がったからなのだと思いますが、おそらくこれは数日で手仕舞いになりそうです。日銀会合がきっかけになるかわかりませんが、その後どちらかと言えば円高(ドル安)になるとすればゴールドは上昇でしょうか。すぐには上がりにくいと思いますが、長期的には少しずつ値を戻していくと見ています。(買うかもしれません)
現在の日本株の保有ポジションも全体的にはかなり縮小していて、売り買いは同程度。売りも買いも、大型株ではなく小型株中心。気になるところでは、10月には買いで持ち続けた吉野家・ゼンショーが、今は長期線も割っていて売りで持っています。それだけ相場が変わったということでしょう。臨機応変に合わせるしかありませんが、今後のグロースには期待できそうです。今週だけはまだ下落リスクがあると考えて念のため様子見ですが、来週からは今年最後の「クリスマスラリー」「掉尾の一振」を期待した積極買いをするつもりです。(=今週下がってくれた方が買いやすいのでありがたいです)
最後に、そろそろ1年間のトレードを振り返る時期になり、私も自分の取引履歴を見ながら研究していました。昨年2022年のことを思い返すと、一番もったいない損失が “為替介入”による損失でした。直前まで100万円以上は含み益があったので気にせずそのままにしていると、突然の為替介入で数百万円の損失になって驚いたことがありました。その時、突然の大変動もあり得ると勉強になったので、これを機に「すべてのポジションに必ずストップを入れる」というルールを徹底したのでした。やはり突発的な災害等もあり得ますし、ロシア侵攻の際に損失になったこともありますし、気づいた後に手動決済では遅くなるケースも多々あるので、「常にストップを入れる」というルール作りをしたのは正解でした。確実にカットしたい位置でカットできるのはパフォーマンス面でも良くなりますし、また、結果的に「それによって保有銘柄を増やせる」というメリットもありました。(=ストップさえ入れておけば、たくさん銘柄があっても放置できるため)
しかしながら、今年2023年の履歴を見返して気づいた課題というのが、実は、銘柄を増やすことで決算などの見落としが多く、それが原因でストップ安となるような大損失が目立っていました。確かにストップ高もいくつもありましたが、ストップ安の損失の方が上回っていたかもしれません。ですので、これを回避するだけでも、残る損益が随分と変わってきます。
なので・・・私の来年(というか今後)の改善点というのが、やはり改めて「ポジションを絞ろう」と思いました。これまでは “期待値”だけを考えて 少しでも利幅を取れると思ったものはどんどん売り買いエントリーしていたのですが、より慎重になって絞った方が、無駄なトレードがなくなってパフォーマンスを上げられると判断しました。(=十分に引き付けてからのエントリーにして、エントリーポイントから乖離すれば手を出さないことを徹底)
以前も書きましたが、どんなことでも失敗というのは課題になり、課題というのは今後の改善点になります。皆さんも、これまでのご自身のトレードの中で、良い部分もあれば悪かった部分もあったと思います。その中の悪い部分を改善していけば、投資のパフォーマンスを上げることは可能ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。また来年から難しい相場になると思いますので、うまくトレードできるように引き続き精進していきます。
あと、気になるニュースとして一応書いておきたいことがあるのですが・・・「イオングループで9月に続いて12月から“値下げ”」とのことです。去年も今年も、どれだけの人がインフレ、インフレと騒いでいたでしょうか? noteの記事にも残っていることですが、私が “インフレになる”と言っていたのはコロナ初期の頃のことで、去年から私は「今後はむしろデフレ」だと言っています。はっきり言って、誰もがインフレを言い続けている中で、“デフレ” なんて言っている人は誰もいません。(少なくとも私は知りません) しかし、例えば小麦価格は数年間上昇した分はすでに全戻ししていますし、原油価格も昨年後半から下落。そして為替も円高になれば、どう考えてもインフレなどではなく、それを言うなら “むしろデフレ” と言ってきた意味も伝わると思います。そして、これだけ「マーケットが逆転していること」を理解して、今後の投資戦略を考えなければいけません。今目の前の物価が上がってるからインフレだと単純に考えるのではなく、次にどうなるかを察知して先に動かなければ投資で利益を得ることはできません。ニュースではなく実際のマーケットを見るから先に気づくこともあるので、だからこそ私はいつも「ニュースを見ても役に立たない。マーケットを見るべき」だと言っています。マーケットを見ていない人の意見は、何の参考にもならないのです。(そのような意見は “逆指標”として見れば良いでしょう)
そして・・・「ドル建て日経平均は高値更新」ということで、いよいよ日本市場への資金の流れが変わるということも実感して頂けるのではないでしょうか。もちろん新NISAによる資金流入もあります。金や米国株に関しては、数値上では上がると思うのですが、為替でマイナスになれば投資妙味が下がります。日本人にとっては投資のやり方を変えるべきタイミングだということです。
メジャーSQを通過しましたが、「SQ週」の想定を超える とんでもない相場でした・・・私の過去の投資経験の中でもトップクラスに激しい値動きで、十分に “◯◯ショック”に近いものがあると感じました。これをお読みの皆さんは大丈夫でしょうか?
先週末の時点での私のポジションは「ナスダックショート、ビットコインロング、日本株は売り多め」でした。まずは何と言ってもビットコインの急騰! “年内の仮想通貨は強い”というのは先月からずっと言ってきたことです。そして、日本株の方は下落スタート、ナスダックも下落して、完璧な展開でした。他にも「原油は下目線、ゴールドは上目線」と言っていましたので、こちらも正解。想定通りにシナリオが噛み合っていました。週の前半までは・・・
振り返ると、日経平均は「月火↓水↑」でしたが、ちょうど火曜から水曜に変わるポイントで売りから買いポジションにシフトしました。良い押し目になっていた銘柄がたくさんあったので、次々に買っていくと かなり大きい買いポジションになりました。水曜には大幅上昇したので、予定通りの動き。“下と上の節目を両方回収”ということで、「いつものSQらしい1週間でした」と、このnoteで書くつもりでした・・・ そうです。私のイメージでは、あくまで先週は「一旦下げた後にSQに向けた上昇で終わる」という想定だったのです。しかし、木曜になってから急落。それでも、私の中では“SQに向けた上昇”という考えでしたので、買いポジションの半分がストップにかかった後、再度 買い直し。しかし、木曜ナイトと金曜ザラ場でさらに急落ということで、久しぶりに「逆に張って失敗」という結果になりました。もちろんビットコイン等は順調なので全体で見ればそこまで手痛いわけでもないのですが、日本株のトレードだけを見れば、普通に「大負け」の1週間。9・10・11月と(細かいことを除けば)大部分がうまくいっていたので、こんな大負けはいつ以来なのか思い出せないくらい久しぶりの失敗でした。 (大口同士の綱引きが激しく、オプションも急な動きでした。私もコール・プット両方使って対応し、オプションでは少し利益で終えています)
ただ、それでも、その時点の手口からは日経32000円を割ることは考えにくく、需給読みでは確実に「上」という判断なのです。通常であれば、これだけ急落して週の最終日、さらに夜には指標発表、政界でも不安材料・・となると、多くの人は買いを控えそうです。だからこそ “むしろここは買うべき”と判断して、買っていこうと思ったわけですが、どの銘柄からも資金が抜けるかのように売りが降ってきて下落し、買えそうな形をしている銘柄がほとんどありませんでした。一つだけ半導体銘柄で買えそうなもの(ラインで反発して下ヒゲ)があったので、そこに資金を大きく投じました。(※本当はレーザーテックをメインにしたかったのですが、微妙な動きで判断が難しかったので 引けまでに大部分を手仕舞いしました)
買っても買ってもストップにかかるため、ポジション全体が小さくなり、最終的には「銀行や保険」くらいしか残りませんでした。(電力・エネルギーも残っていたのですが、なかなか上がらないので手動で手仕舞いしてしまいました) 逆に、売りポジションが増えることになりました。(前回例に挙げた「資生堂」はまだ売り保有しているのですが、いつまでどこまで下がるのでしょうか…)
ということで、買いたいのに買いポジションが残らなかったため、引け後に日経先物で大きくロングすることにしました。いざとなれば雇用統計後の時間帯でも撤退できる ということもあってです。
・・・以上のように、日本株に関しては金曜の引け時点では「上目線」ということだったのですが、翌朝にナイトの結果を確認すると32500円までは上昇したようです。ここまで戻したのであれば週明けには上昇スタートなりそうで、そうなれば 、その後から “売り”を考える流れになりそうです。
その他、この流れで書いておきますと、ナスダックのショートは火曜の下げで利確しており、その後、金曜にダウのショートを持っていたのですが、雇用統計後の動きで逆に動いたのでロスカットしました。ゴールドは週の最初にロングして、上がったところで長い上ヒゲをつけたのでドテンショート。微益撤退して今はノーポジションです。原油は下目線なので売りで入っていたのですが、なかなか落ちないのでロスカット。引き続き、原油は売りを狙っていきます。
さて、この急落の要因は「円高」です。ドル円に関しては、以前からこのように書いていました→『ドル円は145円付近(144円?)までは下がる可能性あり。それ以上下がるのは 一度上がった後でしょう』
ということで、144-145円がいずれ到達を意識していた水準です。しかし、その水準に至るまでの軌道シナリオが複数存在して判断が難しかったため、先週の為替は触るつもりがありませんでした。ですので、今回の急激な円高タイミングでのトレードはしていません。(※細かいことを言えば EAの自動取引で少し取れていたようでが、それはここでは除外することにします)
この下落よりも、下がった後の “円安方向への反発”の方が取りやすいと考えていたので、今週はそれを狙います。正直、このまま140円を割る展開になってしまうと その先の軌道が読めなかったのですが、ちょうど起点となる「145円」にぴったり戻ってきたので、ここからであれば予定通りのシナリオを立てることができます。まずは今週は「円安方向へのロング」を検討。それがどこまでになるのかは実際の動きを見なければわかりませんが、その次に「円高方向に動く時に中長期のショート」を狙いたいです。(←以前書きましたが、長期で見た場合には “12月がドル円の天井”となり、来年以降は円高進行という想定です)
・・・という話からわかるように、ここからまずは「円安ドル高」を考えています。それはつまり、金利上昇で「米国株の下落」を意味します。
時間軸が異なるので伝わりにくいですが、12月相場に関しては最初から一貫して“下落想定”です。それでも、為替の影響で日本株は一時的に優位になるタイミングがあると考え、それが今だと考えています。
12月相場のイメージについては「11/27」に全部書いていますので、そのまま引用します→
『とりあえず “今週(注釈:先々週のこと)の戦略”で書くのであれば、上がった後は「売り戦略」がメイン。そして、もし買うとすれば「金・ビットコイン」ということで、ちょうど “10月後半と同じ雰囲気になる” と考えています。その時期に上がっていた銘柄であれば買っても良いのかもしれませんが、それでも半導体は弱くなるのかもしれませんし、やはり素直に “株売り”に優位性がある気がします。逆に「株↓ビットコイン↑」ということで、ビットコインは強気買いしていきます。以前 “11月安値で買い”と言っていたのですが、そこまで下がらなそうなので、今のレンジの低い水準からは買おうと思います。そして、年内のビットコインは今年の最高値を超えて上昇するというイメージです。(=そうなれば来年から下落)
中期的な話をすれば、次の株の買い場は12月中旬あたりで考えています。クリスマスを過ぎればヘッジファンドが来年の相場に向けての買いを入れ始めるので、それに向けてです。(=クリスマス「後」に上がるのがクリスマスラリーです。前ではありません) また、日本株は年が明ければ新NISAも含めた買いが入るので、その前には(年内に)十分に買いを仕込みたいです。(→年明けは、個人の買いが一通り入った段階で「売り」を考えます)』
以上の引用で書いたように、基本的には「株↓金・ビットコイン↑(原油は↓)」というのが当初から想定している流れです。ただし、その中でも日本株は上がる場面があるだろうから “その時だけは買いたい”という話で、それが先週のメジャーSQの流れでした。(=SQで乱高下が予想できるので、下がったところからの反発を買うということ)
実際には想定を超えるひどい値動きだったわけですが、何とか金曜でメジャーSQを通過し、雇用統計も終わりました。先ほども書きましたが、これで週明けにリバウンドすれば 再度「下目線を再開」することにして、ここからは「米国株の崩落待ち」となります。(=ドル円はロング。日本株は銘柄次第ですが、連れ安に注意) そして、ここが今株を買っている人にとっての最後の逃げ場になると考えています。実際に下落が始まれば、あとは上の引用で書いていた通り、“クリスマス付近が買い場になる”と見ています。今週に関して言えば、ここから買っていくよりは (上がってからの)売りを考えるタイミングだということです。(※例えばチャートを上下反転して考えればいいと思うのです。どちらに期待値を取れるでしょうか)
・・・さて、先週を振り返りながら、ここまで一気に書いてみましたが、改めて考えても 大変な相場でした。“SQで上目線”という考えがなければ、私もポジションを取らずに静観していたと思いますし、基本はそうすべきだと思います。(雇用統計が終わって、週が明けてから対応するのが 本来は正解でしょう)
続いて、ここからは仮想通貨(ビットコイン)のことでも書いておきます。
仮想通貨の上昇に関して、考えるべきは「株と逆相関」ということです。逆に、これ以外のことは 上げ下げの理由として考える必要がありません。どうしても仮想通貨を取引している人というのは、マーケットの知識がない人が多いです。(=普通に知識があれば、仮想通貨ではなく株を取引しているため) そのため 仕方がないのかもしれませんが、仮想通貨に関する解説の多くは、マーケットを無視した的外れな意見ばかりです。
とりあえず、以下は「11/12」の引用です。1ヶ月前の時点で、このように説明しています→
『ここで、とりあえずビットコイン(仮想通貨)のことを書くことにします。前々から言い続けているように、「ビットコインは株と逆相関」というのが重要なポイントです。それを踏まえれば、ビットコインや仮想通貨自体を考えるよりも “株の動き”を考えることの方が大事です。(細かい動きは無視して)大まかには「株↑ビットコイン↓」か「株↓ビットコイン↑」かどちらかを考えるということです。(※もし株も仮想通貨も上がる時があれば、普通に株を買えば良いと思います)
前回、ビットコインを買うとすれば「11月の安値(=株は高値時)」だと言いました。日本株の方は先に下がりそうなのでややこしいのですが、ナスダックに関しては今回上抜けしたので、もう少し上昇が続くと思います。(※後で解説します) その株の上昇時にビットコインは反対に下がって安値を付けると思うので、そこがビットコインの買い場。その後は「年内の仮想通貨は強い」と見ており、そこからの上昇波動では買いによる利益を出せると思います。逆に言えば、年内の高値でしっかり利確しておかないと、年明けからはビットコインは下落波動に入ると思います。(=年末がドテンショートするタイミング?)
要するに、11月のどこかで株が天井(ビットコインは安値)を付ける。そうなれば、年内は「株↓ビットコイン↑」ということです。(※年明けからは、ビットコインだけが下落というよりも、マーケット全体が弱くなりそうです) 思い返せば、昨年の暮れには仮想通貨は下落していました。その時には私もビットコインをショートしていることを伝えていましたが、年明け(つまり今年)から “ビットコインは買い”だと言いました。実際に そこから仮想通貨は上昇したわけですが、今年に関しては「昨年の反対」をイメージすればわかりやすいと思います。(=2022年末↓2023年↑2024年始↓) “今年の暮れにビットコインが上昇すれば、年明け(2024年)からは下落”ということです。』
以上が、1ヶ月前(11/12)の見立てでした。当初の予定では 11月に「株↑ビットコイン↓」となってビットコインが下がる想定だったのですが、下がるはずなのに下がらないということは、“それだけ強い”ということになります。ですので “その後は急騰することになる”と考え、当然 “年初来高値も更新する”と見て、そのことを何度も書いてきました。
以前アンケートを取ったところ、私の読者の方には、仮想通貨を取引している人は少ないようです。それだけ他の投資の知識があるということだと思うのですが、もちろん無理に取引する必要はありません。やはり何度も言うように “不利な投資”にはなるからです。今後の税制改正はわかりませんが、それは置いておいたとしても、そもそもが「1年で半値になる投資対象」なのです。それを理解すれば 資産の大半を入れてはいけないのは当然ですし、下落に転じれば必ず利確・損切りもしなければいけません。
「含み益は幻」「利確して(税金も差し引いて)初めてあなたの利益」というのは投資の基本となる考え方です。例えば、「持っていた銘柄が2倍になっても、そこで利確せず戻ってしまえばゼロ。さらに下がることになれば、結局 (途中で倍になっていても)その投資ではマイナスだった」ということです。だからよく言われるように、“利確は正義” なのです。
これは、すべての投資で言えることです。何十年でも投資の世界で生き残るために、一番最初に学ぶべきが「バブル」だと言ってきました。今はまさに “歴史的な転換点”で、何十年という超長期で続いたバブルが終わろうとするタイミングだと私は見ています。低金利でお金の価値が下がり続ける時代であれば、どんな投資でも資産を増やすのは比較的容易なのですが、それが逆転すれば、ほとんどの投資で資産を失うことになります。(=あらゆる金融商品が下がるため) これまでの投資の成功方法は、すべて過去のものだということです。長期で持ち続けて価値が上昇した資産でも、“利確”しなければ下がることになるのです。
昔、「金持ち父さん貧乏父さん」という本がありました。この本の内容は作り話で “実話ではない”ということは有名な話ですが、そもそもその本に書かれたような内容で投資で成功することはできません。それは海外の一定の前提条件を満たした場合の事例だからです。(だからなのかわかりませんが、プロ投資家の間では この本の著者に対しては否定的な意見が多く、「実際の投資では失敗している」という話も聞いたことがあります) 資産構築の考え方の基礎としては良いのかもしれませんが、本当の意味で通用する “正しい投資”を学ぶことはできないと思います。
ここで私が何を言いたいのかというと、「上がり続けるものはない」ということです。“買うだけ” なら誰でもできるからこそ、誰もがそれでうまくいくはずがありません。利確・損切りしない投資は、やってはいけません。資産を守るために損切りは必要不可欠で、上がる・下がると信じている時点で、その投資は正しくないのです。その時々での正解を選択し続けないと、いつか “バブル崩壊”で資産を失う結果になるということです。
このような (ある意味最悪の)タイミングで、日本ではこれから「新NISA」が始まることの意味を考えなければいけません。金融の歴史において、いつの時代も食い物にされていたのが日本と日本人。日本は常に“金融の犠牲”となるポジションなのだから、うまい話が来るはずがないのです。おそらく、これからは「普通に投資をすれば資産を失う時代になる」ということなのだと、私は考えています。
(※ただし、それでも当面は日本市場には期待していますし、投資の知識・トレードスキルさえあれば問題ありません。「新NISA対策」については後日メルマガでもお伝えします)
・・・今回は以上となります。一応改めてまとめますと、今の私のポジションは、日本株は一部半導体を中心として銀行・保険などの買いが残っています。売りもそれなりに保有。日経先物を大きくロング、ビットコインロング、という感じです。(=ビットコインは一旦下がると見て ある程度利食いしたのですが、下がればまた追加買いします) そして、週明けからは米国市場を中心に下目線で、株は売り戦略(ビットコイン・ドル円は買い)にしていきます。
(※今のダウの上昇には違和感しかありません…。ゴールドに関しては、あれだけ長い上ヒゲをつけたので誰から見ても天井のサインで、当面は手が出せません。だからこそビットコインの方に資金が向かいます。ビットコインは乱高下しながらも年内は上昇でしょう)
さて、私も久しぶりに損失になった1週間だったので、気持ちを切り替えたいと思います。皆さんはどうでしたか?何か感想でも頂ければいいのですが・・・ そう言えば、以前用意したアンケートフォームがありました。よろしければ こちらからメッセージでも頂ければ嬉しいです。
12月になりました。先週は何も問題なく“理想通りのトレード”ができて満足しています。(前回のように運悪くストップ安のようなこともありません) ただ、前回この場で書いた内容を確認してみると、実際には “予定になかったトレード”をしていたことになるかもしれません。
前回はこのように書いていました→ 『今週大きく上がった後からは逆に「株↓ 金・ビットコイン↑」で考えていくことになります。米国株は手仕舞いして中長期目線でのナスダックのショートを検討します』
確かに、週明けからは「株↓」を考えて売りを増やしていくことになりました。ビットコインはドテン買いしましたし、ナスダックの天井ショートも捉えることができました。先週の日経平均を確認すると “週明け直後から下落”という展開だったので、この戦略で正解だったと言えるのでしょう。ただ、完全に株を下目線で考えていたのかというとそうでもなく、実際には(ナスダックショートを除けば)株は買いの方が大きかったです。というのも、結局は以前と同様に「半導体買い・それ以外売り」のポジションに落ち着いていたからです。いつものレーザーテックを中心に、SCREEN、TOWAなどを大きく買い。というわけで、「まだ半導体を買っていた」というのが実際のところです。
そして、株と同じくらいメインでトレードしていたのが、「ドル円ロング」でした。これは当初考えていなかったことなのですが、今の相場は “為替次第”の部分もあり、それなら素直にドル円を取引した方が期待値が取れると考えました。(※また、株の方は “月末リバランス”もあって難解な動きを繰り返しており、それもあって為替が優位に見えました) 通常より大きなロットで取引して、結果的に十分な利益を出すことができました。今の私は株が中心なので、普段は為替に時間も資金も投じていないのですが、久しぶりにFXで大きな利益になった週でした。
さて、普通にうまくいった週は特に書くこともないので、何を書くか迷うのですが・・・ 以前、今の相場のことをこのように表現したことがあります→
『上目線の人が“ほら、上がったでしょ”と思えば下がる。下目線の人が“ほら、下がったでしょ”と思えば上がる』
これについて少し説明しようと思うのですが、相場の波動というのは、「推進波」と「修正波」の二種類に分かれます。推進波というのは、わかりやすい“トレンド”のことで、やはりそのような局面で取引するのが、トレードとしては簡単であり理想です。(=長期の推進波になると、誰がトレードしても利益を出しやすい相場になります) 一方、そんな推進波もいつまでも続かないので、その次の推進波がやってくるまでの間は「修正波(調整波)」で継続することになります。修正波の形は様々ですが、この修正波の動きを分析することで、次の波動の展開を予測することになります。この修正波の時期は、基本的には “ジグザグで推移”することになるので、どうしてもトレードの難易度は上がります。今の相場はそんな“修正波”で継続中なので 上げ下げを繰り返すことになり、“上がると思ったら下がる・下がると思ったら上がる”ことになるのです。(※面白いことに、このような場面では「相場予想を外す人」が増えます。プロでも判断を間違えやすいのです)
このような相場の特性を理解した上で取引するのは、個々の自由です。私は理解した上で短期でトレードしています。例えば、1週間の間に “円高想定→円安想定”とポジションを切り替えたりします。このように途中でポジションを入れ替えないと(軌道がジグザグなので)資産額が上下することになるからです。(※私にとって “理想のトレード”というのは、毎日少しでもプラスで推移させることです) このような相場では、人によっては損切りが多くなって、なかなか資産を増やせないかもしれません。
ここで何が言いたいのかというと、やはりトレードするのであれば「推進波(トレンド)を狙った方がやりやすい」ということです。わざわざジグザグの難しい局面で投資しなくても、わかりやすいトレンド時に投資をした方が難易度は低くなりますし、結局、トレードが上手い人というのは、その判断(判別)が上手いのです。(※難易度の低いトレード=期待値の高いトレードを狙ってするのが、トレードの上手い人です)
そして、今現在の相場で言うと、日経平均(指数)やドル円の場合はまだしばらく上げ下げを繰り返すことになります。私のように短期で取引しても良いのですが、上げ下げを繰り返す以上、一概に上がる・下がるとは言えません。どうせなら、そのような難しい投資をするのではなく、もっとわかりやすい投資対象(銘柄)を探した方が良いかもしれません。そこで一例を挙げると、今の半導体銘柄であれば上昇トレンドが続いていて取引しやすく、だからこそ私もメインで取引していたということです。そして、これから “わかりやすいトレンド”になりそうなのが、ナスダックの下落だと考えています。そのため、前回更新時点で「ナスダックのショートを狙いたい」と書いていたのです。(※つまり、今は「ここから上がったとしてもトレンドにはならず、下がればトレンドになりやすい」ポイントなのです。だとすれば、売りと買いどちらを狙う方が取引しやすいかは明白です)
12月中旬かクリスマスあたりまでの私の基本戦略は、「ナスダックのショートをメインで持ちながら、日本株やドル円を売ったり買ったりする」ということになりそうです。当初、金・ビットコインも上昇波動になると思っていたのですが、今現在の判断としては、上がるとしても “荒い動き”になりそうで、ずっとホールドし続けるかどうかはわかりません。おそらく途中で利確を入れたり、ロットを増減しながら買いを入れることになる気がします。(※金はそこまで上昇余地がないので、ビットコインの方が期待できます。昨晩(土曜深夜)トライアングルを上に抜けたようです。前々から言っているように、年内のビットコインは強いという想定です)
話を戻しますが、上記の説明で 私が“半導体買い”を続けている理由を理解して頂けるはずです。例えば「レーザーテック」を見れば、高値更新し続けて上昇しているので、途中で売る理由がありません。このような銘柄は何も考えずバイ・アンド・ホールドで良いのです。そして、これが下向きに転じた時にはドテンショートします。これだけ強い上昇トレンドで続いた銘柄は、その後の下落(急落)も明確でわかりやすいからです。(※だからレーザーテックは私にとって相性の良い銘柄で、ロングでもショートでも、これまで一番利益獲得してきた銘柄かもしれません)
反対に、下落トレンドの例も挙げておくと、比較的長くショート保有しているのが「資生堂」です。これはレーザーテックとは逆で、安値更新が続いているので買い戻す理由がないのです。下落の勢いが弱くなれば利確のストップを浅めに変更することにして、ストップにかかった時点でトレード終了となります。(※それ以外にも、下落が続いている銘柄はグロースにたくさんあります。ただ、レーザーテックも資生堂も そろそろ利確時だとは思います)
正しいトレードというのは「上がるものを買って、下がるものを売る」と、こちらでも解説しています。こうしてトレンドに合わせたポジションを持つようにすれば、どんな場面でも (指数の動きがわかりづらくても)資産を増やせることになります。
そして、今後の展開でナスダックがそのような下落トレンドに入ると想定しており、事前の波動分析から、天井の第一候補としていたポイントが16200ドルでした。そこで指値を入れていたところ、ショートが約定しました。その後、実際に下がって、下落がより明確になったと判断したポイントでさらに追加売り。高値を更新するまでは、このままホールドするつもりです。
(※ちなみに、現在 ダウは非常に強く、年初来高値を更新しています。前回、米国指数でロングしていたのはナスダックではなくダウだったわけですが、その判断理由もおわかり頂けると思います。買うならダウ、売るならナスダックということです。ただ、ダウもこれ以上上がるのであれば、そろそろショートしたくなる水準ではあります。長期軌道から考えても、これが “最後の上げ”に見えます。このまま上がり続けるのは難しいのではないでしょうか)
さて、今の私のポジションをまとめると、日本株は「半導体買い・その他売り」ですが、金曜の時点で少し売りを増やしました。ナスダックのショートが一番のメインポジションで、あとはビットコインロングとなります。
(※ドル円ロング・原油ロングも持っていたのですが、金曜夜の時点でロスカットになりました。一応書いておきますと、この “原油ロングの損切り”が 先週一番の損失でした。逆に言えば、それ以外のトレードはほぼうまくいったと思います。なお、この動きを見て「ここからの原油は下目線」に変わりました)
今週は、再び「日本株買い」をしていきます。(=今の売りポジションは減らします) 最近何度も言っていますが、“日本株は相対的に強い” です。為替さえ崩れなければ(米国が下がったとしても)買い判断で大丈夫だと思います。少なくとも年内は買いを中心に考えて、年明けから売りを考えます。
その他、今週は「原油は下目線、ゴールドは上目線」ということで、良いタイミングがあれば入るかもしれません。ドル円や日経平均(指数)に関しては、まだ上げ下げを繰り返すと見ているので、上がる・下がるとは単純に考えない方が良いと思います。
(※ビットコインは年内強い想定。ドル円は145円付近(144円?)までは下がる可能性があると前回書きました。それ以上下がるのは 一度上がった後だと思いますが、いずれにせよ上下しそうなので、その時々で判断するしかありません。
ちなみに、長期の為替相場に関しては この数年続いたような極端な大変動にはならず、ある程度落ち着いてくると思います。そうなれば、そこで期待できるのは「日本株グロース」だと考えています。世界の資金が日本市場に向かうシナリオは十分にあり、これは今になって言うのではなく、コロナ初期の頃から言ってきた展開です。海外の株価が軒並み上がって日本だけが取り残されていた時期に、「日本もいずれ最高値更新は確実」だと言いました。それ以降、何度もその話を繰り返していますが、ダウと日経の数値が逆転するのも時間の問題でしょう。とは言え、“何でも上がる” という意味ではないので誤解のないようにお願いします)
今回は以上ですが、最後に、少し思うことを書いておきます。(※このnoteの最後に書いている「始めた理由・目的」にも関連することです)
私はこのように自分の投資判断や相場観について書いていますが、これが合っているかどうかには固執していません。多くの人は、予測(予想)が合っているかどうかばかり気にしがちです。しかし、もし本当に投資の世界でうまくいきたい・トレードスキルを上げたいのであれば、合っていることよりも間違ったことの方が重要です。なぜかというと、合っていることというのは、特に何も変更することもなく そのままでいいので、今後の課題にはなり得ません。それよりも大事なのは間違って失敗したことの方で、“その失敗の頻度や損失を減らすこと”こそが今後の重要な課題になるからです。(これは人生のどんなことにも当てはまることです) いつでも大事なのは、うまくいったことよりもうまくいかなかったことなのです。
投資の“先生”と呼ばれる人の中には、いかに自分が勝っているか・正しいかにこだわる人がいますが、常に正しく常に勝ち続ける人はいません。負けや過ちを認めることが人間的にも大事なことだと考えているので、だからこそ私は自分の失敗も正確に書き残すようにしています。このnoteは、そんな自分の反省も含めた“トレード履歴”ですので、そのような意識で今後も続けていきます。
うまくいくことばかりではなく、失敗と試行錯誤の繰り返しだからトレードは楽しいのです。もし これが楽しいと思えない人は、こちらで書いたように “暴落待ち” の長期投資だけすれば良いと思います。
前回更新時では「円高想定」のポジションで、短期目線のドル円ショートもしていました。そんな先週は、祝日があったので4営業日のみ。それでも為替が途中で円安に切り替わると想定していたので、そのタイミングでの銘柄入れ替えがあり、トレードとしては忙しい週でした。「グロース買い→ 半導体や大型買い」のように入れ替えた後、金曜引け前には再度「グロース買い」にして週を終えたのですが、どうなるでしょうか。
先週1週間の動きを振り返ると、日経平均は下げて上げてあまり動かず。一方、“グロースは上昇”ということで、前回時点で『グロースが買いで、ナスダックもまだ上がる』と言っていたのは正解でした。ただ、今の現時点ではナスダックではなく「ダウをロング」していたり半導体を一部ショートしていたり、最近なかったポートフォリオになっています。
売ったり買ったりの一週間だったので、どんなトレードをしていたか一言では言えません。前週から持ち越したポジションのうち、ショートは寄りで手仕舞いして、すぐに“ほぼ買いのみ”にした気がします。「円高→円安」のタイミング判断は的確にできたので、自分自身のトレードとしてはほぼ完璧でした。「円高→円安」のタイミングで、ドル円ショートを利確した後にユーロ円ロング。これは自信があったので大きいロットで入り、利益も大きく取れました。(※利確済み) 想定と違ったのは “下目線のビットコインが思ったより下がらない”というくらいで、それ以外は想定通りだったと言えます。
ところが・・・「ワラント発表でストップ安」の銘柄が1つあり、それなりの資金を入れていたので大きな損失に。これによって、他のトレードがうまくいっていたにも関わらず、あまり利益を残せない週になってしまいました。市場に参加する以上、これは仕方ないことなのであきらめています。ストップ安もあればストップ高もありますので、リスクを受け入れた上で期待値の高いことを繰り返すだけです。
というわけで、実際には大して利益を出せていないのですが、“自分ができるトレード”としては満足しています。(※トレーダーとしては、利益の大小よりも自分のトレードができたことの方が達成感が大きいです。これが逆だと(どれだけ利益が出ても)不満と反省ばかり残ります)
さて、「円高→円安」を想定した後でしたが、今現在は再度 円高想定のポジションになっています。グロース買いだけでなく、海運やニトリ、久しぶりに鉄鋼も買っています。(※基本的には「10月に売られていた銘柄を買い」という考えだったため、10月にずっと売り続けたenishを買っておいたところ、材料が出て上昇しました)
ただ、株のポジションがそうなっているというだけで、為替のポジションは持っていません。というのも、今後の軌道シナリオ候補が複数あって、まだはっきり定まっていないからです。いずれはドル円152円も超えると思っているのですが、それまでに上も下もありそうで 現時点で判断するのは困難です。(※例えば145円あたりまで下がってから上がる可能性があります。本格的な円高トレンドになるのは一度上がった後だと思います)
とりあえず 今は為替を触るよりもゴールドの方がわかりやすいと考え、現在はゴールドを大きくロング。含み益も大きくなっています。そして、冒頭でも書きましたが、米国指数に関しては半導体がそろそろ終わりだと考えたため、ナスダックではなく“ダウをロング”しています。これは強気のポジションで、含み益も大きくなっています。
・・・という状況なのですが、今週、週明けからは一転すると考えます。ここまでは日経平均も「個人売り・海外買い」の構図が続いていたので、上がるしかありませんでした。いつも言うように「下目線が増えれば増えるほど上がる」ということですが、そろそろ売り手があきらめて踏み上げによる一段高があれば、そこがバイイングクライマックスの天井になると考えます。(=売りポジションが清算されてから下落開始)
つまり、週明けに上昇すれば、そこからは完全に“下目線”で考えます。ですので、今の保有も早々に売ることになると思います。12月には税金対策の利確売りも入りますし、半導体が弱くなりそうなのでナスダック中心にショートしたいです。(=長期的に見ても、売り期待値が高い位置です) 米国が下がれば日本も連れ安にはなると思うのですが、日本株に関してはそこまで悲観していません。やはり相対的には強く、以前話した「日経とダウ数値が逆転する」というのもいずれ実現する気がします。(※米国株は夏の時点で“ピークをつけた”と言いました) 再び円安になれば日経平均は上がり、米中から抜けた資金が日本に入れば それが円高要因になり、こうして為替が安定すれば日本株は(相対的に)強くなると思います。
ただ、とりあえず “今週の戦略”で書くのであれば、上がった後は「売り戦略」がメイン。そして、もし買うとすれば「金・ビットコイン」ということで、ちょうど “10月後半と同じ雰囲気になる” と考えています。その時期に上がっていた銘柄であれば買っても良いのかもしれませんが、それでも半導体は弱くなるのかもしれませんし、やはり素直に “株売り”に優位性がある気がします。逆に「株↓ビットコイン↑」ということで、ビットコインは強気買いしていきます。以前 “11月安値で買い”と言っていたのですが、そこまで下がらなそうなので、今のレンジの低い水準からは買おうと思います。そして、年内のビットコインは今年の最高値を超えて上昇するというイメージです。(=そうなれば来年から下落)
中期的な話をすれば、次の株の買い場は12月中旬あたりで考えています。クリスマスを過ぎればヘッジファンドが来年の相場に向けての買いを入れ始めるので、それに向けてです。(=クリスマス「後」に上がるのがクリスマスラリーです。前ではありません) また、日本株は年が明ければ新NISAも含めた買いが入るので、その前には(年内に)十分に買いを仕込みたいです。(→年明けは、個人の買いが一通り入った段階で「売り」を考えます)
・・・以上。一貫性がないのであまり参考にならないとは思いますが、まとめると、今は(どちらかと言えば)円高想定の株買いポジション。日経先物を少しロング。ダウ・ゴールドを強気でロング、ビットコインショート。そして、今週大きく上がった後からは逆に「株↓ 金・ビットコイン↑」で考えていくことになります。米国株は手仕舞いして(ゴールドに換えて)中長期目線でのナスダックのショートを検討します。
なお、このように事前に “シナリオを想定” しているから、実際にそうなった時にポジションを取れるのです。当たるかどうかは別としても、想定シナリオがなければ目の前の動きに合わせるだけになってしまい、今のような難易度の高い相場では上下に振り回されて損失を重ねることになります。コロナバブルのように何でも上がる単純な相場はもう来ませんので、しっかりマーケットを見極めながら適切なトレードをするようにして下さい。もし判断が難しければ、下げ局面では一切手を出さずキャッシュで待つようにして、私と同じようなタイミングで買えば良いと思います。
(※私は、今週で長期ポジションも解消して金(ゴールド)などにするつもりです。金もまた下がると思うのでずっと持つわけではありませんが、まずは“無難に金”ということです)
・・・それでも、最終的には自己判断でお願いします。(推奨もしていません) 私も、こうして書いても、後で考えを変更することが多々あります。今日は買い判断しても翌朝には気が変わって売りということもあるくらいです。あくまでマーケット優先で、思い込みや固執は厳禁。「マーケットは常に正しい」です。必ずストップも入れることにしましょう。
『“今は銘柄次第”ということで、一概に上がる・下がるとは言えない状況』と言っていましたが、説明していくのが難しい1週間です。読んで頂いても何の参考にもならないと思うのですが、私のトレード履歴という目的のために書いておくことにします。
先週末の時点では「日経33000円からは売り戦略」の予定でした。先に言いますが、この考えを変更したつもりはありません。目線は明らかに下・・であるにも関わらず “上がり続ける相場”ということで、仕方なく買いポジションの方が多くなってしまいました。例えば、買いと売りを同程度持っていたとしても、売りは次々にストップにかかることで、必然的に買いばかり残るということです。
前回、ゴールドショート、原油ロングを持ち越していたのですが、どちらもロスカット。特に原油ロングは大きく持っていたので、損失も大きくなりました。・・・というように、事前の想定とは噛み合わない1週間でした。
株全体の話として、指数に関して言えば、とにかく「個人が売りすぎ」という一言に尽きます。このような状況では下がりようがありません。私も、本来なら売り目線なのに、個人が売っているのがわかる以上、積極的に売りを多くすることはできず、最大でも売り買い同程度で、売り長になることはありませんでした。(※この考えは現在も継続中で、本当は売り目線なのに “売り買い同程度”にして週を終えています)
こうなると (先物CFDで)指数をショートする際の難易度が非常に高く、“下がるはずなのに下がらない”というパターンの繰り返し。(ショートで)大きな含み益があっても翌朝にはマイ転したりして安定しないため、少しの微益で撤退して、指数を売買するのはあきらめました。
やはり最初に書いたように、『“今は銘柄次第”ということで、一概に上がる・下がるとは言えない』という見立てが適切だと思います。イメージ的には、「上目線の人が“ほら、上がったでしょ”と思えば下がる。下目線の人が“ほら、下がったでしょ”と思えば上がる」というような感じです。これは、「本来なら下がる局面なのに“個人が売っている”」ということで起こる現象だと思います。このようにAIアルゴが仕掛けてくるだけのことなので、理屈で考えても仕方ありません。だとすれば、どうすべきか?その場その場の相場に対応するか、もしくは、小さい動きでは狩られないところにストップを置くかです。私はもちろん、日々の相場に合わせたトレードをしていきました。
さて、このように当初の想定とは違って “噛み合っていない相場”なので、普通なら大失敗で終わってもおかしくないのですが・・・実際には、そんな失敗を大きく上回る利益になりました。それはすべて「半導体のおかげ」です。買いポジションの大半が半導体銘柄だったのですが、そのどれもがすごいことになっていました。あとは、ビットコインがわかりやすいタイミングだったので、ショート→ロング→ショートでうまく利益に。(現在もショート中) また、先々週からホールドしていたユーロ円ロングも急騰して大きな利益に。(※ユーロは15年ぶりの高値とのことです。金曜下がったところで手仕舞いとなり、そのタイミングでドル円ショートが約定しました)
それでは、ここから細かい話をしていきます。(繰り返しますが、私の履歴のために書いているだけなので興味のない方は読み飛ばして下さい)
この1ヶ月くらいの間、半導体ばかり言い続けてきました。特に先月は下げ相場でしたが、それでも「買うとすれば半導体」という感じで、半導体銘柄は外せない状況が続いています。そして、結局のところ、今の相場も “半導体などの一部の銘柄だけで押し上げている” というのが実状で、それ以外の銘柄では下げているものも多いです。そのため、指数だけ見れば“非常に強い相場”に見えるのですが、半導体等を触っていない人にとっては、それほど恩恵を受けていないかもしれません。だからこそなのですが、私の“売り目線”という考えも必ずしも間違っているわけでもなく、売り候補となる銘柄もたくさんありました。(※また、先物の週足ではわずかに陰線で終わっているので、どちらかと言えばマイナス週だったことになります) というわけで、「センターピンである半導体を買いながら、それ以外を売る」というのが一貫したポジション構成で、あとは地合いに合わせて売り買い増減しながらバランス調整していた感じです。
そんな半導体ですが、前回更新の時点ではまだ小型株には手を出さず、大型株が中心でした。具体的にはいつものレーザーテックや東京エレクトロンなどでしたが、週明けからは小型株も買える雰囲気になってきたので、徐々に小型株にもシフトさせました。実を言うと、私が半導体銘柄の中で一番注目していたのが「TOWA」でした。そして、月初の時点では、その1銘柄に大きな資金を集中させていました。・・・が、なかなか上がる気配がないので手仕舞いしてしまい、その後、上がりそうになったので買い始めるとストップにかかり、また買ってはストップ・・・というのを3回ほど繰り返してしまい、どうも相性の悪い銘柄のようです。ロスカットした直後に急騰することも多く、現在の上昇にもまったく乗れていません。(今も保有せず) もし月初から今でも持っていれば “今年一番の8桁利益”だったのですが、長年やっていると合わない銘柄はあります。残念ですが仕方ありません。
ただ、TOWAを最初にロスカット(というより、上がらないので自己判断で撤退)した時に、次に資金を投じたのが「日本マイクロニクス」でした。TOWAほどのロットではないのですが、それでも、それに次ぐロットを入れて決算をまたいだところ、寄らずのストップ高に。これが一週間で40%くらいの利幅になり、先週の一番大きな利益となりました。(※利確済み) 他にも、ディスコ、アドバンテスト、野村マイクロ、AIメカテックなど、半導体関連はどれもが10%、20%の上昇で好調でした。あと、ショートしていたのは主にグロース銘柄ですが、今のような相場でも(下落で)利益になったものは意外と多かったように思います。
そして、金曜の時点ではポジション入れ替えのために半導体の大部分を手仕舞いし、今は半導体がメインではありません。(一部は残しています) 今のメインは何かというと、金曜の寄りから大きく買われていることに気づいたので、日本郵政・ゆうちょ・日本郵船などを買っています。売りでは不動産など。つまり、こうして残った保有を見る限りでは「円高想定」というポートフォリオになっています。意図していたわけではなく、マーケットに合わせるとそうなったのですが、その日の夕方頃、実際に一斉に「円高」に動きました。ここから 一時的に円高という流れなのでしょう。
(※上にも書いたように、この金曜夕方に動いたタイミングで “ユーロ円ロングを決済してドル円ショート”しています。ただ、これは本格的な下落波動ではないのでまた戻ることになり、ドル円の天井ピークが来るのは12月になる?と(今のところ)考えています)
以前、このようにも書いていました↓
『1「米国指数・日経ともにまずは上昇」→2「米国(と日本株グロース)は上昇でも日経平均は円高で下落」→3「米国・日経ともに下落」』
この流れから言うと、今週からは円高で「2」になるのかもしれません。また、「株↑ビットコイン↓」になるという話もしていましたが、その展開にも当てはまる週になると思います。(※そして、今月のどこかで株が天井をつければ、次は「株↓ビットコイン↑」を考えます。ビットコインはこの上昇波動で今年の最高値を目指す。そうなれば来年からは下落でしょう)
ひとまず、今週に関して言えば円高になりそうなので、ここからはグロースが買いで、ナスダックもまだ上がると考えます。(現在ロング中) ナスダックのチャートを見れば、いつ下がってもおかしくない危うい形なのですが、それでも「最後の上昇」を作るために上がっていくシナリオを想定しています。そして、もしここで実際に上がれば、その次の展開で、来月からは長期の下落局面に突入。この下落に転じる起点となるのは、半導体(SOX指数)が下がり始めたタイミングです。(=半導体が崩れると全部崩れるため。今週のエヌビディア決算も注目) そうなれば、半導体銘柄はすべてショートの対象。ただ、このタイミングでドルが再上昇することになりそうで、その場合は円安銘柄だけは上がるかもしれません。(そのため、日経平均は上がる可能性も)
いずれにせよ、ずっと修正波で推移する相場なので、上げ下げを繰り返して難しい地合いが続くと思います。こうして予測展開を説明するにしても、一貫性がないのではっきり言えず、難しいです。それでも、来年になれば さらに難易度は上がるでしょうから、ますます “トレードスキル”が必要不可欠になってくると思います。前回、歴史的なインフレが終焉することで、「投資しても資産を失い、投資しなくても資産が減る時代になる」と言いました。不景気になり、多くの企業が倒産するでしょう。そんな世の中で そもそも投資をすべきかどうかも疑問で、これからの長期投資というのは、何をすれば良いかわからないくらい “正解”というものがありません。“その時その時の正解があるだけ”なので、このような相場でも参加するかどうかは個々の判断です。適当な投資をすれば、資産を減らす結果にしかならないでしょう。(私も長期の買いポジションは解消するつもりです)
なお、“トレードスキル”と言いましたが、一番確実性が高いのは、FXの短期トレードで小さい利益を積み重ねることだと思います。中長期のトレードになると、ファンダメンタルも含めた “相場観”がなければ厳しくなります。(※もしくは、本当に誰もができるもっとも最適な戦略は「お金を大事に節約すること」です。景気が悪くなればお金の価値は高まります)
それでは、最後にまとめておきます。現在のポジションは、日本株は売り買い同程度(一時的に円高想定したポートフォリオ)。ナスダックロング、ゴールドショート、ビットコインショート。いずれもロット大きめで保有。あとは短期目線でドル円ショート。原油も下抜けでショートを検討しています。(※注文していたのですが約定しませんでした)
基本的な考え方としては、ここからは「株に資金が向かう時」で「それ以外から資金が抜けていく」という仮説を立てており、今週は株買いの割合を増やしていく予定です。そして、何度も言いますが、これは “米国株の最後の上昇”となり、この上昇の後から景気後退に入るというシナリオで考えています。(※当初はスタグフレーションを想定していたのですが、原油が下がれば “デフレ”の方が雰囲気が近い気もします。戦争が起こるとすればその後ではないでしょうか)
決算シーズンで、さらにSQ週・・・“らしい動き”と言えばそうなのかもしれませんが、私もストップ高にストップ安と慌ただしい1週間でした。そして、大まかな見立ては合っていても、細かい部分ではイレギュラーによって外れるのは仕方ありません。私も完全に満足のいくトレードができたとは言い難いのですが、それなりにはうまくやれたと思います。(後ほど書いていきます)
そして、これまでは比較的想定通りの動きが続いていたのですが、このあたりから難しくなってきます。「今日上げても明日は下げる」というように、短期の動きだけを見ていると翻弄されて対応できないと思います。この毎週更新のnoteでも、細かいことは書いても仕方ないので(※すぐ変わってしまうため)、大まかな想定だけ書いておきたいと思います。
まず、先週末の時点での雰囲気を思い出してみて下さい。マザーズ改めグロース250指数もようやく上昇に転じ、多くの投資家が“小型株の買い場”ということで積極買いを始めたと思います。それでも、私自身は「大型株中心」「大半が半導体」だと言いました。そして、先週の相場を見てきた人なら、これが“正解だった”というのをわかって頂けるはずです。確かに私も小型株も少しは買いましたが、それは1-2日程度の一時的なつもりでした。このnoteで“1週間を通じての戦略”として書くとすれば、“まだ小型株ではない”ということです。さらに、大型株の中でも堅調に推移するのは半導体くらいだろうと考え、「大半が半導体」にしたのです。
1週間を通じて見れば、グロースも結局は反落となりましたし、日経平均もグロースほどではなくても伸びない展開。700-800円幅くらいを上げ下げしたのでしょうか?これだけ動けば、上下ともに翻弄される人が出てもおかしくないですし、上目線を言い出す人、下目線を言い出す人、極端な意見が続出するのも当然だと言えます。ただ、トレードの基本は「市場で上目線の人が多くなれば売り、下目線の人が多くなれば買い」。これさえ意識していれば、大きく間違えることはないと思います。(=暴落論が出てきた時は安心して買えました)
さて、そこで半導体なのですが、例えばいつものレーザーテックを見れば、大きな売買代金で上昇が続いて終わっています。また、私が“大型株”と言っていたのは主にユニクロだったのですが、SQ値を引き上げるために先物主導で動くのであれば、値嵩株を選ぶべきという判断です。こちらも正解で、日経を牽引する上昇ということで“SQらしい相場”でした。このような銘柄が私の主軸だったのですが、実際には、これらをずっとホールドしていたわけでもなく、途中で利確を入れたり増減したり下手なトレードをしてしまいました。それ以外の銘柄では、決算を見落としていてストップ安で損したり、逆にストップ高もあったり、判断を間違えて損切りしたものをまた買い直したり、マイ転とプラ転を繰り返しながら動きの激しい日々でした。ミスが多くて もっとうまくやれたはずなので、満足はしていません。ただ、誰にとっても難しい相場だった割には、銘柄選定も含め、うまく乗り越えられたと思っています。
(※水曜には銀行株が一斉に暴落した場面がありましたが、そこは“絶好の買いチャンス”ということで久しぶりに銀行株を大きく買い。翌日以降に戻したので、その大半を金曜引けで手仕舞いしました。
ちなみに、ストップ高になったのはシダックスです。買われているのがわかったので買い始めていて、さらに買い増ししようとしたところで特買いになり、そのままストップ高になってしまいました。どうやらMBOで株式非公開になるとのことです)
このように(指数に関係なく)“今は銘柄次第”ということで、一概に上がる・下がるとは言えない状況です。それでも、まずは直近で考えるのは「円安インフレ」だということを前回書いていました。先週末の時点ではドル円150円を割っていたのですが、やはり想定通りに再び150円を超えて円安が進んできました。この流れに乗ってドル円ロングでも良かったのですが、私はユーロの方が期待値が高いと考え、月曜から大きめのロットでユーロ円ロングしています。ストップを引き上げながら、上昇が続く限りはホールドすると思います。
一方で、想定が外れたのがビットコインです。先週末時点ではショートしており、これは“早い段階で手堅く手仕舞いする”と書いていたように、早めの利確はしました。その後、一旦反発するのはわかっていたのですが、その反発が意外にも上値を超えてきて、これに関しては想定外でした。
ここで、とりあえずビットコイン(仮想通貨)のことを書くことにします。前々から言い続けているように、「ビットコインは株と逆相関」というのが重要なポイントです。それを踏まえれば、ビットコインや仮想通貨自体を考えるよりも “株の動き”を考えることの方が大事です。(細かい動きは無視して)大まかには「株↑ビットコイン↓」か「株↓ビットコイン↑」かどちらかを考えるということです。(※もし株も仮想通貨も上がる時があれば、普通に株を買えば良いと思います)
前回、ビットコインを買うとすれば「11月の安値(=株は高値時)」だと言いました。日本株の方は先に下がりそうなのでややこしいのですが、ナスダックに関しては今回上抜けしたので、もう少し上昇が続くと思います。(※後で解説します) その株の上昇時にビットコインは反対に下がって安値を付けると思うので、そこがビットコインの買い場。その後は「年内の仮想通貨は強い」と見ており、そこからの上昇波動では買いによる利益を出せると思います。逆に言えば、年内の高値でしっかり利確しておかないと、年明けからはビットコインは下落波動に入ると思います。(=年末がドテンショートするタイミング?)
要するに、11月のどこかで株が天井(ビットコインは安値)を付ける。そうなれば、年内は「株↓ビットコイン↑」ということです。(※年明けからは、ビットコインだけが下落というよりも、マーケット全体が弱くなりそうです) 思い返せば、昨年の暮れには仮想通貨は下落していました。その時には私もビットコインをショートしていることを伝えていましたが、年明け(つまり今年)から “ビットコインは買い”だと言いました。実際に そこから仮想通貨は上昇したわけですが、今年に関しては「昨年の反対」をイメージすればわかりやすいと思います。(=2022年末↓2023年↑2024年始↓) “今年の暮れにビットコインが上昇すれば、年明け(2024年)からは下落”ということです。
さて、ここからは株の話に移りますが、先ほど“銘柄次第”と言ったように、今の相場はかなり複雑度を増しています。上でも下でも、すべてが連動して同じ方向ならわかりやすいのですが、このあたりから日本株(日経平均)と米国指数が別々の動きになりそうなのです。ただ、どちらにしても「12月は下落相場」になるとは思います。日米で異なるのは「下落が始まるタイミング」です。
まずは日経平均ですが、これは先月からずっと「11月限SQ32500円」を目指す動きを考えてきたわけです。それを達成した後、次の展開では「12月限に向けての下げ」を考えることになります。現時点では私はまだ大きく買いポジションを持っていますが、保有銘柄は半導体や一部銀行・エネルギー、大型ディフェンシブなどが中心です。上がるとは考えても、何でも上がるとは考えていないということです。あとは先物CFDでも少し日経ロングしているのですが、週明けからは一転して「売り戦略」に入ります。というのも、日経33000円付近というのは、上がった場合に想定していた天井ポイントだからです。ここからであれば “絶好の売り場”ということでドテンショートすることにして、プットオプションも買いたいです。
一方で、米国株(ナスダック)の場合は違っていて、ここからさらなる上昇に入ると見ています。その理由はマイクロソフトの高値更新です。実は、何週間か前に米国株の買いを考えた時、私が真っ先に買ったのがマイクロソフトでした。というのも、その時の米国市場はまだ下落基調が続いて買えそうな銘柄がなく、その中でほぼ唯一、買える形をしていたのがマイクロソフトだったのです。逆に言えば「マイクロソフトくらいしか買えるものがなかった」ということなのですが・・ その後の動きを見ると、まさにその“マイクロソフトがナスダックを牽引して引き上げた”と言えます。(=その初動で乗れました) そして、そのナスダックが市場全体を押し上げるのだとすれば、「今の相場はマイクロソフト次第」と言っても良いかもしれません。マイクロソフトが反落すればナスダックも反落ということですが、このマイクロソフトが上に抜けたのでまだ上昇が続くということです。(※マイクロソフトは途中で買い増しもしており、今の私の米国株で一番大きなポジションになっています)
先週末の時点では、ナスダックを大きくロングしていると言いました。これは(上下振り回された日本株とは違って)大きな利益になりました。少し下げたところで利確したので、今はナスダックのポジションは持っていないのですが、“マイクロソフトの買い”が実質それと同等のポジションだと言えます。
今週から日経は売り目線になるので、反対に、米国株や米国指数を買うことでバランス調整しようと考えています。原油が上がりそうなので、ダウでも良いかもしれません。また、日経平均だけで考えれば売りであっても、米国指数さえ強ければ日本株の個別株で買えるものはたくさん出てくると思います。ですので、グロースを買うならここからかもしれません。私は、素直に“強いものを買って弱いものを売る”という形で、売り買い両方を織り交ぜていくと思います。
(※原油に関してですが、金曜の夜中にロングが約定しました。安値割れにストップを入れてホールドしてみます。一方で、ゴールドはショート中。それ以外では細かいですが、上海A50を軽くショートしています)
・・・以上。これでトレード履歴も含めて、だいたい説明できたと思います。まとめると、今は日本株や先物等を大きく買っていますが、週明けからは下目線。米国株はマイクロソフト中心に買い。ユーロ円ロング、原油ロング、ゴールドショートという感じです。
ただ、今の相場は難解でシナリオ変更もしやすく、細かい動きまではよくわかりません。また、この1週間で大きく軌道が変わってしまったこともあり、今後の長期シナリオもわかりにくくなっています。そのため、前回「円安インフレのピーク」という話をしたことに関しては、一旦保留にさせて下さい。ドル円はこの後に下がったとしても また上昇し、ドル円(円安)のピークを言うとすれば12月になるかもしれません。とにかく12月には下落相場(株↓ビットコイン↑)を考えますが、その後のシナリオは実際にそうなってから考察することにします。
(※というのも、米国や中国から抜けた資金が次にどこに向かうのか?を考えると、日本が選ばれる可能性もあり、そうなると日本株が相対的に強くなるかもしれないのです。本格的な円高は、海外からの日本株買いによって起こります。もし円高・株高になれば、それは日本市場が強くなることを意味します。以前、“日経平均とダウの数値が逆転するかも”という話をしたことがありますが、本当にそうなるかもしれません)
いつも言うことですが、上がったから上がる、下がったから下がると考えていると、生き残れない相場だと思います。今上がった(下がった)とすれば、それはどこまでで、次はどうなるのか?というのを考えながら資金を動かさなければいけません。今後 “コロナ安値を目指す長期下落局面”に入れば、買いよりも売りが優位になる時期になります。考えてみれば、来年からは新NISAも始まるわけですが、その個人の買いは狙われやすいかもしれません。(=新NISA前に仕込んで新NISA後に売られる) やはり来年以降は厳しい相場になりそうです。
下げ続けて暴落論も溢れる10月相場の中、「上目線の中での一時的な下目線」「10月中が買い場」「11月に入れば上がる(日経32500円に向けて上昇)」と言い続けた1ヶ月でしたが・・・これでシナリオ通りになったと言えるでしょう。前回、唯一?想定から外れていたドル円に関しても、「まだ下がるのは早い」「もう一度150円を超える」と言っていた通り、こちらも150円を超えました。それ以外にも「ビットコインの天井=株の底」ということで、実際にビットコインが急騰した後に天井をつけて株が急騰しました。ここまで完璧に当てはまっているのを見ると、やはり相場全体が当初のシナリオ通りに進んでいると感じます。
まずは全体的な解説をしておきますが、11月限に向けた上昇というのは、私の中でほぼ確定的でした。だからこそコールオプションまで買っていて、すでに買値の何倍にもなっています。結局、海外は「先物を売りながら現物を買っていた」という状況で、やはり個人に投げさせるための10月だったのでしょう。悲観論が溢れるのもそのためです。このように相場の本質を見抜かないと、目の前の動きに翻弄されて損するだけです。今どんな相場で、次はどうなるのか?を先に考えて行動しなければ勝つことはできません。
その中で特に重視していたのがビットコインでした。ビットコインは“株と逆相関”で「ビットコインの天井=株の底」というのはメルマガでもお伝えしていましたが、先週はそんなビットコインの「上昇待ち」でした。ずっとこのタイミングを狙っていて、実際に11/2に急騰したことでドテンショートしました。(=上ヒゲ部分で利確→新規売りできており、待ち構えた甲斐があります)
先にビットコインについて書いておきます。前回も書きましたが、ここで天井をつけたということは、「ここを上限としたレンジ推移」をメインシナリオで考えます。レンジの下限については、これから付けていくことになるのですが、今月の安値が今後の下限になると思います。というのも、「ビットコインの天井=株の底」なのであれば「株の天井=ビットコインの底」となり、おそらく今月が株のピーク(=ビットコイン底)になると考えるからです。“11月に株は急騰する”と言ってきましたが、もし実際にここで急騰するのであれば、それはその後の “大きな暴落の始まり(起点)”となります。ここまでは「株↓ビットコイン↑」で、ここからは「株↑ビットコイン↓」。そうなると、また「株↓ビットコイン↑」になる転換点がやってくる。だからビットコインはそのレンジの範囲内の推移になるということです。
その先のビットコイン(仮想通貨)の動きはまだ読めず、それは今月の下限がどこになるのかで軌道シナリオが異なってくるからです。仮想通貨を取引したい人にとっては、今月の動きは非常に重要でしょう。基本的には、(前回も書きましたが)仮想通貨単独で考えても仕方なく、それよりも “株との逆相関”を考える方が大事です。前々から説明してきたことですが、“ビットコインは株と逆相関”という点においては手を出す価値はあります。もし株と同様の動きなのであればビットコインよりも株を買うべきなのですが、そうではないので、株が下がっている時には(他に代替できる投資対象がないこともあり)買っても良いと考えます。この数ヶ月、私が頻繁にビットコインのことを書いているのはそれが理由です。本来であれば、素直に株だけ買える地合いが理想なのですが、相場に合わせるしかないので仕方ありません。トレーダーとしては、期待値が高いもの=資金が向かう対象にベットするだけです。(※ビットコイン以外では、金でも代用できる場面があったので買っていましたが、ここからの金は弱くなりそうなので手を出しにくいです)
金(ゴールド)の話になったので、これから直近(今週)の相場の話をします。
メルマガでも書いたのですが、今は「円安インフレのピーク」に向かうための上昇波動になります。そして、それは「悪い株価上昇」だと言いました。その次の展開のことを考えると、まったく良いとは思えないのです。
「円安インフレのピーク」ということは、ドルとゴールドの天井になります。ここまで、ドルとゴールドが同時に上昇することで “円建ての金価格”が過去最高を超えたりしましたが、この流れの天井をつけるのが今週になるかもしれないと考えています。考えてみて欲しいのですが、過去最高ということは「金融の歴史上の天井」だということです。そして、それは “インフレの終焉”を意味します。もちろん、これは現時点での仮説でしかないので、そうならないかもしれません。しかし、「仮」の可能性であったとしても“歴史上の転換点”だとすれば、それは壮大な時間軸での大きなシフトだと思えないでしょうか?“お金の価値は下がり続けて金価格は上がり続ける”という常識が変わる・・・ これは、これまで通用してきた投資が通用しなくなって「すべての逆転が始まる」ということです。もしかすると、その大きな転換点が今週になる“かも”しれないとすれば、これほど重要なタイミングはないのではないでしょうか?(※前回、「11月は今年で一番重要な月になる」と言ったのですが、それどころか “貨幣経済の歴史で一番重要な月になる”可能性もあるということです。拡大し続けてきた経済が縮小のサイクルに入れば、さすがに世の中の雰囲気も変わることでしょう)
それでは、そんな「円安インフレのピーク」がどこかを考えるためには、ドル円の天井を見極める必要があります。ドル円は以前より「152円を目指す」ということを言ってきました。(だから先週150円を割った時に、“下がるのはまだ早い”と言ったのです) そして、現時点で言えば実際に152円付近まで上昇して折り返したので、ほぼ的中したと言えるのですが、実は今の私の判断ではまだ上昇継続中と考えていて、現在の目標値は「ドル円153円台」で考えます。(※前回の調整がなければ152円で良かったのですが、調整が入ったことで軌道が変わりました) そして、おそらく この時に日経平均も天井をつけると思います。(=日経平均はいずれ円高で上昇するシナリオもあるのですが、特に状況が変わらない限り “ここが今後の日経平均の高値”として考えることにします。なお、ずっと目標にしていた32500円はCFDですでに到達済みですが、今は33000円を見ています)
そして、前回も書きましたが、ここからの株価予測は少々ややこしいことになります。「ドル円の天井=日経平均の天井」だったとしても、米国株価は天井ではなく、むしろここから(ドル安=金利安で)上がるからです。そのため、日本株でも為替が影響しない銘柄セクターであれば、米国市場が堅調なら上がると見ています。円高で日経平均が下がったとしてもグロースは買える可能性がありますので、上がる・下がると一概に言えなくなることはご理解下さい。
それでも、米国市場が崩れれば全部下がりますので、前回書いた以下の文章を一部書き換えて再掲載します。
1「米国指数・日経ともにまずは上昇」→2「米国(と日本株グロース)は上昇でも日経平均は円高で下落」→3「米国・日経ともに下落」。
今の上昇は1だとして、今週で「1→2」への転換。「2→3」に変わるのが今月中というイメージです。
複雑な話になってきて、どう説明すればいいのかわかりませんが・・・正直なところ、(陰謀的な話は無視して)純粋なマーケット分析をする限り、「金融市場に限界」がきているように見えます。これまで「ドル円のピーク」と言い方をしてきましたが、実際のところ私が意識して見ているのは、ドル円というより “ドルインデックス”です。要するに「ドル価値のピーク」を考えているのです。ドルのピークで、金価格のピーク・・・
それでは、ドルという通貨の価値が下がることで “株価”という数字だけは上がるとして、それは良い株高だと言えるのでしょうか?おそらく、結果的には市場全体が上がるのではなく、“一部の市場だけに”資金が集中して向かうことになる気がします。(そして最後は暴落) つまり、もし“資産を増やしたい”と考えるのであれば、これからの投資は、その資金が向かう先を的確なタイミングで見極めながら、自己資金を動かし続けなければいけないことになります。ある時は株、ある時は仮想通貨、ある時はコモディティ、ある時は債券や現金・・・
さて、こんな時代に、誰が最後まで資産を守れるのでしょうか?やればやるほど資産を失って脱落していく人が出るのは必然です。「投資をしても資産を失い、投資をしなくても資産は減る」・・この場合にどちらを選択するのが良いかは人によると思います。私は以前より「トレードスキルが必要になる」という言葉を繰り返していますが、(言葉そのままの意味で)「投資が必要」だとは言っていません。ちょうど先ほど知ったのですが、バフェット氏が大きく株を売って「手元資金が過去最高になった」というニュースがありました。やはり長期ならこれが正解・・・おそらく大半の人は投資なんてせずに、節約してお金を大事にした方が良い気がします。そして“コロナショック安値まで下がった時に初めて投資する”ようにするのが、今後もっとも高確率で資産を残せる方法だと考えます。(※ちなみにさらに長期で言えば、その安値も割ると考えます。あり得ないと思われるかもしれませんが、実際に分析すればそうなるのです)
多くの人が資産=お金を失うからこそ、お金の価値が相対的に高まります。それくらい厳しい世の中になるかもれないというのが、今のマーケットを見て私が感じることです。
大きな話になってしまったので、直近の話に戻すことにします。改めて、今の相場の話です。
先のことはともかくとして、今現在は上昇に向かう時なのではっきりと「買い」です。ずっと下がり続けていたマザーズ指数(※この名称もようやく終了して今後は“グロース250指数”となります)も上昇に転じて、好地合いとなりました。最近の指標イベントは(多すぎて)考えても仕方ないので気にしていませんでしたが、アップルの決算に関しては意識していて、やはり決算後に下げています。しかし、これさえこなせば明確に底打ちとなり、あとはアク抜けで上昇しかないと考えます。
全体的に上がる相場なので、ここで小型株を買い判断する人も多いとは思います。私ももちろん小型株も買い始めていますが、それでもまだメインは大型株で、特に「大半が半導体株」になりました。そして、これまではロットを落とした取引をしてきましたが、ここで久しぶりの“最大限の買いポジション”になっています。日本株だけでなく米国も底打ちという判断で、米国指数ではナスダックを大きく買い、米国株もたくさん買いました。(週明けに少しでも下がれば、さらに追加で買いたいです)
前回、「日経先物を30700円で大きく買い、コールオプション買い」など書いていましたが、それも未だホールド中。想定通り日経32500円に達し、週明けには大きな利益になるはずです。日経平均は、ドル円の天井までは上目線で、その後は下目線なので、その転換タイミングでポジションを入れ替えるつもりです。入れ替え後は米国株やグロース中心の買いポジションとなり、米国株が天井をつけるまではそれを継続予定です。(※場合によっては円安銘柄は空売りするかもしれません。金曜(祝日)の動きを見る限りでは ドル円が下がっても米国上昇につられて日経も上がっていますが、ドル円148円台にもなれば、さすがに影響して下がると思うからです)
ここで、個別株の細かい話をしておきます。このような強い相場なのでほとんどうまくいっているのですが、“トレード履歴”として書いておかなければいけない失敗があります。
今回失敗した銘柄は「IDOM」です。週刊誌で不正の記事が出たことによるストップ安・・・これに被弾しました。中古車業界の実態は知っていましたが、それでも“中古車”というセクターには買いを入れたいタイミングだったので買っていたのです。ただ、これは完全に“運が悪かった”としか言いようがなく、突発的なことなので避けることもできません。一応、最初大きかったロットを、少し減らそうと思って半益した直後だったのですが、それでも損失額の方が大きいです。(※ちなみにストップ安ではありましたが、ストップが剥がれた時に全売却はできました) その後、プレスリリースが出て持ち戻していますが、それでも、逃げ遅れた人がまずは手仕舞いすると思いますし、それが一巡しなければ改めて買えるようになりません。もう相場全体の地合いも良くなりましたし、他の銘柄に目を向けることにします。
あともう1つ、現時点で確認できる保有銘柄の失敗として、川崎汽船がPTSを見る限りでは損切りになりそうです。海運3社の中では良いと思ったのですが、海運自体がやはり弱いです。(決算に関しても、織り込み済みなのでしょう)
さて・・・「11月には上がる」と言い続けて実際に上昇しましたし、もう特に書くことはないと思いつつも、いろいろ書いてしまいました。
改めてまとめますと、現在は日本株は大半が半導体買い。米国指数はナスダックを大きく買い、米国株も多数買い。ゴールド買い、ビットコイン売り。
そして、“今週の戦略”としては、ドル円や金の天井を見極めて、長期目線でのショートポジションを取りたいです。そのタイミングでは円安銘柄は利確を考えて(場合によってはドテン売り)、大型株から小型株へのシフトを検討。基本的には金利安ということで米国買いが中心。(※ビットコインショートも、早い段階で手堅く手仕舞いすると思います。下目線ではありますが、一度急落すれば そこから先の下落勢いは落ちると考えるため)
今回は先のことをいろいろ書いて複雑になりましたが、今週だけを考えれば以上です。VIXも金利も下がり、しばらくは銘柄選定さえ間違えなければ買い中心で利益を出しやすい相場でしょう。ちなみに、今回書いたようなシナリオの転換点に合わせて、YCCや戦争等など起こる可能性もあるということは書いておきます。(大きな転換には、何らかのイベントがきっかけになることがあるからです。マーケットに合わせて材料がついてきます)
「上げ下げを繰り返して結局31000円に戻る(ただしマザーズは下げ。金曜ナイトを含めれば日経も下げ)」という一週間でした。先に私の状況を書いておきますと、“金とビットコインのおかげ”で何とかプラスにできたのですが、金曜に株買いを増やしたため週明けはそれがマイナスになりそうです。
(※正直、金・ビットコインがなければ先週マイナスだったかもしれません。今の私は“金・ビットコインのポジションが大半”なので、株が下がるよりもそれらが下がる方が損失が大きいです。金曜夜にゴールドが下がっていたので損失を覚悟していたのですが、翌朝には逆に急騰していたので一安心でした。なかなか難しい相場で、私も運良く助かっているだけだと思います)
前回更新時点では “日経31000円で買い”と書いていたのですが、週明け早々に相場を確認すると下に向かうことがわかったので、週の最初の段階では売り目線を継続してのスタートでした。そこからは(株に関しては)“下がったら買い”くらいしか言いようのない状況で、ほぼイメージしていた展開です。前回書いていたこの通りだと言えます→
『週明けに個人が買えばまた下がる展開になって、すぐには上がらない。だからこそ、結局「月末までこの雰囲気が続くのでは?」という想定をします。(※日経平均は良くても、米国指数がすぐに上がらないのも影響します) その頃になれば、そろそろ個人が買いをあきらめて悲観的になるので、そのタイミングで大口の買いが入って底打ち・・・というシナリオです』
実際に、個人は相変わらずナンピン買いが続いている様子なので、これから追証も発生すれば大底が近づきます。上記で「米国指数がすぐに上がらないのも影響します」と書いていたように、株式市場は結局 “米国次第”なのですが、先週はナスダックが “割ってはいけないポイント”を割ってしまいました。そのため、前回更新時よりもリスクが増していると言えます。引き続き今週もこのような相場になるでしょうが、それでもそれは「今週まで」と考えています。仮にFOMCで下げたとしても「11/2のアップル決算」を過ぎれば上がることになると思います。(ですので上昇の本番は来週になりそうです)
一応説明しておきますと、現在の株式市場においてはナスダックが重要です。日経平均に関しても、実質「ナスダック×ドル円」のようなものなので、ナスダックが下がれば どうしても影響を受けます。(それでも円安なら相対的に下がらないという感じです) このナスダックが持ち戻せば がらりと状況が変わりますので、その意味でもアップル決算が大事です。決算が良いか悪いかは関係なく、この結果さえ出れば “材料出尽くし”ということで底打ちになるのではないでしょうか。そして、その翌週(三連休明け)からは上昇という流れを想定します。(※逆に言えば、それまでは大して動かない気がしますし、米国指数は売り戦略でもいいくらいです)
ここ最近は『上目線でも短期では下目線』だと言い続けてきました。“11月SQ32500円を目指す上昇”と言ってきましたが、今、悲観論が溢れて雰囲気が悪くなっているのは、個人に売らせて大口が仕込むためだと思います。ただ、それでも個人がなかなか売らずに買いを継続するため、当初『短期で下目線』だったのが さらに後ろに延びて『中期で下目線』になってしまったという感じです。本来であれば このあたりでもう少し下がってくれるのが理想だったのですが、私もそろそろと思って金曜に買いを入れることにしました。と言っても、まだ大部分がゴールドですし余力は十分にあります。今週 日本は三連休があるので、その直前(木曜の引け)には手仕舞いで下がる場面があるかもしれません。ですので、残りを最大限に買うすればそのタイミングで良いかと今のところ考えています。
さて、前回このように書いていました→ 『純粋なリスクオンで株を買っていけるのは今週からになりますが、今週は基本的に長期買いできそうな銘柄を見極めてピックアップすることにして、来週(月末まで)で最大限の買いポートフォリオを組めればと思います』
まず、先ほど書いたように、“純粋なリスクオンで株を買っていけるタイミング”は後ろにずれてきています。そのため、“長期買いできそうな銘柄を見極めてピックアップする”ということも、まだできません。ですので、とりあえず金曜に買いを入れた銘柄も、ユニクロ・レーザーテック・日本郵政のような大型株が中心で、それ以外にはエネルギー・銀行株もいくつか入りましたが、グロースに関してはまだまだ買える状況にありません。逆に、(そのつもりはなかったのですが)グロースで売り約定するものがいくつか出てきました。そのため、まだ本格的な買い目線とまでは言えず、売りもある程度含まれている状況です。いずれは小型株も買える雰囲気になるとは思うのですが、場合によっては このまま大型株中心の上昇相場になる可能性もあります。(※ずっと「グロースの買い場」だと言い続けてきたことに関しては、そうならない可能性もあるのでここで訂正させて下さい。今は明らかに小型株から資金が抜けているので、出来高が増えなければ買える状況になりません)
“大型株中心の上昇相場”と言えば、確か火曜だったと思うのですが、PTSで気になる銘柄が上がっていました・・「ムサシ」です。陰謀界隈でおなじみの企業(海外ではドミニオン)ですが、もしかすると選挙が意識されているのかもしれません。そうなのであれば、ここからの急騰シナリオも納得できます。
話の流れで現在の保有銘柄について書きましたが、この10月相場で苦しい思いをしている人も多いかもしれません。ただ、私の最近の銘柄選定基準を言うと、「10月に上がっているものを買って、下がっているものを売る」というものでした。ですので、最初からこのように選定しているため、買い銘柄でも10月の下落はほとんど影響していないのです。そして、やはりこのような相場なので必然的に売り候補の方が多くなり、小さいロットであっても“銘柄数”が増えてショートポジションが大きくなった・・という話は前回も書きました。
指数が下げ続けていても、逆行で上がっている銘柄は探せばあります。(途中の押し目で売ったり買ったりはしていますが)比較的長く持ち続けている銘柄でメジャーなものを言えば、サイゼリヤ・吉野家・ゼンショーなど。チャートを見れば10月はずっと上昇が続いていますし、サイゼリヤは途中でストップ高もあったはずです。
一方で、ショートする銘柄は探さなくてもたくさん目に入ります。例えば、今PTSを見ると、Aimingが決算で20%以上下落しています。この銘柄もショート候補にしていたのですが、これ以上売り銘柄を増やしたくないという理由で入らなかったのですが、やはり下がりました。同じような銘柄で、enishはずっとショートしています。多くの個人投資家にとっては厳しい相場なのかもしれませんが、「10月に上がっているものを買って、下がっているものを売る」という銘柄選定をしていれば、かなり損失も軽減できたのではないでしょうか。
トレードというのは「いつ買っていつ売るかがすべて」です。どれだけ良い銘柄であっても下がっているなら買いでは利益にできませんし、どれだけ悪い銘柄だとしても、上がる時に買っていれば利益にできます。つまり、銘柄にこだわらず、今現時点での期待値の高い銘柄を探せばいいのです。(※「銘柄に惚れるな」という格言も) そして、地合いの悪い時には、むしろそれが見つけやすいです。セクターで絞ってもいいですし、値上がりランキングを見ても良いです。上昇が少ないからこそ、逆に目立ちます。こうして良い銘柄を見つけてリスト化しておけば、あとはチャートでタイミングを計ります。100銘柄見て見つからないなら200でも300でも見れば良いですし、私は週に1回、それくらいを対象にしてスクリーニングしています。(※上がっているかどうかの判断だけなら1秒でできます)
ちなみに、それだけの銘柄を見ていれば、今のマーケット全体の雰囲気もわかります。それは今まさに目の前で起こっていることなので、ニュースであったり誰かの相場解説よりも早くて確実な情報です。私は、これから11月に入れば「インフレがピークに達する」と想定しています。ドル円が150円を超えて金価格も高値更新した今がインフレの最高潮で、その後は長期下落に転じるという流れです。すると世の中はどうなるでしょうか?“円安で物価高”でも、株価さえ上がるならそれほど経済にとって悪いことではないのですが、この雰囲気のまま“デフレ”に入ってしまうと、かなり大変な世の中になりそうです。コロナ直後から言ってきた「不況の始まり」ということで、そんな時代でも収入を得るためには “トレードスキルが不可欠”になることでしょう。
話がずれてしまいましたので、改めて整理していきます。
今の私のポジションは「金とビットコインが大半」です。金に関して、前回は“円建てで買った”と書きましたが、現在はドル建てでも増やしています。ビットコインは想定通りに大幅上昇してくれました。もう言わなくても大丈夫だと思いますが、ニュースや材料は関係ありません。今のビットコインにとって一番重要な要素は「株との逆相関」という部分です。だから私も頻繁に取引しているということを以前書きましたが、このビットコインが天井に達したところが株の底になります。(※裏側のマネーが仮想通貨を通じて表側に出てきます。それが仮想通貨が作られた理由であり役割です。その最後の仕上げとして好材料を用意したのではないでしょうか) これで高値付近まで戻れば絶好のショートタイミングになるので、そろそろドテンショートを狙います。そして、ビットコインが下がれば来月からは株に資金が移動するという流れです。今後のビットコインは “株が下がればまた上がる” という感じで、“今の水準を高値としたレンジ” で推移するのではないでしょうか。今回の上昇でかなり軌道が変わったので、以前「今後の上昇シナリオはあり得ない」と言っていたことに関しては撤回します。あくまで複数シナリオの1つでしかなく、可能性は低いままですが、今後の軌道次第では来年上昇も “不可能ではなくなった”ことは言っておきます。
(※今回ビットコインは ETFの件で急騰しました。毎度のことながら、このようにニュースで急騰すれば利確するタイミングです。ですので、私も上で利確した後、下がったところで再度買いを入れています。ちなみに仮想通貨業界ではETFで盛り上がっていたりしますが、実のところ市場規模が小さいのでどちらでも良いことです。ゴールドのETF同様に上がる要因になるとか、売り仕掛けができるから下がりやすいとかありますが、それよりも他の市場との相関性や金利の方が何倍も重要です。価値とは常に相対的なものでしかないので、仮想通貨単独で考えても仕方ありません)
「株は上下しながら下落継続」「金・ビットコインは上昇」・・・というのは想定通りだったのですが、これまでの想定から外れているのがドル円です。“ドル円は152円に達するまでは下がりにくい”という想定でしたので、150円を少し超えただけで下げに転じるのは、まだ早いという印象です。これから本格的な下落波動に入るためにも、“もう一度150円を超えてくる”気がします。若干 軌道が変化しているので152円ではなく151円になるかもしれませんが、そのあたりで確実な天井をつければ、そこから円高が始まるという流れです。ドル円ショートを狙うならそのタイミングでしょう。チャートの形に合わせて、何らかの材料が出るのかもしれません。
「11月がインフレのピーク」という話を先ほどしました。そして、ここからは株と為替を組み合わせての考察になりますが、“日経平均が32000円付近をつけるのとドル円が天井をつけるタイミングが同じ”になるかもしれません。話がわかりにくくて申し訳ないのですが、“11月SQ32500を目指す”というのは、あくまで大口のオプションターゲットから推測する目標値です。しかしながら、チャートを見る限りでは、32000円か、もしかするとその手前が天井に見えます。いずれにしても、その天井が11月になるので、11月をピークとして市場全体が下がると見ています。
細かいタイミング(時期)については、これまではほとんど為替が動かなかったので米国も日経も同じ考察で良かったのですが、ドル円が下がり始めると(為替を考慮で)区別して考える必要が出てきます。ですので、これから11月以降で考えられるシナリオは次のような順番で考えます。「米国指数・日経ともにまずは上昇」→「米国は上昇でも日経は円高で下落」→「米国・日経ともに下落」という流れです。とりあえず10月の今は買っていくタイミングなので買いだけ考えることにして、その後のことはその時に詳しく書くことにします。ここからの動きを見なければ細かい予測もできませんし。(ちなみに円高局面でも、米国指数が上がるなら小型株は上がるかもしれませんし、実は “円高で日経平均高”のシナリオもあるのですが、複雑になるので今は考えません)
そう言えば、これを書きながら、米国の個別株のことも考えなければいけないことに気づきました。ずっとドルが強く米国株が弱いのでドル資金(MMF)のまま放置していたのですが、今週から久しぶりに“米国株買い”も考えることにします。(基本的には指数と連動して上がり、テクニカルで期待値の高そうな銘柄を探します。その他、非常に細かいことですが、一時的にiDeCoも株から金にしていたので、ここで再度、株に戻します)
・・・ここまでまとまりなく書きましたが、原油のことを書いていないので付け加えることにします。原油は先週末の時点で弱いと感じていたので “ドテン売りも検討する”と書いていたのですが、週明け早々すぐにドテン売りになりました。これが (期待していなかったのですが)意外とうまくいき、十分な利益になりました。今は改めてドテン買いしており、それはなかなか上がらなかったのですが、金曜深夜にゴールドとともに上昇したようです。日本株の個別でもエネルギー関連は買っているので、今は上がってくれるとありがたいです。(※今後の原油に関しては、上昇要因も下落要因もあるのでよくわかりません。一旦下がると見ていますが、その後はドル建てで上がったとしても、円高になれば円建てでは下がるのかもしれません)
最後にまとめますと、現在のポジションは金・ビットコインが大半で、株は大型株中心に買い・グロース売り。日経先物でも30700円前後で大きめのロットで買い、11月限コールオプション買い、あとは原油買い。今週の予定としては、ビットコインを売って株を追加買い、米国株買い。金を売ったりドル円ショートするのは来週以降で考えます。(※金とドルはもう一段の上げを期待するため)
「11月はインフレのピーク」ということで、ここで上がれば上がるほど、次の大きな暴落に繋がります。先にマーケットが動いて、ニュースや材料は後からついてきます。11月は「今年で一番重要な月」になると思いますので、ここでの投資判断は間違えないようにしましょう。ここから始まる下落波動では(最終的に)コロナショック安値に向かうことになるので、10月相場で損失を出している人は、来年以降さらに厳しくなるかもしれません。くれぐれも退場することのないように、正しいトレードスキルを身につけるようにして下さい。(興味のある人には有料で公開しています→)
一般的には難しい相場なのかもしれませんが、ありがたいことに私にとっては手法が噛み合ってうまくいっています。(※私は1日の間に細かく行ったり来たりすると損失が重なりますが、上でも下でも一方向に向かうと利益にはできます) 9~10月はうまくいきすぎているくらいなのですが、先週に引き続き今年の利益を更新できています。「10月は絶好の買い場になる」と言い続けていますが、ここで下がれば下がるほど、11月の大きな利益に繋がります。多くの投資家は苦しいかもしれませんが、これまでお伝えしてきたシナリオ通りになっていると言えます。
前回書いた内容をそのまま引用します→
『今週は「底に向けての下げ」を考えた売りメインの戦略にして、月末までの安値で買いを仕込めば良いと思っています。(※上目線でも短期では下目線。すぐに上がるという話ではなく、完全に雰囲気が良くなるのは11月だと考えて、それまでに買いメインのポートフォリオを作ります。たくさん買いたいので、ここで十分に下がってくれれば良いのですが…)』
ということで、先週は基本的には売り戦略でした。『上目線でも短期では下目線』と書いているように、今はあくまで上目線の中での調整なので、暴落するような地合いではありません。(悲観論が溢れても気にすることはありません) そうは言っても “短期では下目線”ということで、先週はこの下げがどこまで続くのかを見極めるタイミングでした。そこで波動分析して想定した下値が日経31000円・・・ というのを書くつもりだったのですが、なんとすでに金曜ナイトでぴったり31000円に到達してしまいました。そうなると、売りはここまでで、ここからは買い転換となります。ただ、上記引用でも書いたように、“完全に雰囲気が良くなるのは11月”です。そのため、31000円到達による反発で上がってもまた下がって、結局 “底打ち”を当てるとすれば月末になるのでは?と考えたりします。どちらにせよ11月には急騰で、場合によっては「先月からの下げを全戻し」する可能性もあります。仮に33000円まで戻すようなことを考えれば、今の水準でも十分に底値圏ではあります。私は大底を狙いたいので全力で買うのはもう少し待ちますが、それでもここからは「中立→買い目線」になっていきます。そして、もし11月に大きく戻した場合、次の12月には暴落レベルの下落波動となり、その時には (今は強い)ドルやゴールドなども全部下がるような展開になるのではないでしょうか。(※ここからどれだけ戻すのかによりますので、まだ確定ではありませんが)
上記が大まかな流れですが、もう少し補足していきます。
9月の時点では「10月中旬が買い場になる」という想定で書いてきました。ただ、実際には10月中旬はまだ売り目線が続いていたので、買い場が予定よりも後ろにずれていることになります。その変更理由としては、“個人が買っているから”です。一旦、個人の買いが終わらなければ相場は上がりません。(=個人が買っていることがわかれば大口は売ってきます) おそらくこの流れは今週も継続して、週明けに個人が買えばまた下がる展開になって、すぐには上がらない。だからこそ、結局「月末までこの雰囲気が続くのでは?」という想定をします。(※日経平均は良くても、米国指数がすぐに上がらないのも影響します) その頃になれば、そろそろ個人が買いをあきらめて悲観的になるので、そのタイミングで大口の買いが入って底打ち・・・というシナリオです。
大前提として、大口はずっと11月SQでは上を見ています。ゴールドマンもコールを買っており、手口全体で考えると「11月SQは32500円あたり」をターゲットにして目指しそうです。ですので、それに向けての買いポジションを構築するのが今月末までの戦略ということです。私も、このタイミングであればコールオプション買いを検討します。
私がいつも最優先に考えるのが金利の動きです。基本中の基本ですが、金利が上がっている時に株なんて買うものではありません。(※投資を知らない人はこちらを読んでおいて下さい) 今月の最初に「(10月は)金利が上がって→ 債券に資金が移って→ 金利が下がる展開を待つ」という話をしました。実際にその後 金利上昇しましたが、これがピークに達すれば、“あとは下がるしかない”ということで、そこが最大の買いチャンスになります。
金利が高い時であれば、買うとすれば(高金利を上回る必要があるので)高配当バリュー株が中心になってきます。しかし、金利が下がっていくのであれば、バリューよりもグロースを狙えます。だからこそ、ここが「絶好のグロースの買い場」ということです。実際にマザーズ指数を見ても “年初来安値を更新”し続けているわけで、私のここまでの考えが間違っていないことがわかります。私は10月は一貫して「グロース売り」をし続けていて、買いよりも売りでの利益の方が大きくなっています。(後で書きますが、買いは半導体くらいかもしれません)
あと、「コモディティ買い」という戦略も前回書いていました。私は、株は売り戦略でありながらも、コモディティに関しては先に買い始めています。株から資金が抜ければコモディティや債券に向かうことを考えていたからですが、株よりも「コモディティの上昇の方が先」で、その後になってから株に資金が向かいます。チャートを見てもわかることですが、ここから金利が下がれば さらにコモディティは上昇するでしょう。
先にコモディティのことを書いておきます。私が先週考えて実行したのは、「円建てによるコモディティ買い」です。普段はCFDで(ドル建て)ゴールドを買ったりするのですが、先週時点であれば円建て(ヘッジなし)にした方が期待値が高いと考えて、そのようにしました。具体的には、金・原油・小麦などを大きく買っています。ドル円は152円に達するまでは下がりにくいと思うのですが、そうは言ってもドル円買いするほどのトレンドでもないので今回コモディティを買ったということです。それ以外に、短期米国債もヘッジなしで買っています。
金がさらに上昇していくと、どこまでもインフレが続くかのように思えるかもしれませんが、これも11月がピークだと考えています。もしこれからインフレが最高潮に達するような雰囲気になれば、そこが頂点で一気に反転して暴落に繋がる気がします。そんな極端な動きになると考えているのが11月→12月→来年なので、マーケットを注意して見なければいけません。知識がない人はこの上下で振り落とされかねないので、タイミング判断を遅らせないようにしましょう。周りの雰囲気に流されると投資は失敗します。
(※ちなみにこれはイスラエル情勢や戦争リスクなどは考慮していません。最後に追記して書きますが、私はそれらには一切関心を向けておらずニュースも見ていません)
この流れで、現在のポジションについて書いておきます。
全体的には、「コモディティ買い・株売り」という状況です。コモディティに関しては先ほど書いた通りですが、ビットコインも買っています。ただ、この中ではビットコインと原油はあまり伸びなさそうなので早めに利確すると思います。(場合によってはドテン売りも検討) 小麦は安値割るまで放置で、金の上昇はここからだと考えます。
株の指数に関しては、S&P500を大きくショートしています。DAX(ドイツ)のショートも考えていたのですが、入るタイミングを逃してしまいました。あとは日経・マザーズの先物をショートしていたのですが、金曜ナイトで下げたところで利確しています。日本株に関しては、ショートがたくさん残って週を終えています。
それでは、日本株のトレードについて書いていきます。先週の日経平均はずっと下落というわけではなく、水曜までは上昇局面もありました。ですので、その時点では買いも大きく持っており、その大半が半導体株でした。特にいつものレーザーテックですが、レーザーテックは以前から相性の良い銘柄です。今年前半に下がり続けていた時にはずっとショート保有していて、その底打ちも前もって当てることができ、その後の上昇でもお世話になっています。単価もボラも大きいので慣れない人は手を出すべきではありませんが、トレンドになると大きいので私は常に監視しています。最近の株式市場は、日米ともに“半導体次第”の部分も大きく、日本株全体でもレーザーテックは常に売買代金の上位です。(半導体だけで日経平均が上下することも多々あり)
そんな半導体が先週の買いのメインだったのですが、バイデン氏が半導体規制?という報道があったことで17日(火)の朝には半導体株が一斉に下落スタートとなりました。その時点での買い保有がほとんど半導体だったこともあり、この時はさすがに損失を覚悟しました。が、動きを見るとその下落直後に持ち直す兆候が出たので、そのタイミングで逆に追加で買い増してポジションを増やしました。その判断が成功し、その日はレーザーテックだけで利益の大半を出しました。そして、その日の引けですべて手仕舞いしたのですが・・・ 実は、この日の “朝買い→引け手仕舞い” が先週一番うまくいったトレードと言ってもよく、なんと翌日にはレーザーテックは急落してしまいました。つまり、ほぼ天井で利確できたということです。このトレード判断をした理由は特に言語化できず、“なんとなく”なのですが、おそらくずっと見ている銘柄だから感じたのだと思います。偶然と言えば偶然ですが、その偶然も、何も見ていなければ生まれませんので、これまで見続けてきた銘柄だからこそだと思います。結局、投資というのは「相場を見ること」以上に重要なことはありません。相場を見ている人は投資で勝てますし、相場を見ずに周りの雰囲気に流された投資をしていると、いつまでも投資で勝てないと思います。(ですので、参考にするのであれば、せめて相場を見ている人の意見を参考にしましょう。相場を見ずに語る人の意見は、いつでも“逆指標”です) ちなみに、先週の半導体と言えば、ソシオネクストに材料が出て大幅上昇していましたが、これは2日前に手仕舞いしていたので乗れませんでした。
先週の買いトレードに関してはそれくらいで、それ以外のほとんどが「売り」になっていた一週間でした。“グロースの売り”ばかりですが、小型株のショートは板が薄くリスクも大きいので、私も小さいロットでしか入りません。それでも、「マザーズ年初来安値更新」ということからわかるように、長期の安値を割る銘柄が多数出ていたのです。
これに関して、今月の最初(10/1)に、このように書いています→『今サポートされているあたりを下抜けすると、ストップを巻き込んで大きく下に走ることになりますので、損切りだけはしっかりするようにしましょう。リスクリワードの面でも売りの方が優勢になります』
私がここまではっきり警告することはほとんどないのですが、それくらい危険なタイミングだったので警告できて良かったと思います。これが完璧に的中ということで、まさに “その翌日から” マザーズは下落を開始し、今月は安値を更新し続けています。
ということで、10月は小型株買いをメインにしている個人投資家にとっては厳しい月であり、“今年最大の損失”を出している人も多いようです。ですが、私の場合はシンプルに考えて、「リスクリワードで売りが優勢」なのであれば、素直に売りを入れるだけです。多くの人は「安値割れでロスカット」しますが、私はその「安値割れで売りエントリー」するだけなのです。(=“高値ブレイク買い”と同じように、“安値ブレイクでの売り”。売りと買いを逆にすれば理解できると思います)
決してこれが良いこととは思っていませんが、安値を割る銘柄が続出するために次々に逆指値売りが約定していきました。小型株なので小さいロットにしていたとしても、このように「銘柄数」が増えると、全体ではかなりの売りポジションになってしまいます。できるだけ抑えようとしてもそうなってしまうので、ヘッジで指数買いを入れたりしてバランス調整したくらいです。結果的に、多くの個人投資家の損失が私には利益となって、今月は売りで大勝ちしていることになります。
ただ、冒頭にも書いたように、“そろそろ底打ち”という判断ですので、底打ちということは逆に、それらの銘柄が「絶好の買いタイミング」ということです。(年初来安値=今年一番株が安い) 騰落レシオも順調に70台まで下がってきました。(理想はできれば60台) もしここで損しているという人も、ここからは良い銘柄を見つけて今後の利益にして頂きたいと思います。(※今週すぐに上がるわけでもないと思うので、焦らないようにしましょう。ほとんどの人があきらめて投げたところが最大の投資チャンスです)
先週の終わりでは、買いを入れてもストップにかかってポジションが減ってしまう展開に。かろうじて今買いで残っているのはINPEXや大阪瓦斯などで、それは“コモディティ上昇”と同じ考え方になります。純粋なリスクオンで株を買っていけるのは今週からになりますが、今週は基本的に長期買いできそうな銘柄を見極めてピックアップすることにして、来週(月末まで)で最大限の買いポートフォリオを組めればと思います。
・・・以上。今回はあまり書くこともないと思っていたのですが、思ったより長くなりました。本当は、トレードについて書くことは少なそうなのでイスラエルに関する話でもしようと思ったのですが・・・ ただ、この分野は繊細で慎重に書かなければいけないことです。ですので、曖昧な書き方にしておきます。(※その内容も意外と長くなったので、コラムにして分けておきます↓)
前回『今週は基本的に様子見になりそうです』と言っていたのですが、これだけ大きく動いた一週間なのです。参加しないわけにはいきませんでした・・・ というより、基本的には「(前回更新時では)わからない」つもりだったのですが、週明け早々「確実に日経32000円は超えるような強い仕掛け」が入ってくるのを確認できました。そのため、小さいロットで入っているつもりでも買いポジションばかり膨れ上がりました。そして、あの急騰・・・ということで、さすがにそれなりの利益になりました。
後出しにはなってしまいましたが、これは本当に先週末時点では書けないことで、前日でも予測できませんでした。残念ながら今の相場は事前予測が不可能なので、目の前の動き(=大口の仕掛けや個人ポジションの逆)にベットしていくしかありません。そして、あくまで“わからない”が前提だからこそ、私もポジション全体は小さいままでした。それでもそれなりの利益になったのは「銘柄選定とタイミングが合っていたから」です。
さて、1週間を振り返ってみると、先週の相場は「SQ前」と「SQ後」に分かれてきます。実際、日々の動きを見ている中でも、「SQまでが上昇、その後下落」というのがイメージとして出来上がっていました。ですので、それぞれに分けて解説していきたいと思います。
まずは「SQ前」ですが、前週あれだけ海外が売り込んで下げたわけなので、大きめのリバウンドは予想していました。しかしながら、それでも予想以上の急騰で、SQ値を押し上げるようにどんどん上への仕掛けが入り、あそこまで上がるとは思っていませんでした。(=SQならではのゴールドマンのオプションターゲットを目指す強い動き)
銘柄で印象的だったのは、何と言っても「レーザーテック」です。レーザーテックは前週からの持ち越しでした。と言っても、事前にポジション全体を小さくしていたため100株だけです。それでも、このSQ前の急騰を作り出したのは半導体だと言っていいほどで、それが圧倒的な売買代金からもわかります。100株を握っておくだけでも数十万円の利益になりました。
そして、前回に引き続き「ギグワークス」です。前回『株価1000円を目指す勢い』と書いていたのですが、それは“いずれ目指しそう”というつもりで軽く書いただけなのに、なんとあっという間に超えてしまいました。当初は入るつもりはなかったのですが、途中で上がりそうなタイミングがあったので買ってみたところ、すぐに1149円のストップ高に達し、そこで利確しました。(=20%以上の利益)
正直、この株に関してはなぜ上がっているのかもわかっておらず、出来高とチャート、そして板を見た上での需給判断で買っただけです。(※先々週、最初に買ったのは470円あたり) それでは、なぜストップ高で手放したのかというと、理由は2つあります。1つは、SQ後からは相場全体が下落想定だったので、念のため手仕舞いしておこうと思ったこと。もう1つの理由は、たまにストップが剥がれることがあったのですが、その時の板が不自然だったからです。(不正に近いような怪しい動きがありました) そのため、リスクを感じてもう手を出さないことにしたのですが、このような理由がなければ、ここで利確していなかったかもしれません。というわけで、偶然このタイミングで手放したわけですが、その翌日には“ストップ安”に。地合いも悪いので、一旦ひと相場終えたのかもしれません。
「SQ前」の“日経平均”を見ると、大きく上昇しているので地合いが良いように見えるかもしれませんが、実際には半導体などのセクターで押し上げていただけで、小型株は弱い銘柄も多かったです。(=マザーズは弱い) そのため、強い上昇相場で買いを増やしていても、空売りもある程度残して継続していました。
次に、「SQ後」です。「SQまでが上昇、その後下落」というのは、SQ直前に考えていたことなのですが、実際にSQを迎えた段階では、私は売りも買いも減らしてポジション全体をかなり縮小していました。つまり、先週の流れはこうです→
「小さいポジションでスタート⇒ 地合いが良いので買いが増えて上昇を取る⇒ (SQ直前に)再度ポジション全体を縮小」
そして、SQを過ぎた後には売りを増やすことにして、指数の方も日経225先物を大きく売りました。しかし、思ったより下がらない・・・その原因はユニクロ(ファストリ)。“ユニクロだけ”が強いため、本来なら何百円と下がってもおかしくないのにほとんど日経平均が下がりません。そこで、頭を切り替えることにしました。ユニクロだけが強いなら “素直にユニクロをヘッジとして買いながら指数を売れば良い”と。そして、指数を売る場合も、ユニクロが含まれる日経225よりマザーズ指数の方が期待できるのでは?と思い、「ユニクロ買い、マザーズ売り」をしました。この判断は正解で、SQ後の下げをうまく利益にできました。(※売り買い比率では同程度だったのですが、今の利益の大半がショートによるもので、買いではほとんど利益になっていません)
その後、マザーズ売りは清算して、現在は普通に日経225先物をショートしていますが、そのままマザーズ売り継続でも良かったかもしれません。小型株には底抜けしたようなものが目立ってきています。
・・・というわけで、早速振り返りから始めてしまいましたが、今週どう考えているのかもここで書いておきます。
これまでずっと「10月中盤に買っておけば11月には上がる」というような想定を書いてきました。ですので、そろそろ買い場という想定なのですが・・・ なぜ先週の時点で“買い”と書かなかったのかというと、“今週また下がる”と考えていたからです。もちろん、それでも先週の安値まで下がるとまでは言えません。もしかすると“先週の安値が本当の買い場だった”のかもしれませんが、それは後になってから言えることです。
「下がって→上がって→また下がる」と想定していた場合に、理想は、買って→売って→また買えばいいのでしょうが(私はそうしますが)、それはタイミングが難しいと思います。それなら、やはり“二度目の下げで買う”のが無難な戦略だと思うのです。また、確かに“日経平均”の指数だけを見れば先週が買い場に思えるかもしれませんが、ほとんどの銘柄・・特に小型株に関しては、ずっと下がり続けているわけです。ですので、それらはまだ底打ち=買い場は来ていないと言えるわけで、その底打ちがそろそろだと考えます。
今週は「底に向けての下げ」を考えた売りメインの戦略にして、月末までの安値で買いを仕込めば良いと思っています。(※上目線でも短期では下目線。すぐに上がるという話ではなく、完全に雰囲気が良くなるのは11月だと考えて、それまでに買いメインのポートフォリオを作ります。たくさん買いたいので、ここで十分に下がってくれれば良いのですが…)
さて、日本株以外を振り返っておくと、『もし原油が上がればその後にショートを狙うかもしれません』と書いておきました。前回の更新時点ではイスラエル情勢の影響が不明だったのですが、もしそれをきっかけに原油が上昇することがあればショートするつもりだったということです。これは実際にショートして、利確もできました。一応解説しますと、原油に関しては(イスラエルに関係なく)もともと下落想定でした。そんな時にこのニュースが入ってきたので、もしそれで上がるなら、そこは良い売り場になると考えていたのです。(=ニュースに対しては逆張りが基本)
あと、その話で言えば、前週から持ち越していた天然ガスは、週明け急騰して大きな利益になっていました。(原油よりも相対強かったです) これはしっかり利確済み。それ以外に、ゴールドのショートも狙っていたのですが、一度入ってほぼ建値撤退。
「ビットコインショートを狙う」ということも書いていましたが、実際にエントリーして利確。ドル円は相変わらずジグザグ修正波なので特に触らず。
まとめると、あくまで最初は“わからない”が前提だったのでポジション全体は小さかったのですが、銘柄選定やタイミングなどがうまくいったことで、それなりにプラスで終えています。(=チャンス相場でもっとロットを張れば良かったかもしれませんが、それは結果論です。もともと“わからない”がスタートだったのでプラス推移できただけで満足です)
そして、ここからは前々から言い続けている中期シナリオ想定で、「来週あたりで金利が落ち着いて、株だけでなくゴールド・ビットコイン・原油などのコモディティが買いになる」と考えます。“10月の安値で買っておけば11月SQに向けて市場全体が上がる”というイメージですが、円安銘柄に関しては為替の影響で下がる可能性はあります。金利が下がるなら、バリューよりもグロースを買うべきでしょう。
(※これはイスラエル情勢に関係なく、当初からのシナリオです。ニュースなどは不確定要素なのでトレード判断に使いません。あくまでマーケットに従うようにして、念のためストップだけ入れておけば良いです。実際に11月に上がれば、12月からは大きな下落波動になるでしょう)
・・・以上で書くべきことは書いたと思うのですが、最後に、先日ふと気づいたことを書いておきます。
ビットコインのチャートを見て分析していたところ、確かにここから一旦上がるとは思うのですが、「長期」で見た場合にさらに大きく上昇するようなシナリオが現時点で見つかりません。“上げても今年の高値水準まで”で、それ以降は下げていくシナリオパターンしか考えられないのです。もちろん、今後の動き次第で軌道が変わってシナリオを覆す可能性はゼロではないのですが、それにはかなり特殊な材料がないと難しそうです。今知られている以外の何かがない限り、「来年以降の仮想通貨は下げていく一方」に思えます。もしそうだとすれば、今後、今年の高値水準まで上昇することがあれば、そこが絶好の利確&ショートタイミングになるかもしれません。
未だに仮想通貨に次のバブルを期待するような話がありますが、そんなことがこのマーケット(チャートパターン)であり得るのでしょうか?私の知識では理解できません・・・
(※都合の良い上昇というのは存在せず、上がる場合にはその「形」があるのです。今は完全に“下がる形”ができ始めているので、上げるためにはそれを崩す必要があります。もし想定が変われば事前に訂正しますが、現時点での考察は以上です)
(※イスラエルの報道がありますが、それは考慮せずに文章を用意していました。どちらにせよ無理なトレードはしない予定ですが、もし原油が上がればその後にショートを狙うかもしれません)
多くの投資家にとって厳しい1週間だったかもしれませんが・・・私にとっては、そのままお伝えしていた通りの展開でした。『金利上昇の再開』『米国株の下落はここからが本番』『ゴールドショート、ダウショートがメイン戦略』ということで、まさにこの展開を狙って待っていたわけです。一部小さいミスはありますが、それ以外 “ほぼすべてうまくいった”と言っていい1週間でした。今月どこかのタイミングでこうなると考えて事前に書いていた通りなので、改めて説明することもありません。
現時点では、“金曜夜に雇用統計→三連休”を控えていたこともあってポジション全体を縮小しています。 引き続き10月中旬までは警戒しますが、それを過ぎれば来月にかけて上がっていくという想定で、久しぶりに中長期目線で買えると思います。(年末までには再度大きな下げがあると思うのですが、それまでは保有できると見ています)
再確認になりますが、もともとの想定シナリオは、「10月前半のどこかで金利上昇=株下落。その後はよくわからないが11月には上がる」というものでした。すでに先週の段階でそれなりの下落になったこともあって、今週さらに下がるかどうかはわからないのですが、一応「10月前半まで」を警戒する想定だったので、積極的に買うのはもう少し待ちます。(=下がりそうであれば売りを狙います)
・・・ということで、今週の投資戦略に関しては特に書くことがないので、あとは先週のトレード報告の内容になります。興味のない方はここで閉じて頂いて結構です。
それでは、ここから先は私のメモ代わりに履歴として書いていくことにします。
先ほども書きましたが、雇用統計→三連休があったので現時点での私のポジションはかなり軽くなって終えています。ダウ・ゴールドの大きなショートポジションも利確済み。日本株に関しては、大きく下げている間は売りメインのポジションで、底打ちの後にはもちろんドテン買いしましたが、それも金曜の引けである程度手仕舞いしています。(そのため、今は売りも買いも少なくなっています) ずっと大きなショートポジションを持って少しストレスを感じるくらいだったのですが、無事に利確することができて、ポジションだけでなく気持ちの面でも軽くなりました。
(※雇用統計後に上昇していますが、これには参加していません。手口的に日経31500円の可能性が高いことはわかっていましたが、上下狩る動きでギャンブルにもなるので避けました。事前にゴールドショートだけ持っていたのですが、それはストップにかかって終わりました)
何から書いていくか迷うのですが、思いついたことから書いていきます。先週のように相場全体が下がっている時は、逆に上がっている(逆行高)の銘柄が目立ちますので、それを探します。そのような一部の銘柄に資金が集まるので、上がりやすいのです。
そこで印象的だったのが「ギグワークス」。実は何の会社なのかも調べていないのですが、出来高とチャートだけを見て買いました。先週ずっと上昇が続いており、2日で30%上昇した段階で一度利確。その後、少し下げたところで再度買い直して、それが20%近く上昇してストップ高に。(ストップ状態でしたが)週をまたぎたくなかったので引けで手仕舞いしました。つまり、「数日で50%近い利益」ということです。(※その後もPTSの出来高1位で上昇していますが、株価1000円を目指す勢いです)
もう1つ印象に残っているのがドコモと資本提携を発表した「マネックス」。このニュースを知ったのが4日(水)の引け前でした。普段はニュースでは飛びつかないのですが、チャートを見るとまだ買える形をしていたので買おうと思い、急いで注文したのですが、ボタンを押した瞬間に15時になりギリギリ間に合いませんでした。仕方がないので翌日の動きを見てからにしようと思ったところ、翌日5日(木)はストップ高でした。ですが、一応買い注文を入れておくと、一時的にストップが剥がれて約定。そして6日(金)に手仕舞いしました。
あとは、空売りの踏み上げで15%損失になったものもありますが、それ以外は大きな問題もなく、日本株全体ではうまくいきました。
それでは、失敗のことも書いておきます。まず普通に失敗したのが原油ロング。大きく下げたところでの底打ち判断で2回入ったのですが、ロスカットで終わりました。おそらく普通に失敗したのはこれくらいだと思います。それでは、“普通ではない失敗”についてですが、それはビットコインです。
ビットコインは『ここで下がらないなら、もう大きくは下がらないと思います。今後は“このあたりが下限水準”と考えて、買っていっても良いかもしれません』『(今上がっても)また相場全体が下がる局面があると思うので、買うのはその時にします』と書いていたように、上抜けもその後の戻りも想定通りと言って良いでしょう。基本的に“乱高下”の想定なので入るつもりはなかったのですが、確度の高いポイントがあったので1-2日程度のつもりでロングしました。・・・のつもりだったのですが、実は買いと売りを間違えて注文していました。ストップも間違えていたので、気づいた時には大きい損失になっており、読みは合っていたのにつまらないミスをしました。
(※ビットコインは証券会社とは違う口座なので操作方法も違いますし、普段からチェックするわけでもないので気づくのが遅れました。ビットコインの値動きだけを見ていて、上がってるから大丈夫と思っていたのに、実際の口座で損失になっていたので一瞬理解ができませんでした…)
ビットコインに関しては、そろそろショートを狙いたいところです。前回も書きましたが、買うなら株と同じタイミングで今月中盤以降を考えます。
あと、原油ロングでは損したのですが、天然ガスが上がったのを見て、「天然ガスを少しロング」しています。普段手を出さない商品なのでお試しのつもりでロットは小さいですが、これはまだ保有中で含み益になっています。いつ売るかはまだ考えていないので、とりあえず建値で逆指値だけ入れて放置しています。
最後にドル円の話をします。前回も書いたことですが、“金利上昇だからドル円ロング”するよりも、“ゴールドショート”の方がやりやすいです。それは日本円との兼ね合いがあるからです。それでも「150円は到達する」と見ていたので、それまではドル円ロングで入っていました。“150円で利確指値”を入れていたのですが、それが約定した後に急落がありました。為替介入か?という話もありましたが、実際はそうではなさそうで、私も違うと思っていました。その理由は、私が150円で指値を入れていたように、その時点では“150円までが限界”に見えたからです。私と同じように考えるトレーダーも多かったでしょうから、“150円で一斉に売りが入る”のはあり得ることです。その後、147円台まで下げてリバウンドしたわけですが、前回ドル円に関してはこのように書いていました→
『当初の想定では、“147円まで下がってから次の上昇波で152円”と見ていました。ですので、先週の148.5円付近で完全に押し目をつけたのかどうかわからないのですが、どちらにせよ152円まではロング目線、152円に達したらショートで考えます』
と書いていたように、波動的には150円を超えるためには一度「147円までの下落」が必要なのです。今回の急落では147.3円あたりまで下げたので、想定通りの下落とも言えます。ただ、それでも150円達成後は一旦下がりそうな気がしたので、リバウンド後にはショート、それを利確して、次はロング、それも利確して、今はノーポジションで現在に至ります。どちらかと言えば “上”だと思っていたのですが、先の急落で形が悪くなり、よくわからなくなったのでその後はあまりチェックしていません。(=147.3円という値が、“147円を達成した”と見て良いかどうか判断が難しいため) もし147円まで下がればロングしますが、それ以外の動きはその時々の判断になります。今の為替はどう動くのかわかりにくい水準なので、無理に触るつもりはありません。
・・・以上。“イメージしていた調整”を先週でほぼ終えたようなものなので、今週は基本的に様子見になりそうです。数日以内の小さいトレードはするかもしれませんが、今週の段階ではまだ買いより売りを狙いたいです。“今月前半は警戒”の想定だったこともあり、相場急変の可能性はまだあると思っています。買い目線で考えるのは来週以降のつもりです。
おそらく、今月後半にもなれば金利も落ち着いて、地合いが良くなって買いやすくなると見ています。(その時にはゴールドは買い転換。ビットコイン・原油も買えるでしょう) 11月にもなれば上昇局面でバイ&ホールドを続けることになって、このnoteで書くこともなくなるかもしれません。それならそれで良いのですが、その可能性だけ先に言っておきたいと思います。いずれにせよ、月初からお伝えしていたように「10月に下げたところが絶好の買い場になる」ということです。先月からずっとシナリオ通りに進んでいるので、このままうまくいって欲しいところです。いずれ噛み合わなくなる時はやってきますので・・・
いよいよ重要な10月相場が始まります。(その理由は後述) 先週は、難しいながらも“想定していた展開”でうまくトレードできていたのですが、最終日にいくつか失敗してしまいました。(それさえなければ満足できたのですが…) とはいえ、想定自体は合っていたと言えるので、解説していくことにします。
前回、このように書いていました→
『まだ下落リスクは残っています。一度上がってからの次の戻り下落波動で、今回の安値32000円付近を割るかどうかはわかりませんが、再度そこまで下がる可能性はあります』
・・・というわけで、実際に週明けに一度上がってから下落が始まり、32000円を割る展開になりました。前週の最後は、下ヒゲをつけて底を打ったような雰囲気だったので買いに向かった人も多そうですが、やはり下がりました。(※本当は “32000円を割る可能性が高い”と思っていたのですが、外してしまうと申し訳ないので軽い表現に留めました。「ゴールドマンも含めた海外が売って個人が買い」という局面では上がらないでしょう)
それでも、「どちらかと言えば下」というはっきりしない言い方にしていたのは、単純な下げではなく“上げ下げ両方ある”という想定だったからです。というのも、9月の月末というのは1年の中でも特に難易度の高い週なのです。権利落ち・再配当・リバランスのような急変する要素が多い上に、さらに大口の手口を見ても難解で、何がどう影響するのかプロでもわからないでしょう。私も先週末の段階で1週間の動きを想定することなんてできず、おそらく前日の予測でも難しかったと思います。その時々の動きを見て、この上げ下げが何の要因に相当するのかを確認しながら、それが想定と合ってるのか間違っているのか、次はどうなるのか常に考えながら対応するしかありませんでした。(※日経平均が “2分で200円下がった”と思ったら、その後には全戻ししたりして、私も結構損をしました)
このような相場なので、1週間の相場予測としては「どちらかと言えば下」という表現で間違っていなかったと思います。私のポジションも、買いが多くなったり売りが多くなったり忙しく増減していました。
ただ、それでも明らかな傾向としてあったのは「バリュー売り・グロース買い」です。これに関しては、週が明けて月曜始めにすぐ気づきました。というのも、月曜すぐに(おそらく寄り時点で)それまで持っていた銀行などがほぼすべて手仕舞いになりました。そして、これまでメインだった高配当銘柄が逆に「空売り候補」に入ってくるようになり、反対に、グロース銘柄はたくさん買っていける状況に。そのため、私の日本株ポジションも自然に「バリュー売り・グロース買い」の構成になっていました。(※実際、先週のマザーズ指数は悪くありません)
ということで、日経平均が下がっても、グロース銘柄はそのまま買いホールドで問題なかったと言えます。レーザーテックなどのハイテクも買えましたし、このような傾向から、前週より持ち越しの「ナスダックショート」に関しては一度利確した後、次に入る時には「ダウショート(SP500も少し)」にしました。(=米国3指数の中でもナスダックは相対強いため)
このように、金曜の途中まではその場その場でうまく対応できていたのですが、金曜ナイトに何かとミスを連発してしまいました。難しい相場なのに無理に参加してしまい、“天井や底でロスカットした後にまた戻る”ということがいくつかありました。方向の読みは間違っていなかったのに、余計なトレードで損失を増やしてしまい反省です。
(※先週の特徴的な動きとしては、「金曜ザラ場終了後のドル円急落」があります。しかし、これに関してはうまく回避できており、金利上昇に合わせて持っていた“ドル円ロング・ゴールドショート”は、その直前に利確済みでした)
さて、慌ただしいトレードでしたので、途中経過をここで説明しても意味がないと思います。「バリュー売り・グロース買い」ということで、これまでお世話になった“銀行・自動車・鉄鋼・海運”などのインフレ銘柄を今度はショートしていたのですが、それは金曜後場でほぼ手仕舞いしています。そして、本来であれば “ポジション全体を縮小して売り買いニュートラルにして” 週を終えたかったのですが、引け後にやや売りが多く残ってしまったため、直後に先物ロングを入れました。(→その後、利確済み)
金曜ナイトでは、ダウショート・ビットコインショートがロスカットになったのですが、その後またロット下げて入り直したりして、そんな無駄なトレードによる損失が痛いです。
先にビットコインのことを書いておきます。ビットコインに関しては、“ここで下がらないなら、もう大きくは下がらない” と思います。今後は「このあたりが下限水準」と考えて、買っていっても良いかもしれません。現時点では私は少しショートを持っていますが、念のため週明けの展開だけ確認して、期待できなさそうであればもう手仕舞いします。(←追記:この記載後ストップにかかりました)
その後にドテン買いしても良いかもしれませんが、(今上がっても)また相場全体が下がる局面があると思うので、買うのはその時にします。基本的には乱高下が続くことになる